「自称妻とか痛いと思わないの?」
「うるさいぞ真っ黒ツンデレ」
「誰が真っ黒ツンデレよ!?」
「お前以外誰が居る?いつもあの愉悦部AIが隠し撮りした我が夫の顔の写真を見てニマニマしt「ああああああああああ!なんで知ってるのよ!?」直接見たからだが?」
「この場であの世に送ってやる!!」
「やれるものならやって見せろ!」
作者「お前ら先行登場させてやってるんだから真面目に前回の予告しろや!!スペルカード発動!大樹の鉄槌!!」
「「ぐえっ!?」」
少々お待ち下さいm(_ _)m
「…と、とりあえずいがみ合うのは辞めましょう…」(タンコブ出来るほどの威力でぶん殴られるとは…)
「…癪だけどそうね…」(なにこれめっちゃ痛い…)
「前回は我が夫一行がリーゼルタニアに到着しましたね…」
「結構いい雰囲気の国みたいね」
「まぁ私が支配する国よりも良いわけがありませんが。居心地のいい国であることは認めましょう。私が支配する国には負けますが」
「どんだけ自分の国を推してるのよ…あんた最早女王とは名ばかりじゃない」
「真っ黒ツンデレは無視して「おいコラ」その後それぞれグループで別れ、我が夫達はオーフェリアがかつて住んでいた孤児院に向かいました」
「そして子どもに絡まれてたわね…人外特有の体力に物を言わせて遊び倒したみたいだけど」
「流石は我が夫。子どもの相手もお手の物ですね♪」
「その位出来なくて私達のマスターを名乗るなって言いたいけどね」
「はいはいツンデレツンデレ」
「誰がツンデレだ!」
「その後は王城に呼び出され国王ヨルベルトと謁見…ですが人の子の割には頭が回る人間の様ですね」
「まぁ意図的にボンクラを演じるくらいだからね」
「私にはできませんね」
「プライド高そうだしそりゃ無理でしょ」
「まぁ否定しませんが…ですがあの小娘と我が夫をくっつけようとするのは許しません」
「それを決めるのはアイツでしょ?まぁアイツなら何だかんだ私達含めて全員幸せにしてくれそうだけど…つーかしろ」
「我が夫なら容易いことでしょう。そんな当たり前の事は置いておいて本編に行きますよ」
「あんたねぇ…まぁ良いわ。それじゃあ本編」
「「ゆっくりしていきなさい」」
「「化け物のパーティ」」
「パーティ?」
「所謂歓迎会と言うやつだ」
リーゼルタニア城の客室にてユリスからパーティの開催を伝えられた龍達
「だが礼服も持って来てないぞ?」
「そこら辺は安心しろ、城にある礼服やドレスを貸し出す」
「なんで貸し出せるだけの礼服やドレスがあるんだ…」
「兄上が色々と…な」
「スゥー…なるほどな」
ヨルベルトの兄ばかっぷりを知っている龍は大体察した
「身長は各種あるから1部を調整すれば全員着れるだろう」
「ほんと無駄に金使ってんなおい…」
「本当にな…」( ̄▽ ̄;)
ため息をつく2人だが他の女子メンバーはドレスやパーティが楽しみな様子だった
「ドレス…どんなのがあるんでしょう…」⬅綺凛
「気に入ったのがあったら言ってくださいね〜後日皆さんに合わせた物を作るので〜」⬅妖精
「黒がいいかな…赤がいいかな?」⬅オーフェリア
「黄色はあるか?」⬅カレラ
「歌うのはありかな?」⬅シルヴィア
「いやちゃんと担当の人が居るでしょ…」⬅オイゲン
「…お腹空きました…」⬅クローディア
「「おいそれでいいのか生徒会長で銀河幹部の娘」」⬅龍&ユリス
完全にボケキャラと化しているクローディアにダブルツッコミを入れた
「はぁ…まぁいい、とりあえずある程度要望を出してくれ、そうすれば準備しやすい」
そう言ってユリスはメモを持ってそれぞれの要望を聞いて回る
「…OK。この要望で準備しよう。それじゃあパーティが始まるまで待っててくれ」
「了解…その間どうすっか…」
「あ、じゃあこれやりましょう!」
綺凛が取り出したのはUN○だった
「確かに暇つぶしには丁度いいな」
「ついでだし何か賭けるか?」
「なら龍君独り占めの権利を賭けよう!」
「おい勝手に決めるな…つーかそれ俺が勝ったらどうするんだ?」
「うーん…なら誰か1人を指名してその人と1日過ごすってのはどうかな?」
「…ふむ、まぁそれならいいか」
「それじゃあ決定!始めるよ〜♪」
乙女の欲望渦巻くUN○が始まった!!
【3時間後】
「おーい準備ができたぞ…ってなんだこの状況」
ユリスの視界にはニヤニヤしながらクネクネしている綺凛と( ⸝⸝⸝⩌⤚⩌*)ムーという表情で龍を見つめる他の女子メンバーだった
「あ〜気にすんな。賭け事やって自分の思い通りにいかなくて不満なだけだから」
「えへへ///」ニヤ(⸝⸝◜ ◝⸝⸝)ニヤ
「とりあえず綺凛はそのニヤニヤを辞めろ。ユリス、準備ができたんだな?速く行くぞ」
「ああ。こっちに来てくれ」
ユリスの案内で衣装室に向かう…衣装室を覗くと多数のドレスが飾られているのが見えた
「女子メンバーはこっちで着替えてくれ。龍我はこっちだ」
ユリスに通されたのは隣の部屋。そこにはいくつものスーツがハンガーにかけられていた
「中で採寸や調整を行うから中にいる使用人の指示に従ってくれ」
「OK」
そう言って龍が部屋に入ると男の使用人が数人現れて龍を採寸していく
「…これは時間が掛かるな」
【10分後】
「ふむ…結構いい感じだな」
龍は黒い礼服に蒼い蝶ネクタイを着けた姿で女子メンバーの着替え終わりを待っていた
「こういう時の女の準備は長いと聞くが…まぁ気長に待っとくか」
そう言って念の為に持ち込んだ凶月の起動体を手のひらで弄ぶ
「…なんだろう。凄い面倒事が起こる予感がする…」
龍の直感が何か嫌な予兆を感じ取っていた
(国王陛下とその妹が居るパーティ…恐らく相応の重鎮が居るだろう…銀河幹部の娘のクローディアも居るから襲撃するなら絶好の機会だ…それに…)
チラリとパーティが行われる会場を見る
(…さっきから感じる嫌な気配と予感…それにこれは…何時ぞやのファンガイアの気配の残滓も感じる)
『おーい龍我』
『ん?キバットか。どうした?』
龍に念話で話しかけてきたのはキーホルダーの振りをして着いてきたキバットだった(一応タツロットも居る)
『わかってんだろ?』
『まぁな…とりあえずファンガイアはそっちに任せてもいいか?』
『任せとけ!だけど気配的にはクイーンかキングっぽさそうなんだよな…』
『なんなら手を貸すぞ?』
『いや別に脅威って訳では無いんだ…どっちかって言うと周りへの被害の方が…』
キバットの言う通りオーフェリアのスペックで変身したエンペラーキバならキングも問題無く討伐できるだろう…たが周辺への被害の方が凄まじいことになるのは確定だった
『あ〜…まぁ結界で隔離してやるからそこで戦えば被害を抑えられるだろ』
『お!その案採用!』
そんな風に万が一の対策を話し合っていると…
「先輩!」
「お、準備終わった…」
龍は女子メンバーの方に顔を向けるとそのまま固まってしまう…なぜなら…
「えへへ…似合ってますか?」⬅綺凛
「龍我の評価が聞きたいな♪」⬅オーフェリア
「ちょっと腰周りの締め付けが強い…」⬅紗夜
「…あまりジロジロ見ちゃメッだぞ///」⬅シルヴィア
「ふむ…こういった服…と言うかドレスか…着るのは初めてだが似合っているか?我が弟よ」⬅カレラ
「ふふっ…しきかーん?見とれてないで感想を聞かせてよ♪」⬅オイゲン
「…もう少し胸が欲しいです…」⬅妖精
「…恥ずかしいから凝視は辞めろ///」⬅ユリス
「…お腹空いたなぁ…」⬅クローディア
女神がいっぱい居たのだから…
「…スゥー」
そして龍がとった行動は…
「…」パシャ
無言で写真を撮る事だった
「…もうその反応で分かりますね///」
「言うまでもないが最高です本当にありがとうございます」
欲望だだ漏れの龍…これでなんで○欲爆発してないんだ?
「ふふっ…効果は抜群だ?」
「抜群どころかダイレクトアタックだよ本当に」
もう色々大満足な笑顔を浮かべる龍に頬を紅く染める面々(クローディアは除く)
「姫様。そしてお客様方。間もなくパーティが始まりますのでそろそろ会場にご案内します」
そんな中案内役の侍女が現れてパーティの開催時間が近いことを告げる
「お、そうか…よし、行くぞ」
とりあえずカメラを艤装収納に仕舞い直し、会場に向かった
【パーティ会場】
「うわぁ…」
「キラキラしてますね…」
パーティ会場は綺凛の言う通り装飾やシャンデリアの光でキラキラと輝いていた
「モグモグウマウマ」パク(*゚~゚*)モグ モグ
「はえぇよ会長!?」
いつの間にかクローディアは料理を手に取って食べていた…どうやら相当お腹が空いていたらしい
「一応こいつ銀河の幹部なんだろう?完全にその面影が無いが…」
「そう言うなユリス…会長はストレスが溜まってるんだ…って言いたいところだけど流石に色々不味いな」
龍が周囲に視線を向けると周りはこちら…と言うかクローディアに注目していた
「会長。流石に周りの視線があれだからそれ食べたら挨拶回りなり行った方がいいと思うんだが…」
「もぐもぐ…ゴックン…確かにその通りではありますね。そうするとします」
流石にクローディアもわかってはいたので皿の料理を食べ終えると口を拭き挨拶回りに向かった
「やれやれ…自分のやるべき事くらい覚えておいて欲しいものだな…」
「それはまぁその通りだな…ところで…」
ユリスは周囲を見回し困惑する
「ん?どした?」
「いやこういったパーティだと私の様な王族はよく話しかけられるのだが…今回は来ないなと」
「…ふーん」
ユリスや他の女子メンバーは気づいていないが龍が周囲の男に対して凄まじい圧(かけてる本人は無意識)をかけているため周りの男は誰も話しかけれないのだ
「ま、それならそれでいいんじゃね?」
「そうではあるな。こういう場での会話ほど面倒なものは無い…ほとんど権力争いとさして変わらんし」
「ぶっちゃけ過ぎだろ…王族ってそういうもんなのか?」
「国王と言う立場はそこまで魅力的という事だろう…或いは…」
「…統合企業財体の息のかかった連中の可能性…か」
黒い話が多すぎる王宮裏話に空気が重くなる…が、すぐに空気を入れ替えるように首を振ると2人は料理に手を付ける
「はぐ…結構美味いな」
「一応王宮の料理人は一流だからな…と言ってもお前が作る食事の方が美味く感じるのは何故だろうか…?」
「庶民的な料理に慣れると高級料理店の飯があまり美味く感じなくなることは割とあるそうだ」
「なるほどな…だがこうして食べてみると王宮の料理がとても味気なく感じる…」
「こういう料理は基本見栄えの方が優先されるからな…後でクッキーでも食べるか?一応作ったのを持ってきたんだが…」
「お、それはそれは…後で有難く頂こう」
気の知れた仲だからこそできる気楽な会話…とても穏やかな空気だが…
ドッカァァァァァァァァン!!!
「「!」」
この世界がそんな穏やかに終わらせてくれるわけもなし
「爆発音…ってことは」
「テロだな…全く…折角の帰省だと言うのに…」
折角穏やかに過ごせそうだと思ってた矢先にトラブル発生という事態に辟易とするユリスといつもの事だと大体察していた龍…2人はそれぞれ煌式武装と純星煌式武装を展開する
「で、思い当たる節はあるか?」
「どっちかって言うとお前やオーフェリアじゃないか?鳳凰星武祭で行われた裏賭博で確か大金を得るために元締めの組織が仕掛けた策を全部粉砕したから恨まれてるんじゃないか?それでついでにこのパーティに来ている他国の重鎮も襲うつもりなんだろ」
「逆恨みもいい所だぞ…つーか俺達なんか仕掛けられてたこと全く知らなかったんだが…全部お母さんが処理しちまったし…」
ユリスの予想はほぼ正解であった。違うところと言えばメインの目的はあくまで他国の重鎮であって龍達に関しては仕返しというより嫌がらせ目的だった
「どちらにせよ恨みを買ってしまったのに変わりはないだろう…」
「めんどくせぇ…」
そう言い合っていると破壊された壁からスーツを着た老年の男と真珠貝を模した青い異形が現れた
「御機嫌よう。パーティの参加者の皆さん…申し訳ございませんが皆さんには死んでもらいます」
そう言って男が更に魔法陣を周囲に展開すると小型のワイバーンとマンティコアが複数と巨大なキマイラが一体現れる
「はぁ…まさかその程度の戦力で俺達を殺れるとでも?」
「「「「「「「実力差を弁えろ雑魚」」」」」」」
そう言って龍はキマイラに突撃する
「その巨体だとここじゃ動きずれぇだろ?場所を変えるぞ」
そう言ってキマイラの腹を蹴り上げ浮かせると顔面に膝蹴りを撃ち込んで壁を破壊しながら外に叩き出す
オーフェリアside
「いくよキバット」
「OK!キバっていくぜ!ガブリ!」
「変身!」
キバットがストラップサイズから元のサイズまで戻るとオーフェリアの腕に噛みつきキバに変身。パールファンガイアと戦闘を開始する
「…パールを飛ばしてくる攻撃が厄介…」
「ならこれだ!」
「ドッガハンマー!!」
キバットがフエッスロットから紫色の装飾がされたフエッスル…ドッガフエッスルを取り出すと咥え吹く。するとドッガが彫像体でキャッスルドランから射出、パールファンガイアを踏み潰す様に着地するとそのままオーフェリアの元に飛行する
「はっ!」
オーフェリアがドッガに手を伸ばすとドッガはドッガハンマーに変形し手元に収まる…すると胴体部分の鎧が鎖に覆われ、弾け飛ぶと紫色の重厚な装甲に変わり仮面から覗く瞳も紫色に変わり、キバ・ドッガフォームに変身する
「おりゃぁぁぁ!!」
パールファンガイアが放つ真珠の弾丸をドッガハンマーで纏めて吹き飛ばし肉薄する
「どっせーい!!」
横殴りにハンマーを叩き付け吹き飛ばすと追撃とばかりに頭に叩きつける
「せぇぇぇぇぇい!!」
ドッガハンマーのハンマーヘッド部分を展開しパールファンガイアの胴体を掴むと振り回す
「そーれ!!」
そのまま地面に思いっきり叩き付け地面に埋める
「それそれそれそれ!!!」
地面埋まったパールファンガイアにハンマーを叩き付けまくりドンドン地面に深く埋めていった
紗夜&ユリスside
「落ちなよ…カトンボ」
「数が多いだけで防御力はそこまでだな…機動力も低い」
紗夜とユリスはそれぞれ銃撃と魔法でワイバーンを撃ち落としていた
「流石にプロメテウスは使えないから予備の煌式武装使ってるけど…やっぱりこれも結構高性能」
「流石は星螺と沙々宮教授の合作だな…単純なスペックなら純星煌式武装に匹敵するぞ」
「ん、複数のマナダイトを連結稼働させて出力を上げてる」
「それ過去にアルルカントがやろうとして失敗した技術なんだが…」
ユリスの言う通り過去にアルルカントはこの方法を試したのだが制御不能に陥りかなりの犠牲者を出した…それ以降この実験に関する一切の記録は消され禁止されたのだが…
「星螺の技術力はアルルカントなんかの比じゃないから…」
「まぁそうだな…」
そんなこと言いながらも手を動かし続ける2人…もう既に200匹は撃ち落としているが魔法陣から際限なく湧いてくる
「…魔法陣を潰さないとね…」
「なら私がやろう」
「じゃあこっちも手数を増やすから速いとこ魔法陣を潰して」
そう言って紗夜は拳銃型煌式武装を仕舞うと腰のホルスターから起動体を再度2つ取り出すと起動、ミニガンを2丁持ち客に当たらないように計算しつつ弾幕を張る
「わかった」
ユリスは手から炎を放ちワイバーンと弾幕の雨の中を突っ切る
(射撃が正確なおかげで動きやすいな)
ユリスの動きとワイバーンの動き、更に客の位置を計算しながら放たれる弾幕は的確に魔法陣までの道を作りながらワイバーン達を撃ち落とし釘付けにしていた
「ふむ…術式自体はタダの転送術式か…これならちょっと流れを乱せば…」
パキン、というガラスが割れるような甲高い音とともに魔法陣が砕け散る
「よし、次だな…」
ユリスは次の魔法陣に向かって走る…
カレラ&綺凛side
「温いな…この程度で我らを殺れると思うとは…我らを舐めているのか?」
「舐めていると言うより…これは私達を狙っていませんね。他のパーティのお客さん達を狙ってます」
綺凛の言う通りマンティコアを含めた魔獣達は龍達よりも他の客を狙って動いていた
「なるほどな…まぁ雑魚の思惑通りに被害を出させるのも癪だし蹴散らすが…」
「なんのプライドですかそれ…?」
やっぱり原初…と言うか悪魔特有の傲慢さは丸くなっても若干残ってるカレラだった
「100年も生きていないクソガキ程度に好き放題されるのが癪だということだ。別に年功序列を持ち出す訳では無いがマトモに実力差を理解せずこの程度の策ですらない物量攻めで勝てると思われるのはな…」
「…なるほど」
何となくわからなくもない綺凛だった
妖精&クローディアside
「うーんこれは私達の出番は無しですかね?」
「もぐもぐ…楽なのはいいことれふ…」
「この状況で食べてられ…はしますけど食い意地を張りすぎでは?」
ヨルベルト達の護衛として周囲を一応警戒する妖精とクローディア…だが他のメンバーが無双していて出番が無く暇そうだった
「これおいふぃいれふよ?」
「いや食べながら喋らないで…貰いますけど」
クローディアの食べている料理を妖精も皿に取る…その様子を苦笑いしながらヨルベルト達は見ていた
「…あっ、そろそろ終わりそうですね」
そう言う妖精の目には既に死体となったマンティコアやワイバーンが山のように積み重なり動いている個体もすぐに動かなくなっていく
「…あ、そう言えば深海さんはどこで何を…」
「もう来てますよ?」
そう言った瞬間天井がぶち抜かれ龍が降り立った
「もう終わった」
「ほらね?」
「…そうですね」
龍はキマイラを蹴鞠(けまり)の要領で蹴り飛ばし続けしばらく遊んでいたが飽きて首を落としそのまま死体を焼却処分して戻ってきたのだ(天井をぶち抜いたのはタダのノリ)
「…つーか事態の下手人はとうの昔に逃げた後か…」
「まぁあの程度で終わるとも思えませんし…多分明日辺りにでも仕掛けてくるのでは?」
「…あ、そうだ。あの男は確か翡翠の黄昏の加担者で名前はギュスターヴ・マルロー…創獣の魔術師と呼ばれています。未だに捕まって無かったんですね…」
「翡翠の黄昏って言うと確か昔アスタリスクであったって言う事件だっけか?」
「はい。そしてギュスターヴは金銭目的で翡翠の黄昏に加担し、能力は2つ名通り魔獣を創り出す能力…時間をかければかけるほど強力な魔獣を生み出します」
「…となると他にも魔獣が居んのか…」
「おそらく妖魔さんの予想通り明日にでも仕掛けてくるでしょう…予め用意してくる前提の能力なので今回は様子見でしょう」
「様子見でも俺達居なかったら割とヤバイよなこの戦力」
「時間をかけて戦力を用意すれば真っ向から国を落とすことも可能な能力ですからね…」
クローディアがそう言うと龍は生命探知を発動し一際大きい個体を探す
「…ダメだな。予め近くに待機させて任意の場所に呼び出すんじゃなくて本当に遠距離召喚をしてるみたいだな…」
「そうですか…星辰力の効率では無く戦力を先に潰されるのを避けたのでしょうか?」
「多分な…」
そう言って対策を話し合っていると綺凛が歩いてきた
「先輩。あの人の行動パターンなんですが…」
「…なるほど?となると…」
「はい。そういう訳ですので私に任せてください」
「わかった。生徒会長。アイツの捕縛は綺凛に任せてもいいか?」
「了解しました…では私達はギュスターヴがけしかけて来る魔獣の迎撃に注力しましょう」
「…まさかあそこまであっさり殲滅されるとは…」
山の中にある湖…その中央にある大地にギュスターヴは立っていた
「…念の為に創っておいた監視個体も気づかれて処分されてしまいましたし…予備も無い…まぁ…」
「…」
ギュスターヴが後ろを振り向くと真紅の異形が唸り声も発する事無く立っていた
「コレが居れば始末できるでしょう…少なくとも王族の誰か…そうですね…」
ギュスターヴが不気味な笑みを浮かべ月を見上げる
「リーゼルタニアの王女様がいちばんいいでしょう♪」
オマケ
「…」
「大丈夫?ユリス」
「!だ、大丈夫だ…と言いたいが…」
「…やっぱり体調悪い?」
「ああ…なんと言うか…身体が熱い…」
リーゼルタニア城のユリスの部屋でオーフェリアとユリスが話をしていた…実はユリスは戦闘の最中体調を崩し後方で下がって休んでいた
「…」(龍の言う通りユリスの変質が進んでる…多分この熱は変質の最後の段階まで行ったことによる影響…私達はゆっくり龍の魔素が馴染んで変質したけどユリスは戦闘時の大量の魔素を浴びたことによる急速変質…体に負担がかかるのは当然…)
オーフェリアはユリスが心配だった。元々オーフェリア達は最初から選択肢を与えられた上で人ならざる者になる道を選んだがユリスは違う。多量の魔素を浴びた結果肉体と魂が勝手に進化を始めた拒否権無しの強制進化。肉体面もそうだが特に精神面が心配だった
「辛いなら言ってね?少なくとも明日は休んで?」
「わかっている…この状況で戦線に出れば確実に足を引っ張る事になるからな…だがやはり1人安全地帯で大人しくというのは流石に…」
「戦線に出てきたら昏睡毒打ち込んででも送り返すからね?」
「わ、わかった!わかったから目の光が無い状態で顔を近づけないでくれ!ハイライトオフのドアップは普通に怖い!」((( ;゚Д゚)))ガタガタ
ドアップハイライトオフのオーフェリアはかなり効いたらしく体をガタガタと震わせながら首が取れそうな勢いで頷くユリス
「…なら良いけど…」
(いつの間に私の幼なじみはここまでの威圧感を出せるようになったんだ…)
「ユリスも龍我もあんまり休まない…龍我は後ろから鎌の柄で殴れば気絶させれるからそのまま部屋に監kゲフンゲフン部屋に運んで休ませるけどユリスの場合本気で殴ったら首が取れちゃうから手加減しないと…」
(あれこれもしかして予想以上にヤバいかもしれない?)
とんでもない発言を誤魔化そうとする(全く誤魔化せてない)オーフェリアに戦慄の視線と龍の耐久性の高さに呆れた
「それが嫌ならちゃんと休む。わかった?」
「う、うむ…」
ドクンッ!
「ぐっ!?」
「!大丈夫?」
一際強く心臓が脈打つと凄まじい熱がユリスから発せられる…近くに居るのがオーフェリアで結界を張ったから良かったが普通の人間が居たなら放出される熱だけで大火傷を負い、結界が無ければ部屋の物が全て燃えて火事になっていただろう
「…魔力と星辰力が暴走してる…ならこうすれば…」
オーフェリアがユリスの魔力と星辰力を制御し鎮静化させるとユリスの呼吸も安定し放熱も収まった
「ふぅ…ふぅ…す、すまないオーフェリア…」
「とりあえず今夜は私が徹夜して様子を見る」
「いやいやいや!?そんな事しなくても…」
「私は眠る必要が無いから大丈夫だし寝てる間にまた暴走したら大火事になるよ?」
「うっ…」
オーフェリアの言葉に何も言い返せず唸るユリス…オーフェリアは既に精神生命体になっているので肉体に依存していないため眠らなくても影響が無いのだ(それでもまだ肉体依存だった頃の癖が抜けず寝ることも多い)
「それが嫌なら私に任せて寝なさい」
「…」
「ユリス?」
「ワ、ワカリマシタ」
「よろしい」
オーフェリアの圧に若干顔を青ざめなが頷くユリス
「じゃあ今日はもう寝る」
「ハ、ハイ」
オーフェリアはユリスに布団をかけ電気を消す(オーフェリアは吸血姫なので昼間と対して変わらない位見える)
「お休み」
「お休み」
オーフェリアに手を握られながらユリスは眠る
『…』
だがユリスもオーフェリアも気づいていない…
『…確認しました』
ユリスの中で…
『ユニークスキル
新たな力が生まれつつある事を…
『未達成条件確認。覚悟の条件が達成されていないため一旦進化を中止』
だがそれが目覚めるのは…
『条件達成次第肉体の再構築、及び進化を実行』
もう少し先のお話…
To Be Continued…
次回の深海の龍帝は何を成す?は…
「また面倒なことを…」
「さっさと蹴散らすぞ我が弟」
ギュスターヴの魔獣がリーゼルタニアに襲いかかる!
「オーフェリア気をつけろ!」
「よりにもよってコイツでやんすか!?」
「厄介すぎる…!」
オーフェリアが相対するのは…!?
「これ以上…奪われてなるものか…例え人で無くなろうと構わない…だから…私に守る力を寄越せ!!!」
ユリスの覚悟と願いが新たなる力を呼び起こす!!
次回!「太陽の姫」
キャラ解説…要る?
-
書け!
-
別に要らんじゃろ