FGOLOVEる   作:ヘルメス・トリスメギスタス

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同じ人種

 「ジャジャーン。ラコスポただいま参上だもん!」

「ラコスポ!」

ララの婚約者候補!? 弱いな。

「ララたーん迎えに来たよ!

さあ僕たんと結婚しよー」

「やだよ! ラコスポなんて!

殺し屋さんにリトを殺させようとするなんて最低!」

「さ…さいてい!?」

「そうだよ! そんなひどい人とは絶対結婚なんかしないんだから!」

「ムムム…」

「ララたん…………何でわかってくれないの~…。

こんなにララたんの事想ってるのに~」

「ん?」

「やっぱお前のせいだもん結城リト!

よくもララたんをそそのかして~!」

「金色の闇! お前も今まで何してたんだもん。

予定ではもうとっくにあいつを始末してるはずだろ~!」

「ラコスポ…ちょうどよかった。

私もあなたに話があります」

「!?」

「結城リトの情報…依頼主から聞いたものとはかなり違うようです。

標的に関する情報は嘘偽りなく話すように言ったはず…。

まさか私をだましたわけではありませんよね…」

「う…うるさい! 結城リトはララたんをだます悪い奴だ!

僕たんが嘘をいう訳ないだろ~」

「ヤミ。どっちの言葉を信じる?」

「…………」

「な…なんだもんその眼は!

僕たんは依頼主だぞ!」

(キ~どいつもこいつも僕たんの事バカにして~。こーなったら…)

「出て来ーい! ガマたん」

「巨大カエルか」

「………」

「あれは! 珍獣イロガーマ!?」

「知ってるの? ペケ」

「はい…宇宙生物図鑑で見たことがあります。

もしあれが本物なら…私の天敵!」

「さあガマたん! お前の恐ろしさ見せてやるもん!」

カエルは粘液を吐き出した。

「! 服が…!」

「ひゃはは! ガマたんの粘液は都合よく服だけ溶かすんだもん

だから僕たんのお気に入りのペットなんだな!」

「さあ、スッポンポンにしてやるもん! 金色の闇!」

「………そんな不条理な生物……認めません!」

ヤミは腕を刃物に変えて攻撃するが、粘液で斬れない。

ヤミは弾かれ、それをリトが受け止める。

「ヤミ。ここは俺に任せろ」

リトが前に進みでる。

日輪よ、具足となれ(カヴァーチャ&クンダーラ)を分離する。

槍が変形する。

「神々の王の慈悲を知れ。絶滅とは是、この一刺。インドラよ、刮目しろ。

焼き尽くせ、『日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ)』! ……是非もなし」

リトの放った一撃はラコスポ達を吹き飛ばした。

 

 「ふう。とんでもない奴だったな」

「どうして私をかばったんですか? 敵である私を…」

「悪いのはラコスポだろ。それに俺はな、騙されていいように使われたことがあるんだよ。

ヤミみたいなかわいい女の子を悪用するのが許せないだけだ」

「かわ…いい? 私が…ですか?」

「ん? どうかしたか?」

「あ…いえ…そんな風に言われたの…初めてなので…」

「あー、とりあえずだ。ラコスポもいなくなったし、俺を狙うのはやめて宇宙に帰ってくれ」

「いいえ。一度受けた仕事を途中で投げ出すのは、私の主義に反しますから、

結城リト。あなたをこの手で始末するまで私は地球に留まることにします」

ヤミの言葉にリトはヤミの顔を覗き込み殺意を込めて言った。

「食事中でも寝込みでも死ぬ覚悟ができたら、好きな時に襲ってこい」

ヤミはリトの殺気に怯んだ。

リトは私と同じ人種だと。

 

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