「さて、着いたな」
エルシエ地下のダンジョンに着くと龍は艤装の収納スペースからそれぞれ蒼と緋色の刀身を持つ双刀をクーナに手渡す(因みにトワは別件で今回は不参加)
「これは…」
「前々から作っていたクーナの専用武器。銘はお前の名前から空那(クウナ)だ」
「おぉ…なんか刀身が薄くて細いですね。刃も片側にしかありません」
「短剣って言うよりは短刀だからな。刀は俺の紅月を見たから何となくわかるかもだが刀は切ることと突くことに特化した武器だ。短剣と比べて鋭いから切れ味は上だし軽いがその分破壊力は低くなる。刀身が反れてるから両刃に出来ないからそこの慣れも必要だな」
クーナは双刀を構え、軽く素振りすると尻尾をブンブンと振りだす
「凄いですよリュウガくん!この双剣凄い手に馴染みます!」
「流石は妖精印。完璧な仕上がりだな」
「恐縮ですね〜」
「でもちょっと慣らさないとですね…重心も重量もかわってしまいましたし」
「だろうな。まぁ色々試してみろ。こっちも色々やってみるし」
そう言って龍が取り出したのはモーニングスターやヌンチャク、戦鎚など多種多様な武器だった
「…それ全部使うの?」
「まぁ刀や拳以外にも色々使えた方がいいだろうしな」(時間は有り余ってるし)
「「?」」
「気にするな。さて、妖精から空那の性能を聞いてるから説明するぞ」
そう言って龍はどこからともなくホワイトボードと椅子を2つ出し2人を座らせる
「さて、まず赤い方から解説するぞ。赤い方の能力は紅断、圧倒的な熱量が無いと発動すらできないらしいがクーナなら問題ねぇだろ。効果は触れた対象の原子を強制加速させて崩壊させる…まぁ要はアホみたいに切れ味が良いと思ってくれ」
「雑ですね!?まぁ原理を聞いても理解できなそうですしいいですが…それで青い方は…?」
「青い方は原子、エネルギーを強制停止させる蒼絶。エネルギー循環を止めることで魔術を無効化したり物体を凍らせることができる。あくまで冷凍は副作用だがな」
「つまり魔術殺しと…」
「そういうことだ」
そう言って2人を立たせホワイトボードと椅子を片付けるとモーニングスターを手に取る
「そんじゃあ後は実戦あるのみだ」
「ふんっ!」
パッカーン!!
「せいっ!」
ザシュッ!ザシュッ!
「よっと!」
スパーンスパーン!!
魔物の大群を片っ端からなぎ倒す3人。アンネは第2段階解放、クーナも先祖返りを発動した状態で戦っていた(シリル曰く、早く力を慣らすために迷宮攻略中は常に発動しているように、との事)
「この階層のモンスターは丁度いいくらいか?」
「そうね。多分、クヴァル・ベステの力を引き出せていなかったらもっと苦戦していたでしょうね」
「です…ねっと!」
クーナが背後から不意打ちしてきたリザードランス(腕が槍状になったリザードマン)に双刀を同時に叩きつけると消し飛んだ
「…え、なにそれ知らん…怖…」
「これ仕様じゃなかったんですか!?」
「予想外な現象が発生したみたいね…」
どういう訳か加速と停止が相殺し合うするのではなくなんかよく分からない現象を引き起こし対象を消し飛ばした
「えぇ…妖精に確認したがマジで知らんみたいだぞ…完全に想定外だなこれ…どういう原理?見た感じ空那自体に異常は無いみたいだが」
「…なら…大丈夫なのかしらね?」
「えぇ…一応後で妖精さんに検査してもらいます…」
「この現象のデータ取りたいからもう数回繰り返してくれ」
「分かりました…あ、そう言えば魔石結構溜まってきてますけどそろそろ食べます?」
「そうだな…とりあえず先ずはアンネ優先でいいだろ」
「え…いいの?」
「そりゃあな。お前の貴族になるって目標を達成しないといけないし。戦争でも連中は火狐、エルフに対策打ってるみたいだし影響を受けないアンネを優先的に強化した方がいい」
「もちろん私も納得の上です。だから気にしないでください。アンネ」
「龍我…!クーナ…!ありがとう」
「ふふっ…あ、そうだ」
「「?」」
突然なにかを思い出した様な反応をするクーナに首を傾げる2人
「私の
「今それ言うか?」
「クーナらしいわ」
苦笑する龍と楽しそうに笑うアンネ。3人でその場で何がいいか話し合う
「うーん…どういうものがいいか…」
「リュウガの夜叉九尾から考えてみる?」
「うーん…できればリュウガくんとも違うオリジナリティが欲しいと言いますか…」
あーでも無いこーでも無いと頭を捻る3人
「…真炎回帰、でどうだ?」
「真炎回帰…いいですね!」
「いい名前が付いて良かったわ。クーナ」
「えへへ…」
「…っと名前も決まったことだし。次の階層行くぞ」
「「はい!/ええ」」
3人は立ち上がると下の階層を目指した
「ふぅ…終わった終わった…」
「疲れたわね…」
「そうですか?私はまだまだ元気ですよ!」
「そりゃお前がおかしいんだよ…」
「なんで真炎回帰状態だと消耗するどころか常時回復するの…?」
「なんででしょうね?」
「火に愛された種族の中でも特異過ぎるんだよなぁ…」
疲れが見えるアンネと消耗が無いどころか入る前より元気いっぱいなクーナに呆れる龍
「…んじゃ魔石入れる訳だが…ほんとに俺でいいのか?色々絵面がやばくなりそうなんだが?」
「…うん。リュウガなら…良いから…////」
「顔赤くすんなこっちも恥ずかしくなる…まぁできる限り見ないようにするか…」
「…見る所か襲ってくれても良いのに…」
「はーいさっさと魔石入れるぞ〜!!」
アンネの小さい呟きを聞かなかったことにして龍は魔石をアンネの額に押し当てた
「んふっ…んん……/////」
「…あの…お願いだから変な声出さないで?」
「そ、そんなこと言ったって…んひっ…!?///」
頬を赤らめ、体をビクビクと震わせるアンネ。若干目を逸らしながらも龍はアンネの額に魔石を押し当てる
「…っ♡♡ふぅ〜…ふぅ〜♡♡♡」
「…♡」
「あの、クーナさん?ちゃんと正気保ってね?」
明らかにヤバい目で見つめてくる2人を相手に冷や汗を流す龍
「…と、とりあえずこれで最後だ」
そう言って最後の魔石をアンネに押し当てる
「っ!こ、こりぇらめ…とけりゅ♡あらまとけてとろとろににゃる…♡♡ぎゅってしてぇ…♡わらひおかしくなっひゃうかりゃ…♡」
「…何も言うまい…」
体をガクガクを震わせ、明らかに正気じゃない目で抱擁を望むアンネを抱き締める。一際強くビクンッと震えると小刻みに体を震わせる
「♡♡♡♡♡♡〜!!!」ガブッ
「っ!?」
渦巻く快楽が強すぎるのかアンネは龍の首に跡が残るほど強く噛み付く
「♡♡…お゛っ…♡」
「…こりゃ見せらんねぇわ…」
完全に腰が抜けたのか女の子がしちゃいけない顔でベッドに倒れるアンネ。終わったことに安堵する龍だが…
「…リュウガくぅん…♡」
「…oh…」
「…お願いします♡アンネを見ていたら疼いて疼いて…♡おっきくて気持ちいいの…下さい…♡」
背中から抱きつき、自らの尻尾を擦り付けるクーナ。明らかにアンネの様子に当てられていた
「…襲うなよ?」
「ふへへ…♡」
「…」
こりゃもうダメだと判断しとりあえず自分が頑張れば問題無しと判断し龍はクーナに魔石を与えるのだった
To Be Continued…
次回「戦争開始」
キャラ解説…要る?
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書け!
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別に要らんじゃろ