深海の龍帝は何を成す?   作:リア・ユグドラシル

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「コラボ後半戦!」

「変なことしてないだろうな?」

「安心しろ!変なことになるのはうちのメンバーだけだ!」

「それなら安心…できるかぁ!!」

「そんな事はどうでもいい!では本編!」

「ゆっくりしていってな!」

「無視するなぁ!?」

「異世界からの来訪者!?後編」


異世界からの来訪者!?後編

「「「「パク(*゚~゚*)モグ モグ」」」」

 

「んぐ…んぐ…ふぅ…」

 

横須賀地下基地の食事処では4人の幼女…こゆきちゃん、マオちゃん、ピリカちゃん、マカロンちゃんと狐耳と尻尾を持つ白い肌の少女…の様な容姿の男こと龍が朝食を食べていた

 

「「「「おいひ〜♪」」」」

 

「そりゃ良かった。」

 

幸せそうな笑顔で言う幼女達を微笑ましそうに見る龍…何も知らない人が見ればそれは母と娘のように見える光景だった

 

「食べ終わったら…海にでも行くか?」※現在龍達の世界の季節は夏

 

「うみ!みる!」

 

「うみ〜!」

 

「わぅ!」

 

「にゃ〜」

 

「じゃあ今日は海行くか」

 

「「「「わーい!」」」」

 

「こらこらそんながっつくな」

 

そう言って朝食をかき込む4人だが流石に食べ方がよくなかったので窘める龍

 

数分後…

 

「さて、明石。すまんがこの子達に合う水着とサンダルと浮き輪用意してくれ」

 

「いやいくらなんでも無茶振りが過ぎる「用意してくれたらダイヤをこれだけ出すぞ?」明石の名にかけて用意させてもらうにゃ!!!」

 

ダイヤに釣られる猫

 

数分後…

 

「うみだ〜!」

 

「だ〜!」

 

「うみにゃ〜」

 

「わぅ!」

 

「はしゃぎ過ぎて迷子になるなよ。あとあんまり沖に行かないこと」

 

「「「「はーい!!」」」」

 

龍達は基地の敷地内にある海岸に来ていた。龍は手に持ったパラソルとテントを設置しそこにクーラーボックスを置いて自分は釣竿を準備する

 

「頭。こっちも準備できたぜ」

 

「お、悪ぃなマリス」

 

「気にすんな!海で見失ったりしたらまずいしな。俺達もいい休暇だと思って楽しませてもらうさ」

 

マリス達ビルドライダーは今回こども達を見失ったりしないように監視役を頼まれていた。既に本人達はライフセーバーの服と装備をしていた…が龍馬の姿が見えない

 

「あ?龍馬はどこに行ったんだ?」

 

「あ〜…アイツならさっき銛と網を持って海の幸を取りに泳いでったぞ…」

 

そう言ってマリスが視線を向けた先を龍も見ると…遠くで水しぶきが上がっているのが見えた

 

「…アイツ満喫し過ぎだろ」

 

「…あいつの分は俺らが仕事するから…頭達も楽しんどいてくれ」

 

「…すまん」

 

なんか申し訳なくなりつつも龍は釣竿を持って釣りポイントに向かいマリス達はそれぞれ監視に向かった

 

 

 

 

 

 

「この辺りだな…」

 

ポイントに着いた龍は折りたたみ椅子を設置し釣竿に餌を付ける

 

「よっ…と…」

 

針を投げ椅子に座って本を読む

 

「ま、釣れるまでのんびりするか」

 

今日の龍はのんびり過ごす様です

 

 

 

 

一方ベイビーズ&ビルドライダーズは…

 

「わーい!」

 

「こら〜!準備運動しろ〜!!」

 

こゆきちゃんが準備運動せずに海に飛び込もうとして紅が止めたり…

 

「あれ?マオちゃんどこ行っちゃったんだ?」

 

「わ〜!」

 

「ちょっと待てなんでそんな危ないところに!?」

 

能力で崖際に転移したマオちゃんをマリスがラビットボトルを使って速攻で連れ戻しに向かったり…

 

「きゃっきゃっ♪」

 

「ちょっと待って流されてる流されてるぅぅぅぅ!!!」

 

浮き輪に乗ったマカロンちゃんが沖に流されそうになってロイガーが回収に向かったり…

 

「にゃ…」

 

「お、結構できてきたな…」

 

ピリカちゃんとシグロスが砂の城を作ったり…

 

「あう〜」

 

「たぁいぁ」

 

「…この子達鶴神姫さんに任せればよかったんじゃ?」

 

ナイアがふゆきちゃんと黒子ちゃんの面倒を見ていた

 

「ぜぇ…ぜぇ…忙しすぎね?」

 

「いやまぁ…その子達2人が比較的元気だから…」

 

元気が良すぎるこども達の対応で体力を使い果たしつつある紅。ロイガーは砂浜に突っ伏していて話す気力も無い

 

「と言うかシグロスとナイア余裕あるなら代われよ…!」

 

「すまんが今ピリカちゃんと安土城作ってるから無理」

 

「こっちはなんか黒子ちゃんが離してくれないから無理」

 

「チクショウメェ!!!」

 

結局苦労する紅とロイガーだった…

 

 

 

 

 

 

 

「〜♪」

 

一方龍は順調に釣りを続け既にクーラーボックスの中身は魚でいっぱいだった

 

「さて、次はこのルアーで行ってみるか…」

 

それなりに良いルアーに取り替え遠方に投擲する

 

「これだけあれば昼飯にも足りるだろうし場合によっては晩御飯の足しになるかもな」

 

そんな事を言ってると早速竿が引かれた

 

「お、掛かったな…」

 

リールを巻いていくと龍は違和感を感じ取った

 

「…なんか抵抗無さすぎないか?ゴミでも引っ掛けたかな…?にしては重いけど…」

 

確認しないことには始まらないとリールを巻いていく…すると影が見え始めた

 

「さて、一体何が掛かった…ん?」

 

海面に近づいてきた影…その影の形が人のそれと同じだと気づいた龍

 

「…親父呼んどくか?…とりあえず速く引き上げるか…」

 

そう言ってリールを巻く速度を上げ人型のそれを引き上げる

 

「…おいマジかよ?」

 

引き上げたのは1人だけでは無く2人だった

 

「…まさかこの2人が釣れるとは…」

 

1人は自分とほぼ同じ姿の少女。もう1人は色以外の容姿は同じ少女だった

 

「…白上フブキと黒上フブキがなんで釣竿にかかるんですかねぇ…」

 

2人を抱えて龍はテントの方に戻るのだった

 

 

 

 

 

 

一方海の幸を取りに沖まで泳いでいる龍馬

 

「ふはは!!大漁大漁!!」

 

龍馬の手に持つ網にはウニやサザエ、アワビなどが沢山入っていた

 

「あと何かでかい魚が捕れれば…」

 

そう言って龍馬は海中を見回す…すると

 

(ん?あの影…)

 

一際巨大な魚影が視界の端に写る

 

(…あれは…マグロ!!!)

 

そう、視界に入ったのはマグロ…しかも全長10メートルというとんでもないサイズだった

 

(こりゃぁいい!!色んな料理が作れるぞ!!)

 

龍馬の頭はマグロを使った料理で埋め尽くされ直ぐに銛をかまえる

 

(行ってこいやオラァァァァァァァ!!!)

 

「!?」

 

龍馬の剛腕で投擲された銛はマグロの頭に突き刺さりマグロは暫くジタバタともがいたあとその動きを止めた

 

(よーし仕留めたな。さて、運ぶか)

 

マグロの尻尾を掴み泳いで岸まで向かう

 

(兄貴はどんな料理を作ってくれるかな〜♪)

 

 

 

 

 

 

 

 

「…で、なんでこうなった?」

 

龍馬が岸に戻って初めに見た光景…それは…

 

「よがっだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」(´;ω;`)

 

「あう…ごめんにゃさい…」

 

「あう…」

 

「本っ当に心配したんだからな…!」

 

「うう〜?」

 

「あ、ナイア豚バラ焼けたから持ってけ」

 

「お、サンキュー」

 

号泣しながらこゆきちゃんとふゆきちゃんを抱きしめる白上フブキ、黒子ちゃんを抱え静かに泣く黒上フブキとそれを尻目にBBQをする龍達だった

 

「え…何このカオス…」

 

「ん?戻ったか龍馬…って随分捕ってきたな?」

 

「お、おう兄貴…とりあえずこれ捌いてくれ…いや何があった?」

 

「それについてはあとで…マグロ先に捌いちまうか」

 

そう言って龍はマグロに付いた砂を洗い流し、妖精が作った特大まな板の上に乗せると包丁で捌いていく

 

「…とりあえずアンタらも食べたらどうだ?」

 

「ぐずっ…はい…」

 

「…すまん」

 

とりあえず龍馬は2人に肉と野菜を乗せた皿を渡す

 

「で、なんでこの世界に存在しないはずのアンタら2人が居るのか…いやまぁだいたい察しはつくが…」

 

「そ、そうなんですか?」

 

「平行世界への移動なんてうちだとよくある事だからな。次元の狭間に巻き込まれて転移なんてのも日常茶飯事だし」

 

「…この世界は魔境か?」

 

「間違っては無いな」

 

尚次元が歪みまくってる原因の9割9部はセイレーンが鏡面海域使ったりやたら滅多ら転移で戦力を送り込んでくるせいだからこの世界の人類はガチで被害者

 

「…と言うか私達がはぐれた原因ってそれなんじゃ…」

 

「ん?他にも仲間が居るのか?」

 

「あ、はい。他にも3人…」

 

「うぉぉぉ!?マグロ捌いてたら中から人が!?」

 

「「「ふぁっ!?」」」Σ(゚д゚;)

 

龍の絶叫にその場にいた全員が龍の方を見るとフブキ達にとって見覚えのある黒髪と紫髪と茶髪が開かれたマグロの腹から見えていた

 

「み、ミオ!?それにおかゆにころねも!」

 

「マグロに食われてたのかよ!?」

 

「と言うか衛生兵!えいせいへーい!!!」

 

 

 

 

 

「…とりあえず命に別状は無いよ。多少水を飲んでしまったようだけどそこまで多くないから気にするほどでもないから安心してもらって大丈夫だよ」

 

「よ、よかった〜…」

 

「心臓に悪い…」

 

「1番ビックリしたのは俺だがな…」

 

龍に呼ばれて来た神水鬼は3人を検査し、命に別状は無いことを告げる

 

「単なる気絶の様だし、暫く日陰で休ませてあげれば落ち着くと思うから…」

 

「わかった。ありがとうな、親父」

 

「医者として当然のことをしたまでだ。気にするな。それじゃあお父さんは仕事に戻るから…あまり羽目を外しすぎるなよ?」

 

「わかってるさ」

 

神水鬼は基地に戻り、龍は改めてどうしてこうなったのかフブキ達に問う

 

「で、こうなった理由について思い当たるものはないか?」

 

「そうですね…そう言えば…この世界にこゆき達が居ることを知って私達の夫の能力で送って貰ったんです」

 

「ん?夫本人は来なかったのか?」

 

「この世界は次元が歪むことが多いみたいで…外部の存在で強い力を持つ夫が入ると何らかの異常が起きる可能性が高いと…」

 

「あ〜一応こっちに配慮してくれたのか…別に異常なんてこっちだとよくある事だし気にしなくていいんだが…」

 

「…この世界の人達タフすぎません?」

 

「精神頑丈じゃねぇとやってやれん」

 

「そ、そうですか…で、私達は基地の正面入口に送られるはずだったんですが…」

 

「転移する寸前で凄い揺れが起きてな…気がついたら俺とこいつは海の中でパニックになって近くにあった岩かなんかに頭をぶつけて…」

 

「気絶して俺に釣られたと…」

 

「「そういう事ですね(だな)」」

 

「ま、そういう事ならしょうがねぇ…目立った怪我も無いようだし、迎えが来るまでゆっくりしとけ。俺はマグロを捌きに戻る」

 

そう言って龍はマグロを捌きに戻る…既にお刺身や寿司が作られていて残りは艤装の食料保管庫に部位ごとに切り分けて仕舞っておくつもりらしい

 

「まぁ彼の言うことも一理ありますね」

 

「あれだな。見た目ほぼお前なのにあっちの方が有能だな」

 

「クロちゃんそれは酷くないですか!?」

 

そんな軽口を叩きつつも食欲には抗えないのか肉やお刺身を食べてはその美味しさに舌鼓をうつのだった

 

 

 

 

 

 

「なるほどね〜僕達が気絶している間にそんな事が〜」

 

「ウチは起きたらフブキが2人いた事に驚いたよ…」

 

「おかゆ〜これも美味しいよ〜」

 

暫くして他のゲーマーズも目を覚ましフブキから説明を受け納得しそれぞれBBQを楽しんでいた

 

「でも〜1番びっくりしたのはさ〜?」

 

「「「「あ〜うん…」」」」

 

おかゆの言葉に全員が視線を向けると…

 

「おじちゃ!おじちゃ!こゆこれこりぇたべりゅ!」

 

「ん?牛タンか…ほれ、熱いから気をつけろよ?」

 

「あい!モグモグ…おいひ〜!」

 

「そいつはよかった」ナデナデ(。・ω・)ノ゙

 

「んにゅ〜」(*´∀`*)

 

「…まさかこゆきがレイくん以外の男性に懐くとは思いませんでした…」

 

「単に容姿がお前そっくりだから…という訳でも無さそうなんだよな…」

 

「ん〜理由がわからないね〜?」

 

「義兄さんやお義父さんにも懐かなかったのにね?」

 

赤子の時点でファザコンの片鱗を見せていたこゆきちゃんが容姿が母親のそれとは言え男に懐いていると言う事実に驚きを隠せないゲーマーズ

 

「…男と認識してない訳じゃない…よね?」

 

「おじちゃんって呼んでたし男だってことはわかってると思うけど…」

 

「これを機に義兄さん達にも懐いてくれるといいんだけど…」

 

「うーんどうかな…?」

 

「なんかアイツが例外っぽいが…」

 

「おーいシャトーブリアン焼きあがったぞ。早い者勝ちだぞ〜(こども達の分は確保済み)」

 

「「「「「シャトーブリアン!?」」」」」

 

尚このBBQに使われているお肉や野菜は地下基地にある食料プラントで作られているものなのでほとんどお金はかかっていません(魔術なんかを使った方法で家畜を飼育、野菜の栽培を行っているので魔力はめっちゃ使ってる)

 

「うん。やっぱ希少部位は美味い」

 

「兄貴の調理技術の高さもあるだろ…んまい…」

 

「「「「モグモグムシャムシャ…」」」」

 

「「「「おいひ〜!」」」」

 

「ああ!私達も確保しないと!!」

 

「急げ〜!」

 

 

 

 

 

 

「さて、腹いっぱい飯食って…」

 

「いい感じに暗くなってきたし…」

 

「「花火、やるぞ」」

 

「「「「わーい!」」」」

 

龍とマリスが花火セットをいくつか取り出す(海を汚さないために花火をする時はゴミを持って帰りましょう)

 

「じゃあ俺は打ち上げ花火をセットしてくる」

 

紅はいくつか打ち上げ花火の筒をセットしに離れたところに向かう

 

「え?でも打ち上げ花火はあとの方が…」

 

「あれは後で遠隔で動かせるようにしに行くだけだ。セットしたら戻ってきて花火に参加するだろ」

 

「あ、なるほど」

 

そう言って龍は持ってきたロウソクに極小ブレスで火をつけ子供用の火傷しずらい花火を4人に渡す

 

「て言うかこの花火どこから取り出したの?」

 

「艤装の収納スペースに入れてたのを出しただけ」

 

「四次元ポケットかなんかですか?」

 

「間違っては無い」

 

尚転生大和ネキはラムネや携帯食料、缶詰にカセットコンロなどの調理器具なんかを仕舞っているそう…

 

「とりあえずほれ。お前らもこういうのは楽しんどけ」

 

「まーま!やろ〜!」

 

「ほれ?ご指名だぞ」

 

「…そうですね。折角ですし楽しませてもらいます!」

 

 

 

 

「おらよ!」

 

「わうわう!!」

 

「待て待て振り回すな危ないから!?」

 

「綺麗だね〜」

 

「うにゃ〜」

 

「花火をするのは久しぶりだな…」

 

「綺麗な海を見ながら皆で花火をするって乙なものだね…」

 

「ね〜」

 

「…」

 

「ん?ナイアさんどうかしたの?」

 

「ん?あぁ…こういう事ができるほど平和なんだなって…」

 

「あ…そっか…ナイアさん達は軍人だもんね…」

 

「頭目達は兵器としてこの世界に生を受けてるがな…だが…」

 

「おじちゃ!つぎはこりぇ!」

 

「おう。ほれ、お母さんもやったらどうだ」

 

「お母さんって…自分とほぼ同じ姿の人に言われると違和感しかないです…当然やりますけど」

 

「…それでも頭目達はその生を楽しんでいる。このクソほど過酷で面倒事だらけの世界を…な…ま、楽しめなけりゃ潰れちまうだろうがな」

 

「…強いんだね」

 

「これでも軍人だからな。そら、こんな話はもうやめだ。今は花火を楽しもう」

 

「…そうだね」

 

「う〜?」

 

「「ソイヤッソイヤッソイヤッ!!!」」

 

「バカバカこの脳筋共こどもが居んのに花火持ってオタ芸すんなってあっちぃ!?」

 

「やー!」

 

「真似しちゃダメだからな?」

 

「教育に悪過ぎるわ!!」

 

クラッキングブレイク!!!

 

「「あべしっ!?」」

 

「あ、あはは…」

 

 

 

 

 

「おーし、それじゃあ最後の花火いくぞ」

 

「一応派手になるように妖精印の物になっています」

 

「おいそれ大丈夫か?」

 

妖精印という単語に不安になる龍だがここまで準備したのだから今更辞める訳にも行かない

 

「それじゃあ皆さん空をご覧下さい…せーの」

 

『たーまや〜』

 

「カチッとな」カチッ

 

ヒュルルル〜…ドドーーーーーーン!!!

 

「「「「わー!!!」」」」

 

「ほほぅ?」

 

「随分…粋な計らいだな」

 

空に光るのは…

 

「こゆのおかお〜!」

 

「わぅわぅわぅ!!」

 

「まさか私達の顔が花火になるなんてね…」

 

「あいつもたまにはいい事するな」

 

「普段厄介事しか起こさないからな…」

 

夜空を彩るのは今回来たベイビーズにゲーマーズ、基地の面々の笑顔だった

 

「おじちゃ!」

 

「ん?」

 

「まーま!」

 

「どうしたの?」

 

こゆきちゃんが2人を手を握る

 

「えへへ〜♪」

 

「…可愛いヤツめ」

 

「今後もおじさん呼び決定ですかね?」

 

「…それも良いかもな」

 

龍がこゆきちゃんの頭を撫でる

 

「にゃふぅ…」

 

「猫やんけ」

 

「狐じゃい!!!」

 

 

「「ぷっ」」

 

「「あはははは!」」

 

夏の夜は更けていく…夜空でも、海でも笑顔が咲き誇っていた…

 

 

 

 

 

 

 

【翌日】

 

「…間もなくBデンライナーの準備が完了するぞ」

 

「すいません…まさか玲二くん…夫が迎えに来れないとは思わなくて…」

 

「寧ろこういう乗り物作らずによく今まで次元移動してたな…安全性の確保の為にも作った方がいいぞ?」

 

「…帰ったら伝えておきます」

 

地下基地Bデンライナー発着駅ではホロライブ組の帰還準備が行われていた

 

「妖精、そっちはどうだ?」

 

「座標登録は済ませました。そっちは?」

 

「こっちも動力炉の確認が終わった。後は全員乗せて向かうだけだ」

 

「それじゃあ放送かけてみんな呼びますね〜」

 

そう言って妖精は飛び去っていった

 

「これでお別れですか…」

 

「いや座標登録したから会おうと思えば会いに行けるぞ」

 

「あれ〜?こういうのってもう二度と会えないとかちょっとしんみりする流れでは〜?」

 

「妖精の技術の前にシリアスもシリアルになるんだよ」

 

そもそもこの小説は大体ギャグとバトルとイチャイチャの3要素でできてるからね!(By作者)

 

「ま、そういう訳だからこれ」

 

「おっと…これは?」

 

龍が白上フブキに投げ渡したのは小さなボタンの付いた黒い円筒型の物だった

 

「平行世界でも通信できるようにする装置。設置したい場所にくっ付けてボタンを押せば自動的に展開される。エネルギーは妖精が持ってたネオディケイドライバーと同じクラインの壺が使われてるから電気代もかからん。物質転移機能もあるからなんか渡したい物があったらそれ使え」

 

「そんなとんでもアイテム投げてよこさないでください!?」

 

明らかにヤバい代物を雑に渡されたことにツッコミを入れる白上フブキ…だが龍は気にしない

 

「というか妖精さんなんでネオディケイドライバー持ってるんですか!?」

 

「さぁ?なんか持ってた」

 

「そんな雑に片付けていいんですか!?」

 

「あと定期的にこゆきちゃん達の写真送れ成長記録取っておきたい」

 

「完全に親戚のおじさんだ!?」

 

なんかもう身内に普通に居そうな叔父さんになりつつある龍に顔を引き攣らせる

 

「うるせぇこちとら戦場が職場なんだいくらあっさり終わらせることができるとはいえ癒しは多い方がいい」

 

「いや…まぁわからないでもないですけど…」

 

「尚写真送らなかったら龍化状態でそっちの世界に乗り込むから」

 

「迷惑すぎる!」

 

「まぁ別に送られてもたまに遊びに行くけど」

 

完全に暴走状態な龍に「玲二くんにどう説明しよう」と頭を抱える白上フブキ…少し考えて…

 

「…まぁこゆき達が寂しがらなくて済むからいっか…」

 

結局諦めることにした

 

【数分後】

 

「全員乗り込みました」

 

「OK。それじゃあ席に座れ」

 

龍は操縦席で専用バイクのドラグストライカーに乗りBデンライナーが動き出す

 

「乗り心地結構良いですね」

 

「あれだな。人をダメにするソファ」

 

「あ〜確かにそんな感じだね〜」

 

そんな事を言い合っていると放送がかかる

 

《そんな長いこと乗ってるわけじゃないからゆったりして待ってな〜》

 

「「「「はーい!」」」」

 

《こども達の返事が良いようで》

 

【数分後】

 

《間もなく〜ホロライトシティ〜ホロライトシティ〜。お忘れ物がございませんようお確認の上、お降り下さい》

 

「妖精さんノリノリだね…」

 

「楽しそうだしいいんじゃない?」

 

そう言ってお土産を持ってBデンライナーから降りるとホロライブメンバーと彼女達の夫の佐々木玲二が出迎えた

 

「「「「ただいま〜」」」」

 

「「「「ただいま!」」」」

 

『おかえりなさい!!』

 

玲二はゲーマーズとベイビーズを順番に抱きしめ、Bデンライナーの出入口から様子を眺めていた龍と妖精の元に向かう

 

「今回は助かったよ。ありがとう」

 

「気にすんな。こっちが勝手に助けただけだ」

 

「それでもだ…あの世界は危険が多いからな…」

 

「ま、親としては不安になるのは当然か。つっても俺達の世界はセイレーンがマトモに活動できてる訳でもないから比較的安全だけど」

 

そう言って笑う龍に釣られるように玲二も笑う

 

「おじちゃ!」

 

「ん?どうした?」

 

笑っている2人の元にこゆきちゃんが1枚の紙を持って来た

 

「こりぇ、こゆたちでかいた!」

 

「ほほう?…これは」

 

紙に描かれていたのは基地のメンバーにベイビーズ、白上フブキと龍と手を繋ぐこゆきちゃん…

 

「…ありがとうな」ナデナデ(。・ω・)ノ゙

 

「うにゃぁ…」(*´ω`*)

 

「…あのこゆきが俺以外の男に懐くとは…」

 

「最初見た時は私達も目を疑いましたよ…」

 

ひとしきり撫でた後龍はBデンライナーの入口に足をかけ振り向く

 

「またどっか暇ができたら遊びにこさせて貰ってもいいか?」

 

「構わないさ。こっちの世界の娯楽を教えてやるよ」

 

「そりゃ楽しみだ。それじゃあ…」

 

「蒼き航路が再び交わるその時まで!」

 

Bデンライナーが動き出しディメンションホールに消えていく

 

「「「「ばいばーい!!」」」」

 

ベイビーズがめいいっぱ手を振り見送る中ディメンションホールが閉じる

 

「…さて、とりあえずお土産とか片付けないとな」

 

「色々貰いましたからね…あ、レイくんこれはどこに設置しましょう?」

 

「確か平行世界にも連絡できるようにする装置だったっけ?それの設置場所は後で考えよう」

 

「先輩!また別世界の人が来たそうです!」

 

一時の別れ…だが恐らく直ぐにまた会えるだろう

 

「さて、俺達も仕事に戻るぞ」

 

「龍〜最近こんなの思いついたんですけど〜」

 

「なになに?…お前これOOライザーじゃねぇか宇宙戦争起こす気か!!!」

 

「え〜!ダメですか〜!?」

 

「ダメに決まってんだろ却下だ却下!!!」

 

「そんな〜!」

 

「というかそれ作ってる暇があったらこの絵をしまう為の額縁作っとけ!!」

 

「それ必要ですか!?」

 

「必要に決まっとるわ!って…また別世界の奴が来たみたいだな…」

 

蒼き航路の果てに…今度は一体どんな出会いがあるのだろう?

 

「「次は一体どんなやつなんだろうな?」」

 

 

 

 

 

 

オマケ

 

「ふぅ…仕事がひと段落ついた…」

 

「お疲れ様ですレイくん。お茶です」

 

「サンキューフブキ…ん?なんか外が騒がしいな」

 

「ホントですね…何でしょう?」

 

外に出た2人が見たのは…

 

「今日がお前たちの命日だ」

 

「させるかよ…地球の未来は…」

 

「「「「俺達が守る!!」」」」

 

「「…えっ」」

 

仮面ライダー達が戦っていた

 

「なにこれ…」

 

「て言うかあの声って…」

 

「あ、玲二達来てたのか…いやこんな騒ぎになってたらそりゃ来るわな」

 

「ロイガーさん!?てことはやっぱり…ってこゆきも!?」

 

後ろから現れたのはロイガーとこゆきちゃん…ロイガーは苦笑しながら説明する

 

「実は龍がこの世界までのルートを確保しててな…今回はこっちが観光に来たんだが…たまたまこゆきちゃんと会ってな…その時にその…紅達が変身をせがまれて…」

 

「こうなったと…」

 

騒ぎの原因が自分の娘だと言う事実にため息をつく玲二…

 

「周りからしてみたらただのヒーローショーにしか見えないし…壊れた物は妖精が直すから…」

 

「…まぁどちらにせよこの騒ぎを収めるのは難しそうだし…怪我人が出なければ…」

 

「そもそも原因がこゆきですから…」

 

「悪いな…あ、そう言えば…ガンプラショップって何処にあるんだ?」

 

「あ、それなら後で案内します…でもなんで?」

 

「いや前にこゆきちゃん達が来た時に龍がプラモを作ったって話が広がってな…基地でプラモを作るのがブームになってるんだよ。特にガンプラがな…で、明石の商店でも供給が追いつかなくて品切れ状態なんだよ…」

 

「だからこっちでガンプラを買いたいと…」

 

「まさかそっちでもガンプラブームが到来するとはな…」

 

「俺もびっくりだよ…」

 

そんな事を言っているとヒーローショーが終わったのか観客達から歓声があがる

 

「はーい!皆さんヒーローショーは楽しんで頂けたでしょうか!?」

 

「楽しんで貰えたなら幸いだ!」

 

「これでヒーローショーは終いだがまた機会があったらやるかもな!」

 

「そんじゃあお疲れ様でした〜!」

 

そう言って5人は飛び去っていく…それを見送ったロイガーは2人の方に振り返る

 

「さて、俺達も行くか」

 

「え、あれ放置でいいのか?」

 

「いや頭目が回収に向かったってメールが来た。多分説教だろうな。鶴神姫様も向かったっぽい」

 

「あっ…」

 

「ん?どうしたフブキ」

 

「えっと…鶴神姫さんって怒る時めちゃくちゃ怖いし辛いんですよね…」

 

「…具体的には?」

 

「義兄さんの鬼畜訓練の数億倍」

 

「…マジか」

 

その言葉を聞いたロイガーは乾いた笑みを浮かべることしか出来なかった(本人もよく知ってるから)

 

「まぁそういう訳だから放置しても問題は無いから…」

 

「…なんか想像つかないけどわかった。それじゃあ行くか」

 

この後ガンプラショップの品ぞろえを見て興奮したロイガーが定期的にこの世界にガンプラを買いに来る様になるのはまた別の話…

キャラ解説…要る?

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