深海の龍帝は何を成す?   作:リア・ユグドラシル

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「は、初めまして!刀藤綺凛です!」

「そんなに緊張しなくてもいいですよ〜。あ、作者です。今回は少々謝罪のために来させて頂きました。まぁまずは前回のあらすじですね」

「ぜ、前回は私と龍我先輩が知り合って色々なことがあったと言うお話ですね」

「君たちトラブルに愛されすぎだけどね」

「うぅ…なにも言い返せません…」

「まぁ今後もトラブルに巻き込まれるだろうけど頑張ってくれたまえ。さて、私からの謝罪は今回書いてたらちょっと長くなりすぎたので分けさせてもらうことになりました。申し訳ございませんm(_ _)m」

「そんなに長くなったんですか?」

「軽く1万字超えたって言ったらわかる?」

「うわぁ…それは分けないとですね…」

「そういうこと。っと、そろそろ本編に行こうか」

「「トラブル時々修羅場 前編」」




トラブル時々修羅場 前編

龍達がアスタリスクの世界に来てか半年経った。現在は冬休み真っ只中

 

「行くぞ綺凛」

 

「はい!」

 

現在龍は刀藤家の道場で綺凛と向き合い木刀をあわせていた

 

刀藤家は刀藤流と言う剣術を教えている。龍やカレラが朧流を習得していると知って「家の剣術も学んでみないか?」と誘われ即座にOKを出した2人は放課後は基本的に刀藤家に入り浸る様になった

 

「せいっ!」

 

「はぁ!」

 

かん!かん!と木刀がぶつかる音が響く

 

「ふっ!」

 

「えいっ!うわわっ!?」

 

かんっ!!という大きな音と共に綺凛の手から木刀が離れ、龍はそのまま首に木刀を突き付けた

 

「俺の勝ちだな」

 

「うう…また負けちゃいました…」

 

「負けたって言っても綺凛の成長速度は異常だろ。明らかに動きが速くなってたし一撃が重くなってきてる。ぶっちゃけ俺じゃなかったら何回も打ち合えないぞ」

 

「そうでしょうか…?」

 

「そもそも俺はお姉ちゃんと同じ朧流を修めてるんだからそうそう負けてはやれないんだよ。今後更に経験を積むことだ。あとは…あれだな、自分の思う通りに剣を振るって事かな?」

 

「自分の思う通りに剣を振る…ですか?」

 

不思議そうに言う綺凛に龍は頷く

 

「要は楽しめってことだ。楽しめれば身が入るし、モチベーションも保てる。楽しめなければ集中できないし、モチベーションも保てないからズルズル弱くなっちまう…だから楽しめってことだ。綺凛は今、楽しめてるか?」

 

「…はい!龍我先輩と打ち合うのはとても楽しいです!」

 

その言葉に龍はニッと笑い再び木刀を構える

 

「それじゃあ第2戦だ」

 

「次こそは勝ちます!」

 

 

 

 

「お嬢楽しそうだよなぁ…」

 

「…いや速すぎて見えないんだが?」

 

「安心しろ、あれが見えるのは師範代やカレラ様見たいな人外に突入仕掛けてる人達くらいだ」

 

そういうのは刀藤流の門下生達。実は龍達からして見たら普通に打ち合ってるようにしか見えないが実際は星脈世代ですら残像しか見えないレベルで速いのである

 

「そのカレラ様と師範代はもっとヤバいけどな」

 

「「言うな。あれを見たら頭おかしくなる上プライドが粉々になる」」

 

そう言う門下生の後ろでは…

 

「ふははははは!!!やるではないか!」

 

「私とて刀藤流を背負っている身なのでね!早々に負けてやる訳にはいかんのだ!」

 

ソニックブームを発生させながら物理法則ガン無視した動きをするようになった誠二郎とそこまで誠二郎を引き上げたカレラが高速で打ち合っていた

 

「なんならあれ木刀が出していい音じゃねぇだろ。金属仕込んでるんじゃないか?」

 

「なんで空中戦ができてるんですかね?魔法とかも無しに素の身体能力だけで空を飛ぶってわけがわからないよ…」

 

「おいそんなこと言ってる場合じゃねぇぞ余波がこっちにも飛んできてる!!」

 

「「ウッソだろおい!!?」」

 

慌ててその場から逃げ出す門下生達であった…

 

 

 

「これから何しようかね?」

 

「そうですね…何をしましょうか?」

 

稽古を終えた2人はこの後どうするか話し合っていた

 

「む?それなら2人とも買い物に付き合って貰ってもいいかね?実は妻から買い物を頼まれていてな…今日は君たちが泊まる予定になってるそうだし、少々材料が足りないんだそうだ。荷物を運ぶのを手伝って欲しい」

 

「わかりました」

 

「それじゃあ速く行きましょう父様!」

 

「こらこら…そんなに急かさなくても大丈夫だよ」

 

そんな話をしながら近場のスーパーに歩いていった

 

30分後…

 

「いやぁ…済まないね…重くないかい?」

 

「このくらい軽いですよ」

 

「うんしょ…うんしょ…」

 

「綺凛、重いなら持とうか?」

 

「大丈夫です…このくらいなら…」

 

「そうか?辛くなったら言えよ?」

 

「はい♪」

 

そんな風に話していると誠二郎がある事を思い出した

 

「あぁ、すまないが銀行に寄ってもいいかい?現金が少々少なくなっていてね…」

 

「わかりました」

 

「私も大丈夫です父様」

 

そう言って近くにある銀行に入り、誠二郎がお金を下ろすのを待つ2人…

 

「しっかしわざわざ俺達基準の飯を用意しようとしなくてもいいのに…」

 

「あはは…母様も張り切ってますしやらせてあげて下さい」

 

「いや俺が心配してんのは家計の方…まぁ無用な心配か…」

 

そんな風に雑談していると…

 

バンバン!!!

 

「きゃぁぁぁぁ!!!」

 

「「「!」」」

 

2発の銃声と悲鳴が響き誠二郎と龍は戦闘態勢をとり、綺凛は龍の後ろに隠れた

 

「まさか銀行強盗とはな…」

 

「今度は銀行強盗ですかそうですか…」

 

「だ、大丈夫でしょうか…?」

 

そんな3人を他所に銀行強盗は恫喝するように叫ぶ

 

「おらぁ!動くな!動いたら拳銃ぶっぱなすぞ!大人しく金をバックに詰めろ!」

 

銀行員はその言葉に慌ててバックに金を詰めていく…そうして満杯になったバックを持った銀行強盗は綺凛に目をつける

 

「丁度いい…おいガキ!てめぇ人質になれ!出なけりゃ「「ぶっ飛べクソ野郎!!」」がはぁ!?」

 

脱出する為に綺凛を人質にとろうとした銀行強盗はキレた誠二郎のボディブローと龍の金的を食らってぶっ飛び壁に叩きつけられる

 

「お、おお…お…」

 

「うちの娘を人質にとる?随分ふざけたことを抜かすなぁ?」

 

「アッハッハッハッハッ…(男として)死ぬ覚悟はできたか?できたな?できてなくても殺るが」

 

「ヒィィィィィィィィィィィィ!!?」

 

余りの殺気にビビり散らかす銀行強盗だが…

 

「きゃぁぁぁぁ!!!」

 

「「!?」」

 

後ろにいた綺凛の悲鳴が聞こえて振り向くと隠れていたもう1人の銀行強盗が綺凛を羽交い締めにして拳銃をこめかみに突きつけていた

 

「動くな化け物共!このガキがどうなっていいのかぁ!?」

 

「よくやった!」

 

「ちっ!」

 

「面倒なことを…」

 

流石に綺凛が人質されては下手に動けないと拳を下ろす2人…だが次の銀行強盗の発言が完全に銀行強盗の地獄行きを決めた

 

「へへ…おい兄貴、このガキ見た目かなり良いしよぉ…コイツで遊んじゃダメっすかね?」

 

「ひっ…!?」

 

「くく…ああいいぞ…まずはここから無事逃げれてから…な」

 

綺凛の後頭部には銀行強盗のあれが当たっていて大きく膨らんでいるのがよくわかり恐怖と嫌悪感で泣きそうな顔になる…次の瞬間

 

「「ごぱっ!?」」

 

「ふぇ?」

 

銀行強盗2人が地面に叩きつけられ、綺凛は龍にお姫様抱っこされた状態で誠二郎の近くに居た

 

「!?龍我君今のは…?」

 

「気にしてる暇は無いです。とりあえず玉蹴り潰して後頭部殴りつけたんでしばらくは再起不能ですけど…銀行員さん!今すぐに警察を!」

 

「は、はい!」

 

慌てて銀行員が警察に通報し、程なくしてやってきた警察に銀行強盗2人は逮捕され龍達は事情聴取を受けることになった

 

「…これがことの真相です」

 

「なるほど…だからあんな…すいません思い出したらちょっと…」

 

「…なんかトラウマ植え付けちゃったみたいですいません」

 

若干トラウマになったらしい警察官に謝罪する龍だが警察官はきにしなくてもいいと言う

 

「寧ろ君がどうにかしてくれなかったら死者が出ていたかもしれないし、その子も一生消えない傷が着いていたかもしれない…多少やり過ぎだけども正当防衛であることと君が未成年ってことで厳重注意ですませるよ」

 

「ありがとうございます」

 

「それじゃあ事情聴取はここまで!気をつけてお帰りください!」

 

「「「ありがとうございました」」」

 

そうして警察署を出た龍達だが突然綺凛が龍に抱きついた

 

「綺凛?」

 

「…凄く…凄く怖かったです…また…あの時みたいに酷いことされるんじゃないかって…」

 

「…」

 

綺凛の言うあの時は夏祭りの時に綺凛がナンパされた時である。あの時綺凛は今回のように一生消えない傷を負うことになりかけた…だから龍は綺凛の頭…特に男のあれが当たったであろう場所を念入りに撫でた

 

「ん…ふぅ…ありがとうございます…先輩…」

 

「気にするな。と言うか今回も俺の判断ミスだな…あの時は誠二郎さんに任せて俺は綺凛の護衛に徹してればよかった…そうすればあんな怖い思いをさせずに済んだのに…」(ほんっとバカだ俺…いくら超人的な身体能力持ってるからって普通拳銃が怖くないわけないだろ!)

 

「先輩…」

 

自分の迂闊さを呪う龍にその内心を察した綺凛は更に頭をグリグリと押し付けると同時にちょっと悪いことを思いついた

 

「…そう思うなら…今日は…一緒に寝てください…今日は1人になりたくありません…」

 

「!?えっちょそれは…誠二郎さん的には?」

 

「いや…うーん流石にちょっとは「父様?」龍我君!君なら信用出来る!という訳で娘を頼むぞ!」

 

「マジですか!?…まぁ別に綺凛が嫌いなわけもないですし…それで綺凛の不安が晴れるなら…」

 

添い寝を承諾した龍だが誠二郎は若干引きつった表情を浮かべていた

 

(…うちの娘はいつから麒麟のスタンドを召喚できるようになったんだ?あと龍我君の後ろにいるそれは何?)

 

誠二郎の視界では黒色の龍に麒麟が甘えるように頭を擦りつけている幻覚…幻覚?が見えていた…

 

 

帰ってきた龍達を迎え入れたカレラ達は慌てた様子で怪我がないか聞いてきた

どうやら銀行強盗事件は生放送されていたらしく食事の準備をしていたカレラ達はかなり慌てたらしい

特に怪我してないと答えるととても安心していた

 

そうして食事終えた龍達は広いお風呂に入っていた。どうやら門下生も使うらしく男湯女湯に別れているらしいが今日は門下生は居らず独り占めできた

 

「…基地の風呂も広いけどこっちも中々だな」

 

そんな風に風呂を堪能していると…

 

ガラガラガラ…

 

(引き戸が開く音?誠二郎さんか?)

 

そう思って後ろを振り向くと…

 

「ぶっふ!?」

 

「あ…えっと…せ、背中を流しに来ました///」

 

タオルを身体に巻いた綺凛が居た

 

「待て待て待て!!?なんで綺凛が居る?こっち男湯!」

 

「え…えっと…鶴姫さんが「龍我を落としたいなら風呂場に突撃するといいわ♪」って…」

 

「母さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!?何を吹き込んでるのさ!?て言うか落とすってどういう事!?」

 

絶叫する龍…ぶっちゃけ龍は天姫や妖姫は妹である事プラス慣れたから普通に対応できるが流石にそれ以外の知り合いの女性がいきなり風呂に凸してきたらテンパる

 

「…ダメ…ですか?」

 

「う…」

泣きそうな顔で言う綺凛に呻く龍…暫し考え…

 

「…背中だけだからな?」

 

「!はい!」

 

嬉しそうな顔で笑う綺凛と後で問い詰めてやると内心考えてる龍…とりあえず頭を洗った後…龍はシャワーの前で椅子に座る

 

「そ、それじゃあ失礼します///」

 

「おう…///」

 

怖々と泡立てたタオルで背中を洗う…だが正直2人の思考はそんな事に向いていなかった

 

(龍我先輩の背中…綺麗な背中…でも筋肉が無い訳でもない…ネコ科っぽいって言うのかな?しなやかな筋肉してる…頬擦りしたい…で、でも我慢しないと…///)

 

(ちょっと待って綺凛ちょっと顔近くないです?めっちゃ吐息とかかかってくすぐったいしなんかはぁはぁ聞こえるんですが!?り、理性がガが…///)

 

2人がお互いに理性を削りあっている中なんとか背中が洗い終わる

 

「…///」

 

「…///」

 

「そ、それじゃあ俺は風呂上がるか「あの…」…な、なんだ?」

 

「…わ、私の背中も洗って貰っていいですか?///」

 

「へァっ!?」

まさかのお願いに変な声を出してしまう龍…ここで龍はわざわざ思考超加速と並列演算も駆使して考える

 

(いやいやダメだろ!?さっきのでもかなりやばかったのに直接背中流すって…嫌でも断ったら間違いなく泣く!どうするどうする…!)

 

「…ダメですか?」

 

「…だからその目は反則だって…わかったよ」(この子無意識にやってるのか?意図的だとしたら小悪魔もいい所…いや母さんの入れ知恵をしたと思った方がいいな…)

 

そんなことを考えつつ綺凛の後ろに回る

 

「…頼むから振り向かないでな?」

 

「は、はい…///」

 

綺凛の背中を洗っていく…が

 

「んっ…ふぅ…あっ…♡」

 

「…」

 

「んんっ…はふぅ…っっ♡」

 

「…お願いだからあんま変な声出さないで?」

やたらと綺凛が色っぽい声を出すせいで龍の理性がガリガリ削れていた

 

「す、すいません…どうしても声が我慢できなくて…///」

 

「そうか…っておい!?」

 

「へ?あっ…」

 

知らぬ間に振り返ってしまった綺凛と思わずその肢体を目に焼き付けてしまった龍…次の瞬間

 

「きゃぁぁぁぁ!!!」

 

「すいませんでしたぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

綺凛の悲鳴と龍の謝罪の叫びが風呂場に響いた

 

数分後…

 

「…///」

 

「…///」

 

気まずい空気だが綺凛は龍の足の間に収まり風呂に一緒に入っていた

 

「…あの…」

 

「…な、なんだ?」

 

「…わ、私の身体…変じゃなかったですか?」

 

「…」

男にとってかなりコメントしずらいことを聞いてきた綺凛…龍は少し考えて…思ったことを伝えることにした

 

「綺麗な身体だった…と俺は思う」

 

「…そ、そうですか?」

 

「ああ…というか不安になる要素があるのか?」

 

龍がそう言うと綺凛は表情を暗くして言う

 

「…私の胸…他の子と比べて大きくて…それでよくからかわれるんです…だから先輩から見ても気持ち悪いのかなって…」

 

「寧ろ銀髪巨乳の女の子って1番に好きなタイプなんだけどってやっべ…」

 

「ふぇ?」

 

思わず性癖ぶちまけた龍に綺凛は惚けた様な声を出した後…

 

「…先輩って銀髪で胸が大きい女性が好きなんですか?」

 

「…まぁ…うん…」

 

「…そう…ですか…」

 

「…幻滅した?」

 

「い、いえ!寧ろちょっと嬉しくって…///」

 

「え?」

 

「あ、いえ!な、なんでもないんです!///」

 

誤魔化す様に言う綺凛にそれ以上追及するのは止めた龍はとりあえず足と足の間に居る綺凛の感触を考えないようにしつつ風呂を楽しむことにした

 

10分後…

 

「いい湯だった…」

 

「ふふ…そう言って貰えると嬉しいです♪」

 

そう言って綺凛が龍の手を引いた

 

「今日は一緒に寝るって約束ですからね♪」

 

「はいはい…わかってるよ」

 

そのまま綺凛の部屋に案内される

 

「ここが綺凛の部屋か…」

 

そう言って部屋を見回す龍

 

「…あの…あんまり見ないで下さい///」

 

「あ、すまん」

 

謝罪する龍の手を引き一緒にベッドに入った

 

「…///」

 

「…///」

 

向き合い手を繋いだ状態でお互いの顔を見る

 

「…龍我先輩…あの…ぎゅってして貰えますか…?」

 

「…わかった」.°ʚ( *´꒳))ω`,,)ギュッ

 

「んふぅ…///そのまま頭を撫でて下さい…」

 

「わかった」(*-ω-)ヾ(・ω・*)ナデナデ

 

「わふぅ…///」

 

気持ちよさそうに目を閉じ子犬のような声を出す綺凛

 

「もっと…もっとぎゅってして下さい…」

 

「わかったよ」ギュッ

 

「ん…///」グリグリ

 

(…なんだこの可愛い生物…///)

 

子犬の様に甘える綺凛が可愛すぎて内心悶えている龍…

 

「はふぅ…すぅ…すぅ…」

 

「綺凛?…寝ちまったか…じゃあ俺も寝るかね…( ˘ω˘ ) スヤァ…」

 

 

 

数分後…

 

「…先輩?寝ちゃいました?…寝ちゃいましたね?」

 

龍が眠ってから少しして綺凛が目を開けた…どうやら寝たフリをしていたらしい

 

「…」(私にとって胸の大きさはからかいの対象でしかなかった…でも…先輩がこの胸が好きなら…)

 

「…もうちょっと大きくしても…いいと思っていい…ですよね…///」(でも…今は…)

 

「すぅ〜…はぁ〜…♡」

 

龍の胸に顔を埋めて思いっきり匂いを嗅ぎマーキングするように身体を擦り付ける綺凛…その目には薄らピンクのハートが…

 

「…今はこれだけ…でも…いつかは…♡」

 

そう言って首を甘噛みし…今度こそ綺凛は眠りについた…

 

 

 

翌日…

 

「んぉぉ…よく寝た…綺凛は?」

 

「すぅ…すぅ…」

 

「ぐっすりだな…と言うか抱きつく力が割と強いから抜けるのに苦労しそう…」

 

龍の言う通りしっかり抱きしめていて起こさず抜けるには苦労しそうであった

 

「…仕方ない、起こすか…」

 

そう言って綺凛を揺らす

 

「おーい起きろ綺凛。もう朝だぞ」

 

「ううにゅう…あ、あと5分…」

 

「いやテンプレなこと言ってないで起きる。起きないと…」

 

綺凛の耳元に口を近づけ…

 

「今日の鍛錬はひたすら筋トレになるぞ〜」

 

「それだけは辞めてください!」

 

龍の筋トレは星脈世代でも死ぬほど辛いためこの脅しはよく効いたらしい

 

「もう少し幸せに浸ってたかったんですけど…」

 

「あんまり長いことダラダラするのはダメだしな…とりあえず俺は部屋に戻って着替えてくる」

 

「わかりました」

 

龍は部屋に戻り着替えて綺凛と共にリビングに入る

 

「「おはようございます」」

 

「「「おはよう」」」

 

椅子に座ると綺凛は椅子を龍の傍に寄せてそのまま左腕に抱きついた

 

「…ふふ…刀藤ちゃん?随分ベッタリだな?:( ꐦ´꒳`;):ピキピキ」

 

カレラが凄い良い笑顔で綺凛を見る…綺凛も負けじと笑顔で…

 

「龍我先輩を感じていると安心できますから(*^ᴗ^)」

 

「ビキッ」

 

周囲の温度がどんどん下がっていく…

 

「コラ」

 

「あだっ!」ゴンッ

 

「あいたっ」コツン

 

間に居る龍が2人の頭を小突く

 

「せっかくの朝ごはんなんだから大人しくしなさい」

 

「おい我が弟よ、私の方完全に拳骨だったろ?明らかに刀藤の方が軽い音だったぞ」

 

「カレラお姉ちゃんは頑丈なんだからその位でやっとでしょ」

 

「うぅ…痛いです…」

 

「綺凛も喧嘩しない」

 

「はい…」

 

((ナイスだ龍我君…!))

 

内心青ざめていた刀藤夫妻は龍の行動を内心賞賛していた

 

「ところで今日はどうするのかね?」

 

「打ち合いをやったあとちょっと商店街にでも行こうかと」

 

「ふむ。何か買いたいものでもあるのかい?」

 

「あ〜そうじゃなくて…実は少し前に商店街で買い物したんですけどその時に年末福引券貰ってて…一応引きに行っておこうかなと」

 

そう言って財布から3枚の福引券を取り出す

 

「なるほどね…一応気をつけてくれ。最近トラブルが多発してるからね」

 

「わかってます。もうあんな事は起こさせません」

 

「先輩…♡」

 

「ピキピキ…」

 

甘える綺凛とそれを見て手に持っている箸を握りつぶすカレラ

 

「…また喧嘩始めるならしばらく口聞かないよ?」

 

「「ごめんなさい!!」」

 

((完全に手綱の握り方を理解しちゃってるなこれ…))

 

To Be Continued…

キャラ解説…要る?

  • 書け!
  • 別に要らんじゃろ
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