ララ達はスケート場に来ていた。
「見て見て。リト。蜜柑!」
「おお~。上手いね。ララさん」
シャー。バッ!
一方リトはトリプルアクセルやトリプルルッツを決めていた。
「……このフィジカルモンスターめ」
「家に一人でいたら命を狙ってくるんでな」
「あー、そういやリト殺し屋の女の子に狙われてんだっけ?
何て言ったっけ。確か金色の…」
「金色の闇です」
「!?」
リトは背後からの攻撃を余裕で躱す。
「こんな所でお遊びとは余裕ですね結城リト。
でも油断大敵です。私はいつでもあなたを狙っているんですよ」
「いつでも来いといったのは俺だ。逆に殺されないようにな」
「……上等です」
そう言ってヤミは立ち去った。
「あーいたいた! ララちぃに結城!」
声の方を見ると西連寺達がいた。
何で西連寺達がここに?
「へへ~。私が呼んだの!
大勢いた方が楽しいかなって思って」
「こんにちは結城君。蜜柑ちゃんも久しぶりね」
「ああ」
「どーも」
「おー。さすがララちぃ。鮮やかなすべりだねー」
「よーし。私らも負けないよ!」
「……」
「じゃ、私も一人ですべってこよーっと」
「蜜柑!?」
「リト。春菜さんにスケート教えてあげたら? じゃーね~」
「……俺達も滑るか?」
「うん! あ、でも私……わ!」
「危ない!」
リトは咄嗟に身体を盾にした。
「ご…ごめんなさい! 私、スケート初めてで上手くすべれなくて…」
「いや。俺もスケートは初めてだ。一緒に練習するか?」
「う…うん!」
「やっほー!」
「こっちだよー。ララちぃ~」
「ムム! 二人共やるね~。よ~し」
ララは万能ツールを取り出した。
「ララ様改造ですか?」
「へへ~。スケート靴をもっとスピード出るようにね!」
「よし! できた! いくよ~」
「こうなるともうアイススケートではないのでは…」
「あれ? し…失敗しちゃったみたい~」
「ララ様眼が回ります~」
「あ! ペケ!」
「リト~。止めて~!」
リトはララが物凄く回転してこちらに向かってくるのを確認した。
「『天の鎖』よ!」
天の鎖でリトは強制的に止めた。
そしてララの姿に驚く。服を着ていないのだ。
「服はどうしたお前!」
「だ…だって…ペケがどっか飛んでっちゃって…」
「へ?」
「わー!」
「スケート…ただすべるだけとは地球の娯楽は原始的ですね」
ヤミは飛んできたものを掴む。
するとスク水に変わった。
「あ…あれ?」
「…………」
「何をするんですか!」
「わー!」
ペケは投げ飛ばされた。
ピタ
「おお!?」
「ちょっと! 何よミオそのカッコ!」
「あれ~?」
「ギャッ 何コレ!?」
ヒュッ
「め、眼が回って制御が利かない…。しかし、早くララ様の所へ戻らねば…。
いた! ララ様!」
バチッ
「おや?」
「え?」
「…………」
リトは頭を抱えた。
西連寺がララの姿になったからである。
「『天の鎖』よ!」
リトは天の鎖でペケを脱がす。
西連寺の服は元に戻った。
これなら家でヤミとじゃれていた方がましだったかと思うリトであった。