深海の龍帝は何を成す?   作:リア・ユグドラシル

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「前回のあらすじ」

「今回は私!クーナと…」

「アンネロッタ・オークレールが担当するわ」

「前回はとうとう騎士学校の入学試験!私達は筆記試験を無事突破し、実技試験に進みました!」

「でも実技試験の結果に文句を言ってきた生徒が1人…更にその兄も出てきて空気は最悪な状態に…」

「そしてその兄こと先輩がリュウガくんを勧誘しましたがリュウガくんはあっさり拒否!しかしそこでその先輩が不穏な事を言って去っていきました…」

「そして最後の実技試験…内容はトーナメントだったのだけど…」

「なんと先輩とアンネをよく思わない教官の手によってリュウガくんとアンネが戦うことに!」

「だけどリュウガはしっかり対策として先輩と教官の会話を録音及び録画。これを流すことであっさりと教官は王直々の命令でクビになり先輩も退学させられると思った直後…」

「なんとリュウガくんが先輩に決闘を仕掛けます!これに勝てばリュウガくんは特待生を得られますが相手はゲスでもランク2…簡単に勝てるとは思えませんでしたが…」

「リュウガは惚れ惚れする剣技と戦闘技術で先輩を翻弄。最終的にトラウマを植え付けて試合はリュウガの勝利で終わり、無事特待生を獲得したわ」

「そして今回は私達の試合!張り切って本編…」

「「ゆっくりしていってね!」」

「「進むトーナメントとパーティ名」」


進むトーナメントとパーティ名

「リュウガくん今のなんですか!なんでランク2の人の身体をスパスパ切れるんですか!?」

 

「金属を例に例えるが極限まで集中すると小さな球体の集合体に見えるんだよ。その隙間に刃を入れる事でどれだけ固い物質や生物でも豆腐みたいに切れる」

 

要は原子と原子…生物なら細胞と細胞の間を切っているのだ

 

「まぁこれ習得すんのに何回か死にかけた(2回ほど首飛んだ)けど」

 

「死にかけた!?」

 

「生命の危機になると生き物ってとんでもない集中力を発揮するんだよ。だから集中力を鍛えるなら死にかけながら訓練した方がいい」

 

「…家のトレーニングと大差ないかもしれないです…」

 

「お前の家はどんなトレーニングしてんだ…」

 

「…火狐式スポ根教育法で地獄を見ました…なんなら5歳の頃に冬の山奥でサバイバル生活を送らされたことも…」

 

「家の母さん達が聞いたらブチ切れるな…つーかほぼ虐待…」

 

まさかの訓練法に顔をひきつらせる龍…龍達のやる訓練も大概だがこちらは志願してやっているので虐待とは違

 

「さて、次はお前らの番だろ?頑張ってこい」

 

「ふっふーん!クーナちゃんの華麗な技に見惚れるといいです!」

 

そう言ってクーナは出ていく…龍も観客席側に向かった

 

 

トーナメント進行中…

 

 

「まぁアイツらの相手になるわけもないか」

 

結局3人は順調に勝ち進みアンネは準決勝行きを決め、次はクーナの試合である

 

「ちょっと見に行くか」

 

クーナの控え室に向かうと何やらクーナはイライラしている様子だった

 

「随分イラついてる様だな?」

 

「あ、リュウガくん…えぇそうですね…」

 

凄くいい笑顔なクーナ…だが額がピクついている

 

「相手は私達にケチをつけたあの人です…あの人さっきからちょくちょくこっちに来てはランク2なのに負けちゃった兄の敵討ちのつもりなのかネチネチ嫌味を言ってくるんですよね…特にアンネの事を悪く言うんです…」

 

「…へぇ」

 

表面上は笑顔なクーナと能面のように無表情になった龍…控え室の空気は物理的な重圧を持っているかのように重くなっていた…

 

「徹底的にボッコボコにして来ます…リュウガくんが見せてくれた様に、私も全力を出します」

 

(別に全力出した訳じゃ…て言うか今でも自分の力を持て余してるし…って言わない方がいいな)

 

「おう、徹底的に潰してやれ」

 

そう言ってクーナを見送ると龍も観客席に戻った

 

 

観客席に戻ると会場は凄まじい熱気に包まれていた

 

「すげぇなクーナ」

 

「そうね。彼女には華があるわ。試合を重ねる毎に人気になっていくのよ」

 

同じく観客席に戻ってきたアンネがまるで自分のことの様に誇らしそうに言った

 

「やってる事はステゴロタコ殴りだけどな」

 

「それは言っちゃダメでしょう?」

 

実際クーナが今までの試合でやってたのは身体能力強化で相手をタコ殴りにするという方法なので全く否定できないアンネだった(クーナは火狐であることを隠している上そもそも火狐の炎に耐えれる武器はほとんど存在しないためこれしかないのだが…)

 

「でも次は本気みたいよ?」

 

「だな」

 

コロセウムの舞台に上がったクーナが服を脱ぎ捨てる

 

(さて、火狐の力はどれほどのものか…)

 

火狐の証である狐耳と尻尾を晒し、身に纏うのは簡素な下着のみ…だが龍はその身に内包された莫大な量の魔力を見て口角を上げた

 

(楽しみに見させてもらうか)

 

 

クーナside

 

「急に服を脱いでとうしたんだ?色仕掛けのつもりか!?」

 

目の前の男が顔を赤くし叫ぶ

 

「色仕掛け?どうしてそんなものが必要なんですか?」

 

「僕はランク1でも上位だ。君は全く魔石を使っていない。勝負になるわけないじゃないか」

 

先程からジロジロと私の胸元を見ながら男が続ける

 

「おかしなことを言いますね?その程度の差で私とあなたとの実力差が埋まるとでも?」

 

ここまで来るまでにこの男の腕はおおよそ察した。ごく健全に、それなりに修練を積んでいる程度。

 

リュウガくんのような異常な身体能力と魔力を持っているわけでも、トワさんの様に異常な戦闘技術を持っているわけでも、アンネの様に強い信念を持っている訳でもない

 

私の故郷にもこの男よりも弱い人は居ない

 

「なっ、なんだと!?」

 

「お喋りはここまで。ほら、審判の人も困ってますし観客もそろそろ痺れを切らしますよ」

 

どうして審判は注意しないのだろう?この人の家は特別だったりするのかな?でも一般試験を受けている以上貴族ではなさそうだし…

 

「…その…君にその気があるなら手加減してあげてもいい…怪我をさせずに、その代わり…」

 

欲望にギラついた目。たまに私の故郷のエルシエに来る人達も火狐の私達やエルフを見てそんな目をしていましたね…

 

気持ち悪い…吐き気がする…それにそもそも…

 

「勘違いしているようだから教えてあげます。強者は私です。あなたが怪我をする、しないは私が決めます…そして…」

 

私は不穏な笑みを浮かべ、少しだけ魔力を放出する

 

魔力はランクを上げ、加護の量を増やせば増加する

 

だけどそれは元の能力を底上げするだけ。身体能力程圧倒的な差を生むわけじゃない…約1名身体能力だけで父様と殴り合いができそうな人が居ますが…

 

金色(最高位)の火狐の私がたかが普通のランク1上位に劣るわけがない

 

「友達をバカにするあなたを私が許すとでも思いますか?」

 

「ひっ!な、何だこれは…」

 

「さぁ始めましょうか?審判、合図を」

 

「エッアッハイ」

 

「あ、1つ注意しておきます。試合が始まったらすぐにリングの外に出てください。灰になりますから」

 

開始と同時に魔力を練り上げ久しぶりに本気の力を解放した

 

 

龍side

 

「はぁ〜すげぇな」

 

「私もクーナの本気は初めて見たわ」

 

試合開始直後にリングが火の海になってるな…同じことが出来なくはないが効率が俺よりも遥かにいい…あっ火柱が天井まで伸びたと思ったら地表に落ちて渦を巻いて…また天に昇る無限ループ始まってる

 

「炎を逃がさず循環させてあの熱量の結界を維持してるんだね〜」

 

「確か精霊魔術だっけか?」

 

BBとの授業であったやつ…この世界の大気中には地・火・風・水の属性を持つマナが溢れてる。そのマナを利用するのが精霊魔術

 

「自分の魔力を餌にマナを集めて力を借りて魔術を放つんだっけ…だから術者の限界以上の魔術を行使できるんだったな」

 

「私達じゃできないやり方だよね〜…ってリュウガはそもそも必要無いくらい魔力量多いよね…」

 

「クーナ程効率が良い訳では無いがな…」

 

と言うかクーナがおかしいんだよなぁ…いくら最上位の火狐とはいえ効率12倍とか倍率おかしいだろ

 

「火狐は炎に関しては化け物ね」

 

「多分この世界であそこまで火に愛された存在は居ないわな」

 

標準的な倍率でも8倍らしいからな火狐…クーナはその中でも高い技術を持ち倍率は12倍、魔術を発生させる際の変換ロスもほぼゼロとか…

 

「一体どうやってそれを制御しきる技術を身につけたんだか…」

 

まだ少女のクーナが辿り着ける領域じゃねぇだろ…確か魔術を仕込んだのはクーナの親父さんだっけ?今度会ってみてぇな

 

「リュウガからしても異常なのね…」

 

「俺のは大量の魔力を使って大規模にしてる感じだから効率ならクーナよりも悪い…と言うか技術面で言うなら火に関しては完全に負けてるな」

 

そもそも俺の適性は妖精曰く水と風、闇だそうからな…火も適性がない訳では無いが…

 

「まぁ私も異常だとは思うわ。あれだけの魔術をマナを呼ぶという工程を挟んでしかも戦闘行動をとっているなんて天才よ」

 

普通なら限界を超えたマナに振り回されて自滅するだろうからなぁ…

 

「っと本格的に始まったか」

 

俺は魔力感知を利用して炎で覆われたリングの様子を追う

 

「お〜速いねぇ」

 

トワの言う通りクーナの動きがかなり速い。既にバカの死角をとって鳩尾、顎、こめかみと3連撃を決めていた

 

「あ、距離を取ったからバカの剣が外れたな」

 

「て言うかアイツにとってあのフィールドは地獄でしょ。私やリュウガみたいに自然影響無効持ってるわけないし」

 

普通なら既に死んでるが加護のお陰で何とかなってる状態だろうな。まぁあの削れ具合だと長く持たねぇだろうけど

 

「視界は炎で塞がれてるし加護で傷は治っても息苦しさと熱は確実に体力と精神力を削る。中々効率的なやり方だ」

 

バカの顔も絶望と諦めが見え始めてるな…まぁ普通そうなるわ…ん?魔力を練り始めてるな

 

「目的はこの結界の破壊だろうが…」

 

まぁそりゃ止められるわな。クーナの拳が鳩尾に入った

 

「ただでさえ息苦しい上熱さで発動が困難なのに容赦なく殴りに来るから相手からしてみたらたまったもんじゃないな」

 

「しかもあれ一切音立ててないよね」

 

「動きに無駄がない証拠だな。それに相手との身体能力の差をちゃんと把握している。だから死角以外から攻撃をせずヒットアンドアウェイに徹してるな」

 

『これはもう狩りですね〜』

 

BBの言う通りこれはもう勝負では無い。冷徹な獣の狩りだろう

 

「こりゃあもうボッコボコだろアイツ。さっきから殴られる間隔が短くなってるぞ」

 

「肉を叩く生々しい音が聞こえる…ちょっと今日は肉料理は勘弁…」

 

「今日は食いに行く予定だから野菜頼んどけ」

 

そんなことを言ってると炎の結界が解けたな

 

「さて、私の炎の舞は楽しんでいただけましたか?」

 

汗ひとつかいてねぇな…対してバカの方は…こりゃあひでぇな…身に着けてた皮鎧は燃えカスになってるし全身から加護の青い粒子が…おい股間から一際多く粒子が出てるんだが…?

 

『…あれは重点的に殴られましたね』

 

「だろうなぁ…まぁ同情はしねぇけど」

 

見た感じ加護の残りは3割弱…クーナなら1発で沈めれるな

 

「試合開始前に聞かれてましたいましたよね?私が服を脱いだのはどういうつもりかって?」

 

…すごい綺麗な笑顔なんだけどこの状況だとそんなことは言えんなぁ…

 

「私の服ってこれしかないんですよね。母様の毛を織り込んだ、この服だけ。他は燃えちゃうと勿体ないので脱いだんです」

 

「ひぃ!?も、もう許して…!」

 

「惜しかったですね?許してじゃなくて、降参なら終わってたのに」

 

クーナがそう言うと足を振りかぶり…

 

「「あっ」」

 

『おおうww』

 

…トドメ刺しに行ったなぁ…...( = =) トオイメ

 

「えいっ」

 

「おぅ!?おほぅ…おおぅふ…!?」

 

…男の急所がクーナのえげつない勢いの蹴りで撃ち抜かれた…加護も直ぐに切れたし、痛みの緩和も治癒もされないからかなり痛いぞあれ…

 

『まぁ流石に手加減してると思いますよ?』

 

「多分クーナの本気なら潰れてたでしょうしね…」

 

「同情はせん…が気の毒ではあるな」

 

「…あれ?なんかあの男の顔が…」

 

とりあえずクーナがVサインしてきたので手を振っておくか

 

「しょ、勝者!クーナ!」

 

流石に2回もジャイアントキリングが起こるとは思わないだろうなぁ…審判もちょっと反応遅れてたし

 

「…あれ?」

 

「ん?どうしたの?」

 

「いやこれさ…クーナ大量の魔力使ってるけど次のアンネとの試合持つのか?

 

「「『…あっ』」」

 

…まぁクーナなら4位くらい入れるだろ…消耗してても

 

 

 

 

〜翌日〜

 

「うわぁぁぁん!悔しいぃぃぃ!!」

 

木のジョッキを机に叩きつけて叫ぶクーナ…中身入ってないとはいえ店のなんだから壊すなよ?あ、トーナメントの結果は1位トワ、2位アンネ、3位クーナとなった

 

「お姉さんおかわり!」

 

「あ、店の人2杯目からはエールで頼む」

 

「リュウガくん、クーナ甘いお酒飲みたいな?」

 

「うんそれは自分の金で払えるようになってから言おうか?今回全額俺達負担なんだが?」

 

「うぐっ…」

 

迷宮探索用の道具類は妖精が自作するから良いが食料とか水は買わないといけないからその分稼げるようになるまで節約だ

 

「あ、後エール3つ追加とキノコの蒸し焼き、貝の酒蒸し両方大盛りで」

 

「かしこまりました」

 

店の人も俺が財布を握ってるのをわかってるからか俺の注文を受けて店の奥に消えてった

 

「うぅ…いいじゃないですか!甘やかして下さいよぉ…アンネに負けたのショックなんですから…」

 

「実力ならあなたが上よ。今回は組み合わせが良かっただけ…と言うか私もトワに負けてるし」

 

「と言うかクーナは魔力も加護も考え無しに使いすぎだ。つーか同格の剣士相手に素手で行くなよ…」

 

あのバカとの戦闘でクーナは拳を何度も潰していた(あれでもランク1上位なため結構硬い)…加護は時間経過でしか回復出来ないためアンネとの戦いでは加護が3割強しか無かった

 

「どう考えてもあの結界は対人に使うには過剰だし…もう少し考えた方がいいと思うな〜」

 

「火狐の決闘はエンターテインメントでないといけないんです!」

 

「何なのかしらエンターテインメントって…」

 

「さぁ?よくわかりません。父様が言ってたのですが響きが良くてたまに使うんですよ」

 

「「『よく分からない言葉を使うべきじゃないでしょ』」」

 

て言うかもしかしてクーナの親父さんって転生者か?何らかのチートを持ってるなら世界最強になれるのも納得できるが…

 

「だから慰めてください!同年代の女の子に負けて落ち込んでる可愛い可愛いクーナちゃんを慰めてください!潰れるほどの()で!!」

 

「ダメに決まってんだろ少しは考えろや堕狐」

 

「酷いっ!?」

 

とんでもねぇ事言い出したぞコイツ…て言うかクーナの動き…あれ剣士の動きだったと思うんだが…聞かない方がいいな

 

「まぁでも飲むなら珍しい酒とか飲んでみてぇな…」

 

「はーい注文の品でーす」

 

「あ、丁度良かった。スマンが珍しい酒ってあるか?」

 

「それなら…あ!お客さん運が良かったですね!今日はエルシエワインが入荷してますよ!」

 

「あら。良いわね。私がまだ貴族だった頃に父が好きで良く一緒に飲ませてもらっていたわ」

 

「ふむ。味は?」

 

「とても美味しいわ。だからとても人気があるのだけど…生産数が少ないのも相まってかなりの希少品よ」

 

「ほほう…それじゃあエルシエワインを頼む」

 

「まいどあり〜!」

 

元大貴族のアンネが絶賛する代物か…こりゃあ楽しみだな…ん?

 

「どうした?クーナ」

 

「…エルシエワインは3人で飲んでください。私はエールでいいです」

 

なんかあるのか…?ってそういう事か

 

「身内関係か?」

 

「…そうです。わざわざ家出した先でユキ姉様のお酒を飲むのが嫌なだけです」

 

エルシエワインを作ってるのはクーナの姉か…いや待て王族の娘の1人が酒作ってんの?自由すぎね?

 

「つっても酒に罪はねぇよ。まぁ要らんのなら俺達でクーナの分飲んじまうけど」

 

「そうね。エルシエワインは希少だから今逃したらあと数年は手に入らないでしょうし」

 

「はぇ〜そんな希少なんだ〜。クーナちゃんゴチになりまーす☆」

 

『センパイ!私の分も取っておいて下さい!』

 

(私も欲しいです〜)

 

安心しろ、ちゃんと取っておく

 

「うぅ…や、やっぱり飲みます。お酒に罪は無いです」

 

(((((計画通り)))))( ̄▽ ̄)ニヤリッ

 

結局3人でワインを堪能した(妖精達の分は次元収納に取っておく)

 

「…美味いなこりゃあ…」

 

「ふぁ…こんな飲みやすいお酒初めて…」

 

「…やっぱり美味しいわね」

 

「…です」

 

ついでに注文しておいたチーズの盛り合わせもよく合う…店員のチョイスも良いし当たりの店だな

 

「あ、そう言えばパーティ名はどうします?」

 

「ん?パーティ名か…」

 

そう言えば考えてなかったな…どうするか…

 

「自分のシンボル…大事なものとか得意なものを由来にするのはどうかしら?」

 

「ふむ…確かに良いな。多少被っても良いから得意なものを上げてくか」

 

「それなら私はこの尻尾です!エルシエで1番の尻尾美人の母様の尻尾と瓜二つのこの尻尾が私のシンボルです!」

 

「なら私はこの剣ね。オークレール家の象徴として受け継がれ、お父様が私に託した剣。そしてこの体に刻み込まれた剣術こそが私の誇りで魂」

 

「俺も剣だな。特に焔は俺が産まれた時からの付き合いで半身。俺の象徴としてはこれが1番だ」

 

…おい次元収納の中で抗議するな凶月、海神。そして煽るな焔

 

「ん〜トワ様の象徴か…なら魔術かな。子どもの頃からずっと修行を続けててこれには自信があるからね」

 

そう言って魔術で炎を発生させ直ぐに消す…魔法技術ならやっぱトワがダントツだな…義姉ちゃん達?あれは例外

 

「ふむ…尻尾、剣、魔術ですか…」

 

「…パーティ名にするなら…魔剣の尻尾…とか?」

 

「アンネちょっとダサい…けどいい名前ですね」

 

「俺も良いと思うぞ」

 

「それじゃあパーティ名は魔剣の尻尾にけってーい!」

 

ノリが軽い…が

 

「これでこそ俺達らしい…な」

 

これからが楽しみだ

 

To Be Continued…

 

 

 

 

オマケ

 

クーナ・エルシエ

 

エルシエ国の王であるハイエルフの娘で姫様…だがその自由奔放な性格から龍達からはお転婆姫として割と雑な扱いを受けている。炎に愛された種族、火狐に産まれこと炎に置いては他の追随を許さないほど炎に愛されている。スパルタな教育を受けている影響かサバイバル能力が異常なぐらい高かったりとお姫様らしさはほとんど無い…がたまに育ちの良さを見せる。家族や故郷が大好きだが何やら王である父親と確執ができてしまったらしく家出、お金も持たず飛び出してしまったので封印都市に入れず困っていた所を龍達に助けられ仲間として加入した。本来のスタイルは剣を使うようだがここでも確執が関係しているのか剣を使おうとしない

 

 

アンネロッタ・オークレール(アンネ)

 

没落した大貴族、オークレール家の娘。没落し、あちこちさ迷っていたらしいがお嬢様らしくその所作は美しい。更にオークレール家の家訓なのか高潔であり、誇り高い…が傲慢という訳ではなくカリスマ性と本人の美貌、性格もあって人たらしな子。オークレール家にかけられた冤罪の真相を暴き、オークレール家の再建を目指して封印都市を訪れる…が限界が来て倒れた所を龍達に保護され仲間になる。愛剣として魔剣クヴァル・ベステを所持しているが未だにその力を解放できていない(現状はタダの切れ味が良い剣)

 

 

クヴァル・ベステ

 

王国最強の剣士に与えられる魔剣にして王家の象徴。オークレール家が王家の指南役であった時から代々継承されている。その力は凄まじく、扱えれば文字通り一騎当千の戦闘力を得られる…が今までの持ち主はある程度解放ができても最大限その力を発揮できた者は1人も居ないためとある1人を除いて誰もその真の力を知らない。その正体もまたタダの魔剣では(この先は破られていて読めない…)




次回の深海の龍帝は何を成す?は…

「へぇ?ここが迷宮か…」

「お約束な不可思議空間だね〜」

遂に初迷宮!

「え、それズルくないですか!?」

「そんな能力誰しも喉から手が出る程欲しがるものよ…」

クーナとアンネが驚愕した能力とは?

「かんせーい!」

「一体何を作ったんだ?」

妖精もなんか作ったけど危ないヤツじゃないよね!?

次回!「地下迷宮」

キャラ解説…要る?

  • 書け!
  • 別に要らんじゃろ
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