「む~何で朝からこんなに暑いの? リト」
「そりゃ夏だからな…。これで参ってたら午後からはもっと暑くなるぜ」
「デビルークには夏なんてないもん…」
仕方ないか……。
「暑いけど今日はプールってやつに入れるからいいんだ♪」
「ん? ああ。女子は今日から水泳だっけ」
「もしかしてペケが水着になるのか?」
「当然です。私は完全防水ですから」
「タオルとかは蜜柑に用意してもらったけどね」
「ん?」
「おいお前! そこで何やってんだ!」
リトは不審者を発見し追う。
「待て!」
不審者はあっという間に逃げ出した。
何だったんだあいつは?
人間? それとも宇宙人?
いや、どちらでも関係ない。ララに危害を加える者は排除するのみだ。
問題はどっちかだ。人間だと死体の処理がややこしい。
その点宇宙人なら問題なく殺れる。
その時リトはララがこちらに手を振っているのに気付いた。
こちらも手を振り返す。
問題を起こさなければ美人なのにな。
「!?」
リトは不審者を発見した。
「てめー授業中まで!」
宇宙人か人間かは知らないが、逃がす気はない!
階段を曲がって……。
「!」
人が落ちてくる。
「ちっ!」
リトは縮地でとっさに避けた。
野郎……。
絶対に捕まえるとリトは決意した。
「くそっ。完全に見失った。……使うか」
リトは『千里眼』を発動した。
「そこか!」
リトはその場所を目指して行った。
「上手く仕掛けてやったぜ! あとはララがプールに入れば…」
「ほう。プールに何を仕掛けた?」
「!」
不審者が振り向くとリトがいた。
不審者はまたも逃げ出した。
「逃げたか。まあいい。まずは……」
リトはプールに向かった。
「プールの中に防水カメラ?
ということは宇宙人ではないか……」
カメラは蔵に収納する。
リトは妖精の加護で水面に浮く。
そこに女子達が入ってきた。
「あれ? リト?」
「水面に浮いてる?」
「嘘!? どうなってるの!?」
女子達が騒ぐ中、リトは言葉を紡ぐ。
「来い! エクスカリバー!」
その声と共に眩い光を放つ剣が現れる。
「束ねるは星の息吹、輝ける命の奔流。受けるがいい!
『
極光がエクスカリバーから放たれ、屋上へ向かって行く。
そして屋上に着弾した。
屋上にいた人間がプールサイドに写真と共に落ちてくる。
「野球部の弄光先輩!?」
「やだこれ! 女子の盗撮写真!?」
「この人達女の敵よ!」
ボコボコにされる弄光達。
そこにリトが上がってきた。
「リト! その剣何なの?」
「エクスカリバー。
人々の「こうであって欲しい」という想念が
星の内部で結晶・精製された神造兵装であり、
最強の幻想(ラスト・ファンタズム)。
聖剣というカテゴリーの中において頂点に立つ最強の聖剣だ」
「エクスカリバー……アーサー王伝説の!?」
西連寺が驚く。
「本物だ。真名を解放することで所有者の魔力を光に変換し、
集束・加速させることで運動量を増大させ、
光の断層による“究極の斬撃”として放つ。
放たれた一撃は金色の奔流となって射線上にある一切を消し飛ばす。
対城宝具に分類されるとあって、本気で放てば数km先から発動が確認でき、
攻撃対象がどれほど強大な構造物や大群であっても瞬く間に消滅させ得る。
屋上の一部が吹き飛んだようにな」
「うわあ。とんでもないね」
「当然。超兵器の一つ何だからな」
「リトは他にもそんなのを持ってるの?」
「威力や効果は様々だが、これに匹敵するものもいくつかある。
んー、疲れた。やっぱエクスカリバーは魔力消費が大きくていけないわ。
それじゃ俺は授業に戻るから」
そう言ってリトは去っていった。