機動戦士ガンダム   作:ヤシマカラス

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本作はガンダムリスペクトで作られた作品になります。

ですが、本家のガンダムシリーズ作品とは、まったくの別物となります。

ただ、ガンダム作品が好きな人が書いた素人小説になります。





敗戦国の黙示録

この世界には争いが満ちている。

 

人間は争い憎み意味もない快楽に溺れ生きる。

 

だが、それを誰が咎められようか。生きるもの全てがこれを否定することはできない。

 

この少年もまた過ちを理解するが正すことの現実に身を焦がしている。

 

 

 

 

 

 

 

俺は村の中をフラフラと歩いていると突然男に胸倉を掴まれ困惑している。その男は興奮しており怒っている様な顔でこういった。

 

 

 

『お前がジェームズを殺したんだ。』

 

 

 

その言葉にドキッとした。俺は、心当たりはあったが確信が持てずにいた。

 

何も答えない俺に苛立ったのか男は俺に言葉をぶつけた。

 

 

 

『俺の弟は統一戦線でお前に殺されたんだ。』

 

 

 

俺はその言葉で確信が持てた。

 

2年前この世界は大きく分けて2つの勢力に分かれていた。アジア周辺国で構成された連合国とヨーロッパ、アフリカ周辺国で構成されたグリーンウェスト。統一戦線はキング・ルーラーが主体で世界を統一しようとした。それに反発したのがグリーンウェスト中心国のフリーダムカントリーだ。そのキング・ルーラーでエースをやっていたのが俺だ。

 

話を戻そう、俺はこの男の弟を殺してしまった。その事実だけは分かったが正確に個人を特定できないため俺はただ謝るしかなかった。

 

 

 

『申し訳ない、あなたの弟を殺すつもりはなかったんだ。』

 

 

 

俺の答えを聞いて男はさらに激怒する。

 

 

 

『だったらお前は誰を殺すつもりだったんだ。どうして、ジェームズが死ななければならなかったんだよ。なぁ、教えてくれよ、ジェームズは俺に何も言ってはくれない。』

 

 

 

男はそこまで言うとその場で泣き崩れてしまった。俺はその光景を黙って見るしかなかった。この男の言う通りだと思ったからだ。その騒ぎを聞いて野次馬が出来ている。

 

その、野次馬の中から一人の老婆が出てくる。その老婆は俺の前までゆっくりと歩いてきて俺の前に立った瞬間に老婆とは思えないほどの速さで懐に隠していたナイフで俺を切りつけようとしたが俺は反射的に老婆を吹っ飛ばしてしまう。その勢いは物凄く3mほど飛んだ。その飛ばされた老婆は口から泡を吹き白目をむいている。野次馬の中に衛生兵がいた為老婆の救護をしている。俺は、野次馬の中にいた屈強な男に抑えられていた。

 

その後、警察やら救急が来て周りは大騒ぎだ。

 

俺は警察所で事情聴取もとい拷問を受けていた。解放されたのは数日後の話だ。

 

俺はようやく解放かと思いきや今度は裁判にかけられた。裁判自体は順調に進んでいった。

 

まず、老婆に親族がいなかったことや現場に衛生兵がいたことが功を奏したのだろう。

 

大量殺人鬼でも裁判では平等なのだろう。それに衛生兵が現場にいたことから真実が正しく伝えられた。これが衛生兵では無く一般人だった場合はどんな嘘を言うか分かったものではない。しかし、裁判の結果を聞いた者たちの不満は物凄いものだろう。俺は無罪になった。俺は弁護士からあることを聞く。

 

 

 

『今回の加害者は統一戦線で息子夫婦と孫をなくしているんだ。こういう言い方は良くないかもしれないが仕方なかったと思うよ。』

 

 

 

俺はそのことを聞いて胸が痛くなり老婆に謝罪をしようと思い弁護士に今どこにいるのか聞いてみたが弁護士は少し苦い顔をした。

 

 

 

『それは、偉いことだが止めておいた方がいいぞ、向こうからしたら有難迷惑だよ。何せ自分の大切な家族を奪われた上に慰謝料まで払わないといけないんだからな。』

 

 

 

それでも、俺は一目会って謝りたかったので弁護士に無理を言って病院まで連れて行ってもらった。

 

俺は病院の玄関まで来て弁護士に本当に会うのかと再度確認された。俺の意思は固く弁護士に伝えると弁護士は黙って頷いた。俺は老婆が入院している病室の扉の前で深呼吸をして覚悟を決めた。扉をノックして先に弁護士が入りその後に俺も続く。老婆は俺の顔を見た瞬間驚いた顔をしたがすぐに怒りの顔へと変わり俺に向かって叫んだ。

 

 

 

『あんたがヘンリーを殺した。ヘンリーがいなきゃ生活なんてできやしない。今度から私の面倒は誰が見るんだい。それに、この足も金さえあれば治るのに金が微塵もない。一体どうやって生きろというんだい。』

 

 

 

老婆はかなり興奮しておりここまでしゃべった所で弁護士に止められる。

 

 

 

『とりあえず、落ち着いてください、病み上がりなんですから』

 

 

 

どうやら、その言葉で老婆は落ち着いたようだ。その姿を見て弁護士は安堵したつかのま真剣顔で老婆に話をかける。

 

 

 

『いいですか落ち着いて聞いてください。今回の裁判はあなたの有罪判決になりました。あなたには、慰謝料3万1千円と弁護士費用20万円と救急車1万7千8百円を支払う義務があります。合計24万8千8百円になります。』

 

 

 

老婆は顔がどんどん青ざめて行き放心状態になる。

 

 この老婆の姿を見た後では何も言えない。俺たちは老婆の悲しき姿を背に病院を後にした。帰りの車の中で弁護士が老婆について少し話してくれた。

 

 

 

『実はあの人ね、孫に頼りきりだったんだよ、孫のヘンリーはとてもやさしくてね戦争をするような子じゃなかったんだ。でも、あの人がヘンリーの優しさに付け込んで軍に入隊させたんだ。軍に入隊すれば、特別支援金が出るからね、それもかなりの額だ。その、支援金で豪遊していたんだよ。ヘンリーが必死に戦地に出ていたのにね。ヘンリーが帰ってくれば身の回りの事は全てヘンリーにやらせていたそうだよ。かなり、豪遊していたみたいで貯金もない、それどころか保険にすら入っていなかったんだよ。』

 

 

 

俺はそこまで聞いて疑問に思った。どうしてこんなにヘンリーについて詳しいんだ。身辺調査といっても限界があるだろうに俺は、その疑問を弁護士に聞いてみた。俺の疑問に弁護士は笑ってこう答えた。

 

 

 

『実は、ヘンリーは全部知っていたんだ。自分が利用されていることも全部ね。分かった上でヘンリーは戦場に行っていたんだよ。それで、僕はヘンリーに相談を受けていたんだよ。ヘンリーが自分に何かあったらばあちゃんの事を頼むってね。その時にね、お金を渡されたんだよ、ばあちゃん困っていたらこれを渡してくれってね。優しいだろ。ただね、僕はそのお金をあの人に渡す気になれなくてね。渡してないんだよ。』

 

 

 

少し、困った顔をして弁護士は俺に聞いてくる。

 

 

 

『もし、君が僕と同じ立場ならこのお金どうする?』

 

 

 

『ヘンリーの遺言を果たすよ、きっと』弁護士は少し残念そうな顔をしてこう言った

 

 

 

『そうだよね』

 

 

 

その言葉の後に俺はこう言った。

 

 

 

『でも、秘密を知っているのが自分以外にいた場合は墓の中に一緒に入れるよ』

 

 

 

その言葉聞いた弁護士は少しの間きょとんとするがすぐに大きな声で笑い出した。その顔はまるで我が子が生まれた時のような顔をしていた。一通り笑い終えると弁護士は笑顔でこう言った。

 

 

 

『実はヘンリーになんであんな人の為に命を張るのか聞いたんだ。そしたら、ヘンリーはこう言ったんだよ。どんな人であってもたった1人の家族のためだったんだ。最初はね、でも、実際に戦地に行って見て分かったんだよ。みんな命を懸けてる敵も味方も関係なくね戦場では、男も女も老人も子どもも関係なく命を懸けて戦っているんだ。そんな人たちを守りたいと思ったんだよ僕は敵味方関係なくね。戦争が終わってみんなで笑える世界の為にね』

 

 

 

俺は、その話を聞いて胸が痛んだ。俺は家に帰る前にヘンリーの墓参りがしたくなり弁護士に頼んだ

 

 

 

『ヘンリーに会ってみたいんだ。案内してくれないか?』そういうと弁護士は高笑いをした。

 

 

 

『あんたも物好きだな、あんなことがあったのにまだ行くのかい』

 

 

 

『焚きつけたのはあんただろ。文句言うなよ』

 

 

 

『それも、そうだな』

 

 

 

そんな言葉を遮るように爆発音が車の外で響く。

 

その音にビックリした弁護士は急ブレーキを踏む。

 

俺と弁護士は車外に出て爆発したであろう場所を見ると煙が上がっている。その光景に弁護士は明らかに動揺した声で言う

 

 

 

『あれは、ヘンリーの墓がある方だ』




この段階では、全然ガンダム要素がないし正直読みずらいような気もするが素人だから修正点すら不明である。
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