IS・ライダー! 〜最初に言っておく、仮面ライダーではない!〜 作:カイト改
鉄血のオルフェンズの新しい動画出てたけど、ウルズハントはいつ出ることやら。
「・・・あれ?」
どーもー、IS3機とかいう地獄から逃げ帰ってきたナナシです。あのクソ研究者ども、未完成のシステム発動してくれたお陰で何とか生き残れて来たけど一発位殴らせろ!って事で帰って来たら研究所無いんですが?
「座標は、合ってるな」
うん、建物があったらしき瓦礫もあるしここだわ。なんだろう、爆弾かなんかで吹っ飛ばしたのか?取り敢えず、左腕ないし左目も見えないからしんどい、休みたい!あ、ちょっと離れたとこで地下に置いてある武器庫は無事っぽいから、あそこで寝るかな。
取り敢えず、出来るだけの応急処置を行いまして・・・
はぁ、パワーアシストも切れてるし勝手に人殺そうとする身体止める為に2時間かけて大分無茶したからボロボロですな。
倒れる時は?まえのめり〜
「とーちゃく、オヤスミ〜」
・・・・・・・・・・
「カイガン!アイムア、ペイルライダー」
いや、俺自身がそうってわけじゃないけど。
・・・ん、何か冷たい?
帰って来たのが夕暮れ前で東の空が白んできてるから朝か。ペイルライダー纏ったまんまうつ伏せで寝たから血塗れえらいこっちゃって訳ですな。せめて顔の周り位は血を拭っときゃよかったな〜取り敢えず武器庫のシステムは生きてるし外すか。
「痛い・・・」
あんのクソシステムめ、人の耐久力一切考えずに暴れやがって・・・ワイヤーブレード?とやらに捕まったタイミングで何の躊躇もなく人の腕斬り飛ばすとか何してくれてんの?ビームサーベルでやったから大量出血は避けれたけど、鎮痛剤も何もねぇから気合いと根性で激痛に耐えてる矢先に変態機動しやがって・・・あの3人顔真っ青になってたぞ。俺も色んな意味で真っ青だわ、今もだけど。
はぁ、取り敢えず現状把握か。
ーーナナシ探索中ーー
えっと、うん。結論からすれば俺が戦ってる最中に襲撃を受けた、しかわからんな。ペイルライダーに関することや、人体改造計画やらのデータは一切の情報が削除されてた。外付けのハードディスク引っ張り出して全破壊ってすごい執念だよな〜
そう考えると、ちょっと離れてるとは言えこの武器庫だけ無事だった事が凄い違和感なんですが?まさかまさか、たまたまここを破壊する為の爆弾の量が足らなくなったから取りに帰ったとか?
やな予感して来た!やっぱそうだよな!あのクソ研究者どもをひとまとめにしてあんな惨状としか言えない殺し方しといてここ見逃すとか無いよな!
「ヤベーイ!」
ここによく分かんねえ複合兵装あったよな・・・これか、試作型"シェキナー"デッケェガトリングガンと大口径ビームキャノンと。ビームキャノンの排熱用にマントみたいなフィンがセットか。バックパックのハードポイント2つとも使うタイプだから武装のチョイスしっかりしないと不味いな。
左腕は確かどっかに陸戦型ジムとやらがバラした状態で放置してあったからそれ使うか。あ、18㍉口径の組み立て式のキャノンあんじゃん!これはいける!
武装もほぼ破壊されてるから色々と考えること多いけど、このビームサーベルをどうしようって話だな。なんで短期決戦で終わるから充電の必要ないって判断したのかね?ISのシールドエネルギーめっちゃ削れるから下手な銃火器より有能だったよ?一本だけ残ってるから取り敢えずどっか収納しとくか。
おぉー、ガトリングガンあんじゃん!大型シールドと、弾薬関係も集めてベースジャバーに乗っけて推進剤も充填しとくか。
はぁ、ふと思ったけど、これなんとかなるか?
ーー神経制御機能起動・・・痛覚操作開始
おぉ〜若干テンション高めで頑張って幻肢痛無視してたけど、やってみるもんだな。神経を機械化された利点と言えますな。あ、あと義手的なもん落ちてねぇかなぁー?簡易的なモンがあれば改造してある程度使えるように出来んだけど。
ふと思ったんだが、ペイルライダーってHADESが完成してないからデュラハンって名前が付いてたのに、システム乗っかってて起動出来たらその名前要らなくね?まぁ、俺以外呼ぶ奴居ないしどうでも良いか。
・・・そう言えば、何してたんだっけ俺?
ーー海上に設置された聴覚センサーより反応、南東より高速で飛来する物体一。約20分で到達。
やべっ⁉︎右目にマップと簡単な位置関係を投影!このスピードはマッハ⁉︎もうこれISじゃん!逃げるんだよ〜‼︎
ーーペイルライダー装着完了、各システムチェック省略、戦闘機動は不可能。
でしょうね〜、まぁそもそも満身創痍でまともに身体動かないから立ってるのもしんどいでございますよ。
えっと、機体をベースジャバーに固定完了、行き先は日本の山の中でいいや。
「発進!」
ちょっとだけ寝よう・・・こ、これは気絶じゃないから!
ーー自動航行システム起動、この武器庫は5分後に消滅します。
どうしよう、補給何も出来ないよな、それ。
まぁ、取り敢えずまた、かんが、えよう。
ーーside outーー
轟音
「ありゃりゃ?束さんがこの施設に来るのを気づいてたのかな?」
人参らしきロケットから降りてきた女性は、右が赤で左が緑の最近は専ら拐われた桃を助けに行く配管工のちょび髭兄弟の格好をしていた。更地となった敷地を家の庭かのようにスキップしながら進んでいく。
「うーん、流石に大々的にあちこちを探しすぎたかな?よく分かんないEOSを作ってたって話だけど、多分カモフラージュで第三世代のデータを集めようとしてたんだろうね〜」
何やら呟きながら一通り見回した後、死んだ研究者達を見つけた。
「うわ〜、馬鹿な虫達に容赦しない束さんですらドン引きだよ・・・指紋と耳も焼いてるから徹底してるね〜流石の私でも手がかりなしかな」
若干引き攣った顔で検分を終えると人参型のロケットへと戻っていく。
「全く、どこに居るのかなぁ・・・あれ?箒ちゃんからだ、もすもすひねもす〜?」
『ね、姉さん!お、空からっ、ロボットが降ってきてっ!中から血塗れの男の人がっ!ど、ど、どうすれば⁉︎』
「うぇっ⁉︎え、えっと、近くにちーちゃんとかお父さんとかは⁉︎」
『束か!私だ、早くこっちに来い!出血が酷くて今から病院に連れて行っても恐らく間に合わん‼︎』
「わ、分かった!座標は分かったから頑張ってあと30分持たせて‼︎」
『分かった、手は尽くす!』
飛び上がるロケット。それを見上げているのは、陸戦型ジムと呼ばれたEOSの頭だけだった。
・・・・・・・
所変わって日本の某所、篠ノ之神社の裏手にて。
「なんで、なんで、れ、零さんがこんなことに⁉︎」
「箒!気持ちは分かるがまずは血を止めることが先決だ!」
簡単に言ってしまえば、地獄絵図である。
ナナシもとい、零はペイルライダーから引っ張り出されて地面に横たわっている。全身に裂傷、火傷、銃傷、切創、その他諸々、取り敢えず外因的な要因の怪我を適当に挙げたら大概は当てはまりそうな傷の見本市的な状況であり、外科手術の研修に放りこんだら重宝されそうなものである。
まぁ、その傷から現在進行形で出血大(物理)サービスな訳なので超てんやわんやである。
「お待たせちーちゃん‼︎」
「来たか束(姉さん)‼︎」
・・・取り敢えずひと段落・・・
「チッ、私や束が権力やらを使って見つからなかった男がこんな形で帰ってくるとはな・・・」
「うーん、これはあれだね・・・」
「どうかしたんですか、姉さん?」
医療ポッドに放り込まれた零は数日すれば目覚めるとのことなので、ほぼ半壊状態のペイルライダーにコードを繋いで色々と探っているようだ。ちなみに色々とOSにプロテクトがかかっていたようだが、「えいっ」の一言で破られてたりする。
愚痴混じりの3人の会話を纏めると、この零と呼ばれる男は7年程前に失踪したらしい。
アシンメトリーマ◯オな爆乳女が全ての元凶、"天災"こと篠ノ之束、切れ長の目の爆乳美女が"ブリュンヒルデ(オリンピックISver.の優勝者)"こと織斑千冬、どことなく侍っぽい巨乳ポニテが篠ノ之箒である。
篠ノ之束が弄っている端末に零の情報がペイルライダーから抜き出せたようだ。
「箒ちゃん、ちーちゃん、覚悟して聞いてね?」
「姉さん?」
「どうした、いつになく真剣な口調だな・・・」
抜き取った情報が間違ってなどいないことは自分自身が一番よく分かっているが、信じたくは無いと、認めたくはないと。
だが、篠ノ之束はその残酷な事実を口にした。
「彼は・・・零くんは、多分、私たちのことを覚えてない」
「「は・・・?」」
固まる2人を尻目に篠ノ之束は続ける。
「前提としてなんだけど、零くんが着てたこのEOSはそこら辺の一般人が着ようもんならズタボロになっちゃうような代物です。それを乗りこなす為に神経とか筋肉とかが改造されてるみたい」
「・・・それが記憶喪失と何の関係がある?」
「それなんだけど、このEOSにはハデスっていうシステムが積まれてて、簡単に言えばそのシステムからの戦術を疑う事なく実行する為に人格を破壊する薬が使われたらしいんだ」
「そんな⁉︎」
「・・・お前にも治せ無いのか?」
「うん、そもそもの脳の記憶する部分が損傷を受けてるから、流石の束さんもどうにも出来ないや。多分、別人として接するのがいいと思うよ」
the・お通夜みたいな雰囲気の三人、そら何年も探していた男がこんな状態、しかもほぼ別人ときたらしょうがないとしか言いようがない。
「零さんをこんな状態にした奴らはどうなったんですか?」
「束さんが行くのが分かってたのか、研究所や研究員も全部爆破されてたよ。零くんはその前にドイツでISと戦って、たまたま此処を行き先にしたみたい」
「じゃあ、その偶然がなければ零は死んでいたということか」
「そうだね」
重苦しい空気を払拭するように篠ノ之束は声を上げた。
「さて!取り敢えず零くんが起きるまで時間があるし、お風呂入ろう!」
「今そんな状況じゃ!」
「いや、束の言うことも一理ある。自分の格好を見てみろ」
「あ・・・」
「そういうこと!」
少し前を思い出して欲しい。零をペイルライダーから引きずり出した織斑千冬と篠ノ之箒は当然ながら血が付着しているのは確かである。だが、怪我のデパート状態だった彼はなぜ出血多量で死ななかったのかレベルの出血をしていた。と言うことは・・・?
「ぶっちゃけ、昭和のヤクザの抗争行って来ましたって感じだね!」
そんな訳で3人は風呂の方へと向かって行った。
何やら篠ノ之束の声の後、凄まじい打撃音が聞こえたが・・・まぁ、置いておこう。
原作突入まで、もう少し!
複合武装好きなんだけど、分かる人いるかな?
なるべく早く書きたいけど、仕事が忙しいのでございます。
一個めみたいに途中でモチベーションどっか行かないようにしたいな。