深海の龍帝は何を成す?   作:リア・ユグドラシル

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「前回のあらすじ!」←龍

「ユリス!とうとう人間卒業!」←オーフェリア

「んでもって今回でアスタリスク編は終了だ」

「私達も龍我の世界にお引越し…どんな世界なんだろうね?」

「結構殺伐としてるぞ。戦争真っ只中だし…いや最近はそうでも無いな。割と平和だ」

「そっか…ところで…」

「ん?」

「龍我達の使ってる艤装って私達も使えるのかな?」

「妖精曰く星辰力とメンタルキューブの性質が反発して自壊…最悪装着者諸共爆散するそうだ」

「復活できても流石に爆散はしたくないわね…」

「ま、そういう訳だからオーフェリア達に艤装を着けることは出来ないってことで…そろそろ本編に行くぞ」

「OK…それじゃあ本編…」

「「ゆっくりしていってね!」」

「「さらばアスタリスク!ただいま!重桜!」」


さらばアスタリスク!ただいま!重桜!

リーゼルタニアのテロ事件…それから3年の時が経った

 

「…とうとう卒業か…綺凛の」

 

龍は星導館学園の体育館にて卒業式の準備を手伝っていた

 

「…いやなんで俺は卒業式の準備を手伝ってんだ?」

 

「今まで散々やらかしたメンバーのリーダーなんですからこの位手伝ってください」

 

そういうのは龍に卒業式の準備を手伝せた張本人であるクローディアだった…彼女も勿論卒業済みである

 

「いや否定できないから何も言わないが…なんで俺だけ?」

 

「他のメンバーは全員引越しの準備を進めていて手が空いていたのが貴方だけだったからです」

 

「…ガッデム」

 

そんな事言いながらもしっかり準備を進めているあたり龍の真面目な部分が滲み出ていた

 

「…これは何処に置けばいい?」

 

「あ、それはそっちに置いておいて下さい」

 

「すいませーんこっち誰か手伝ってくださーい」

 

「これ何処にあるか誰か知りませんか〜?」

 

「クローディアさーんこっちは終わりました〜」

 

他も着々と準備が進み、卒業式の会場ができあがっていく

 

「クローディア、これはこの位置で良いか?」

 

「あ、それはもう少し上に…」

 

「…こんなとこか?」

 

「あ、はい。そこで固定してください」

 

「今言うことじゃねぇけどこれって看板って言うのが正しいのか?」

 

龍が持ち上げていたのはアスタリスクの紋章と星導館学園の校章が描かれた看板?(良く体育館の壇上の壁に飾ってあるアレ)であった

 

「さぁ?そこは私も知りません」

 

「おいおい…」

 

そんなこと言いながら固定作業を進め、ようやく準備が終わる

 

「ふぅ…それじゃあ後は…」

 

「卒業式を始めるだけ…見るんですよね?」

 

「そりゃあな。後輩…綺凛の卒業式だ。ちゃんと見守らせてもらうさ」

 

そう言って龍はOB席の方に歩いていった

 

 

数時間後…

 

「では、これで卒業式を閉式とします」

 

「…ふぅ…終わったか…」

 

卒業式が終わり、席を立つ龍…だが

 

「それでは片付けを手伝ってください」

 

「だよな〜」

 

即座にクローディアに捕まり片付けを手伝う事になるのだった

 

「おーい取れたぞ」

 

「あ、じゃああっちに置いてください。他の人に持って行って貰いますので次はそっちのを取り外して下さい」

 

「りょーかい」

 

「クローディアさんこちらも解体終了しました」

 

「それじゃあ種類別に分けて外に運んで下さい」

 

「どわっ!?台座が倒壊したぁ!?」

 

「けが人が居ないか確認しだい作業を再開して下さい!」

 

「おーい誰か何か縛る物を持ってきてくれ。纏めて運ぶぞ〜」

 

「あ、じゃあこのロープ使って下さい」

 

途中トラブルがありながらも片付けも恙無く終了し、龍は綺凛達の元に向かう

 

「ふぅ…やれやれ…やっと片付けが終わった…」

 

「あはは…お疲れ様です。先輩」

 

「応、綺凛も卒業おめでとう」

 

そう言って頭を撫でると嬉しそうに笑い頭をグリグリと押し付ける綺凛

 

「えへへ…先輩もお疲れ様です///」

 

「引越しの準備は終わったか?」

 

「はい!こっちの荷物は全部積み終わりました!」

 

「そうか…ま、忘れ物があっても大丈夫だろ。何時でもこっちに来れるし」

 

「あはは…まぁそうですね」

 

既にBデンライナーに座標は登録済み。その上通信装置も渡してあるのでビデオ通話もできる環境を整えていた

 

「星螺さんの技術力凄すぎますね…」

 

「Bデンライナーも通信装置も全部アイツが作ったからなぁ…アイツもうドラ〇もんだろ」

 

「青い猫型ロボットではないと思います…いやもっと凄い存在かもですけど…」

 

「違いない」

 

そんな事を話しながら2人は駅に向かう

 

「…おっ。みんな来てたか」

 

「そりゃあね。いつでも会えると言っても見送りくらいはしないと」

 

駅には綺凛や沙耶の家族にウルスラ、孤児院の院長にフローラにヨルベルトも来ていた

 

「勢揃いとはまさにこの事だな」

 

「うちの娘達の新たな門出だ。家族として、しっかり見送らなければな」

 

「龍我君。うちの娘達をお願いね?」

 

「言われずとも、だ。元々俺のせいで人外化した訳だし…」

 

「いや。それは違うぞ龍我君。娘達は予め選択肢を与えられていた…まぁユリス嬢は別だが…その上であの子達が選んだ道だ。君が責任を感じる必要は無い…」

 

「つってもなぁ…」

 

「まぁ君の性格ならそう言うだろうね…ならあの娘達を傍に置いてあげて欲しい…あの娘達にとってそれが1番の支えになる」

 

「…了解」

 

刀藤誠二郎の言葉に納得し承諾する龍…その横で綺凛は嬉しそうに微笑んでいた

 

「…とりあえず綺凛は1回尻尾離してくれ。動きにくい」

 

「や〜です♡」

 

そのまま頭をグリグリと押し付ける綺凛…龍は苦笑しながら撫でると嬉しそうに狐耳をパタパタと揺らす

 

「…ずるい」

 

「私たちの頭も撫でる」

 

「そーだぞ〜!」

 

「いきなり抱きつきに行くな…」

 

「おっとと…いきなり抱きつくなっての…」

 

オーフェリア、沙耶、シルヴィアの3人も龍の後ろに現れそのまま抱きつくと龍はふらつきながらもしっかり受け止めた(ユリスは龍の服の裾を少し顔を赤くしながら掴んだ)

 

「ふむ。心配する必要は無いようだな」

 

「皆あっちでも上手くやって行けると思いますよ〜」

 

「あ、お母さん」

 

保護者組の後ろから現れたのは鶴神姫。その手には男物の服等のファッションアイテムが入った紙袋が複数握られていた

 

「それ俺達の世界だと使わなくね?」

 

「まぁ念の為にね。いずれ使う時は必ず来ると思うから」

 

「…そういう事か」

 

「ま、そもそも男の子なのに男物の服をほとんど持ってないのも問題だし…て言うか龍我はほとんど毎日を戦闘服(KAN-SENの初期衣装)で過ごしてるから服のバリエーションがほとんど無いでしょ?だから買ってるの」

 

「…洗濯しなくても魔力通せば勝手に綺麗になるから特に気にもせずに着てたな」

 

「その辺はちゃんと気にしなさい」

 

そう言って鶴神姫は紙袋を艤装に仕舞い龍の頭を軽く叩くと保護者組に向き合う

 

「…皆さんの娘さんは私と夫が責任持って面倒を見させて頂きます」

 

「…はい。よろしくお願いします」

 

「できれば速く孫の顔が見たいですね♪」

 

「ふふ…そうですね」

 

「…え?なんで俺を見る?」

 

沙々宮香夜と鶴神姫が意味深な笑みを浮かべながら龍を見る…尚その言葉の意味を理解したのは顔を赤くしながら身体を更に密着させる女子メンバーだけだった

 

「フフ…まぁそこは気長に待ちましょう…さて、そろそろ時間ですね」

 

「そうだな…妖精、もう行けるな?」

 

「モチのロンです!」

 

改札の向こう側から妖精の返事が聞こえると龍は頷きライダーパスを取り出す

 

「さぁて…帰りますか!」

 

「「「「「「「行ってらっしゃい!」」」」」」」

 

「「「「行ってきます!!」」」」

 

綺凛達は自分の家族と抱き合い、龍がライダーパスを改札にタッチすると周囲の空間が変化し駅のホームには貨物車と連結されたBデンライナーが停車していた

 

「龍我の世界ってどんな世界なんだろ?」

 

「ちょっと楽しみ」

 

「割と殺伐としてるんだがなぁ…」

 

龍は先頭車両に乗り込み綺凛達はそれぞれ座席に座ると窓越しに家族に手を振る

 

『それじゃあ出発だ』

 

Bデンライナーが動き出し正面のディメンションホールに向かって敷かれたレールを進む

 

「…」(基地に帰ったらとりあえず…)

 

龍は壁によりかかってスマホを弄っているカレラとオイゲンを見る

 

「…ご愁傷さまと言っておこう」

 

「?どうかしたか?我が弟」

 

「指揮官?」

 

「いや、なんでもない」

 

そう言って龍は運転に集中する…カレラ達は不思議そうにしていたがこれが後でとんでもない事になるとは2人は知りもしないのだった…

 

10数分後…

 

「着いたら部屋のセッティングをしないとね」

 

「どんな風にしようかな…」

 

『その前に基地の案内しないとだろ…そろそろ着くぞ』

 

「聞こえたんだ…まぁそうだね。危険な場所とか教えておかないと…」

 

『1番あぶねぇのはお前の工廠だろうがな』

 

「あ〜う☆(^q^)」

 

「「「「「なんだその顔!?」」」」」

 

妖精の変顔にツッコミを入れているアスタリスク組を尻目(見えない)に龍はBデンライナーを基地のホームに停車させる

 

「とりあえず1番先にカレラ義姉さんとオイゲンから降りてくれ」

 

「?まぁ良いが…」

 

そう言ってカレラが降りると…カレラの頭がむんずと掴まれた

 

「「「「はーい1人だけ抜けがけしたカレラさーん?」」」」

 

「…」

 

それを見たオイゲンは即座に車両内に逃げ込もうとしたが顔の真横スレスレを光の矢と青い炎が通り抜けたのを見て動きを止める

 

「「「どこに行くつもりかな?オイゲン?」」」

 

「「…」」

 

「「「「((((;゚;Д;゚;))))カタカタカタカタカタカタカタ」」」」←アスタリスク組

 

「(-人-)」←龍

 

「「…テヘッ(ノ≧ڡ≦)☆」」

 

「「「「「「「GUILTY!!」」」」」」」

 

「「お待ち下さい!明日まで、明日までお待ちくだsヴェアアアアアアアアアア!!!?」」

 

「あーあ…」

 

抜け駆けしたカレラとオイゲンはそれぞれ原初組と酔月KAN-SEN組に連れていかれてしまった…因みに現在の時間は龍がアスタリスク世界に輸送された日の午後11時である(時間移動能力様々である)

 

「ま、とりあえず…ただいま…だな」

 

To Be Continued…




次回!深海の龍帝は何を成す?は…

「…あんのグランドろくでなし共ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

龍、ブチ切れ!?

「うんとりあえず娘預ける先の情報ぐらい調べとこうか?」

「「ごもっともですハイ…」」

お説教ドラゴン!?

「あの…お兄ちゃん…また…会えますか…?」

「まぁ縁が繋がれば…な」

次回!「妖怪虫爺タヒすべし慈悲は無い」

キャラ解説…要る?

  • 書け!
  • 別に要らんじゃろ
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