午後の訓練が始まった
「全員揃ったね!じゃあ早速、走れ!外周を二週、20キロだ。制限時間は40分。遅れたら罰ゲームだからね!」
ナキータ教官の号令で生徒達が一斉に走り出す
「リュウガくん。エルシエでの特訓よりもずっと楽ですね」
「まぁエルシエのアレコレと比べたらな…」
エルシエで行われた訓練は深炎回帰や第2解放の制御の他に基本的な身体能力の強化にも主眼を置いていた為、龍達からしてみたらこの程度、温すぎるくらいだった
「そもそも私たちを基準にするほうがおかしいわ。ランクが2つも違うもの」
「それもそうだね〜」
ランクが上がれば体力も筋力も跳ね上がる、クーナ達が辛いレベルだと他の生徒たちは耐えきれない
「ランク測定が終わったらナキータ教官に頼んでみるか?これだと肩慣らしにもならん」
『ランニング1つとっても距離を2倍、制限時間半分位がいいですね』
そうしてメニューが次々消化されていく。夏休み前のクラスメイトたちなら終わったあとぐったりしていたのに、今はみんなそれなりに余裕がある
「ほう、みんな余裕って感じだね。次はランク測定だ。先生、ちゃんと夏休み前のデータを持っているからね。サボっていた子はわかるよ。そういう子はお仕置だ!」
教官の前に生徒が列をなす。皆、ランク測定が楽しみといった様子だ
「へぇ。凄い。まさか夏休み終了時点でランク1の最上位…これ、もしかしなくても1年生のうちにランク2になれるよ。それどころか卒業時にランク3も夢じゃない。君ってほんとに凄いね」
その中でもライルの伸びは凄かった。クーナの為に命をかけて修練を積んだのだろう
「もちろん、そのつもりです。僕は我が姫君にふさわしい剣にならなければいけませんから」
そう言って列を離れるとクラスメイトたちが駆け寄り大騒ぎする
「さて、リュウガ。君さ、もしかしてもうランク2の上位に届いてたりしないかな?流石にないかな?」
「見ればわかるだろ」
「はっはっは、生意気だね。落第させちゃうぞ?」
「もしもしスゴート教官?」
「ちょっ!?先輩は教育主任になっちゃったから減給すらできちゃうんだよ!?」
「それはいいことを聞いた」(。-∀-)ニヤリ
「ほんとに勘弁してよ!?…とりあえず、行くよ」
ナキータ教官が術式を組み上げ、リュウガのランクを測定する
「うっ、そ、ランク3…1年…どころか半年で、ランク3?そんなの聞いたことがないよ…ぜったい、こんなの、ありえない…」
ナキータ教官が目を見開き、まわりのクラスメイトもあまりの衝撃に言葉をなくしていた
「…まさか、クーナもってことはないよね…?見るよ…」
そう言ってクーナ、アンネ、トワと測っていくが全く同じ反応をした
「ま、だろうな」
「うーんここまで予想通りだとつまんないな…」
「教官に芸人要素を求めるのは失礼では??」
「まぁナキータ教官はほぼ芸人だし…」
「失礼だなぁ!?」
そんなことを言ってると目の色を変えて成り代わりを狙う生徒達に囲まれた
「あ、ナキータ教官、これ」
「おっとと…これは…?」
「俺らが討伐した魔物と危険度。ちなみに危険度はエルシエのイラクサ隊の隊長も協力してくれたとだけ言っておく」
龍我はそう言ってメモ帳を投げ渡すとクーナたちと集まる
「…あの…内容見たクラスメイトのみんなの目が死んでるんですが…」
「まぁ普通はそうだろ。そもそも俺やトワは別にランク上げしてない…てかできないし必要も無いくらい強い。クーナは深炎回帰、アンネは第2解放って言う1段階スペックを上げれる手段があるしな」
「あ〜確かに…普通はないですもんね、こんな手段…」
「えっと、みんな今日の授業はこれでおしまい。リュウガ、アンネ、クーナ、トワ。この騎士学校だとランク3に到達した生徒はまず校長と面談。それから街の領主に挨拶することになってるの。というわけであとで先生の部屋に来て。校長と話す前に色々注意事項を説明するから」
「了解。あとで向かいます」
「うん…そうして…はぁ…色々面倒なことになりそうだけど…頑張ってね…」
うんざりした様子のナキータ教官を尻目に龍はスケジュールの変更と万が一のための保険を用意するのだった
To Be Continued…
面倒事Part.3
キャラ解説…要る?
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書け!
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別に要らんじゃろ