FGOLOVEる   作:ヘルメス・トリスメギスタス

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誕生日

 「あれ? ララは?」

「大事な用があるって出かけたよ。今日は学校も休むって」

「学校休む…………あいつが!?」

 

 ふむ。いつぶりか。学校来る時にララがいないなんて…。

……また退屈な一日になるのかな。

「おはよう結城君。ララさん…どうかしたの?」

「ああ。何か用事で出かけたらしいんだ。

別に病気とかじゃないから心配しなくても大丈夫」

「そう?だったらいいんだけど…」

「結城~!」

レンの奴か。

「ララちゃんが休みだって!?

どうゆうことか説明してもらおうか!」

リトは面倒くさくヒョイと躱す。

あ、勢い余ってこけた。

「何かの用事だと。それじゃ先行くぞ」

「あ……」

西連寺は何かを渡しそびれた。

 

 「結城君。あ、あのねその……」

「どうした? 西連寺」

「結城! 詳しく説明しろ!」

「俺も知らん」

「そんなわけあるか!」

「あ……」

 

 「結城君! 放課後ちょっといい?」

「放課後か? いいぞ」

「放課後教室で」

 

 そして放課後

「結城君」

「何?」

「これを…」

「?」

西連寺からもらった袋を開ける。

「…………これは如雨露?

え…もしかして俺に!?」

「かわいい如雨露…

昨日雑貨屋さんで見つけたの」

西連寺は笑顔になる。

「これ見た時結城君の事思い出したから、

結城君にプレゼント…」」

プレゼント!

「あっだってホラ! 前に結城君お花育てたりするっていってたじゃない。

だから、なんとなく…。め、迷惑だった?」

「いや、凄い嬉しいよ」

「よかった…」」

西連寺から如雨露もらうとはついてるな。

しかし西連寺何でいきなりプレゼントなんかくれたんだ?

 

 「ただいま」

「リト! 誕生日おめでとう!」

「へ?」

「やっぱり忘れてたか」

「今日は10月16日。おめーの誕生日じゃねえか」

父親がリトに言う。

「え。あ。そういえば」

じゃあ、もしかして西連寺…それを知ってて…?

「どうしたのリト。ボーっとして」

「……………」

「いや、なんでもない。ありがとうみんな!」

「ねえリト! 私、プレゼント用意したんだよ」

「プレゼント?」

「ララ様はリト殿へのプレゼントを探すため、

一人で宇宙に出かけておられたのだ」

ザスティンが説明する。

「プランタス星だけに咲く宇宙でもすごくレアな花なんだよ!

どうしてもリトにプレゼントしたくて…」

俺の為に……?

「庭に置いてあるから早く見て!」

「ああ」

しゅるるる。

何! 足に絡みついて……!

「どうリト!? かわいいお花でしょう!」

……どう見ても肉食植物だな。

「こりゃスゲー! いいもんもらったなあリト!」

「…お世話がんばってね」

 

 数日後

そこには西連寺からもらった如雨露で水をやるリトの姿があった。

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