「ひぇッ淫魔だ……(絶望)」「ひぇっ、人間くんだ……♡(幸福)」 作:春の神
「座敷童子が住んでる実家にこれから帰省するんだけどどうしたらいいんや?」
1:名無しの人間
どうしたらいいと思う?
2:名無しの人間
何が?
3:名無しの人間
一応久しぶりに会うからなんか持っていかないとなーって
4:名無しの人間
アカン、脳がやられてしまってる
5:名無しの人間
イッチは疲れでやばくなってしまったのかガイジなのかどっちや?
6:名無しの人間
いや、ガチでいるんだって。昔実家に住んでた時もよく一緒に遊んでたし
7:名無しの人間
何もいらないんじゃね?
8:名無しの人間
でも、一応お菓子ぐらいは買っていくか
9:名無しの人間
お菓子は何買っていくつもりなんや?
10:名無しの人間
和菓子とか?
11:名無しの人間
ねるねるねるねとか渡して化学力見せつけてやろうぜ
12:名無しの人間
>>11ねるねるねるね1986年にはあったからイッチがそれ以降に生まれてないと成り立たないぞ
13:名無しの人間
テーレッテレー
13:名無しの人間
24歳や
14:名無しの人間
あー、じゃあダメじゃん
15:名無しの人間
なんでねるねるねるねを持って行くことになってるんや……
16:名無しの人間
ていうか座敷わらしなら和菓子とかがいいんじゃね?
17:名無しの人間
なんか食いすぎて和菓子はもう飽きたって言ってた気がする
18:名無しの人間
ケーキでも持ってけば
19:名無しの人間
シュークリーム!!!!!!!!!!!!!
20:名無しの人間
>>19迫真スギィ
21:名無しの人間
店に着いたから適当に買って新幹線でまた話すわ
22:名無しの人間
イッチはイカれてるのか釣りなのかどっちなんや?
23:名無しの人間
ガ〇ジやろ
24:名無しの人間
本当に座敷わらしがいる可能性と微レ存
25:名無しの人間
つーか座敷わらしってなんなん?
26:名無しの人間
座敷童子は、主に岩手県に伝わる妖怪。座敷または蔵に住む神と言われ、家人に悪戯を働く、見た者には幸運が訪れる、家に富をもたらすなどの伝承がある。 (Wikipedia)
27:名無しの人間
へー、じゃあイッチは宝くじとか当たったことあんのかな
28:名無しの人間
もしそうならワイもイッチの家に行ってきて座敷わらしに土下座してくるわ
29:名無しの人間
座敷わらしって女なの?
30:名無しの人間
どっちもいるんじゃね?
31:名無しの人間
じゃあ黒髪美少女って可能性もあるってコト!?
32:名無しの人間
>>30ちいかわは帰れ
33:名無しの人間
学校行く時とかも「行ってらっしゃい♡」とか言われてたのかな……あれ?そう考えるとイライラしてきたな
34:名無しの人間
クソ!俺の所にも来てくれよ!
35:名無しの人間
たでーま
36:名無しの人間
おかえり。結局何買ったんや?
37:名無しの人間
なんか店員さんに聞いたらこれオススメですよーって言うからそれ買った。中身はなんか洋菓子の詰め合わせみたいな
38:名無しの人間
いいやん
39:名無しの人間
店員が有能案件
40:名無しの人間
地元どこなん?
41:名無しの人間
岩手。着くまで暇だから座敷わらしの話するわ
42:名無しの人間
やっぱ岩手なんか
43:名無しの人間
信憑性が少し増したな
44:名無しの人間
俺、家族が居なくて昔から自己肯定感とか低くて学校とかでもなんも喋らん陰キャでさ。友達なんか居なくて学校行って帰ってきて飯食って寝る。そんな生活を送ってたんだよ
45:名無しの人間
小学校4〜5年生の時かな。祖父母が一日家開けてた時に一人でテレビ見てたら鈴の音や女の笑い声が聞こえてきて、不思議に思った俺は部屋を見て回ったんだ
46:名無しの人間
全ての部屋を見て回っても誰もいなかったから、俺は気の所為だと思って居間に戻ろうとしたその時、鈴の音が耳元で聞こえて後ろを振り返ると、窓際に座りながら満月を背にクスクス笑っている少女が居た
47:名無しの人間
少女はこちらを見定める様に見てくる。姿は自分と対して変わらないのに、夜の中でもぎらりと光る目がこの少女は人間じゃないということを証明していた
48:名無しの人間
数十秒経ったあと、突然恐怖と好奇心が混ざったような感情が湧いてきて少女に声をかける。すると少女はミステリアスな声で「こんばんは、今日は月が綺麗ね」と俺に話しかけてくる
49:名無しの人間
「あなたはだれですか?」と恐る恐る少女に聞くと、少し驚いたような顔をして笑顔でこう答える「座敷わらしって分かるかな?まぁ、簡単に言うとお化け…幽霊だよ」少女は笑いながらそう言う
50:名無しの人間
「そして―――」少女は窓際から降り、少年の頬を両手で掴み額を合わせて口紡ぐ「―――章介のお嫁さんだよ」その時薄桃色の唇が開かれ、熱く柔らかい吐息が顔にかかるのが妙に興奮したのを覚えている
51:名無しの人間
だが、何を言っているのか理解が出来なかった。存在自体も発言内容もそうだが、少年はこの少女と、いや…この存在とは分かり合えないということに気づいた。黒と白。水と油。天と地。月と太陽。俺とこの少女の考えは交わらない
52:名無しの人間
そのはずだった。だが、オレはこの異質な少女に求めてしまった。父親からも母親からも得られない愛情。友人から得られない友情。恋人から得られない愛情を全部全部求めてしまったのだ
53:名無しの人間
そして私と少女の奇妙な関係がこの夜から始まった。朝起きる時も学校から帰ってきた時も周りに人が居なければ、ぼくは少女と話して中を深めた。彼女の摩訶不思議な話を聞いたり、少年を慰めたり二人で遊んでみたりして、少年は満たされていた
54:名無しの人間
ボクが上京して暮らしていくと、少年は少女のことを段々と少しずつ忘れていき、記憶が薄れていってしまう。そんなある日、祖母から電話が掛かってくる。内容は「久々に帰ってきて顔を見せてくれないか」という話だった。確かに数年帰ってなかったし、タイミング良く休みがあった為実家に帰ることにした
55:名無しの人間
そこでふと、思い出す。昔遊んでいてくれた少女がいた事を。青年は懐かしい思い出にふけりながら帰省の準備をしていた。実家に帰るということは少女に出会えることと同義で、章介は少女の為にお土産を買うことを決める
56:名無しの人間
なんか、書くの苦手だから見にくかったかも知んないけどすまんな
57:名無しの人間
なんか質問とかあったら答えるで
58:名無しの人間
普通に分かりやすかったで
59:名無しの人間
その少女とのイチャイチャエピソードとかなかったん?
60:名無しの人間
普通に寝てて朝起きたら隣で座敷わらしが俺に抱きついて寝てたとかがしょっちゅうあったよ
61:名無しの人間
お?やるか貴様?
62:名無しの人間
〇すぞ
63:名無しの人間
友達いなくても愛されてなくても女居るならいいじゃねぇか…
64:名無しの人間
お風呂とかも一緒に入ってたし、髪とかは結んで上げたりしたし、駄菓子屋で買い食いしたり、キスとかはしてたな
65:名無しの人間
普通にリア充じゃねーかなんだァ?てめぇ……
66:名無しの人間
お前……〇ねよもう
67:名無しの人間
童貞だから許してくれ
68:名無しの人間
そこまで行ってしてないんか?逆に○ねよ
69:名無しの人間
なんで?付き合ってはいなかったの?
70:名無しの人間
少女は求めてきたけど大人になるまで待ってって言ったら何とか我慢してくれた
71:名無しの人間
じゃーだめじゃねーか
72:名無しの人間
うーんこの
73:名無しの人間
なんでや?童貞やぞ?
74:名無しの人間
今は、だろ?お前らもう大人やん
75:名無しの人間
いや……あいつももう俺の事なんて忘れてるかも知んないし確定なんかしてないぞ
76:名無しの人間
いやいやいやいやいや、そんなんもー確定ですから。リーチかかってますからね
77:名無しの人間
ていうか座敷わらしなら年取らなくね?
78:名無しの人間
確かに、ならロリとイチャイチャする成人男性が……いや絵面やっべぇなそれ
79:名無しの人間
110番しました
80:名無しの人間
ていうかまだ着かないんか?岩手ならもうそろそろだろ?
81:名無しの人間
もうそろそろ着くし、ここら辺で終わるわ。ありがとな
82:名無しの人間
サツにお世話になんなよー
83:名無しの人間
結局ただの幼馴染だったのかね?
84:名無しの人間
隣に住んでたんじゃねーの?
85:名無しの人間
んな事よりこれからイッチが童貞卒業するって考えたら悲しくなってきた
86:名無しの人間
>>85ワイはムラムラしてきたわ
87:名無しの人間
勝手に抜いてどうぞ
―――
「―――ただいま」
「あら!もう着いたの?なら言ってよぉ〜まだご飯出来てないわよー?」
「あら、あんたちょっと痩せた?顔色も悪いし……」
「大丈夫、大丈夫。部屋に居るから出来たら呼んで」
祖母の鋭い推理を無視して部屋に行く
「……居るんだろ。
章介以外誰もいない部屋で、彼は宙に向けて言葉を放った。すると黒い靄が集まり、少女の形を成す
『久しぶりだね。元気、してた?』
「…お前こそ、随分デカくなったな」
数年前の
『しょうがないよ。私は章介と共に成長しているから』
「じゃあ俺がジジイになったら緋沙子も婆さんになるのか?」
『章介が望むならね』
辺りをふわふわと浮かんで俺の背に張り付き、耳元で囁いてくる
「……まぁ、未来のことなんて分かりやしないからいいけどな」
『…私の隣に居るって未来は確定しているよ?』
「どうだか、案外いい男を見つけて居なくなってるかも」
『なにそれ、つまんない冗談だね。私は章介以外興味無いよ。それこの先10年後50年後100年後でも、私は章介しか見えて無い。これは誓える』
「―――そっか、それは……よかった」
『…うん、ちょっと休みなよ。久しぶりに私の膝の上で』
緋沙子は膝をポンポンと叩き催促してくる。その姿が懐かしく、切なく、まるで母親の様だった
「じゃあちょっと…寝る………」
『―――おやすみ章介』
コオロギの鳴き声に、夜風に吹かれて木々が擦れる音が辺りを包む。静かな夜が章介を治す様に
壁に黒い何かがのたうち回っている。いや、壁だけじゃなく床も天井も地面さえ黒い影が緋沙子と章介を囲んでいる
『章介は疲れているんだ。選択を間違えそうになるほど……ね』
『だから邪魔しないでよ……!』
緋沙子の影から出てきた何かに『影』は食い荒らされ、正常な世界に戻り、静かな夜が活動をはじめる
『酷い断末魔…章介が聞いてなくてよかった。こんなの聞いたらまた……いや、今は寝かしてあげないと…』
幼い少年の様な顔をした章介の髪を優しく撫でながら言葉を零す
『……きっと、きっと夜だけは貴方を癒してくれるから』
月に照らされた少女の頬を伝い、夜ですら照らしてしまう光が零れる
『だから……だから、自殺なんてもう二度としないで……っ…』
悲痛な願いを零す少女が、涙と共に月に照らされていた
後書きにちょい鬱あるかもだから注意ね
『章介』親から捨てられ祖父母に育てられた。その為、愛情が分からない。学生になって同級生からの告白も、人気者の同期からの告白も理解出来ない。そんな自分がおかしいことに悩んで悩み続けながらも仕事を続けるも、同期の告白を断った為軽いイジメが始まる。上司からも、先輩からも、同期からも、後輩からも責められ続け、章介は自殺をしようと首を吊るが死ねず、今度は包丁で死のうとした時、母からの電話が入る。そして本編に繋がる
ちなみにストレスで頭がバグっており会話もおかしくなっている例えば
10:名無しの人間
和菓子とか?
17:名無しの人間
なんか食いすぎて和菓子はもう飽きたって言ってた気がする
一人称の乱用
俺、少年、ボク、ぼく、私、青年
『緋沙子』
珍しく上位存在の中ではマトモ。章介が死にそうだってことで母を使い電話をかけさせる。
章介は幽霊とかを引きつける体質で負の感情が強まると悪霊とかが取り付き自殺させようとする『影』もそれの類友
【挿絵表示】
もし上位存在さん達になれるならどの種族になりたい?
-
淫魔
-
乳魔
-
インキュバス
-
天使
-
獣人
-
吸血鬼
-
エルフ
-
竜族
-
奉仕族
-
機械族
-
邪神族
-
その為(理由書いてくれたら嬉しい)