「ん……」
リトが起きるとララが横で寝ていた。
全く……自分の部屋も出来たんだから、
そっちで寝ろというのに。
「ララ起きろ。朝だぞ」
リトがララを起こすと、ララは顔が赤くなり、
悲鳴をあげながら部屋を出て行った。
「何だ? 今の反応?」
「なあララ。さっきは悪かったよ。機嫌直せよ」
ふう。どうして俺が謝るんだ?
「ごめんなさいリト。
別に怒ってる訳じゃないの。
ただ…恥ずかしかったというか…」
? 恥ずかしい?
「ヤッホーララちぃ。おっはよー」
「おはよう結城君、ララさん」
「おはよう」
「おはようございます。春菜さん、リサさん、ミオさん」
!?
ララは今何て言った!? 明らかにおかしいぞ。
「さ。行きましょう。遅刻しちゃいますよ」
「え」
「あ…うん」
「あ…あんなノリだったっけ?ララちぃ…」
「……」
おかしい。明らかにおかしい。
学校
「ん? レンの奴またララにからんでんのか…こりないな」
その時ララはリトの背後に隠れた。
「恥ずかしいからやめてください!」
何なんだ!? 今日のララ明らかにおかしい。
「何でしょうリト…お話があるなんて」
「ああ。ちょっと診察させてもらうぞ」
リトはスキル『医神』を使って調査した。
「ん? ララ…ちょっと熱があるんじゃないか?」
「熱!?そういえばララ様いつもより…」
「熱があるのに平気なのか? なんで…」
「どうやら彼女「コロット風邪」のようね」
!?
「保健の御門先生!?」
「先生…今何て」
「コロット風邪。かかると微熱に伴い性格が全く別人に変わってしまう症状が現れるの」
「え!?そんな風邪聞いたことありませんが……」
「珍しい風邪よ多分宇宙のどこかの星で拾ってきたんじゃないかしら」
「宇宙の!?」
そういえばララの奴俺の誕生日の時どっかの星にでかけてたな。
「あれ? 先生宇宙って…もしかしてララの正体知ってる!?」
「もちろん。尻尾でわかるわよデビルーク人でしょ?」
「もしかして先生も宇宙人…!?」
「まあね。別に珍しくも何ともないわよ。
この地球にはみんな知らないだけで様々な星の人間が生活しているの。
彼らの治療が私の裏の仕事よ」
「……………」
これを聞いたリトは警戒度を上げる。
目の前の人間は敵か味方か。
「これあげるわ。私が調合した風邪薬。
飲めばたちまちよくなるわよ」
「いいのか?」
「本当なら報酬を頂くところだけど…可愛い生徒からお金もらうわけにはいかないからね。
それじゃお大事にねお姫様」
「保健の先生も宇宙人だった!?」
蜜柑はその事実に驚く。
「へ~。宇宙人があちこちに潜んでるって事?
何か映画みたいな話ね。で、ペケはなんでララさんの病気に気付かなかった訳?」
「迂闊でした。ララ様は今まで風邪など引いたことがなかったもので…」
「ふーん。まっでもよかったじゃん? ララさんも元に戻ったし」
その時廊下を走る音が聞こえた。
「蜜柑! タオルがないよ!」
全裸でうろつくララの姿にリトは頭を抱えたのであった。