「ひぇッ淫魔だ……(絶望)」「ひぇっ、人間くんだ……♡(幸福)」   作:春の神

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人間
「高校三年生だけど友達も親も居なくて頭も悪いし運動神経も悪いから公園で遊んでる同族の小学生にしか強気になれない顔とスタイルだけしか取り柄がないお姉さん」


「あれぇ…キミまたまた一人で遊んでるの?」

 

「ひとりぼっちの公園って楽しいのぉ?ぷーくすくす」

 

『お姉さんだって1人じゃん』

 

「う゛っ……い、いや…わたしは今学校の帰りだから……!?」

 

『もう日が暮れるよ?そんなに高校の授業って長いの?』

 

「…うちの高校は7時間目とか8時間目とかあるんです〜!?」

 

『理数科とかはでしょ?お姉さん普通科なんだからそんな訳ないじゃん』

 

「……えぇっと…えっ……と…そう!手伝いだよ手伝い!先生にお前はこれぐらいしかでき―――ちがっ……お前にしか頼めないって言われたから手伝ってたの!本当だからねっ!?」

 

『…ふーん。そうなんだ』

 

「と、どう?わたしすごいでしょ?キミみたいに学校でもひとりぼっちな訳じゃないんだからね!」

 

『そうなんだ。じゃあそんなすごいお姉さんなら僕の宿題ぐらい簡単に解けるよね?』

 

「もちろん!小学生の宿題なんてちょちょいのちょいだよ」

 

『じゃあこのファイルの中にあるからやってみて』

 

「えぇと?……次の図のように、1辺の長さが10cmの正八面体があり、点Mは辺BCの中点である。2点F、Qは《ルール》に従って移動する」

 

《ルール》2点P、QはAを同時出発する。点Pは毎秒1cmの速さで点Aから点Fまで────────

 

「ボッ……プシュゥゥゥゥ…」

 

「にゃ、にゃにこれ……?」

 

「これ本当に小学校の問題なの……?」

 

『どっかの進学校の問題』

 

「なんでそんなのを小学校のキミがやってるのさ!?」

 

『教師にお前には教えることがないからこれでもやっていなさい。とか言われたから』

 

「どっ、どういうこと……?」

 

『オレ、IQが160前後あるんだよね。だからじゃない?』

 

「IQ…平均はどれくらいなの……?」

 

『わかんないけど100とかじゃない?』

 

「へっ、へぇ……まぁ頭が良くても運動とか出来ないんでしょ?それならねー……うん、だめだよねぇ?」

 

「ま、まぁ、宿題は自分でやるべきだからファイルに戻しておくね―――」

 

「…全国優勝……?」

 

『それは去年優勝したバスケの賞状。まだ入ってたんだ』

 

「……うっ、うわぁぁあ!?なんだよキミ!?全然仲間じゃないじゃん!」

 

『…急にどうしたの?』

 

「なんだよせっかく私に似た惨めな陰キャボッチがいると思って話しかけてたのに!これから中学校も高校も惨めな青春を送るんだなーって思ってそれを精神安定剤にしてたのに全然勝ち組じゃんか!?」

 

「頭も良くて顔もかっこよくて運動もできる小学生ってなんだよそれ!全然仲間じゃない!敵だよ!敵!ばーか!」

 

「も、もう話しかけてあげないんだからっ…ぐすっ……ばーか…もう帰るっ…!うぇぇん……」

 

『はぁ…お姉さん、待って』

 

「な、なにっ?勝ち組は話しかけてこないでよ……」

 

『お姉さんごめんね。オレのせいでお姉さんの小さなプライド傷つけちゃったよね。ごめんなさい』

 

「うぅ……ぐすっ……ずびっ……」

 

『オレはお姉さんのこと大好きだからね?学校では友達も居ないし頭も運動神経も悪いのに顔と体だけはいいから男子からは性的な目で見られて女子からは理不尽なイジメを受けているのに学校に行ってるお姉さんは頑張ってるよ。えらいえらい』

 

「ぅ゛ぅドオルぐん゛っーーー!」

 

『男子のセクハラ紛いのボディタッチを受けても怒ることが怖くてできなくて何とか先生に言ってみるも先生はまともに考えてくれないしなんなら先生もセクハラをしてくるの辛いよね。頑張ってるよお姉さんは』

 

「そう゛なんだよぉぉ゛っ!男子はよくおっぱいに手を掠られたり、お尻をさって触れたりっ!「綾乃って将来風俗嬢になってそうだよなww」とか「金払えばヤラせてくれそうww」とか好きがっていわれる゛しっ!」

 

「女子は意味わかんないこと言ってきて虐めてくるし!先生は手伝いとか言って個室で胸揉んできたり腰辺りをいやらしく触ってくるし!やめてくださいって言っても評価を下げるとか言われて何もできないし……うわぁぁんっ!」

 

「その点キミはいい子だよ…小学生にマウントを取る私の話を聞いてくれるし、褒めてくれるし……本当にいい子だよキミは……よしよし…ぎゅー」

 

『(ちょろいなぁ…この人。怒っててもお菓子あげればすぐ尻尾を振る昔飼ってた犬とそっくりだ)』

 

「はぁぁ…キミが後数年早く産まれてれば付き合ったのに…」

 

「あ、そうだ。ねぇトオル君。お姉さん可愛い?」

 

『はい』

 

「〜!…もっともっと!」

 

『可愛い可愛い可愛い』

 

「じゃ〜あ……お姉さんと付き合いたい?」

 

『…………………………^^*』

 

「えっ?何その顔!?なんで何も言ってくれないの!?わたしとは付き合えないってことっ!?ねぇってば―――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




渡辺綾乃

18歳
巨乳
処女

顔とスタイルがいいだけの女。あとフェラが上手い(未経験)ぐらいしか取り柄がない。
世界一チョロい女とも言う。

どのぐらいチョロいかと言うと初めて喋った男にですら襲われたら勢いで許してしまう。そのままセフレになり、成り行きで付き合って高校を卒業後、暮らしていたが金がなくなってきたので彼氏に「風俗でもなんでもいいから金稼いでこい」と言われ風俗をする。その金はパチンコ、タバコ、キャバクラで使われる。仕事終わりでヘトヘトになって帰ってきても彼氏がムラムラした時は彼氏の相手をしなきゃいけない為、体と精神が疲労する一方。その内子供ができるが彼氏からは「自分のか分からんガキを育てる気は無いから下ろせ」と言われるが綾乃は下ろしたくない為、喧嘩になり別れる。一人で子供を産むが子供は死産。そこで精神が壊れ、雪が降るような時期なのに男を誘う薄っすい裸みたいな格好で外をフラフラ歩き回り、最終的に行き着いたのはどこかの公園。公園のベンチに座っていると段々意識が遠のいていき、このまま死ぬかと思ったが突然、走馬灯のように過去のことが蘇ってきた。そして昔、公園に居た小学生が居た事を思い出す。そこで綾乃は初めて気づく。自分が好きだったのは彼氏ではなく、トオルだったと言うことに。綾乃はかじかんだ頬に涙を流し公園で凍死した。『BADEND』

『HAPPYEND』

あの日から段々とトオルのことが好きになり始め、トオルの声を聞くだけで心が幸せになるぐらい好きになった頃、綾乃はトオルの隣に立てるような女になりたいと思い、トオルから勉強を教えてもらう。トオルから教えてもらう勉強はとても分かりやすく、目に見えて効果が現れ始めて綾乃もどんどん勉強をして、遂には定期テストで学年10位には入れるようになっていた。その成果もあって綾乃をいじめる女子もセクハラする男もいなくなり、教師からセクハラをされてもトオルから貰ったボイスレコーダーで音声を取り、教育委員会に訴えてその教師は捕まることになった。県内でもトップクラスの大学を受験し、面接では多少失敗したが無事合格。トオルも進学校に入学した。そして綾乃が大学を卒業する頃にトオルに告白し、2人は付き合うことになる。綾乃はトオルの父が社長をやっている所に入社する。トオルが父の会社を受け継いだ日にトオルが綾乃にプロポーズをして結婚。それから数年後、彼女達は子供を授かり、これからも幸せに暮らしていった


もし上位存在さん達になれるならどの種族になりたい?

  • 淫魔
  • 乳魔
  • インキュバス
  • 天使
  • 獣人
  • 吸血鬼
  • エルフ
  • 竜族
  • 奉仕族
  • 機械族
  • 邪神族
  • その為(理由書いてくれたら嬉しい)

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