「皆さんどうも。マシュ・キリエライトです」
「前回はとうとうカルデアにたどり着いた俺達。着いた途端俺の手の甲には令呪が浮かび上がる」
「召喚室の異常に気づいた私が行くとそこに居たのは先輩達でした」
「全く…とんだ再会だったぞ…」
「あはは…私はまた会えて嬉しかったですけどね?」
「…まぁそうだな…で、1部の危険なサーヴァントに会っても大丈夫な様に特に長い期間一緒に戦ったサーヴァント達の協力を得ることにしたんだよな」
「それで最初に向かったのはアルトリアさん…あ、キャスターのアルトリアさんの所に向かったんですが…」
「部屋の中には大量の聖剣…アルトリアは奥の部屋で俺専用の聖剣を作ってたんだよな」
「そしてやっと納得いく物が完成したところで意識を失い、倒れる寸前で先輩がキャッチして前回は終わりました」
「全く…徹夜は体に悪いってのに…」
「先輩も言えませんよね?夜勤で徹夜なんて当たり前な生活を送ってたの知ってますからね?」
「うぐっ…それは…うん…ていうかなんで知ってるんだよ…?」
「それについてはまたあとのお話と言うことで…それでは本編」
「「ゆっくりしていってください(いくといい)」」
「「問題だらけ!?カルデア珍道中!」」
人理継続保障機関カルデア…その一室で1人のサーヴァントが眠りから覚めようとしていた
「…んん…あれ?私…確かマスターのための聖剣を創ってて…」
そのサーヴァント…アルトリア・キャスター或いはアルトリア・アヴァロンとも呼ばれるサーヴァントは周囲を見回す…すると
「徹夜のし過ぎでぶっ倒れたんだよ全く…」
「!」
部屋の扉を開けてお粥を持った狐耳の白い少女…の様な男の深海龍帝が入ってきた
「…マスター?」
「おう徹夜で聖剣創りまくって自分の体調全く考慮してなかったおバカさんのマスターだ」
「…い、いきなり辛辣が過ぎるのでは?」
余りにどストレートな発言に頬を引き攣らせるアルトリア…だが龍は口撃を止めない
「サーヴァントとは言え半年間飯どころか水も口にしてなかった上半年間徹夜してたってわかった時の俺の気持ち考えてみ?」
「…」
アルトリアはその様子を想像し…しばらくして
「誠に申し訳ございませんでした」m(_ _)m
自分も怒るだろうなぁと思い謝罪するのだった
「まぁ今回の件の大元は俺のせいだし…これ以上は言わん。だが先ずは腹になんか入れとけ」
そう言ってお粥をベッドの近くに置かれた机に置くとレンゲでお粥を掬いアルトリアに向ける
「ほれ」
「ふぁっ!?ま、ままましゅたー!?」
「おうどうした。つーか落ち着け噛み噛みすぎて何言ってるかわからん」
「い、いやこれって…」
「お前身体動かせるか?」
「…」( )))))モゾモゾ…
「…」
布団の中でなんとか動こうと藻掻く…が上手く力が入らないのか腕を動かすことも出来そうになかった
「…お、お願いします…///」
「はいはい」
そう言ってアルトリアにお粥を食べさせていく龍…その間に自分がいない間何をしていたのか聞く
「お前まさかずっと聖剣創ってたのか?」
「あ、いえ。最初の頃にちょっとトラブルが発生しまして…サーヴァント全員でそのトラブルの解決にあたりそれが終息してからですね」モグモグ
「トラブル?」
「はい。私は会ったことがないですけど…なんでもオルガマリー?という人物にそっくりな姿をしたやつがなんか地球大統領とか何とか言い出してカルデアを襲撃したんですよね…」
「なにその地球大統領って…で?どうなったんだ?」
「そいつが冷凍保存状態だったAチームを蘇生してそのAチームもサーヴァントを呼び出して襲ってきたんですが…まぁ当時マスターに会えなくてストレスMAXだった私たちが発散のためにフルボッコにしました」
まさかの第二部序盤から崩壊という事態…だが龍は1.5部で攻略が止まっていたのでこれが第二部の内容だと知らずに話を聞いていく
「なるほど?それでトラブルは終わったのか?」
「いえ、その後空想樹と言うものを用いて人理漂白という現象が起こったのでそれの解決に動いてました」
「人理焼却の次は漂白か…何が目的だったんだか…」
「さぁ?聞く前にオルガマリー擬き諸共消し飛ばしたので知りません。幸いだったのはまだ完全に根を張る前の段階だったので異常が発生する前に手早く除去できたことですね」
まさかの第二部本格化前に解決という…だが2人にとってそこはさして重要では無いので話が進められる
「で、解決したあと私はマスターが居ない寂しさを紛らわすためにひたすらマスター専用の聖剣を創ってました」
「なるほどな…とりあえずはよくやってくれた…かな?」(`・ω・)ノ( ´д`*)なでなで
「あふぅ…なでなで気持ちいい…」( ˶´⚰︎`˵ )
いつものごとく龍のゴッドハンドが炸裂しトローンとした表情になるアルトリア
「とりあえずことの次第は把握できたし…この聖剣の性能について聞かせてもらうか」
龍はアルトリアが創った聖剣…見た目は白い刀身の刀…を手に取る
「あ、はい。その聖剣…形状は刀なので聖刀と言うべきでしょうか…はこの世界において語られているあらゆる聖剣の情報を元に製造した物です」
「なんか凄そう(小並感)」
「当然です!」
そう言ってドヤ顔でアルトリアは性能を解説する
「先ず基本的にあらゆる聖剣の情報を元にしているのであらゆる者に対して特攻性を持ちます!マスターが敵認定した相手は掠っただけで消滅します!味方やマスターは斬られても何ともないので安心!更にセイバーの私と同じく砲撃も撃てます!耐久性もバッチリ!AUOの宝具を食らっても無傷!」
「え、なにこのバグ刀」
「私が創った最高傑作なので!」( *¯ ꒳¯*)ドヤァ
因みにこの耐久実験を行った際壊れなかったことに苛立ったAUOがバカスカ宝具を撃ちまくって緑髪の麗人にお説教されたのは別の話…
「ってかどうやってそれ確認したんだ?いまさっきできたんだろ?」
「あ、それは失敗作で実験したからです。性能をそこまで引き上げれなかった失敗作でもさっき言ったデータが取れたのでこの聖剣は今言った性能以上の力を持っています!」
「え、なにこのバグ刀(2回目)」
元々エクスカリバーの様なほとんど兵器とさして変わらない聖剣は存在するがアルトリアが創ったこの聖剣は兵器どころの話ではなかった
「まぁせっかく貰ったんだし有難く使わせてもらうが…鞘が欲しいな。このままだと居合ができないし…」
「もちろん用意してありますよ!」
アルトリアが差し出したのはセイバーのアルトリアが持つエクスカリバーとカラーリングが同じ鞘だった
「ふむ…こういうデザインの鞘も新鮮でいいな」
「でしょうでしょう!」( *¯ ꒳¯*)ドヤトリア!
ドヤ顔で胸を張るアルトリア…それを見た龍はこう思った
(こう言う所はアヴァロンになる前の村娘のアルトリアなんだな)
フッと笑いながらアルトリアの頭を撫でる(尚この行動は完全に無意識)
「ふみゅぅ…」_((( _*´﹃ `*) _トローン︎
「ほれほれ…ってそろそろ他のサーヴァントにも会わねぇと…」
「あ…まぁそうですよね…」
アルトリアが寂しそうな顔でそう言うと龍は苦笑した
「おいおい。そんな顔すんなって…もういつでも会えるんだからよ」
「あ…そ、そうですね…///」
「忘れてたなお前ww」
「そういう事は言わなくて良いんですよぉぉぉぉ!!///」
龍の胸あたりをポカポカと叩くアルトリア…だが悲しいかな、物理をほとんど無効化(カイザクラスの馬鹿力なら通せる為ほとんどと表記)している龍は笑いながら受けていた
「う〜☆う〜☆」
(なんだこの可愛い生物)
そんな事思いながらアルトリアを見つめているとある程度落ち着いてきたらしい
「…まぁ確かに他のサーヴァントと会わないといけないのは分かります…既に何度か暴走したサーヴァントと居ますし」
「溶岩水泳部だな」
「…なんでわかるんですか…いやまぁ彼女達の普段の行動でわかりますか…」
即座に断定した龍に呆れた表情を向けるアルトリア…だが直ぐに真面目な顔に戻る
「まぁそう言ったサーヴァントが複数人居ます。ですが流石に今会うのは危険なので他の比較的まともなサーヴァントの皆さんに協力してもらいましょう…先ずは…」
アルトリアは空中に魔法でとあるサーヴァントの顔を写す
「モルガンの手を借りましょう」
カルデア内のサーヴァント達が住むエリア…ここに住むサーヴァントは一部を除いて一人の男の呼び掛けに応じて召喚された者達だが最近はほとんどのサーヴァントが部屋に引きこもり廊下に人気は欠けらも無い…
「ふぅ…やれやれ…他のサーヴァントのケアも大変ですね…」
「仕方の無いことだ。マスターがこちらに来なくなってもう1年…彼女達には辛すぎる」
「それにしたってですよ…私以外の元ビーストもあそこまで落ち込むとは…と言うかあのWコヤンスカヤもいつもの調子じゃなくなってますし…特に闇の方」
「少なからず彼女達もマスターを思っているのだろうさ…」
人気の無い廊下に響く足音と声…歩いているのはアーチャー兼カルデア食堂の料理長エミヤと元ビースト現アルターエゴ兼カルデアのセラピストの殺生院キアラの2人だった
「だがアルトリア達の暴飲暴食はどうにかならんものか…特にオルタがな…」
「いやあれはもうマスターが居ないとどうにもならないのでは?と言うか他の調理担当がまともに機能してないのによくあの量作れますね…」
「そうでもしないと素材そのまま齧りかねないからな…特にオルタ」
「…有り得ないとも言いきれないのがまた…」
「そう言うお前もいつも異常性癖はどうした?」
「流石にこの状況で性癖出してたら座に強制送還されかねませんからね…と言うか今度はガチで消滅させられそうで…」
「違いない…がやはりお前がまともだと違和感しかないな…」
流石の魔性菩薩も消滅はお断りの模様…と言うかコイツがまともにセラピストやってる事に違和感を禁じ得ないエミヤであった
「自分でも柄では無いことはわかってますよ…でもこうしないと処されかねないんですから…主にカーマとアルトリア・キャスターに…」
「あの二人ならやりかねんな…」
キアラの脳裏には光の無い目で弓矢を構える愛の女神と普段から処す処すと言ってる聖剣鍛治の魔法使いの姿がありありと想像できた
「そういう訳なので暫くは真面目にしますよ…こっちもとばっちりは受けたくないですし」
「まぁそうだな…ん?」
「どうかしましたか?」
何かを感じ取ったのか振り向くエミヤ…次の瞬間エミヤの表情が引き攣りそれに気づいたキアラも振り向くと…
「どけぇ!!!」
「どいてどいてぇ!!!」
「うぉぉぉ!?」
「きゃっ!?」
エミヤとキアラの間を小柄な影が2つ高速で通り抜けその勢いでエミヤは高速回転しキアラは尻もちをついてしまう
「…い、今のは―――!?」
「あの二人が何でいきなり―――!?」
次の瞬間2人にとって懐かしい気配を感知する
「この気配…!」
「やっと戻ってきてくれましたか…!」
先程の2人の行動と自分で感じ取った感覚によって確信を持った2人は安堵の息を吐く
「やれやれ…これでやっと過労状態から開放される…」
「私もこれで我慢する必要が「そこはずっと我慢しててくれ…」無理です☆」
これで肩の荷が降りると安心する2人…だがこの2人の受難はまだまだ続く事を2人はまだ知らない…
一方件の龍一行
「この先にモルガンの部屋があります」
「それはいいんだがカルデア広すぎないか?」
「100は軽く超える数のサーヴァントが住んでますからね。これまで行った区画もほんの一部ですし…」
「予想以上に広いなおい」
自分の考えている以上に大きいカルデアに驚く龍…因みに今いるのは所謂アヴァロン勢やアーサー王伝説勢が住む区画である
「っと…ここですね」
「ふむ…モルガンらしく趣味がいいデザインの扉だな」
龍の目の前には豪華ながらも過度な装飾の無い扉があった
「マシュ、申し訳ございませんが盾を構えておいて下さい」
「あ、はい。そういう事ですね?」
「察してくれたようで何よりです…それではマスター扉を」
「?応…」
アルトリア達の様子が気になる龍だが言われた通りに扉を開ける…
「モルgぐぼぁ!?」
「「マスター!?(先輩!?)」」
次の瞬間部屋の中から影が龍に飛びつきそのまま龍は廊下の壁までぶっ飛ぶ
「うごごご…な、なにが…?」
「我が夫」
「…その言い方…モルガンか」
龍に飛びついた影の正体は龍の予想通り妖精圏ブリテンの女王のモルガンであった
(まぁモルガンの部屋の中から出てきたんだし当然…ん?)
「おい?モルガン?」
「…」
無言でミシミシと少しずつ締め付ける力を強めていくモルガン…流石に様子がおかしいと龍は声をかける…すると…
「…」
「!?」((((;゚;Д;゚;))))ビックゥ!
黒いヴェールの隙間から覗く目は全く光を宿しておらず目の色もいつもの水色ではなくどす黒い青色になっていた
「…」
無言で顔を近づけていくモルガン…龍は今まで感じたことのない恐怖に思考がフリーズしてしまい動けない…だが本能で気付いた事がひとつだけあった
(これ食われるや〜つや)\(^o^)/
そしてモルガンの顔があと少しで触れる…
「「どっせい!!!」」
「どだいとすっ!?」
寸前で正気に戻ったアルトリアとマシュがモルガンをそれぞれの得物で殴り飛ばし壁に叩きつけて気絶させた
「先輩!先輩!大丈夫ですか!?」
「…」\(^o^)/
「…完全にフリーズしてますね…マシュ、あの人を呼びましょう。あの人ならどうにかできるかと…」
「あの人…あっ!なるほど!すぐに呼んできます!」
アルトリアの言うあの人が誰なのか理解したマシュは直ぐに呼びに向かいアルトリアはモルガンに説教をするべく魔法で縛りビンタで起こすのだった…
数分後…
「…んお?」
「あ、起きた」
「先輩。大丈夫ですか?」
「…マシュに…ティアマト?」
龍の視界にはドラゴンの角が生えた美しい女性…ラーヴァ/ティアマトとマシュが心配そうな表情で覗き込んでいた。状況的にティアマトに膝枕されている
「うん。お義母さんだぞ。龍我、何があったか覚えてる?」
「…あれ?何があったんだっけ?扉を開けてからの記憶が…」
「…あまりの恐怖に自分の記憶を消したんですね…」
「とりあえずモルガンは後でお説教だ…いくら何でも度が過ぎてたし…」
「…ていうかティアマト随分流暢に喋るな?元は片言じゃなかったっけ?」
そう、ティアマトは第3霊基再臨まで済ませてあるため本来なら片言なのだが…
「龍我が帰ってくるまで頑張って練習したんだぞ?寂しさを紛らわせる意味もあったが…」
「すんませんほんと…」
カルデアに来なくなった件に関しては龍は何も悪くないのだが龍としては申し訳ない気持ちでいっぱいだった
「ん、お義母さんは優しいから許すぞ。でも今後はこんなことが無いようにな?」
「うっす…」
「わかったならよし」
そう言って頭を撫でるティアマト…そこで龍は気付く
「そう言えばモルガンは?」
「そこで土下座してるよ?」
「え?」
ティアマトが指さした先には土下座したまま動かないモルガンが居た…尚近くには仁王立ちしているアルトリアの姿があった
「…とりあえず何があったか説明求む」
「あ、はい」
盾少女説明中…
「…という訳でアルトリアさんにお説教されたモルガンさんはずっと土下座してます」
「OK把握。とりあえずモルガンははよ頭上げんしゃい話が進まん」
「…我が夫…」
泣き腫らした顔で龍を見つめるモルガン…その様子にため息をつくと龍は膝枕から起き上がり両手を広げる
「ほら」
「…!」
モルガンは龍に抱き着くと嗚咽を漏らしながら泣いた…本来なら涙を見せることなどほとんど無い女王がこの時だけはただ1人の女性として泣いたのだ
「今まで何処で何をしてたんですか…!」
「その辺に関しては俺はなんも悪くないんだが…まぁ…ゴメンな?」
「…ぐすっ…じゃあもう居なくならないでください…」
「はいはい…当たり前だろ?遠出するにしても定期連絡するようにするから…」
「…そこは連れて行ってくれてもいいじゃないですか…」
「まぁ場合によってはな…下手したら溶岩水泳部が黙ってないし…」
思い出すのはカルデアを代表するヤンデレ集団…龍の内心は会いたくねぇ…と言う思いでいっぱいだった…
「…我が夫」
「ん?」
「とりあえず心配させたんですから最低でも半年は一緒に寝なさい」
「さっきまで反省してた様子はどうした。んなことやれば溶岩水泳部が黙ってねぇだろ…」
「それはそれ、これはこれです」
しれっと自分の要望を言うモルガン…ほんと最初の反省はどうした?
「はぁ…全く…とりあえずまだ他のサーヴァントにも会わないといけないから一旦離れろ」
「むぅ…仕方ありません…」
名残惜しそうにしながら離れるモルガン
「ですが今日は一緒に寝ますからね?」
「もうそれでいいよ…」
流石にもう諦めてしまった龍なのであった…
数分後…
「…で、次はどのサーヴァントにするんだ?」
「先輩は誰に会いに行きたいですか?」
「うーん…メリュジーヌかジャックだな…あの二人は寂しがり屋だったりまだ幼かったりするし…特にメリュジーヌが拗らせてないか心配だ」
「いやメリュジーヌなら確実に拗らせるでしょう」
「…だよな〜」
自称恋人な最強種がハイライトオフで追い回してくる姿が割と簡単に想像出来てしまう面々…とりあえずマシュはブラックバレルの発動準備を始めアルトリアも宝具を何時でも使えるようにし始めた…尚龍は焔とアルトリアから貰った聖剣(まだ名前は決まってない)の柄に手を置いて何時でも抜ける様にしていた
「…ん?なんかすごい勢いで近づいてきてるな…」
「「!」」
龍のその言葉を聞いた途端2人は警戒を強め周囲を見回す…そして
「ますt「
「「「…oh…」」」
天井をぶち抜いて出現したメリュジーヌに向かってノータイムで放たれたモルガンの宝具を食らったメリュジーヌは黒焦げになった
「全く…後で天井の修理をやらせないとですね…」
「…いやなんでアレに即反応できた?俺も予想外すぎて思考止まったんだが…」
「あの娘ならやりかねないな〜って事で天井にも気を配ってたんですよ」
「いやカルデアの床と天井ってかなり頑丈に作られてるはずなんですが…?」
「あの娘アルビオンの左腕が人の形になった存在ですよ?この位簡単に破壊して来るに決まってるでしょう」
「あれおかしいなキングプロテアさんでもヒビ入れるので精一杯な位頑丈なはずなんですが…」
「愛の力でしょうね」
「便利だな愛の力」
そんなこと言って遠い目をする面々(モルガン以外)…
「じゃあその便利な愛の力でこの子の接近にも気づけたんじゃね?」
「「「へっ?」」」
「えへへ…久しぶりのお母さんだぁ…♡」
誰にも気づかれず龍の後ろから抱きついている少女…ジャック・ザ・リッパーは龍の背中に顔を埋めてスリスリしていた
「うわっ!?いつの間に!?」
「ま、全く気づけませんでした…」
「…流石アサシン…私の探知術式にも引っかかりませんでした…」
「安心しろ。俺のレーダーにも反応がなかったからこの場合はジャックの気配隠蔽能力が高過ぎるだけだ」
そんな事話しているがお構い無しとジャックはスリスリし続けていた
「と言うかせめて前に来てくれねぇか?頭撫でれんし顔もよく見えん…」
「はーい!」
龍の前に来るジャック…その表情は満面の笑みだった
「ほれ」
「んふふ〜♪」
頭を撫でるとご機嫌な様子のジャック…犬の尻尾が生えていたら間違いなくちぎれる勢いでブンブン振られていただろう
「わんわん♪」
「ワンコやんけ」
「いやこの子暗殺者ですからね?」
龍のワンコ呼びにツッコミを入れるマシュ…だがまた龍の背中に何かが飛びつく
「恋人を放置するとか酷くないかい?」
「うおっとと…随分速い復活だな?」
「そりゃ竜ですから♪ところで僕は撫でてくれないのかい?」
「じゃあお前も前に来い」
「はーい♪」
そう言って前に来たメリュジーヌの頭を撫でる…メリュジーヌは目を細めて笑顔を浮かべる
「むふ〜♪にゃーん♡」
「猫やんけ」
「その子竜ですよ」
竜なのに猫みたいな鳴き声で鳴くメリュジーヌ…幼女は動物みたいな声で鳴く習性でもあるのだろうか?
「わんわん♪」
「にゃーにゃー♪」
「なにこの可愛い生物」
「ハベニャンと似た何かを感じますね…」
幼女2人の様子に自分がいつも愛でてる裁縫師の妖精の姿を思い出すモルガン…そう言えば最近愛でてないなぁなんて考えていた
「…そう言えばアイツ元気にしてるのか?」
「カルデアの雰囲気が全体的に暗かったので…あの子も暗くなってしまっていました。まぁ我が夫が帰ってきたので直ぐに元気になるでしょう」
「それなら良かった」
「そう言えばマスター。ハベトロットがハベニャンハットなる物を作ってましたよ。「マスターが帰ってきた時に渡すんだ〜」と言ってました」
「まさかのモノホンのハベニャンハット作ってくれてるのか…あれ?待ってなんで俺の頭のサイズ知ってんの?」
「あ、それに関しては私が協力しまして…本人のサイズに自動的に調整される物を作りました」
「お前ほんと色々天才だよな」
これでもう少しまともならなぁなんて考えているとモルガンがジト目で見てくる
「…なんだ?」
「…絶対変なこと考えましたね?」
「んなわけねぇだろ」(なんでこいつこんなに勘が鋭いんだよ…)
女の勘というものは恐ろしいものである…
「というか速く次のサーヴァントのとこに行くぞ…次は邪ンヌのとこだ」
そう言って歩き出す龍…だが
「「( ¯﹀¯ )ムフ〜」」
「おい…歩きづらいから離れろ」
「「やだ!」」
「…」
何とかしてくれとアルトリア達に目を向ける龍だがアルトリア達は苦笑いするばかりで対処することは無いと察し、ため息をついてぎこちなく歩き出すのだった…
To Be Continued…
オマケ1
「ズルズル…うん、デネブの作る蕎麦は美味い」
「そう言って貰えると嬉しいぞ」
ゼロライナー内では黄泉桜がデネブの作った蕎麦を啜っていた
「だが…」
「あ〜うんアイツね…」
2人が外を見ると…
「ズルズル〜」
極寒の吹雪が吹き荒れる外を蕎麦を啜りながら走るカイザが居た
「…彼は大丈夫なのか?」
「まぁサイヤ人だし大丈夫だろ…本当にヤバくなったらわかるようにカンドロイドにバイタルチェックさせてるし…」
「それならいいが…」
それでも海軍服で極寒の吹雪が吹き荒れる外をゼロライナーと並走しながら蕎麦を啜るというギャグみたいな光景にツッコミを入れたそうなデネブ…だがもう慣れてしまっている黄泉桜はカンドロイドに任せて放置していた
「あ、デネブたくあんくれ」
「わかった。あ、すまないがお茶取ってくれるか?」
「おけおけ…ほい」
コイツら本当に遭難してるんだろうか?
オマケ2
聖剣(この話の時点ではまだ無銘)
性能
アルトリア・キャスターがあらゆる剣の情報を元に創り出した文字通り最高傑作にして最終の聖剣。形状は純白の刀身に金の装飾が施された柄が特徴的。あらゆる剣の情報を元にしているためあらゆる生物、概念、存在に対して高い特攻性を持つ。対象識別が可能でこの剣を介した攻撃は味方に傷一つ付けず敵のみを斬り捨てる(肉体を乗っ取る憑依型の敵の場合も敵のみ攻撃可能)。セイバーアルトリアよろしく魔力放出による急加速や砲撃も可能。耐久性も高くギルガメッシュが全力で放ったエアの一撃も余裕で耐える。
聖剣の名前を募集しますので活動報告を覗いて頂けると幸いですm(_ _)m
次回の深海の龍帝は何を成す?は…
「どこ行ってたのよこのバカァァァァァァ!!!」
「いきなり宝具ブッパは辞めろぉぉぉぉぉぉ!?」
邪ンヌさんご乱心!?
「「ヴァァァァァァァァン!!!」」(´;ω;`)
「お前らそんなギャン泣きするキャラじゃねぇだろ!?」Σ(゚д゚;)
あの二人がまさかのガチ泣き!?
次回!「邪ンヌ乱心!AIと愛の神は泣かないもん!」
キャラ解説…要る?
-
書け!
-
別に要らんじゃろ