FGOLOVEる   作:ヘルメス・トリスメギスタス

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西連寺の誕生日

 3月6日

「はい。いらっしゃい」

西連寺が玄関を開ける。

今日は西連寺の誕生日パーティーを、

西連寺の家で行うことになったのだ。

西連寺の愛犬マロンがララに走り寄り、

ペロペロ顔をなめる。

かくして西連寺の誕生日パーティーが始まった。

クラッカーが鳴らされ、祝福の言葉が投げかけられる。

「ありがとう」

「ジャーン! ケーキだけじゃなくてお菓子もいっぱいあるよ!」

「おほー!」

(西連寺嬉しそうだな。何だか俺も幸せな気分になる)

「さーて盛り上がってきたところでみんな聞いてくれ。

今日はいいもの持って来たんだ!」

「おー、なになに猿山」

「定番ゲームカラーツイスト」

「あ。それしってるー。何気にハマるよね」

「え? なになにどんなゲーム?」

ララは知らないので未央から説明される。

「じゃあさリト! 春菜! 一緒にやってみよ。

リサ・ミオ! 後で替わるからルーレットお願い!」

「いいよー」

「二人でやるのが定番だけど、3人ってのも面白いかもね!」

「じゃあ3人共シートの上に立って!」

「なあ」

リトが口を挟む。

「俺このゲームやったことないんだが……」

「私も…」

「大丈夫、大丈夫。本当に簡単なんだから」

「じゃあルーレット回すよ」

「右手黄! はい、みんな右手を黄色の所においてー」

「ん」

「はいっ」

「よっと」

「じゃあどんどん行くね。左手緑、右足赤」

 

 「よっと。そろそろきつくなってきたな……ん?」

っつ! ララのショーツが見えて……!

「ララ! 何でこんな位置にいるんだ!?」

「そんな事言われたって~」

「うふふ。見て。普段クールな結城が慌ててる!」

「いいねえ~。次は左手緑!」

(何とか体勢を変えないと…)

ムニ。

「ん?」

「きゃ!」

「うわ。すまない!」

「フフフ無駄よ結城」

「あがけばあがくほどはまっていくのがこのゲーム…」

(ちっ! 厄介な!)

 

 5分後

(くっ! どうすればいいんだこれ!?)

「うぐぐ。腕に負荷が……」

「結城~。いい表情してる」

「早くルーレットを回せ!」

「お願いしますって言ってごらん」

「何だと!?」

「早く!」

「……お願いします」

「よくできました。じゃあ次は右手赤!」

(赤…手の届く所は一か所しかない!

あと少し……届け!)

「ひあっ」

「?」

「そんなとこ触らないで!」

(この感覚…ララの尻尾か!)

「こすらないで~」

「キャー」

「うわ!」

「あら…3人とも倒れちゃった」

「え…てゆーかそれより…」

「もー、リトの馬鹿!」

「どうしたんだ尻尾触ったくらいで…」

「私尻尾が特別敏感なの! だから勝手に触っちゃダメ!」

「へ…」

「ララちぃ…どういう事?」

「その尻尾…やっぱアクセサリーじゃないわけ…?」

「え? うん! だってこれはデビルーク人の特徴…」

「ララ!」

リトは頭を抱えた。ばれた。

「宇宙人…ララさんが?」

「なーんだやっぱそーなの!」

(軽! みんなの反応軽い!)

「宇宙人とお友達なんて素敵…!」

(西連寺まで!?)

胃薬後で倍飲むかと思ったリトであった。

 

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