うたわれるもの 二人の白皇 (願望)   作:rollymarcury

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文章は初めて書くので拙い部分や、誤字脱字、キャラの言動が一致しないことが多いかと思います。
そしてこの作品は、うたわれるものとしての本質関連に関してはかなりガバガバだと思います。
なぜなら私はうたわれのハクを含めたキャラ達が幸せにそしてちゃわちゃしたような話を作りたかったからです。
シナリオ重視の方はごめんなさい。この物語はハーレムを作って私にとっての幸せを描いた物なのです。ハーレムを許さない人もごめんなさい。
あとSSや本編の文章を使わせてもらうことがよくあると思います。
これは私の語彙の少なさと経験のなさのせいですのでご容赦ください。


再会

あの戦、ハクがいなくなった時から五年は過ぎただろうか。

鉄扇を借りると言ってからは何の音沙汰はなく、ただマシロ様という噂だけを手がかりに彼を追っている。

「はぁ…ここにもいない。」

マシロ様の噂を聞いて遺跡を周る。

私は政務から逃げ出してはこうしてハクを探す日々を送っていた。

私の気持ちはハクがいなくなってからも強くなるばかりで気がつけば彼のことばかりを考えてしまっている。

「こんなんじゃハクに笑われちゃう。」

「誰が笑うんだ?ふふ」

え?この声….

それは私が何年も追い求めてきた声。

彼の言に合わせるように。

「何がそんなにおかしいのかな?」

おちゃらけるように言う。

「クオンがそこまで自分を思っていてくれて嬉しかったんだ。」

その姿。

その声。

涙が溢れそうになる。

「ハク…ッ!」

私は気付けば抱きついていた。

「わわ、あんまり強く抱きしめるな。今度はもう何処にも行かないから。」

ハクは照れたように言う。

「だって!だってぇ!」

だって、何だろう。言いたいことは色々あるはずなのに今はただこの温もりを感じられることが嬉しくて。

「ただいま、クオン。」

「おかえり、ハク。」

やっと言えた。

「こうしてみると分かる。やはり自分はクオンのことが好きだ。

「ハク…」

「もう離さないかな!」

「んっ..」

お互いにこうなることは分かりきっていたかのように目を瞑り口づけを交わす。

本当にハクが帰ってきたんだと実感する。

 

 

 

クオンはまだ自分のことを探しているらしい。

クオンだけじゃない自分の大好きなあいつらも躍起になって探している。

「もう五年も経っているってのに」

口に出した途端に時の流れを実感する。

「もう五年も経ったのか。」

同胞を救ったり、名も知らぬ人々を陰から助けてきた。

これでも自分はかなり頑張ったと思う。

狭間にて。

「よぉ、ウィツァルネミテアさんよ。調子はどうだい。」

自分のおちゃらけた挨拶には返さず疑問をふっかけてくる。

「終わったのか。」

「あぁ。」

「自分はみんなのところに帰りたい。」

「いいだろう。其方がそう言いに来てくれたことで我も眠りにつける。」

「? どうすればお前は眠りにつけるんだ。」

「願うのだ、我に。

ただ眠れと。」

「自分はどうなる?」

「さぁな」

「おいおい、もう少し安心させるような言い方はないのか。」

「我はまたこの地に現れるだろう。何十年、何百年先になるかは分からないがな。」

「ウィツァルネミテアさんよ、もう神の時代は終わったんだ。これからはヒトの時代だ。お前が何か何まで教えなくたって彼らは文明を、技術を、営みを生み出してくれる。もう影から見守っていろよ。」

「そうだな。我はこれからもずっと孤独で在り続けるだろう。知恵を与えても、国を統治しても。」

「お前なぁ、孤独の意味を考えてみろって。

大いなる父と呼ばれ慕われている最たる者の名はお前のことだろう。そのお前が自分は孤独だと哀れだと自信を罵るのか?」

「….」

「お前は一人なんだろう。

だが孤独ではないぞ。この世にお前のことを知らないやつなんていないじゃないか。

ま、自分は知らなかったけどさ。」

「ふっ。つくづく面白い漢だな。少しは安心して眠れるやもしれぬ。」

「そうかい。じゃあ自分は願わせてもらう。

ウィツァルネミテアの健やかなる眠りを。」

視界が真っ白になっていく。

これで終わりか。

全く、特別労働手当を要求するね。

 

目が覚めると身に覚えのある場所で眠っていた。

寒!こんな寒空の下に放り出すとか奴も何を考えているんだか。

「主様」

「お目覚めですか。主様。もう少しお眠りになられてもよかったのですよ?」

「お前達は平常運転だな。」

そして服を脱ぐな。もう起きてるんだぞ。

「なんでこんなところに放り出されたんだ?」

「大いなる意志」

「おそらく私たちに害をなす者が迫っているのかと。」

答えになってないぞ。よくわからん。

「ん?あれクオンじゃないか?」

双子は少し残念そうにー

どころか少し誇ってるようだぞ。

「どうした見栄なんて張って。」

「二番煎じ」

「私たちのことは遊びだったのですね。主様。」

「お前達言いたいことが矛盾してないか。」

まだ手なんて出してないってのに。

「こんなんじゃハクに笑われちゃう。」

あんなに一生懸命笑おうとして。

だけどその笑みには悲しみが混じっていて。

そこまで自分のことを想ってくれていたのか。

思わず笑みがこぼれる。

「誰が笑うんだ?ふふ」

 

 

 

 

「ただいま、クオン。」

「おかえり、ハク。」

心が温まっていく。

自分はこの子のことも大好きなんだな。

自分の甲斐性の無さに呆れてしまう。

「こうしてみると分かる。やはり自分はクオンのことが好きだ。」

「ハク…

もう離さないかな!」

「んっ..」

お互いの唇が触れ合う。

やはり気持ちいい。

「勉強」

「また一つ主様を学べました。」

「うわぁ!」

「そ、そうだよね、ハクがいるならこの子達だっているよね。あはは。」

「もう遅い。」

「態度は平静としていますが、顔が赤いですよ。」

自分は慌てふためいていたが、平静を装うクオンに双子達が茶々を入れる。

「うるさいかな!」

「ははは、なんか数年経ってたことを気にしてた自分が馬鹿みたいだ。何も変わっていない。」

「うん、そうだよハク。私たちはこれからなんだよ。」

「あぁ。」

気がつけば空は紅色に染まり、日は沈むところだった。

「さっさと宿に行くか。積もる話もあるだろうしな。ウルゥル、サラァナ案内を頼む。」

「「御心のままに」」

自分達がいた場所はクオンと初めて会ったクジュウリの土地だった。

そしてウコンやマロ達と酒を飲んだあの宿に向かった。

「あらあら、今回はお二人さんかい。」

どうやら女将さんは自分達を覚えていてくれたようだ。

「はい、お世話になります。女将さん。」

クオンが嬉しそうに答える。

「晩ごはんは腕によりをかけるから、楽しみにしといておくれ。」

「やった!」

 

夕食の時間

「いただきま〜す。あむ──」

カプッ、モリモリ、モキュモキュとクオンは相変わらず美味そうに食べている。

「──コクン、ん〜やっぱり何度食べても美味しい。」

「どうしたのハク?食べないの?」

「相変わらず凄い食べっぷりだなと思って。」

「むぅ〜、ちょっと失礼かな。」

「いやすまんすまん、ちょっと昔を思い出してな。」

「うん、そうだね。モキュモキュ」

「以前も思ったがここの料理は多すぎないか?」

「そんなことないかな。ハクが少食なだけかな。」

「お前が食い過ぎなんだ。」

「主様」

「主様、お手元が汚れてしまいます。どうぞ、あ〜ん。」

うおっとまたクオンのこめかみがピクピクしてる。

「い、いやお前達、自分は一人で──」

「ハ、ハク?」

「は、はぃい!..ん?」

「ほら…あ、あ〜ん」

「妙な所で初心なんだな。」

「うるさいかな!!」

「うぐっ!!ぶりやひつっほふんひゃない!」

「揶揄ったお仕置きかな!」

と言う割には頬が赤いんだよな。

「主様」

「私たちなら優しくしてあげられます。あ〜ん」

この双子も懲りない。

「だ、だめかな!」

「うぐっ!!ゴクン、だから無理矢理!」

とこんな風に賑やかなのであった。

 

「クオン、風呂はどうする?」

「その前に話をしない?」

「なんだ話って?また財布は自分に握らせろとかか?」

「もう、違うかな。ハクのことだよ。」

「自分のこと?」

「うん、帰ってきたってことはお役目は全部終わったって事でいいんだよね?」

クオンが少し不安げに尋ねる。

あぁ、確かにドタバタしたり、再会が嬉しくて自分のことを話していなかったな。

「安心しろ。タタリは全て浄化した。

そしてウィツァルネミテアには眠ってもらった。

それが自分にどういった代償を与えるかはよくわからんが、ここにいられるってことはなんとかなるだろ。」

「そうなの?」

少し投げやりに答えたのが悪かっただろうか。

自分でもまだ分からないことが多いんだよな。

「一応自分でもわかっていることは、もう仮面はないから身体能力は最初の頃に戻ってしまった。

けど、多少は強いから安心してくれ。

昔みたいにそこらへんで野垂れ死にしちまうような形はしてないぞ。」

「そっか。うん、やっぱりハクだね。」

「おいおい、何を疑ってるんだ。」

「えへへ、何でもないかな!」

「そろそろ風呂に入るか?」

「あ、それなんだけど。ねぇハク、一緒に入らない?」

いやいやいや。

落ち着け。まぁ自分も考えなかったことではないが、いや入りたい。だから落ち着けって。

何でそんなに頬を赤らめて上目遣いをしてくるんだ。

「牝の匂い」

「明らかに発情した匂いです。危険です、主様。」

「うわぁ!」

助かったような、惜しいような。

何で自分は戸惑っているんだ?

クオンは入りたいと言ってくれてるし、自分も入りたいと思ってるのに。

「任せて」

「お背中はお任せください主様。

前もいつものようにお流ししましょうか?」

クオンのこめかみに青筋が浮かんだような気がする。

気のせいではないよな。

「ハ、ハ〜ク〜?」

「ち、違っ話を聞いてくれクオン!」

「うがああああああああああ」

ようやく自分は帰ってきたんだと知る。

この痛みでそれを感じるのもどうかと思うが。

「おはよう、ハク。」

「お、おはよう。」

昨日のことがなかったかのような笑みだ。

あの後は普通に別々で入ることになった。

場も白けちゃったしな。

「やっぱり今はいてくれるんだ。」

「当たり前だろう?何のために急いで仕事を終わらせてきたと思ってる。」

「うん。」

しばらく自分達は寄り添っていた。

無言の時間すらも居心地が良かった。




なんでうたわれるものの小説を書いてる人ってサブタイトル〇〇るものっていうのが多いのかなと思ったんですけど、いざ付けろってなった時自分もこうなっちゃいました。
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