IS・ライダー! 〜最初に言っておく、仮面ライダーではない!〜   作:カイト改

1 / 6
 取り敢えず、好きなもんしか書かないアホなので、シリアスはほぼないのでよろしくです。



プロローグ〜はじまりはじまり〜

 吾輩は人である、名前は・・・忘れた。物心ついた頃からこの研究所にいて日々色々な実験やら戦闘に付き合わされて候。

 

『1001、時間だ出ろ』

「了解」

 

 

 俺みたいなのを何人も使い潰しながら何年もかけて実験を重ねて作ろうとしているのが、篠ノ之博士が作り上げたインフィニット・ストラトスなる宇宙で活動できるマルチフォームスーツに対抗できるEOS(エクステンデッド・オペレーション・シーカー)だそうで。聞くところによると略してISとやらは空を飛んで下流氏砲?やらシールドエネルギーとやらのお陰で既存の兵器が軒並み使い物にならなくなり、世界は一変したそうな。なんせ女性しか使えないとの事で女性が助長して女性=偉いになったらしい。・・・そのISを女性全員が持ってたらそこまで言っていいと思うが何故そうなったのかよく分からん。まぁ、どうでもいいが。

 

『デュラハンで出撃、ドイツ軍の工場を襲撃してもらう。ドイツが開発しているISに関するデータの回収が目的だ。質問は?』

「無し」

『では準備終了後、0540をもって出撃させる』

「了解」

 

 マジか〜また工場の襲撃か。今月に入って6回目ですけど?今んとこイギリス、アメリカ、中国とあっちゃこっちゃ行ったけどまともなデータ取れてねぇぞおい。上からの圧力とかで焦ってんのかねぇ。

 

「おい、体の調整するからとっとと来い」

「了解」

 

 あー、少し時間があるから色々と話すかな。

 デュラハンってのは正式名称ペイルライダー・デュラハンって言う全身装甲型のEOSで、本来は頭部に積むはずのHADESって名前の学習型AIがあるんだけどまだ完成してないから皮肉って首無しの騎士の名前で呼ばれてる。

 ちなみにペイルライダーがヨハネ黙示録に登場する死を司る第四の騎士だそうな。

 ・・・そこ、厨二病乙とか言わない!俺もめっちゃ思ってるから。

 

「異常無しと。お前が最後の生き残りなんだから死ぬんじゃねぇぞ、この時代男の餓鬼の調達がし易いとは言え適合しなかった奴の死体処理が面倒だからな」

「了解」

 

 ワー、シンパイシテクダサッテアリガトウゴザイマスー(棒)

 インナーと補助ユニットの取り付けをっと。まぁ、こんな扱いでござい。

 えっと、神経接続開始、網膜投影正常、肉体への異常無しと。それにしても色々と弄られたな〜めちゃくちゃ痛かったし、そっから慣れるまでもヤバかったですたい。機械が拾う情報全部脳にぶっ込みカーニバルされて割と真剣に死に掛けたこともあったな〜でも人間の適応能力って凄えわ、マジで。今なら手足の様に扱えるぜい!慣れると怪力だしめっちゃ遠くまで見えるから便利!

 

「とっととハンガーに行け、クソガキが」

「了解」

 

 コイツいつかぜってーぶん殴ってやる!今日は機嫌がいいのか知らないけどいつも意味もなくぶん殴ってくるからなぁ〜この恨み絶対忘れんぞコラ

 

「来たわね!今回は大規模な戦闘が予想されるから武装は多めだからちゃんと全部使ってデータをとってきてね!」

「了解」

 

 えっと武装は、外付けの頭部バルカン2門、マシンガン一丁、ハイパーバズーカ?二丁、チェーンマイン、スパイクシールド、ビームサーベル2本、三連装ミサイルポッド二基、対艦⁉︎ライフル、ガーディアンシールドと。多くね?予備弾薬とハードポイントに接続できないのはベースジャバーに積載か。

 まーじか。何と戦わされんの?軍と戦えって?工場襲撃でそんなに戦うこととか普通ないと思うんですがそれは。しかも知らん武装が増えてんだけど。

 えー、チェーンマインが吸着地雷を鎖みたいに繋いだものと。絶対使いづらいだろこれ・・・次、スパイクシールドはシールド下部に炸薬式のパイルバンカー的な武装がついた物。素直にパイルバンカーでいいじゃん、アホなん?対艦ライフルって普通対物ライフルじゃね?口径と炸薬が違う、戦艦でもぶち抜こうっての?ガーディアンシールド、ペイルライダーを覆えるレベルのデカさの盾。端っこにガトリング砲ついてるらしいけど装弾数ゴミだし高速戦闘ウリにしてるこの機体には邪魔なんですが。

 このたまに嫌がらせみたいに変な武器突っ込んでくんの辞めてくんねぇかな、使い所分かんねぇし使わなかったら電流かましてくるしサイコパス多すぎだろ此処。

 ・・・そもそも一般社会に馴染めないコイツらがマトモなワケないか。

 

「時間だ、ペイルライダーを纏え」

「了解」

 

 縦に長いコンテナみたいなのが後ろに四つ並んだ円形の台座の真ん中に立って足を肩幅、両腕を肩の高さに!あとは身体の中に埋め込まれてるセンサーに沿って上下の円と後ろのコンテナから伸びるアームが身体にパーツを付けていくのです!

 あー、テンション上げてないとしんどいから少々お付き合い頂きまして。

 んぐっ‼︎あ、ちなみに一言しか喋んないのはそうやって“設定”されたからってことになってる。そもそもこのEOSに搭載されることになってるHADESってシステムは学習型のコンピュータが蓄積した戦闘データを元に最適解を出して、それを機体のリミッター一切合切を切って無理矢理着いて行かせるもんで、その為にパイロットの意思はいらないし、身体の機械化も必然ということですな。

 まぁ、薬とか色々ぶち込まれたらしくて記憶障害とか起こったけど、それだけなんだよな。バレると面倒そうだから外面は取り繕ってるけどね。

 あ、取り付け終わったな。システムチェック開始〜時間がかかるからやんなって言われたけど、やっとかないと簡単に死にかねないからこれだけは譲れませんな。

 

ーー各部油圧正常、ジェネレーター正常、各部スラスター内圧正常、各センサー異常なし、全システムオールグリーン

 

 ヨシ!あとは武器をFCS(ファイヤコントロールシステム)接続っと。

 

ーーNow loading......

  complete

 

 これもヨシと。今の時間は0520か。時間まで立って寝とくかな〜

 

「オヤスミ〜」

 

ーーSide outーー

 

「さぁ、時間だ」

『了解』

 

 ロボットもののアニメの悪役の科学者は?あの人ー!と指を指されそうな男女数名がSFS(サブフライトシステム)と呼ばれる長距離輸送ユニットに乗ったペイルライダーを見下ろしている。行く先を示す様にカタパルトに沿って手前から順にランプが点灯していく。

 

「それにしても、良かったの?今から行かせる場所の近くで国3つぐらいで軍事演習してるんでしょ?」

「ふん、だから武器を多めに持たせたんだろ」

「それに、不完全と言えどHADESを緊急時に起動するようにしてあるからいざという時はそれで大丈夫だろう」

「そうなの〜?ガキがちゃんとした情報を持って来ないからこっちが苦労する羽目になっちゃったわね」

「まぁ、いいでしょう。いざ戦闘になればデータも取れて一石二鳥です。1001号、貴方の出撃後一切の通信を禁じます。帰還許可の場合のみ信号を送ります、勝手な行動をすれば・・・あとは分かりますね?」

『首が飛ぶ』

「分かっているようで何より。では、行きなさい」

『1001号、ペイルライダー・デュラハン、出る』

 

 言葉と共にSFSのスラスターに火が灯り、電磁加速とジェット噴射によって曇天の空へと放り出されて行った。

 

「さて、今日は寝るかな」

「データを取れたら通知が来るように設定しといたしー」

 

 そんなことを言いながら研究者たちは管制室を出ていった。

 

 

・・・・・

 

『・・・あの科学者ども・・・ナゼェイルンデェス⁉︎アイツラウラギッタンディスカァ‼︎』

 

 数時間後、ドイツの工場近くに降り立った彼を待っていたのは、

 

「貴様が最近の襲撃犯か」

「どなたかは知りませんが、密告して下さって助かりましたわ」

「でも、合同演習の真っ只中に突っ込んで来るのは度胸があるね」

 

 研究者達が欲しがった第三世代型のIS二機と世界で広く採用されているIS一機と、取り敢えずデュラハンだけで相手が出来る訳がない布陣であった。

 ちなみに、上からドイツの銀髪ロリ、イギリスの金髪ドリル、フランスのボーイッシュである。

 動揺しすぎて動きが止まった彼に向かって大口径の輪胴式キャノンとレーザーライフル、二丁のアサルトライフルが向けられた。彼が何かしらの敵対的なアクションを取った瞬間に彼を蜂の巣にすべく弾丸が発射されるだろう。

 

「・・・おい、状況が分かっているのか?」

 

 明らかに絶望しかない状況、普通であれば抵抗もしくは逃走しようとする物だが、反応がない。

 

(ヤバイ、洒落にならん‼︎IS一機なら、なんとかなるけど無理だって!しかも信号一切無視してくれるんだけどあのクソ研究者ども⁉︎)

 

 とまぁ、こんな感じである。

 

(逃げてぇけど、逃げたら十中八九首が飛ぶし、やるか!)

 

 どうやら覚悟が決まったようだ。

 

「逃げる算段を立てているのかも知れませんが、無謀だと思いますわよ?」

 

 首を上げると、金髪ドリルが中空で四機のピット兵器を展開していた。

 

「「「ッ⁉︎」」」

 

 取り敢えず手前にいた銀髪ロリに頭部バルカンを発泡、と同時にその場から後方にジャンプと同時に右手のマシンガンと脚のミサイルをマルチロックでぶっ放す。

 

ーーエネルギー量、ほぼ減殺なし

 

(チッ、だよなぁ!)

 

 センサーから送られてくる情報に舌打ちしつつ、マシンガンを腰裏に懸架し脚部のミサイルポッドをパージ、バックパックに接続してあるハイパーバズーカ二丁を構えてトリガーを引きまくる。視界が爆炎に包まれるなか、

 

ーー熱反応増大

 

 すぐさまスラスターを併用して大ジャンプ、先程まで立っていた場所を4本のレーザーが焼いた。爆炎などをガンスルーして正確に射撃してくる時点で相当な実力者である事が窺える。ペイルライダーは飛行が不可能であるために数瞬の滞空の後落下していく、打ち切ったハイパーバズーカをベースジャバーの方へと投げつつ再びマシンガンを手に取る。

 

「迂闊だな」

 

(ウェッ⁉︎Σ('◉⌓◉’)

 

 爆炎を突っ切って手刀部分にビーム的な何かを発振させた状態で銀髪ロリが突撃してくる。後ろに跳ぼうとするが、背後からの衝撃。

 バランスを崩すと同時にビーム手刀(そのまんま)が胸部の装甲をX字に切り裂き、銀髪ロリの後方から4本のレーザーが飛んで来てペイルライダーの顔左半分と左肩の装甲が吹き飛んだ。

 

(グッバァッ⁉︎)

 

 着地に失敗、そのままベースジャバーが置いてある場所まで転がっていった。ISはシールドエネルギーによって並々ならぬ防御力を持つが、ペイルライダーにそんな物はなく合金と言えどEOSに採用するとなればその防御力もたかが知れているのである。

 

「はぁ、この程度の実力で良くもまぁ各国の工場を荒らせましたわね」

「あはは、たまたま警備が薄い所だったんじゃない?」

 

 勝利ムードの2人に対して銀髪ロリは倒れ込んだままのペイルライダーを油断なく見ていた。

 

「2人共、気を抜くな!」

「「⁉︎」」

 

 次の瞬間、仰向けの体勢だった身体がおおよそ普通の人間が出来ない、下半身のみで立ち上がった。割れたバイザーの奥に見える顔はダメージを受けた際に出血したのか血塗れになっている。

 

「お、男の人?」

「ですが、既に意識がないようですね。・・・ラウラさん?」

「・・・何か、イヤな予感がする」

 

 その言葉を皮切りに半壊していた右側のバイザーが赤く発光、機体の各部が強制排熱によって赤熱化し始めているのが見てとれる。

 半分だけ見えている口が動いた。

 

『ハ・・・デ・・・ス』




 戦闘描写死ぬほどムズイっす。

 ちなみにペイルライダーのちゃんとした装甲はナラティブガンダムより多いかな?ぐらいなので総合的に言えばISと比べて紙レベルだったり。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。