FGOLOVEる   作:ヘルメス・トリスメギスタス

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旧校舎3

 ポロロン♪

ズバッ!

「えっ?」

「きゃっ!?」

突然怪物の足が切れ、ララが解放される。

音の方向を見ると、竪琴のような弓を持ったリトがいた。

「始めましょう、悲しみの歌を」

リトはそう言うと、弦を鳴らす。

弦が鳴るたびに怪物の足は斬れていった。

「あ、足が!」

「死なない程度に加減はしてやる。

痛みの音、嘆きの曲……その肉を刻むは我が悲しみと知れ。『痛哭の幻奏(フェイルノート)』。さようなら」

怪物は気絶した。

「うわ、結城強ッ!」

「さっすがリト!」

「まだだ」

リトはそう言うと、ある方向を向く。

そちらには怪物がたくさん向かってきていた。

「ゆ、結城君!。な、何とか……!?」

「言われなくても何とかする」

リトの周りに多数の火縄銃が現れる。

「手加減はするが痛いぞ。三千世界に屍を晒すが良い。

天魔轟臨! これが魔王の『三千世界(さんだんうち)』だ!!」

鉄砲の轟音が旧校舎に響いた。

 

 「それにしてもお化けたくさんいたんだねー」

「違いますよプリンセス。どうみても皆、宇宙からの来訪者です」

「え?」

「そ…その通り。お…俺達…みんな故郷の星でリストラされたんだ。

宇宙を放浪しているうちにここに流れ着いて、いつの間にかそんな連中が集まって…」

「り…リストラ?」

「う…宇宙にリストラなんてあるの?」

「なるほどね…それで住処を守るために幽霊騒ぎを起こしてた訳」

「!」

「御門先生!」

「お久しぶりね」

「ミカド…?」

「あの有名なドクター・ミカド!?」

「フフ…あなた達この子達に手を出してよくその程度ですんだわね」

「え?」

 

 「デビルークの姫と…殺し屋金色の闇!?」

「それにデビルーク王に勝った男!?」

「ひいい~っ。殺さないでえ~」

「やだ。そんな事しないよ~」

「ごめんなさい~。許してください~」

「す…少しでも触れたら斬りますよ」

「しっかし…事情はわかるけどここに住むのはやっぱ不味いと思うのよね~。

…仕方ない。私があなた達に仕事紹介してあげよっか!」

「え!?」

「知り合いに地球で遊園地の経営者やってる宇宙人がいるの。

あなた達お化け屋敷とかピッタリじゃない?」

「ほ…ホントすか!!。すげー!」

「…もしかしてあの先生も宇宙人…?」

「ああ。まあな」

 

 「春菜、落ち着いた?」

「うん…何とか」

「しっかし結局お化けの仕業じゃなかったんだね」

「ホントホント何度もビビッて損しちゃった!」

「しっかしあの人たちも宇宙人ってわかるとそんなに怖くないよね」

「あはは!!」

「よかったですね…皆さんお仕事が見つかって…」

「え?」

「これで私も静かに過ごすことができます。どうもありがとう。

あ、申し遅れました。私、400年前にこの地で死んだお静といいます♪」

「…………」

「ぎ……」

「ギャ~ホントに出た~!!」

「うわああああ~!!」

「結城君!。何とかしなさい!」

「あー、悪霊じゃなさそうだし放置で」

幽霊如きでいちいち騒ぐ必要ないだろと思うリトであった。

 

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