【魔法訓練】帰り
「今日は移動プラス魔法訓練をしますっ」
ノートが木の枝を持って話す
「よろしくお願いします」
ノートから渡された杖を持って答える
昨日、ノートから魔法を教えてもらった
否、飲ませてもらった
ノートの魔法知識は凄く
魔法を知らない僕でも飲み込めた
タッタッタッタッ
谷底マラソン、今回は障害物有り
走っていると……
『
後ろをチラと見ると
ノートの周りに火の玉が現れる
その火の玉が前の壁に当たった
壁が崩れ、道を塞ぐ
走りながら、塞がれた道を跳び越える
跳び越えながら、振り向く
『
ノートに狙いを付け、魔法を放つ
光線がノートを襲うが
「残念っ」
避けられる……
おかしいな文字通り光の速さなのに……
「ほらっ、走る走るっ」
ウザさ全開で煽る
コノヤロと光線を連射するが何一つ当たらない
浮遊魔法でフワフワと避ける
「当たらないよっ、走ろうかっ?」
「チッ、分かったよ」
こんな感じで
走る→撃たれる→避ける→撃つ→走る
のルーティーンになるが、たまに
ボッ
「アッチィ!」
身体に当たって服が燃える
「早くっ、消しなっ」
「ウルセー!」
──────────────
「何で木の枝を杖にしてんだ?」
今日の修行が終わったため、聞いてみる
一日中木の枝を杖にして魔法を出していた
普通に魔法を出せるのおかしいような……
「……実はねっ……」
「実は?」
「杖をねっ……」
「杖を?」
勿体ぶってるのかなかなか進まない
「実は杖を売っちゃったっ!」
「何の為に?!」
杖っていくらになるんだろう
「その日の生活費にっ」
魔道士が杖売って良いのか……
【2往復目】
谷底マラソン2往復目はただ走るだけ
自分の限界まで走るだけ
行きも帰りも走る走る走る
途中休憩、ユナンの小屋
「思ったより、早かったね……」
「僕もびっくりしてます……」
「直ぐ、行くけどねっ」
ノートは小屋に着いて話した
「今回の修行の理由を説明するよっ」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
今回の修行は分かってると思うけど
魔法を使うための体力をつけるため
体力が無くては持久力はもちろん
魔法を放出するパワーさえ無くなってしまう
魔法を使うためには
体力、知識、操作法を学ばなければならない
今回またここに来たのは
3つ全てを使う
安心してそのために
最高の魔導士が二人いるから
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「「
ユナンさんも分からないらしく同じ質問をした
「前飲ませたろっ、自分の
「何でそれが最上級なんだ?」
「
「絞り出すって大丈夫なの?」
「だから、
「じゃあやってみるかっ」
「はい……」
最悪死ぬことだってありえる
それでもやってみる価値は有る!
ノートの強さの秘訣かもしれない
「全身の血液を掻き集める感じっ、集めた血液を指先から無理やり出すっ」
そんなこと無理だと思うが
身体中の感覚を研ぎ澄ます
血液、多分
脚から力が抜け、立っていられなくなる
それでも止めたくないと続ける
息が荒くなり、汗が吹き出す
心臓の鼓動が激しくなる
人差し指の先から汗か
液体が出たのを目撃した瞬間
気絶した
後で聞いたが
溜めるタンクが広がるらしく
これからも何回かやれと言われた
魔力の液化とかタンクに関しては独自設定?
この世界(自分の中のマギ)の魔力は頑張れば形あるものに出来る資源としています