個性『黄金卿エルドリッチ』   作:7576

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ちゃんとヒロアカ見たことないのに書いちゃったのでアニメみたら面白いってなったので試験終了までは書いとこ……。


試験開始ィィ!

「ドロー……ふむふむ。さて行くか」

 

試験開始の合図から3分……私はゆっくり黄金の玉座に座っていた。

場には永続魔法『呪われしエルドランド』と伏せカード4枚、手札に一枚のカードからスタートという訳だ。

 

これがデュエルだったら羽箒やライストで死だな、と前世の記憶が囁く。

魔法罠除去へのケアも大事だが割り切りも実際大事。

神宣や勅命が伏せられてるに決まってるだろぉ(強がり)

 

こんなことを考えて3分間も何もしてなかった為、内心では少し焦りのようなものもあるが当然表には出さない。

 

貧乏ゆすりとかしてたらカッコ悪い……無意識にしてないよね?

この実技試験、時間10分しかないのよね……。

 

市街地を模した演習場でヴィランに扮した機械をどれだけ倒せるかという試験だ。

機械によって貰えるポイントが違ったり0Pの倒せない強敵もいるらしい……ゲームのような試験で個性も使って良いということで、楽しいと思える者だ。

 

如何に国立雄英高校がヒーロー育成の名門校とはいえ……まだ中学生の子供達にやらせるには結構危ない試験だと思う。

 

さて、動いていこう。

 

「罠カード『黄金卿のコンキスタドール』発動、効果は通常モンスターアンデット族・光・星5・攻撃力500、守備力1800となって特殊召喚する。さらに場にエルドリッチモンスターがいれば表側表示の対象を破壊できる」

 

知らん人からはなにかの魔術詠唱のように感じられるようにすらっと効果の要約を諳んじる。

私はヒーローを目指す上でこういうキャラ作りは大事だと思っている。

黄金の玉座に座ってたのもキャラ作りである。

 

「さらにチェーンして罠カード『紅き血染めのエルドリクシル』を発動。効果は墓地・デッキからエルドリッチモンスターを選んで特殊召喚する。場にエルドリッチモンスターがいればアンデッドモンスターを選ぶことも出来る」

 

場にエルドリッチモンスターはいない為、エルドリッチモンスターを特殊召喚する事になる。

 

「チェーンによる効果処理、紅き血染めのエルドリクシルの効果によりデッキより黄金卿エルドリッチを召喚……つまり私だ」

 

伏せカードだった紅き血染めのエルドリクシルが浮かび上がりそのイラストを光らせる。

連動して私の胸元にある赤い石が紅く光り輝く……。

 

そして身体に漲るパワー……特殊召喚された黄金卿エルドリッチの力が私に備わる。

それは攻撃力2500、守備力2800の力だ。

 

比較対象としてオールマイトを出すと攻撃力1万超えはくだらないだろう……比較にならなかったな。

 

「続いて効果処理、黄金卿のコンキスタドールを特殊召喚」

 

「破壊効果……御用命を……」

「ヒヒィーン」

 

私の前に現れたのは馬とそれに乗ったゾンビ。

片手にレイピアを持ち、軽鎧を着たモンスターだ。

呪われし黄金卿に攻め入り呪われた兵隊、その成れの果てだな。

 

初めて召喚した時は怖かったが今は慣れた。

命令に忠実な可愛いやつである。

 

会話だってできる。

カードの精霊というやつだと思えば怖いどころかワクワクするぐらいだと今は思うことにしている。

 

場に私がいるから、コンキスタドールの破壊効果が使えるわけだが破壊効果は普通に危険な為……。

 

ちなみに無駄に効果発動を重ねてチェーンを組むのはデェリストとしての嗜みだ。

 

「破壊はやめよ。他の受験生に危険がないように見回って助けを、余裕があればヴィランを捕らえよ。行け」

 

コンキスタドールの攻撃力は500……それは一般人よりは強い程度だ。

守備力は1800と高めなので他の受験生に危険がないかみてもらう事にした。

仮にもヒーロー科の入学試験、事故なんて起きないようになってるはずで流石に大丈夫だと思うが私はヒロアカという作品を詳しく知らないので念のための見回りだ。

 

私の前世知識では雄英の読み方さえ知らなかったから。

流石にこの高校が物語の舞台ということは知っていたが。

 

「了解……」

 

駆けていくコンキスタドール

 

「私も馬が欲しいな……さすがに乗せてもらうのはカッコ悪いか」

 

思わずそう呟いた。

 

気を取り直して、オールマイトのパワーには敵わないがそれでも充分すぎる力で私はジャンプする。

壁登りも行える驚異的な身体能力でビルの屋上に辿り着き、ヴィランを模した機械を探す。

 

初めの頃は力の加減が大変だったがこれも訓練の成果だ。

こうして個性を使って高い所に来ると試験の最中ではあるが楽しくなってしまうな。

 

「ふむ、あそこは人が少ないか」

 

人が少ないということはまだ倒されていないヴィランがいるということだ。

 

「ぶっ殺す!」

「死ねやオラァ」

 

カタコトだがこんな感じの物騒なことを呟く人型機械達……なんかこれからクラスメイトになる人にこんな感じの人がいた気もするが当てにならない前世の知識……そちらに跳躍し、殴って倒していく。

一応訓練はしてきたのだ。

一般人の身体能力では手こずるが使い慣れなた個性で工夫すれば倒せるそんなちょうどいい強さの機械を軽々倒していく。

 

一応ヴィランということなので致命的な攻撃はしないでおく……ヒーローは殺さず捕縛するってのがルールらしいので。

 

この分ならコンキスタドールも数体なら捕らえられてそうだ。

少し余裕が出てきた私は玉座で3分待ってよかったと思った。

 

なんて思いながら次のターン……ドローと共に巻き起こる地震?

 

「ドロー……って地震?」

 

何事かと思えばビル並みにでかいロボット……0Pヴィランの登場だった。

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