「…も、もうちょっとやる気出しましょう?紗夜先輩?」
「綺凛…そうは言うけどさぁ〜…めんどくさいじゃん…」
「で、でも…やるべき事はやらないと…」
「…まぁそうだね…じゃあなるべく簡潔に…シルヴィアとデート開始」
「色々な場所を見て回ったり美味しい物を食べたりしてましたね〜」
「ん…正直…」
「「羨ましい」」
「最後にはなんかいい感じに頬にキスしてましたしね…」
「まぁいずれは私も同じことを求める」
「も、勿論私も…!」
「…そりゃあね…というか綺凛前回の最後なんかガチの人類最強の剣士2人に…」
「あ、それはまだ先の話なので…」
「ん、わかった…それじゃあ本編」
「「ゆっくりしていってね!」」
「「蠢く悪意」」
穏やかな昼下がり、生徒達が思い思いに昼食をとったり自由する時間に龍達は生徒会室に呼び出されていた
「襲撃事件?」
「はい」
クローディアから話されたのは最近になって多発しているという襲撃事件の話であった
「監視カメラとかは?」
「どうやら監視カメラ外で行われているらしく…襲撃から逃れた生徒も逃げるのに必死でロクに顔も見れてないと…」
「死人は流石に出てないな?」
「そこまでは行ってません。逃れられなかった生徒も衰弱していますが命に別状はありません」
「そうか…ん?衰弱?」
「あ、はい…私もそこが気になってるのです…怪我ならまだしも何故衰弱しているのか…」
首を捻る面々…龍はキバットと目を合わせる…そこまで話すとクローディアが結論を告げる…
「とりあえず皆さんも気をつけてください。あなた達もまた有力候補なんですから」
「「「「「了解」」」」」
その後教室に戻った…だがキバットと龍は放課後集まり何やら話をしていた…
翌日
「ふぅ…」
ユリスは訓練場でいつもの鍛錬を終え、寮に戻る前に商業エリアで買い物をしていた
「深海にちょくちょく食事を用意して貰ってるが…流石に頼りすぎもあれだしな…」
どうやら自炊の練習のために食品を購入していたらしい
「…それにオーフェリアにカップラーメンばっか食べてることがバレてめちゃくちゃ怒られたからなぁ…」
脳裏に死神をスタンドの如く召喚し虚無の表情で見下ろす親友の姿が過ぎり背筋を震わせる
「…本当に食事には気をつけよう…」
因みにオーフェリアや紗夜は自炊できる(龍から指導を受けた結果)
「さて、これだけ買った事だし…あ、そう言えば料理本…スマホでレシピ調べればいいか」
そう言って寮まで歩き…いざ寮に入ろうとした直後
「!?」
ドゴン!!!
「なんだ!?」
直前までユリスのいた場所に何かが着弾しコンクリートを粉砕して土煙が上がる
「…」
「…なんだ?コイツは…」
そこに居たのは全身に拘束具の様なもの身に付けた人型の異形だった。頭部には白鳥がまるで角のように生えていた
「…」
ブォン!!
「ちっ!」
瞬時に距離を詰め腕を振るう異形。ユリスはバク転で回避し一応持ち歩いていた煌式武装を起動し構える
(コイツは一体なんだ?生物の様だが…やつの体に付けられている拘束具は一体…)
ぎこちない動きで自身の方を向く異形に警戒を続ける
「咲き誇れ!アマリリス!!」
紅蓮の炎によって形作られた花が異形に直撃し吹き飛ばす
(動き自体は鈍い…だが一撃貰うのは不味いな…全星辰力を防御に回してやっとか?こんな時は素の身体能力が高い深海達が羨ましいな…)
内心妬みつつも追撃の為に神経を研ぎ澄ます…次の瞬間土煙を突き破る様に異形が拳を振るうが煌式武装でいなしカウンターを打ち込む
「咲け…リリー!」
「!」
近接用の小爆発を叩きつけ回し蹴りで再度距離をとる
「深海の姉を見習って近接と魔法を織り交ぜた戦い方を色々試してはいるが…まだまだ改良の余地ありだな」
そう呟くユリスの視線の先には所々に傷が着いたものの健在な異形
(人ではないと思ってはいたが…明らかに硬すぎる…感覚としては訓練場の壁よりは柔らかいか?)
そもそも訓練場の壁は星脈世代が暴れようともそう簡単には壊れません(壊せる方がおかしい)
「…」
「ふっ…はぁ!」
馬鹿の一つ覚えと言うべきか愚直に殴り掛かることしかしてこない異形をいなし背中を切りつけ出来た傷に爆炎を叩きつける
「拘束具が地味に防具になってるな…ラフレシアは…使ったら周辺に出る被害が大きすぎるし…」
「おやおや…流石は華焔の魔女…そう簡単にはいきませんか」
「!?何者だ!」
異形の背後から聞こえた声。ユリスが煌式武装を突きつけながら問うと1人の女子生徒…だが着ているのは星導館のものではなかった
「その制服…レヴォルフか!」
黒を基調とした制服…レヴォルフ黒学院の制服を着た女は薄気味悪い笑みを浮かべる
「どうですか?レヴォルフの校区で暴れ回っていた怪物を従順になる様に改造しリミッターを外したことで驚異的な身体能力を発揮する傀儡兵の力は…」
「…趣味が悪いな」
「それは重畳♪」
顔をしかめるユリスを見て心底楽しそうな笑みを浮かべる女
「という事は今回の件はレヴォルフの策略か…」
「ええその通りです。本来なら星導館の第1位や2位を狙いたかったのですが…傀儡兵が何故か怯えて近づきたがらないので断念することになりましたがね…」
(あ、やっぱアイツら怖いのな…)
何となく察したユリスは同情するような目で傀儡兵を見る
「…」:( ; ´꒳` ;):ガタガタガタガタ
「やっぱ怖いんだな…」(というか話題に出るだけで怖がるってどんだけだ?)
話を聞いて震え出す傀儡兵を見て呆れと同情の表情を浮かべるユリスだが直ぐに表情を引き締める
「多少同情するが貴様は被害を散々出したんだ。その傀儡兵は破壊させてもらうし貴様も捕らえさせてもらう」
「ふふ…やれるものならやって見せなさい!」
「…!」
「もちろん相手は傀儡兵だけではありませんがねぇ!」
「!自動人形…!」
女の周囲に現れたのは大量のマネキン…自動人形であった
「アルルカントに居る間者から頂いた物です…流石の華焔の魔女もこの数の自動人形と一緒に傀儡兵を相手取るのは難しいでしょう?」
「…ちっ…」(やつの言う通りだ…このままだと不味い…)
状況は不利なまま…誰かが気づくのを待つしか無かった…
(やるだけやるしかないか…)
「…覚悟決めていくか!」
To Be Continued…
オマケ
「…なんかうるさいですね〜」
女子寮の一室。妖精はパソコンにコードを繋ぎある物にデータを打ち込んでいた
「…まぁ既に動こうとしている人がいるみたいですし私の出番は無さそうですね…コレの調整を進めましょう」
そこにあるのはパソコンと…コードに繋がれた2つのブラックメンタルキューブであった
「…ちょっとしたサプライズにはまだ数が必要ですが…時間にも素材にも余裕があります…まずはこの2つを済ませてしまいましょう」
パソコンの画面には…狼の耳と尻尾を持った少女と金髪の侍のような出で立ちの少女が映っていた…
次回の深海の龍帝は何を成す?は…
「全く面倒なことをしてくれる!」
「…」
戦いを続けるユリス
「いくら足掻いた所で…」
「随分騒がしいな?」
「随分騒がしいですなぁ?」
「「!」」
乱入者出現!
「蹴散らすぞ」
「蹴散らしちゃうぞ☆」
「頼りにさせてもらう!」
次回!「紅月影に咲く焔」
キャラ解説…要る?
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書け!
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別に要らんじゃろ