ポロロン♪
ズバッ!
「えっ?」
「きゃっ!?」
突然怪物の足が切れ、ララが解放される。
音の方向を見ると、竪琴のような弓を持ったリトがいた。
「始めましょう、悲しみの歌を」
リトはそう言うと、弦を鳴らす。
弦が鳴るたびに怪物の足は斬れていった。
「あ、足が!」
「死なない程度に加減はしてやる。
痛みの音、嘆きの曲……その肉を刻むは我が悲しみと知れ。『
怪物は気絶した。
「うわ、結城強ッ!」
「さっすがリト!」
「まだだ」
リトはそう言うと、ある方向を向く。
そちらには怪物がたくさん向かってきていた。
「ゆ、結城君!。な、何とか……!?」
「言われなくても何とかする」
リトの周りに多数の火縄銃が現れる。
「手加減はするが痛いぞ。三千世界に屍を晒すが良い。
天魔轟臨! これが魔王の『
鉄砲の轟音が旧校舎に響いた。
「それにしてもお化けたくさんいたんだねー」
「違いますよプリンセス。どうみても皆、宇宙からの来訪者です」
「え?」
「そ…その通り。お…俺達…みんな故郷の星でリストラされたんだ。
宇宙を放浪しているうちにここに流れ着いて、いつの間にかそんな連中が集まって…」
「り…リストラ?」
「う…宇宙にリストラなんてあるの?」
「なるほどね…それで住処を守るために幽霊騒ぎを起こしてた訳」
「!」
「御門先生!」
「お久しぶりね」
「ミカド…?」
「あの有名なドクター・ミカド!?」
「フフ…あなた達この子達に手を出してよくその程度ですんだわね」
「え?」
「デビルークの姫と…殺し屋金色の闇!?」
「それにデビルーク王に勝った男!?」
「ひいい~っ。殺さないでえ~」
「やだ。そんな事しないよ~」
「ごめんなさい~。許してください~」
「す…少しでも触れたら斬りますよ」
「しっかし…事情はわかるけどここに住むのはやっぱ不味いと思うのよね~。
…仕方ない。私があなた達に仕事紹介してあげよっか!」
「え!?」
「知り合いに地球で遊園地の経営者やってる宇宙人がいるの。
あなた達お化け屋敷とかピッタリじゃない?」
「ほ…ホントすか!!。すげー!」
「…もしかしてあの先生も宇宙人…?」
「ああ。まあな」
「春菜、落ち着いた?」
「うん…何とか」
「しっかし結局お化けの仕業じゃなかったんだね」
「ホントホント何度もビビッて損しちゃった!」
「しっかしあの人たちも宇宙人ってわかるとそんなに怖くないよね」
「あはは!!」
「よかったですね…皆さんお仕事が見つかって…」
「え?」
「これで私も静かに過ごすことができます。どうもありがとう。
あ、申し遅れました。私、400年前にこの地で死んだお静といいます♪」
「…………」
「ぎ……」
「ギャ~ホントに出た~!!」
「うわああああ~!!」
「結城君!。何とかしなさい!」
「あー、悪霊じゃなさそうだし放置で」
幽霊如きでいちいち騒ぐ必要ないだろと思うリトであった。