「入ってきた途端、お茶を出せとはね……」
創世の魔法使いであるマギを顎で使うとは
ノートは怖いもの知らずなのか……
それ以上の存在なのか……
「はい、どうぞ」
「ありがとうっ」
「ありがとうございます……」
紅茶か……
ユナンとリヴァイの紅茶は
飲みたいと思っていた
「もし、不味かったら言ってね
何せ久し振りの客人だから」
不味いなんて言えない
僕からしたら原作キャラ
目の前で話しているだけで不思議な存在だ
ゴク
「あっ、美味しい!」
普通に美味しいや!
「良かったぁ……
ノートが連れてきた人だから
一言文句でも言うのかと」
本当に何者だ
隣でニコニコしながらお茶飲んでるコイツは
「美味いねっ」
良かった……下手な事言ったら
殴ろうかと
「然し、何でここに来たんだい。ここを越えて
ファナリスに会うつもりじゃ無いだろう」
「違うよっ、ここは折り返し地点だっ」
折り返し……? まさか……
「もしかして、来た道戻るの!?」
「うんっ」ニコニコ
「ふざけんなぁぁ」
泣きたい、泣いてもいい?
「それは、少し可哀想じゃないか?」
「ユナンさん! ありがとうございます
もっと言ってやって下さい!」
ざまあみろと師匠の方を見ると
何時もニコニコ、楽しそうにしてる人が
無表情になっていた
「黙れ、貴様は努力せず最強に
成れるとでも思っているのかね
努力せずに強くなれたと?
貴様は何処まで阿呆なのだっ」ムス
ほぼ血筋? でもないか?
勝手に連れてこられたのに
何故ボロクソに云われなきゃならんのだ
云ってる事は正論だ、何も言えない
ユナンさんは? を浮かべている
そりゃそうかジャンプは知らんな
「ごめん」
僕がそう言うと、ノートは深呼吸して
「悪い、こっちが拉致って来たも
同然なのになっ。少し外に出てくる」
決まりが悪そうに外に出ていった
「修行中もあんな顔しなかったのに」
「僕も見たことないよ……」
ノートには悪いけどこの機会を待っていた
この世界の知識は有るから
何聞こうかな?
「君はのぞむ、だよね……」
「えっ、あっはいそうです」
そういやこの人、谷の中と両岸の声が
聞こえるんだっけ?
「ノートから僕の紹介、されてるよね……」
「はい、創世の魔法使いマギだとか
この谷の守り人だと聞きました
ここで会話すると聞かれるよ、なんかも」
「フフっ、そっか」
「あの! 師匠とはどんな関係で?!」
あのフレンドリーさの理由が聞きたかった
「そうだね……友人かな?」
何故、疑問に思う
「うん、友人だ。話の面白い友人だ!」
友人で自己完結したらしい
「君はノートの何? 師匠って読んでるけど?」
う〜ん、なんて言えば良いんだろう
「お、弟ですかね。
でもここに来るまでに色々有って……」
そうだ! ノートがここに連れて来たのは
「ユナンさん! 僕に魔法を教えて下さい!」
恐らく、マギであるユナンさんに
教えを乞うため!
「う〜ん……僕に教えて貰うより
ノートの方が凄いと思うよ……」
「えっ、でもマギなんですよね!?
創生の魔法使いなんですよね!?」
何故マギよりノートの方が上なんだ?
「僕はこの世界の魔法を知ってるだけだから……」
「どう云う事ですか」
「多分……この世界の魔法でも負ける
ノートはマギに近い魔法使いいや
マギ以上に魔法が使えると思う」
ユナンさんは〘マギの世界〙を知っている?
「他の世界が有るって云うんてすか?」
「うん、この世界がちっぽけな
存在だって知ってるよ」ガチャ
扉が開いてノートが戻ってきた
「ごめんねっ
気持ちの整理がついたからっ」ニコニコ
さっきの見たら、この笑顔が胡散臭く見えてきた
「ノートはこれからどうするの?」
魔法を教えてもらうはずが……
やっぱりノートを師匠にするしかないか
「少し休んだら戻るよっ
これ以上進む気はないしっ」
走る事は決定事項なのか
努力のためには仕方ないのか……
「のぞむ、魔法教えて欲しいって」
ユナンさん、?
「安心してっ、帰り道に教えるからっ」
そんな、学校帰りのお喋り感覚で……
────────────────
ユナンさんの小屋で何日か休むことが出来た
今日は出発の日
来た道を戻らなきゃいけない
でも、行きより楽に進めるだろう
「ゆっくり休んだっ?」
「あぁ、今まで以上に休めたよ」
行きは十分な休みは出来なかった
「ノート、のぞむ。いつでも来ていいからね」
「ありがとっ」
「ありがとうございました!」
お礼を言ったあと、走り始める
身体が軽いというか
行きよりも早く着く事は確信できる
そのくらい爽やかな気分になっていた
「魔法はどうやって教えるんですか?」
「休憩の時にちょこっと教えるよっ」
魔法覚えられるかな〜
でも、この世界で生きるためだ頑張るぞ!
────────────────
「到着〜」
あまりバテること無く、目的地に着いた
「おめでとっー」
師匠の激励も聞けた
「師匠、早く登りましょうよ!」
早く地上に出たい
こんな真っ暗な場所ゴメンだね
「もう1往復するよっ」ニコニコ
「はぁ?」
何か……もう
やっぱりな~だよ
修行は別に書くつもり