深海の龍帝は何を成す?   作:リア・ユグドラシル

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「む?紅晴黎斗だ」

「戦国カイザだ」

「前回は各々が戦闘を開始したんだったな」

「できれば速く合流したい…こっちはかなりキツいんだ…」

「まぁ俺も他の奴らも頑張るから…頑張って耐えてくれ」

「だよなぁ…まぁ頑張るか…」

「…そう言えば作者がアズレンで武蔵引くために貯めてたキューブ300個全部使ってやっと引き当てたそうだぞ」

「…どんだけガチャ運悪いんだ家の作者…」

「武蔵引き当てたとき歓喜のあまりに咆哮上げて怒られたってよ」

「流石に周りへの迷惑を考えろよ…っとそろそろ本編にいくぞ」

「「黒き最高神の降臨」」


黒き最高神の降臨

龍side

 

ゲートを超えて神浜に降り立つ…はずだった俺だが…

 

「…いきなり天空は流石にないわ〜…」

 

どうやらまどかはゲートを設置する場所を間違えてしまったらしい

 

「…ん?下に…あ〜…イリスもどき…ワルプルギスの夜か…あれ?ボロボロだな…?」

 

その言葉の通り眼下ではワルプルギスの夜がイリスとリシーとクロノアによってフルボッコにされていた

 

「まぁあっちは任せても大丈夫か…こっちはボトルの回収と…あの電波塔に向かうか…」

 

その電波塔ではイブが鎖で磔にされていたのでそちらに移動しようとする…が

 

「まぁまずは…」

 

「mpdwmjg…」

 

「邪魔な雑魚どもを蹴散らすかね」

 

使い魔に囲まれた俺は余裕そうな表情のまま使い魔の群れに突撃した

 

黎斗side

 

「ちっ!」

 

「ほらほらどうしたの〜?」

 

舌打ちをする私…掲示板では神ぃ!!(偽)…がマギウスの1人である灯花を相手に戦闘していた

 

「ぐおっ!」

 

そもそも何故使い魔を殲滅するはずの私が灯火と戦っているのかと言うと電波塔周りに多数の使い魔が集まっていた事が大きな理由でありそれを殲滅している時にイブとその相手をしていたみかづき荘メンバーとマギウスの2人が飛んできて巻き込まれてしまったのである

 

「よそ見してる場合かにゃ〜?」

 

「!?しまっ」

 

ズドーーーーーーン!!!

 

「ぐわぁぁぁぁ!!」

 

「クロ!」

 

チャージされたレーザーをもろに食らう私…だが

 

「私がゾンビでなければ死んでたぞ!!」

 

「いやなんで最大火力だったのに痛がるだけで無傷で乗り切れるの?」

 

「そりゃゾンビだからな!」

 

ゾンビゲーマーの性質である既に死んでいるから死なないの恩恵によって即座に動き出す

 

「早く死んじゃえ!!!」

 

「ぬぐぉ!ぬぉぉぉ!死んでたまるかクソッタレ!!!」

 

「しぶと過ぎるし動きがガチのゾンビみたいで気持ち悪い!!」

 

「それは酷くねぇか!?」

 

そういうフォームだから仕方ないが割と精神的にダメージを受ける私…だが更に事態は加速する

 

jpgdatp!!

 

「うおおおおお!?」

 

拘束されているイブが再び動き出したのだ

 

「急げっ!いろはちゃん!!」

 

「はいっ!」

 

「させない「それはこちらのセリフだァ!!」うにゃぁ!?」

 

ガシャコンスパロー!!!

 

ギリギリチャンバラガシャットを使ってガシャコンスパローを召喚しいろはを追いかけようとする灯花を撃ち落とす

 

「行ってこい!ついでに心配かけた分げんこつ食らわせてやれ!!」

 

「えいっ!」

 

「ぶれらっ!!」

 

だが流石に致死量ダメージを受けすぎてしまい…

 

GAME OVER

 

「ふんぬぅ!」

 

だが独特な音声と共に私は土管から飛び出す

 

「あれっ!?なんで!?ゾンビゲーマーXにはコンテニュー機能はないはずじゃ!?」

 

「アップデートしたからに決まってるだろう!と言うか最終決戦までにパワーアップしない訳がなかろうて!!デンジャラスゾンビver.2にしてなかったら死んでた…

 

本来ならゴッドマキシマムマイティXを完成させておきたかったが間に合わなかった時の為の保険が功を奏した

 

「だったら残機が無くなるまで倒せば…」

 

1up 1up 1up

 

「ふぁっ!?」

 

「増やした分身に残機回収させればいいのだぁ!」

 

「せこっ!!」

 

「戦術だ!」

 

傍からみたらせこいと言われても納得できるが現状出し惜しみしていられるわけもないので割と合理的でもあった

 

「ふんぬだらばっしょい!!」

 

キメワザ!CRITICAL END!!

 

「ぶるぅぅぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「ギエピー!!!」

 

「しゃぁ!直撃ktkr!」

 

「随分余裕だね?」

 

「アイェェ!?しまったネムのこと忘れてたァ!?」

 

「それは暗に影が薄いと言ってるのかい?」( º言º)

 

「あべしっ!?」

 

本で殴りつけてくるネム…

 

「クロに何してのかしらぁ!?」

 

「っ!危ないなぁ!」

 

「ナイスアリナ!ドッセイ!!」

 

「ぐっ!」

 

キメワザ!!CRITICAL DEAD!!

 

「ぶっ飛べ!!」

 

「舐めないで欲しいね!」

 

「ウッソだろおい!」

 

ウワサをぶつけて幻影を相殺するネム

 

「クッソー!いろはちゃん急いでくれぇ!」

 

私のその叫びは…届いた

 

「随分情けない悲鳴上げんてんなおい」

 

ALLIA FINAL!до свидания!!

 

「オラァ!!」

 

「「「「!?」」」」

 

ドッカーーーーーーーーーン!!!

 

「ゲホッゲホッ!い、一体なんだ!?」

 

「…いたた…フェニックスが突っ込んで来たように見えたんですけど…」

 

「おーっと火力調整ミスったわ。すまんね?ゲンムニキ」

 

ゲンムニキと呼ばれてその存在が何者なのか理解した私

 

「その呼び方をするってことは…」

 

今、ここに降り立つは全てを支配する龍の帝

 

「深海龍帝…掲示板だとアズレン世界の深海棲艦ってコテハンでやらせて貰ってるぜ。遅くなって悪かった」

 

「最高戦力キタワァ━━━━━━(n'∀')η━━━━━━ !!!!」

 

「オウっ!?」

 

…ゾンビの歓喜の咆哮が原因であまりに締まらない登場になってしまった…

 

龍side

 

使い魔粗方狩り尽くしてボトル回収しようと電波塔に来た龍…予想以上に状況が悪くなっていることを認識した俺は…

 

「さて、余りイタズラが過ぎる子供には…」

 

「説教よりもキツい折檻をくれてやる」

 

「「!?」」(;º言º)ゾッ

 

どう考えても小学生の少女2人に向けるような物じゃない声で死刑宣告する俺(我ながら大人気ない)…次の瞬間

 

「まず1人」

 

「!」

 

ネムの腹を背後から貫いていた

 

「ごほっ!?」

 

「ネム!」

 

「余所見とは余裕だな?」

 

「!?えい!」ビーム!!

 

咄嗟に声が聞こえた方にレーザーを放つ灯花だが…

 

「ふぁっ!?なんで手で打ち返せるのさ!?」

 

軽い音と共にレーザーは俺の素手であらぬ方向に弾かれていた

 

「温いな。光線とは…こういう物だァ!」

 

そう言って手を向けエネルギーを収縮する俺…そして

 

ピキュンッ…デデーーーーーーーーン!!!

 

「ひにゃぁぁぁぁぁ!?」

 

小さな発射音と共に放たれたレーザーは灯火とその周辺を薙ぎ払い更地にした後大爆発を起こして巨大なクレーターを生み出した…

 

「…やり過ぎではないか?」

 

「…deadしてないよね?」

 

「…あれ?結構手加減したんだが…改造しすぎたかこれ?」

 

「「どう考えてもやりすぎ」」

 

ネムは胴体に風穴が空いていて重症。灯花もレーザーと爆発に焼かれて重症である。黎斗は回復のエナジーアイテムを2人に与えアリナに結界で拘束してもらう。イブもさっきのレーザーに巻き込まれて動けなくなっていた

 

「とりあえずもっと威力をセーブしてくれ…周辺の地形が変わりすぎてるぞ…」

 

「まぁ善処しよう…あ、このボトル握ってくんね?」

 

そう言ってアリナにボトルを投げ渡す

 

「?これでいいのかしら?」

 

「そうそう…よし、できたな」

 

アリナがボトルを握るとボトルが翠色に染まり絵の具とパレットの意匠が施されたアリナボトルが出来上がった

 

「サンキュー。後は他のボトルも集めてコレにはめれば…」

 

「ん?それはパンドラパネルか?だが何故それが…」

 

「宇宙みたいな空間で鹿目まどかって子と暁美ほむらって子からもらった」

 

「まさかのアルまど様とアクほむ様と接触!?」

 

流石に黎斗も本物の神様と悪魔に接触しているとは思わなかったらしく声を荒らげる

 

「まさか…デンライナーから放り出されたとは聞いてはいたが…」

 

「運が良かったんよ」(本当にな…)

 

仮に接触できていなかったらリシー達の過去についても詳しく知れなかっただろうし戻ってくるのが大分遅くなっていただろう

 

「黎斗さん!アリナさん!ういを助け出せました!」

 

「!アリナ!」

 

「OK!」

 

軽く話している間にういの救出が終わりイブが崩壊しないように一旦アリナの結界の膜で覆う

 

「確かイブだけを消滅させるんだっけ?」

 

「そうだ。普通に倒してしまうと自動浄化システムも消えてしまうからな…小さいキュウべぇはういちゃんの情報を入れる器として使われていたからイブの維持に必要な感情以外はういちゃんと同質の存在になっている。だからキュウべぇを放り込めばシステムは消えずイブだけが消滅するってわけだ」

 

「なるほど?ならさっさと「悪いけどそうされるのは困るな」あ?」

 

小さいキュウべぇをイブの核にしようと動こうとした時何処からか声が聞こえた

 

「…なんだコイツ?」

 

「!インキュベーター!!貴様!一体どうやって神浜に侵入した!?」

 

そこに居たのは淫獣、宇宙規模の詐欺師ことキュウべぇ…インキュベーターであった

 

「ワルプルギスの夜が侵入した時に結界に綻びができてね。上手く侵入できたよ」

 

「アリナ!」

 

「わかって…!?repairできない?!」

 

「流石に細工をさせてもらったよ。さて、このままイブが消滅するのは困る。まだまだ利用価値があるんだから」

 

「貴様…一体どこまで!」

 

ゲンムがインキュベーターを粉砕しようとするがイブの攻撃が邪魔で近づけない

 

「さぁ極上の食事を与えよう」

 

「極上の食事…?まさか!!」

 

「黎斗さんマズイです!ワルプルギスの夜が皆を振り切ってこっちに向かってきます!」

 

その言葉を聞いて海の方に目を向けるとワルプルギスの夜が凄まじい勢いでこちらに突っ込んできていた

 

「いかん!このままだとイブがワルプルギスの夜を捕食してしまう!」

 

「他のメンバーは…あ、ダメだこれ」

 

ほかのメンバーはとんでもない数の魔女と使い魔に襲われていた。一体一体は普通に瞬殺できているが如何せん数が多すぎる上に市街地である都合上下手に広範囲殲滅技が使えない、魔法少女も守らないといけないため見事に足止めされていた

 

「龍!」

 

「殺れ無くはないが…ワルプルギスの夜の体に魔法少女が張り付いてるから下手に攻撃できねぇなこれ。それに下手にワルプルギスの夜を倒してもグリーフシードになっちまったらあっさり喰われちまう」

 

俺の言う通りであった。ワルプルギスの夜自体は3魔女の攻撃で弱りきっているが残りの力の全てを絞り出す勢いで高速移動してるため3魔女達は追いつけないし龍の攻撃も偶然ワルプルギスの夜に引っかかってしまった魔法少女が数名居るため下手したら巻き込んでしまう

 

「クソ!他の魔法少女では火力不足だ…どうする…!」

 

「…おい神。念話するからちょっと考えるフリしろ」

 

「!?わかった…」

 

〈で、どうするんだ?何か案が?〉

 

〈いっそわざと喰わせるのはどうだ?〉

 

〈は?何を言ってる!?〉

 

〈ぶっちゃけ今の状況は戦力が2分されてる状態だ。まぁそれはあっちも同じだが…だがワルプルギスの夜とイブが融合したあとは俺の攻撃で纏めて潰せる。幸いなことに奴らは空を飛んでるから俺の攻撃でもこれ以上の被害は出づらいはずだ〉

 

〈…なるほど。確かにそうだな〉

 

〈まぁもう既にイブに食われてるから遅いんだが〉

 

「はっ!?」

 

俺の言葉に驚いたのかゲンムはイブを見上げる…すると正に食事中であった

 

「貴様もっと早く言わんか!!!」

 

「いやあの移動速度ならこうなるのは予想できるだろ」

 

「いやそうだが!そうなんだが!!」

 

荒ぶる神…そんな神を他所に俺はイブを見る

 

「…来るぞ」

 

『フフ…フヒヒヒ…フヒヒャハハハハハハヒヒヒャヒャヒャ!!!!』

 

狂笑を上げるイブ(融合体)が炎の槍を放つ。だがその大きさはワルプルギスの夜が放つものとは桁違いのサイズであった。やはり合体したことでそれなりに強化されている…が

 

「おい神。先ずは未だに降りれていない魔法少女達を下ろすぞ。あれじゃあ攻撃できん」

 

「わかった…はぁ…めんどくさい事になってしまった…カエデ、さなちゃん。足場を作ってくれ」

 

「ふゆ!わかったよ!」

 

「任せてください…!」

 

鎖と植物でできた足場を伝ってイブ(融合体)に取り付き幻影で爆破しながらゲンムは魔法少女を回収し、俺は翼を展開して炎の槍を撃ち落としイブ(融合体)を牽制しつつ1人づつ降ろしていく

 

「…ちっ…意外とビビらねぇな…結構威力あるんだが…」

 

先程の件を踏まえて出力を大幅に抑えた機銃のみでの攻撃を行っているがいくら威力が低いとはいえ少なくとも駆逐艦位なら一撃で真っ二つに出来るくらいの威力はある銃弾を受けても痛痒も感じている様子も無く反撃をして来るイブ(融合体)に舌打ちをする…

 

「元々硬いがイブと融合した影響で更に防御力が上がっているな…これはマジでヤバいぞ」

 

「…どうにかアイツの高度もうちょい上げれないか?そうすれば主砲を叩き込めるが…て言うかなんであんな低空飛行してんのあいつ?核ならワルプルギスの夜のグリーフシードがあるからういって子は必要ないだろ?」

 

「うにゃあ…多分合体したのはいいけど体の維持に必要なエネルギーが足りてないんだと思う…だから大きいエネルギーを持ってる人を狙ってるんだと思う…」

 

「…大きいエネルギーを持ってる人?」

 

何とか気絶から回復した灯花の言葉に何か思い当たる節がある俺

 

「…もしかしなくとも俺か?」

 

俺の魂と融合した秘宝は無限のエネルギーを持っている上生産量もかなり多い。それこそこのコア1つで無限に存在する世界の知的生命体の生活に必要なエネルギーを全て賄ってもなおお釣りがくるほどに…

 

「…思えば俺に対してやたら攻撃が飛んできてたな」

 

恐らくイブ(融合体)はそのエネルギーを得るために俺を狙ったのだろうと予想する

 

「…となると俺が離れればアイツも追いかけてくる訳か…だがよく考えるとイブに小さいキュウべぇを放り込まないとシステムが消えてしまうし…だがイブはグリーフシードで存在を維持してるし…何とか分離させることが出来れば…」

 

「分離か…それなら一応可能だ。レベル1の能力にはバグスターを分離させる能力があるが私はこれを改造する事で魔女を分離する技術を作り出すことができたからな」

 

そう自信満々に言うゲンム…だが俺は1つツッコミを入れたかった

 

「…お前それ何処で使うつもりだったんだよ?」

 

「元々はワルプルギスの夜を弱体化させる為の物だったんだが鏡の魔女関係でちょっと開発を早めてな…まぁそれは置いておこう。なんとか死なない程度に弱らせてくれ」

 

「了解」

 

勝利への道筋は見えた。なら後はそれを実行するのみ

 

「ほらこっちだぞノロマ!」

 

『フヒヒャハハハハハハヒヒヒャヒャヒャ!!!!』

 

やはり俺を狙っていたらしく視線を俺に向け更に高度を上げた。その間にゲンムは空を飛べる魔法少女に掴まりこちらを追いかける

 

「…魔法少女に掴まって空を飛ぶゆるキャラってシュールだな」

 

そんな事を思いながら更に高度を上げ、ある程度上げた所で止まる

 

「…さて、この位まで来れば地上に影響も無いだろ…主砲よーい…」

 

その言葉と共に肩部に着いている一際太い砲身のひとつが狙いをつける

 

『ハハヒヒヒャヒャヒャ!!!!』

 

「…今!」

 

ズドォォォォォォォォォォォォン!!!!

 

重い砲撃音と共に放たれた砲弾がイブ(融合体)の顔に直撃し仰け反らせ煙で覆う…

 

『ハハ…ヒャヒャ…』

 

煙が晴れるとズタボロになったイブ(融合体)の姿が現れる…

 

「こ・こ・ダァァァァァァァァァァ!!!」

 

ガッシューン…ガッチャーン!キメワザ!!MIGHTY CRITICAL STRIKE!!!

 

その頭上にゲンムレベル1が紫色のオーラを纏った状態で飛び蹴りを叩き込んだ

 

『アア…あ…ア…』

 

光と共に2つに分かれ元のイブとワルプルギスの夜に戻る

 

「モッキュゥゥゥゥゥゥゥ!!!」

 

そのタイミングで小さいキュウべぇがカエデの作ったツタの上を駆けイブに飛びつき融合し、イブは弾け飛んだ

 

「よっしゃあ!」

 

「キタコレ!」

 

ワルプルギスの夜は瀕死、イブも消滅した為残す障害もあと僅かである

 

「…やってくれたね」

 

「おめェはいい加減失せろ」

 

そう言ってキュウべぇを踏み潰しワルプルギスの夜にトドメを刺そうとして…

 

「!?回避!」

 

『!?』

 

空間を割り黒い腕がワルプルギスの夜を鷲掴みにして握りつぶしてしまう

 

「…おいおいこりゃあ…」

 

「…冗談だろおい」

 

割られた空間から腕の持ち主がのっそりと姿を現した

 

「…クリームヒルト…救済の魔女がなんで居るんだよ!?この世界のまどかちゃんは魔女化してないぞ!?」

 

「コレもしかして戦闘の余波で空間にできた揺らぎとイブが分解した衝撃であれが呼び出されたとか?」

 

それもあるが実際にはそこに居るリシーが救われている状態であることをクリームヒルトが気に入らなかったことも大きな理由の一つである

 

「このままだとマジで世界が終わる…おい!3魔女とかはまだ動かせないのか!?」

 

「ダメだな…魔女の数が明らかに異常だ。恐らくあの害獣がなんか細工しやがったな…!とんでもない最後っ屁残していきやがって…!」

 

そう。キュウべぇは結界を修復できないようにするだけでなく宇宙中の魔女をこの神浜市に引き寄せたのだ。その上影響はこの世界だけに留まらずクリームヒルトが居る世界からも集まってしまっているためほかのメンバーが完全に足止めを受けてしまい未だに殲滅するどころか数がドンドン増える始末であった

 

「あやっべこっちにも来てる」

 

「数は!?」

 

「…推定500体位」

 

「(^P^)」

 

「…街を気にしなくてもいいなら薙ぎ払うけど…」

 

「「「辞めてください!!」」」

 

やちよとももことみふゆにガチで止められたため流石に辞める俺…だがこの数はマジで何とかしないといけないので…

 

「とりあえずお前たちはアイツとっとと再起動させてくれ…俺は邪魔な魔女を蹴散らすから出来るだけ耐えろ。蹴散らし終わったら他のエリアからも援軍が来る」

 

そう言って飛び立つ俺

 

(…大丈夫かね?)

 

若干不安になりながら魔女を狩りに向かうのであった

 

黎斗side

 

「…(゚∀。)」

 

「おい…おい!」

 

「…はっ!?∑(°Д°;)」

 

「やっと起きたか…あの人は魔女を潰しに行ったからこっちはあの化け物を足止めするぞ!」

 

「いや無「や・る・ぞ?」…うっす」(ももこ怖…)

 

「おいなにか失礼なこと考えてないか?」

 

「イイエ、メッソウモゴザイマセン」

 

ドスの効いた声にビビりながら足止めをしようとすると…

 

「…ん?あれ!?ライフが1になってる!?」

 

ライフカウンターが1なっていた。しかも回復ができていないことからライフ回復が間に合っていないことを示していた

 

「待て待てなんでいきなり1になって…あ…」

 

その時私は思い出した。クリームヒルトの能力は魂の収集…常に即死攻撃をくらい続けている様なものであると…

 

「ちょヤバいこれはさすがにやばい死ぬ死ぬ死ぬ!…あ…」

 

そしてとうとうライダーゲージがゼロになってしまった…

 

「あ、これ死んだ…」

 

「え、ちょおい黎斗!?」

 

「えええ!?」

 

GAME OVER

 

そうして私は死んだ…

 

―――

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――起きるのだァ!!

 

「ふおお!?」

 

(ここは何処だ!?私は…死んだのでは?)

 

「やっと起きたかぁ!?」

 

「いやさっきからうるさ…ん?この声どっかで…しかもこのハイテンションは…」

 

そう言って頭を捻る私の前にその声の主が現れた…

 

「ブハハハハハ!!!」

 

「ふぁ!?あ、あんたは…檀黎斗ぉぉぉぉ!?

 

「檀黎斗神どぅぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

そう、私の目の前に居たのは元祖ゲンムの檀黎斗…檀黎斗神だった

 

「いやいや待て待て!なんで檀黎斗神がここに居る!?て言うかお前死んでんだろ!やっぱココってあの世!?」

 

「まぁまぁ先ずは落ち着きたまえ。深呼吸したまえ」

 

「わ、わかった…すぅー…はぁー…よし落ち着いた…で、先ず聞きたいんだが…ここはどこだ?」

 

「ここは言わばあの世とこの世の間だ。君はまだ辛うじてこの世に留まっているがこのままだと何れ死んでしまう」

 

「おいおい結構ヤバい状況じゃん!…あれ?てことはお前はあの世から話しかけてるのか?」

 

「まぁそんな所だ…君は私の才能とゲンムの変身を特典として持っていただろう?それが縁となって私をここに呼び寄せたというわけだ」

 

納得した。確かにそれなら檀黎斗神がここに居ても違和感がない

 

「しかし君は中々私の才能を使いこなしているではないか!まさかデンジャラスゾンビをアップグレードするとは…ゲンムとしての戦闘能力に限定して言えば君は私以上と言えるだろう!」

 

そう言う檀黎斗神…だが私はそうは思えなかった

 

「いや…所詮私はお前の紛い物だ…結局ゴッドマキシマムマイティXを完成させることも出来ずにここでくたばる事を待つのみ…どれだけ才能を持っていようと私は所詮凡人だ…」

 

「…それは違う」

 

「…なに?」

 

檀黎斗神は私の言葉を否定し真面目な顔で話す

 

「君は自分を凡人だと言った。だがそれは違う。少なくとも君が凡人ならば君の近くに居た彼女たちが救われることもなかった。彼女たちを救うには原作知識だけでは足りない。彼女たちの心に寄り添い、支え、頼り、信頼する。これができて初めて彼女たちは救えるのだ。君は凡人ではない、誰かの心を救うと言う私にはない才を持つ天才なのだよ」

 

「…心を救う天才…」

 

そう言って振り返る檀黎斗神は言葉を続ける

 

「胸を張りたまえ!君は私には無い神の才能を持つ天才なのだと!誰かを救う為に戦えるのだと!それが君を更なるステージに押し上げる鍵になる!」

 

「更なるステージ…!」

 

その言葉と共に今までの思い出が頭を過ぎる

 

――黎斗

 

――黎斗さん

 

――クロ〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――クロ

 

――お兄ちゃん

 

 

 

 

 

 

 

 

「ああ…そうだ…」

 

――まだ死ねない。死ぬ訳にはいかない…あの子たちは今も絶対的な絶望を前に戦っているのだ…自分だけが寝ていていい訳が無い…

 

「やらねばならない…あの子たちの為に…もう…涙を流させないために…!あの子たちの笑顔のために…!」

 

命を燃やせ!魂を輝かせろ!ここで折れて何が仮面ライダーか!

 

「私は…仮面ライダーゲンムだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!

 

私の体から紫色の光が飛び出す。それを私は掴み取ると全身が光を放つ

 

「行くがいい!君の成すべきことを成すために!!」

 

檀黎斗神の激励と共に私は狭間から現世に帰還した…

 

龍side

 

「!?おいおいアイツの反応が消えたぞ…まさかアイツ!?」

 

最悪の事態を察知し多少の被害を前提に魔女を薙ぎ払い急いで電波塔に戻ると…

 

「っ…こりゃヤベェな…」

 

茫然自失となったアリナとももこと呼ばれた少女を守るように必死に戦う魔法少女たちとそれを嘲笑うかのように強力な攻撃を繰り出すクリームヒルトの姿であった…

 

「ゲンムニキの気配が無い…マジで死んだってのか…?だが今はそれどころじゃねぇ…!」

 

盾を持った少女が弾かれ追撃を喰らいそうな所をカバーする

 

「おい!そこの2人はどうした!?」

 

「っ…目の前で黎斗さんが消えてしまって…それで…」

 

泣きそうな顔で話す少女の様子から彼女にも相当きていることがわかった

 

「わかった…お前さんも下がれ、大分キツイだろ?休んでろ」

 

「…いいえ…まだやれます。ここで下がってたら黎斗さんに笑われます…!」

 

覚悟を決めた表情で再び立ち上がる少女。俺はその姿に力強さを感じた

 

「…そうか。無茶はするなよ!」

 

2人を囲むようにバリアを展開しクリームヒルトに砲撃を開始する

 

「…くっそやっぱ主武装が使えないのが痛すぎるな…」

 

「余波の被害が大きすぎるからですね…」

 

「質量が違いすぎるから主武装で吹き飛ばせるのが1番いいんだが…せめてさっきのイブみたいに空を飛んでくれたら…」

 

副武装ではチマチマとしかダメージを与えられず、かと言って下手に主武装を使えば周辺の被害が壊滅的になってしまう。クリームヒルトの攻撃も通らないため完全に千日手であった

 

「…どうするか…このままだと完全に膠着状態だし…最悪街が壊滅するの覚悟で主武装使わないといけないかも…コイツ放置したら絶対地球滅ぶじゃん…」

 

後に調べた結果クリームヒルトは8日もあれば地球の全生命を狩り尽くせると知ってガチで驚いた

 

「…できればあまり街を破壊したくはないが…どうするか…」

 

打開策を考える俺…その時レーダーが有り得ない反応を拾った

 

「!?この反応…え?だがアイツは…」

 

「どうしたんですか…っ!?あ、あの光は…!?」

 

「…おいおいどんだけイカした演出するんだよお前ぇ!」

 

その反応の先では…紫色の光の柱が天を貫く勢いで伸びていた…

 

黎斗side

 

「…いくぞ」

現世に帰還した私はクリームヒルトを睨みつけゲーマドライバーと…紫と黒のガシャットを起動する

 

ゴッドマキシマムマイティX!!

 

「グレードビリオン…変身!!」

 

ガッチャーン!不滅!!最上級の神の才能!!クロトダーン!!クロトダーン!!

 

その音声と共にゲーム画面からゴッドマキシマムゲーマーが召喚され私の頭上に留まる。そして私はガシャットのゴッドライズスイッチを押し込む

 

ゴッドマキシマムX!!!!

 

私はゴッドマキシマムゲーマーに搭乗しその身に纏う

 

「…仮面ライダーゲンムゴッドマキシマムゲーマーレベルビリオン…」

 

私はクリームヒルトを見据え…

 

「最高神の力…とくと味わうがいい!!!」

 

一気に加速して殴りつけた

 

To Be Continued…




次回の深海龍帝は何を成す?は

ついに降臨した最高神!

「私の前ではいくら強かろうと無意味だぁ!」

「貴様が絶対的な絶望だと言うのなら…私はそれを打ち砕き新たな希望を創造する!」

その強さがとうとう発揮される!…一方その頃

「…迷った」

お前はどこに行ってるんだ主人公だろ!?なんでクライマックスなのに意味わからない場所にいるんだよ!?と思いきや…

「…鏡の世界か…いや、魔女の結界か?」

どうやら重要なターニングポイントにいる模様…さてさてどうなる!?

次回、無敵の最高神と鏡の屋敷

キャラ解説…要る?

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