「イヤーホントにねー、いや本当すいませんでした‼️」
「怒涛のスライディング土下座!」
俺はあの無下限野郎(そう呼ぶことにした)について神に質問に来ていた。因みに今回の神の姿は、中年姿のサラリーマンである。
「いや私もね、まさか他の転生者が来てるなんて知らなかったんだよ、今回ここの担当になったの私なのにさ、他の神が介入してくるなんて思わないわけよ。」
「ん?あいつってお前が送った訳じゃないの?」
「当たり前でしょ!私、下心見え見えな奴送るの好きじゃないんで。」
「好みの問題なん?」
コイツとちがう他の神か、此方に直接手を加えようとしないことはアイツ(無下限野郎)の反応を見て分かるし、ただ転生者を送ってそれを楽しんでるってだけか?俺の命狙いに来るなら容赦はしないけど、対策が必要になるな。
「それはそうとですねイッセー君、今回のお詫びとしてなんですが、これから転生者が襲ってきてそれを撃退する度に特典を捧げたいと思うのですが、どうでしょうか?」
「えっ、まじでいいの♡やったラッキー」
「後ね、あの転生者が持ってた武器庫呪霊と呪具、あれも君の好きなようにして良いから。」
「うわマジか神かよ、あっ神だったわ。」
「それじゃルーレットの始めさせていただきますね。ではよーい、スタート(@ ̄□ ̄@;)!!」
「はい出ました今回は…………これは……」
神が深刻そうな顔をする。一体何が出たんだ?
「今回イッセー君が貰える特典、それは………"ドロ"です」
『泥だと?それが今回のこいつの報酬だとすればとんだ外れだな』
ドライグが急に話に割り込んできた。
『相棒は今日鍛練以外ではじめて死にかけたんたぞ、貴様が神を名乗るのならもう少しマシなプレゼントを用意できなかったのか』
ドライグは今回のことを相当危機感を覚えたらしいので、今回のこの待遇に少し腹を立てているせいか、言葉に悪意が籠っている。
「君が噂の二天龍の一角ことドライグか、お噂はかねがね。でもね君は何か勘違いしてるかもしれないけどこれだってただのドロじゃないんだぜ」
『何?』
「本当だドライグ、神の言っているドロはただの自然界にある泥じゃない」
『同様ことだ?』
「百聞は一見に如かずさ、見てみ」
神は何もないところから黒い玉を出した
「触れてみな」
言われたとおり触れてみるすると………
魔法使いは殺す、魔法使いは殺す、魔法使いは殺す魔法使いは殺す魔法使いは殺す魔法使いは殺す魔法使いは殺す魔法使いは殺す魔法使いは殺す魔法使いは殺す魔法使いは殺す魔法使いは殺す魔法使いは殺す魔法使いは殺す魔法使いは殺す魔法使いは殺す魔法使いは殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺すコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス
「ブワッ、ハァ、ハァ、ハァ」
『な、なんだ今の怨念の濃さは、俺のなかの歴代赤龍帝の怨念なみ、いや、それ以上かもしれん呪いの濃さだ。まるで蠱毒だな。』
「ハハッ、やっぱり分かるのかい。そうこれはホールで魔法使いに殺されたもの達の怨念が詰まったドロの結晶だ。あちらの人類が生まれた少し位した後に貯め始めたものだから………ざっと二十万年ものかな」
『それはまたかなりの上物だな』
「これはどんな効果があるんだ?」
「それは私もしってる範囲くらいしかしらないけど、効果は大抵の呪いは効かなくなることと、あとは身体からドロ自体を出して攻撃を防いだりすることかな。もしかしたらこれを飲み込めば、一気に歴代の赤龍帝の怨念を押さえ込めるかもしれないよ」
「じゃあいただきます」ヒョイ"パクっ"
「え?」
『は?』
「『何やってんだ~~~~~‼️」』
「ん?」
「それ、どんなものなのか分かってるのかい!あの怨念の濃さも自分で体験したろそれなのに君は❗」
『吐き出せ、今すぐ吐き出せ相棒』
「そんな急に言われても、もう飲み込んじゃったし。それにべつになんともなっ"グハッ"………」
急に咳が出てきて、口から何か吐き出してしまった。これは……血か?それに気づいた瞬間身体のありとあらゆる場所から血と黒いドロのようなものが出てきた、やべぇ正直舐めてた。この状態じゃ上手く魔法も使えねぇそれに、
マホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホマホコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス
さっきから頭のなかでうるせぇんだよクソが、これは俺の身体だぞお前らのものじゃねえ
『相棒、しっかりしろってウワーなぜか神器の中にまでドロがー、相棒助けて~‼️』
今俺もそれ所じゃねえよ、クソやべぇこのままじゃ死ぬ、そう思った時だった。
「ん?……にゃ?」
さっきの猫が起き上がってきた。自力では立てないのような傷をあちこちに受けていたのにもかかわらずだ。
「にゃ?………にゃ‼️」
猫は俺の方を見たとたんに驚いたように飛び上がった。まぁ確かにあっちこっちから、血が出てるわ、ドロが出てるわじゃな。いやそれよりもやべぇ本当に死ぬ、ガチで死ぬ、クソッ何か少しでも身体を修復する力があれば……
ドロン
猫の方から白い煙が上がったかと思えば、そこには黒い着物を着た俺と同世代位の女の子が立っていた、ただしその子どもには、服装以外にも注目するような箇所があった。
(何でネコミミ、ネコしっぽ?)
その子どもにはトレードマークといっていいほどに、頭からネコミミ、服の下からしっぽが生えていた。そしてその子どもはあわてて俺のそばに寄り、手から何かのちからを発生させて俺にむけた。するとどうだろう、少しではあるが俺の身体から痛みが減っていった。
「しっかりするにゃ、今私の仙術でなおしてあげるにゃ」
「お前…なんで……」
「さっき実は少しだけ意識が戻ってたにゃ、あなたとあの私を追っていた男が戦ってるのを見てたんだけど、あなたはあの男の攻撃から私を庇ってくれた。その恩返しとでも思ってくれればいいにゃん」
痛みが少しずつだが減っていく、彼女の仙術?のお陰なのか体からの出血が止まった。だが……
「く、何んなのこれ?こんな濃い呪い見たことない、これ以上治すことが出来ない!」
身体から血が流れるのは止まったものも、ドロはあふれ続けた。段々意識が遠退いていく気がした。今すぐ楽になりたい、もうつかれた、気力や体力がなくなっていく、もうこのまま楽になろうかな…………………………………………………………
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………いや、いいわけねぇだろ。これは俺の身体だお前らドロは俺が神から貰ったものだ。つまりは俺の所有物だ。俺の持ち物が俺に反抗して身体乗っ取ろうとしてんじゃねぇ。
「この身体はてめぇ等の物じゃねぇぞ。この身体は、……おれのもんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
そういいながら俺は立ち上がって見せた、そして辺りに垂れ流れてたドロが、一誠の身体に吸い込まれるように引き寄せられ一誠の体内に入り込んだ。
「ハァ、ハァ、ハァ」
「あの泥を自分の意思だけで押さえ込んで身体に戻すなんて、アンタ一体何者にゃ?」
これには流石に少女も驚いている、どう見ても死にかけだった、ただの人間の子供が、見るからに危険な呪いの塊のようなものを、自分の強い意思だけで体に押さえ込んだのだから。
「何者ってただの人間だよ」
「ただの人間の子供がそんなこと出来るわけないにゃ❗」
「いや、本当に人間だし。それを言うならお前だって何者だよ。さっきまで猫だった奴がいきなり人間の姿になりやがって。」
「にゃ❗それは~、その~」
パン、パン、パン
俺が少女に逆に問い詰めているとき、後ろから手拍子が聞こえてきたのと同時に気配が現れた。
「イヤーお見事、まさかカイマンですら屈服させ切れなかったドロをこうも自分の手中に納めるとは、君を転生させたかいがあったとつねづね思うよ」
俺が苦しみ始めてから姿が見えないと思っていた神が、いきなりノコノコと現れてきた。
(え⁉️こいつ何者、全然気配が感じなかったんだけど)
「てめぇ神コラァ❗俺が苦しんでる時に居なくなりやがって何処ほっつき歩いてたんだ‼️」
「いやね、私もさ君があんな行動に出るとは思わなかったんだよ。あんな口のなかに爆弾ほうり込むような真似してさぁ。」
「だとしても助けろや」
「うん、いきなり逃げちゃったことは悪いと私自身もおもうよ。それに関してはね、それに関してはね、だから君のことはさっきも見守ってたんだぜ………ポップコーンを食べながら。」
「俺の奮闘楽しんでんじゃねぇよボケ❗」
こいつ何俺のさっきまでの奮闘を見せ物感覚で見れたんだよ、神にとっちゃ俺もその程度の存在ってか、ムカつくぜ。
「うん、だからそのお詫びにね、特典を追加で送ろうと思いまーす。」
まだ俺に特典送ろうとしてるよ、バーゲンセールかっての。
「おい、いま特典のバーゲンセールっておもったろ」
「心読むなよ。」
「そんな細かいことは気にしない気にしない。」
(それに原作ブレイクはもう行われてるしね)
神は猫の少女に視線を向けた。その視線に気づいたのか、少女は神のことをより警戒した。
「さて、それではルーレットスタート。はい出ました、これは……ハハッ、マジか、よりにもよってこれか」
「ん?どした、何が出たんだ」
「イッセー君、一言だけ言っておこう…………死ぬなよ。」
「え?何、何その不穏な発言。」
「それではご登場願いましょう。」
「イヤ聞けよ❗」
何?誰か来んの?誰?マジ怖いんだけど
「Fate/Grand Orderより来ました誰もが恐れる女師範こと、"スカサハ"さんでーす」
「ス、スカサハ⁉️」
「ん?だれそれ?」
「アンタ知らないのかにゃ⁉️スカサハって言えばケルト神話に出てくる影の国の女王のことにゃ。」
影の国の女王?何か聞くからに恐ろしい名前だが、一体どんな人なんだ?
「ほう、この者が私にしごかれたいと言う小僧か。」
声のした方を振り返ると、そこは、空間が歪んだように見え、その奥から女性のシルエットが奥から歩いて来るように見えた。そしてそこから姿を現したのは、肩までかかる長い髪に、真紅に染まる槍を手に携え、そして一目でわかるスタイル抜群のボディをこれでもかと主張するほどの全身タイツを着た美女が現れた。
「ところでイッセー君、Fate関連のものは知ってるかな?」
「何?運命がなんだって?」
「あっ、これFateゲー知らない奴だ」
「で?まったく知らない人が出てきんたんだが、俺が知ってるような作品の特典しか出ないんじゃなかったのか?」
「いやまさか悪ノリでいれた特典項目、しかも絶対当たらないだろうと思って確率も1%にも満たない位に設定したのに、君運が良いのか悪いのかわからないね」
神がヘラヘラとそう答えた。何となく殴りたくもなってくるが、貰っている立場なので何も言えないから渋い顔をするしかなかった。
「これからは私も稽古に参加しお前を強くするために動いてやる、光栄に思えよ小僧。」
何かすごい上から目線だけど、その態度がうなずけるほどの実力があると直感で理解したので快く了承した。
「それでは修行は明日からとする、しっかり休め。」
「僕もそろそろ帰るよ、仕事は終わったからね。」
神達はそう言い残し、何もない所からドアを出して帰っていった。今日は一段と大変だった、死にかけたり、変な全身タイツ女が現れたり、猫が少女に変身したりな。
「痛い痛い、お願いだからヘッドロックやめてにゃ。」
「いや何処かに逃げるかもしれないだろ、だから逃げないように拘束してんだよ。」
絵面的に悪いかもしれないが俺にはこいつに聞きたいこともあるし、再び逃げられるのも困るからヘッドロックを決め込んでいる。
「逃げない❗逃げないし聞きたいことも話すからこれ以上はやめて~」
◆◆◆◆◆◆◆
「にゃ~、女の子の頭になんてことするんだにゃ!」
「だってお前俺がアイツ(神)と話している間に逃げようとしただろ、だからだよ。」
「だからってヘッドロックする必要ある?お陰で頭が……」
少女は頭を抱えていた。
「さて、早速聞くがお前の名前は?」
「私は"黒歌"にゃ、悪魔にゃ。」
「悪魔~?どっからどう見ても妖怪の猫又に見えるんだが」
「正確に言えば元々は妖怪だったにゃ。」
「どうゆうことだ?」
「私は悪魔の駒(イーヴィル・ピース)で悪魔に転生させられた転生悪魔にゃ。」
「てんせいあくま。」
「簡単に言えばそれを使えば種族関係なく悪魔になれる代物にゃ」
「ふーん、でお前は何で追われてるんだ?」
「……私一言でも追われてるなんて言ったかにゃ?」
黒歌は、自分が追われていることを言い当てた一誠に驚いた。
「だって、さっきのあの白髪返り血浴びてたろ、あれがお前の血だとしたらさっきお前の体を見たが血が飛び出るほどの怪我はしてなかった、それにアイツはお前を確保してたがってたしお前をそこまで痛め付ける道理がない、そしてお前の体からは微かに魔力の残り香を感じた、アイツが使うのは魔力ではなく呪力、そもそも使うものがちがう、んでお前は自分のことを悪魔だと言った、魔力を使うのは三大勢力の人外どもくらいだ、天使から狙われてるにしたら体からは聖なる力を全く感じなかった、堕天使から攻撃を受けても多少は聖なる力が宿っているからこれもちがう、つまりお前を襲撃したのは同族の悪魔連中。お前は同族の悪魔達から狙われるほどの悪魔と見た、ちがうか?」
「………長々と説明ありがと」
「どういたしまして 」
「皮肉で言ったんだにゃー。」
「しかし、一体どんなことやらかせば同族から追われる羽目になるんだ?」
「実は………」
◆◆◆◆◆◆◆
「なるほど、要は妹に手を出そうとした元主を殺しちまって今に至るわけね、最愛の妹まで置いていって。」
「……仕方なかったんだにゃ、私は追われる身、そんな私といるより安全なグレモリー家にいた方が妹のためにも「多分置いていかれたって勘違いしてるとおもうぞ」な……え?」
「だってどんな事情があれお前は今悪魔達から見れば犯罪者だ、その家の奴らが妹にバカ正直に真実を話すと思うか?絶対脚色すると俺は思うね。」
「………でも、それでも私は、妹が今幸せならそれで満足にゃ。」
「ふーん」
「話を聞いてくれてありがとね、一人の時間が長かったから久しぶりに話相手がいて満足したにゃん、それじゃ「待て」ぐぇ」
勝手に去ろうとしたのでおもわず首裾を掴んでしまった。
「ちょっと❗いきなり何するにゃ」
「何でうちのペットになる予定の、お前が俺の元を去ろうとしている。」
「ぺ、ペット?」
「最近、家族でペットを飼う話にあってな。ちょうどいいからお前うちに来い。」
「は⁉️、さっきの会話ちゃんと聞いてた⁉️、私はお尋ね者なんだよ、もし追手が来たらどうするのよ、それに…アンタを巻き込みたくない。」
「今の話聞いてハイそうですかと流せるほど非道には成りきれてないんだよ俺は、それにお前には借りがあるからな。俺は、受けた恩は死んでも忘れねぇし返さないなと気が済まないんだよ。」
「俺はお前を絶対見捨てねぇ、誰が来ても俺がぶっ飛ばしてやる。だから俺の側にいろ。」
その言葉聞いた黒歌の両目からは涙が溢れていた、今日初めてあった相手に、何故こんな優しくしてくれるのか、先程の白髪男は、自分の目から見ても卑猥な目で私を見ていることは一目でわかった、だが、この男はちがう、自分の身の上話を聞いた上で私を匿おうとしている、そんな優しさには触れたことがなかった、未知のものだった、今まで、守られることがなかった黒歌が初めて、自分の身を他人に委ねてもいいと思ってしまった、気がつけば目から涙が溢れていることに気づいて一誠の方を向いた。
「グス……本当にいいの?こんなお尋ね者の猫でも。」
「ここまできてノーはないだろう、今日からお前は兵藤家の家族だ。よろしくな黒歌。」
「うん。よろしくにゃ❗」
こうして、SS級はぐれ悪魔黒歌は、兵藤家の一員となった。
◆◆◆◆◆◆◆
家に帰った一誠はさっそく、黒歌のことを親に報告し、ペットを飼う了承を得た。
「そういえば一誠、アンタペット飼うのは良いけど、そのねこちゃんの名前、どうするの?」
この質問に黒歌は……
(名前かー、別にそのまま黒歌でも……)
「コイツの名前は"キクラゲ"だ。」
「にゃ⁉️(なにその名前!)」
「何でそんな名前にしたの?」
「色が黒色だから」
「だからってキクラゲはないでしょう」
「そんなことないよなーキクラゲー」
「にゃ、にゃにゃにゃん❗(そんなへんてこな名前お断りにゃ)」
「ほら、喜んでる。」
「にゃ~(喜んでなーい)」
「よろしくな、キ・ク・ラ・ゲ」
(こんな名前イヤにゃ~‼️)