深海の龍帝は何を成す?   作:リア・ユグドラシル

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邂逅する魔王と勇者

「美味い」パク(*゚~゚*)モグ モグ

 

「良かったです。頑張って作ったかいがありました」

 

屋敷のリビングにて、龍はクーナの手料理を頬張っていた。因みにアンネに連絡はしたが今はクヴァル・ベステの習熟のため、後で合流することになった

 

「んぐ…んぐ…ケプッ…なんかやたらと腹が減るんだよな…いつも以上に…」

 

「姿が変わったからですかね?凄い食欲…これ食料庫空になったりしませんよね?

 

自国の食料庫が心配になるクーナ、だが龍が口を開く

 

「ある程度食ったら迷宮の魔物を食いに行くから食料庫の心配すんな。つーか俺をなんだと…」

 

「あはは…いや普段の食欲を見てるとどうしても…ね?」

 

「…悔しいが否定できねぇ…」

 

そう言って皿に残った料理の欠片を口に放り込むと自身の愛刀・焔を呼び出す

 

「…やっぱり見た目変わってるな」

 

紅かった刀身はより深い紅に変化していた

 

「…妖精」

 

『材質を調べました…これ緋緋色金(ヒヒイロカネ)ですね。性質は永久不変…壊れることの無い不壊の刀と化してますね』

 

「…なんか凄い進化したな」

 

「…ですね」

 

超進化した愛刀を鞘に納め、2人は迷宮を目指す

 

 

 

「リュウガ!」

 

「おっとと…いきなり飛びつくなよアンネ」

 

迷宮から帰る途中、同じく修行を済ませたアンネが合流した

 

「だって…心配だったんだもの…」

 

「まぁ3日も眠ってりゃ心配にもなるか…悪かったな」

 

そう言って龍はアンネの頭を撫でる

 

「んふぅ…」

 

「あ、ズルいです!リュウガ君私も!」

 

「はいはい…」

 

「わふぅ…」

 

2人の頭を撫で、少々穏やかな時間を過ごす…

 

「あ、私も撫でてください」

 

「ほいほい」

 

「むふぅ…」

 

• • •

 

「「「いや誰だお前!?」」」

 

「あ、バレた」

 

少女拘束中…

 

「…あの〜この扱いは流石にないと思いまーす」逆さ吊り

 

「「「いきなり現れておいてそれ言う?」」」

 

「…ごもっとも〜」

 

唐突に現れた黒髪少女を逆さ吊りにして睨みつける3人。それぞれ得物を首に突きつける

 

「つーかホント誰だテメェ。何が目的だ?雰囲気的に騎士団じゃなさそうだが…」

 

「あれらと一緒にされるのは心外です!」(#゚Д゚)プンスコ!

 

怒りを露わにする少女だが仮に騎士団で無くとも怪しいことこの上なかった

 

「て言うかあったことありますよ!?」

 

「嘘つけ!てめぇみたいなのそうそう忘れんわ!」

 

ギャーギャー言い争う2人だが次の少女の言葉に驚愕する

 

「ありますって!六花で会ったじゃないですか!ファンガイアとそれ使役してた黒学院の女と戦った時!」

 

「……お前あのまっくろくろすけか!?」

 

予想外すぎる登場に驚く龍。そもそもシルエットからして違うため見分けがつかなかった

 

「…えっと…リュウガ君は会ったことがあると…?」

 

「…1度だけだが共闘したことがある…あん時はシルエットだけだったし、今の姿はあのシルエットにも当てはまらんから分からなかったが…」

 

「シルエットだけってどういう…」

 

「…まぁ全身タイツでも着てたんじゃね?」

 

「んなわけないでしょう!?」

 

とんでもない推測が飛んできたため慌てて否定する少女

 

「…あの…結局この人どこの誰なんですか?」

 

「「「あっ…」」」

 

クーナの言葉に落ち着く3人…改めて問い質すことに

 

「…まぁそうですね。では、改めて…」

 

「お久しぶりです。神無月先輩。元、鏡 彩葉で」現名無しの者です

 

「…」

 

「「かんなづき?」」

 

「お前も4んでんのかよぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」

 

深海棲艦沈静化中…

 

 

「…落ち着きましたか?」

 

「…すまん。クーナ、アンネ」

 

「…あの、とりあえず素性話したんで下ろしてください先輩」

 

「あ〜うん了解。あともう会社に所属してないんだから先輩呼びはいい」ナワトキトキ

 

「はーい」

 

「とりあえず2人は知り合いということでいいんですか?」

 

「うんまぁ…前の職場の後輩。色々変わりすぎてわからなかったけど」

 

「まぁそういう事です」

 

「つーか名前無いってどういうこった?」

 

「あっちで産まれた時既に私は鏡の世界の人間だったのですが…簡単に言うと鏡の先輩と融合した結果、前の名前が個別認識で使えなくなったのか名無しになってしまいました」

 

「…はいっ?」

 

いきなり情報量の多い発言に思考が停止する龍

 

「…説明」

 

「要は鏡 彩葉と鏡の先輩が混ざりあった影響でどっちでも無くなったことで名前が消えた考えるべきでしょう。その影響で先輩と魂の回廊が繋がったようですが…」

 

「…あ、天使系究極能力持ちで正体不明の回廊接続者ってお前か!?」

 

「あ、はい。まぁ今まで鏡の世界から外に出るのには制限があったので…出られるようになるまで黙ってることにしましたけど」

 

「…変に怖がって損した…」

 

「え、先輩怖かったんですか?どんな感じでした?ねぇねe「うるっさい!」フラペチーノ!?」

 

少女の顔面に蹴りを叩き込み吹き飛ばす

 

「うごご…い、痛い…」

 

「自業自得だ。つーか名前ないのは不便だな…」

 

顔を抑えながら立ち上がる少女を呆れた様子で見やりながら名前が無いことに不便さを感じる

 

「だ、だったらせんぱ…じゃなかった。龍我さんが付けてください」

 

「あん?俺がか…」

 

そう言われて龍は少し考える

 

(由来とするなら…黒、影、鏡…鏡…か)

 

少女から連想されるものを頭に思い浮かべていく…やがて結論が出た

 

「よし、決まった。お前の名前は…」

 

「ミラーユだ」

 

To Be Continued…

 

オマケ

 

キャラ紹介

 

名前 ミラーユ

 

容姿 黒髪の金色の闇(ToLOVEるダークネス)

 

前世の名は鏡 彩葉(かがみ いろは)。

前世では龍の会社の後輩。慕っていた龍が4亡し悲しみに暮れながらヤケ酒をした結果急性アルコール中毒で4亡。

その後は鏡の世界の鏡像の龍と魂が混ざってしまい、鏡の世界(ミラーワールド)の管理者になる。

基本的に鏡の外に出れる時間が決まっていて長期間の活動ができなかったが龍と魂の回廊が繋がっていたため真なる魔王への覚醒により配られたギフトを用いて勇者の卵を完全に孵化させ、同じく覚醒勇者になった。

鏡のゲートでの移動が可能だが単体では精度が低くうまく繋げることが出来なかった

だがたまたま繋がった先にいたクズディケイド転生者からディケイドの力(ベルトごとぶんどった)で精度の大幅向上に成功し、それ以降クズ転生者を狙っては大量の特典と能力をかき集めた。

今でもそれは続いていて、俗に言うコレクターに覚醒してしまっているため今後もクズ転生者は片っ端から駆られることになるだろう…




次回「久々の学校」

キャラ解説…要る?

  • 書け!
  • 別に要らんじゃろ
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