IS・ライダー! 〜最初に言っておく、仮面ライダーではない!〜   作:カイト改

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 大分とお久しぶりです。
 失踪はしないように頑張ります
 これからも宜しくお願いします


五話〜長い日〜

「あー、取り敢えず空野 零だ。取り敢えず、五月蝿いのは嫌いだからさっきみたいに叫ぶのだけは勘弁してくれ。あとはまあ、発表したまんまだ。そう言う訳で宜しくです」

 

 おー、皆んな頑張って我慢してら。色々裏工作何だのをしまくって何とか入学までには諸々間に合いまして疲れました・・・おっと、ど〜も〜束と千冬が俺をIS学園に入れる為のカバーストーリーを考えてくれたけどめちゃめちゃ壮大になってて内心ビビり散らしてる空野 零です。

 クラスメイトの自己紹介はまだまだ続きそうだしカバーストーリー聞くかい?まあ、答えは聞いていないがな。

 

 ま、事実もある程度入ってるけどスーパーマンみたいな扱いになってるぜい!

 取り敢えず誘拐されて改造されて記憶が消し飛んだりしてる所は一緒で、アホ科学者共の指示であちこち襲撃しまくってたのをそもそもが束の指示でやってた事にしただけで、何でも俺が行ってた工場が前のドイツの時みたいな後ろ暗いことやってたらしくてしれっと社会貢献してたらしいです。

 そんで色々ハッキングしてやらかしてた情報を公開した上でそういう研究の被害者をこれ以上増やさない為に戦っていたと。・・・俺ってもしかして映画かなんかの主人公だったりする?割とご都合主義だな、おい。

 あれ、そういや・・・もしかして、アイツら実は良い奴だったりする?そんなわきゃないか。もしかしたら純粋なISの技術よりもそっちの人体改造とかシステム面での方が欲しかったんかねえ。何気にISですら採用してないビーム兵器開発出来てるよな。

 ん?

 

「神崎く〜ん?あ、あれ?神崎くん⁉︎」

「あの子寝てるのかな〜?」「うーん、度胸とかの問題、なのかなあ」「緊張で寝ちゃったのかな」

 

 いや、起きてんぞあいつ。目の前にかがみ込んでる副担任の山田麻耶先生の谷間覗いてにやにやしてんぞ。この人すげぇアンバランスだな〜爆乳なのに身長低いのと童顔なのと仕草のせいで成人しているとは思えん。俺も視線がっ⁉︎・・・凄い寒気が・・・

 ズレたな(胸のアレが)、ヒイッ⁉︎

  

「あ、すいませんでした麻耶先生。えっと神崎 一夏です、」

 

 なーんか喋ってら、ちょっアイツの笑顔無性に腹立つんだけど誰か同意してくんない?具体的にはジム神様かザク神様呼んできてチリにしてやらあ。今なら天上天下無双刀もつけちゃおうかな、殺意マシマシでお送りいたします。

 

「「「「キャアアアアアアッ」」」」

 

 イッタイミミガアッ⁉︎機械化してるせいで五感が強化されてるから死にそうなんですがクォレわ・・・ここに入学する前に拾ったクロエ・クロニクル(俺命名)と一緒にハマってるスパロボの武装を実現して叩き込むぞコラァ。究極ゲシュペンストキックとか。

 あ、千冬だ

 

「まあ、知っているとは思うがお前達の担任になる織斑 千冬だ。私の仕事はお前達にこの一年でISについての基礎的な知識と技術を修得させることだ。ミーハーは構わんが授業や訓練中にそれをするのであれば容赦するつもりなのでそのつもりでな、いいな?」

「「「「ハイ‼︎」」」」 

 

 あら、良いお返事。元軍人だか理不尽上等な感じでゴリ押ししていくのかと思ったらちゃんと線引きしていくスタイルなのね。何というかこのクラスメイト方のほぼほぼはアイドルの握手会に来たかのような様相ですが、人殺しが出来るISを学びに来た自覚はあるのかしらん。今から自覚を芽生えさすのは相当至難の業だと思うんですが。ありそうなのは、箒と袖ダボっとネキとフランスの迷惑をお掛けした方ぐらいかな?明確なのは。

 まぁ俺の管轄じゃないからいいか。

 

「全員自己紹介したな。では早速授業を始めるとしよう」

「「「「「はい!!!」」」」」

 

ーーーーー休み時間

「ちょっとよろしくて?」

「あ、はい・・・うへぇ」

「なっ、うへぇとは何ですの⁉︎」 

 

 そら、要らんトラウマを植え付けたかもしれん相手が来たらこうもなるって。いずれ謝罪ほ本人に直接するつもりではあったけどこんなに早いとは思って無かったわけでして。 

 

「いや、申し訳ない。前に私がやらかしてしまった事を考えますと、オルコット嬢から話しかけて頂けるとは夢にも思わず・・・」

「まぁ、それもそうですわね。色々といいたいことはありますが、これからは敵ではなく学友としてよろしくお願い致しますわ」 

「ありがとうございます、此方こそ宜しくお願いします」

「いえ、あのような後味の悪い戦闘のリベンジもしたいですし、それに・・・私たちの命の恩人でもありますし」

「はは、お手柔らかに・・・すみません最後に何と?」

「なんでもありませんわ」

 

 機械化の影響で残念ながら聞こえてます。・・・えっと?何ら一切の心当たりが無いのですがそれは・・・無くなった記憶の零がやったのかねぇ 

 授業かー、束に叩き込まれたからほぼほぼ復習タイム何だよな。脳内コンピュータ起動、マルチタスクシステム・アセンブルモード

 基本形態だけでも2つあるから構成考えないとな。  

 

「さて、授業を始める前に一つ、クラス対抗戦に出る代表者を決めないとな」

 

 わぁ、クソ面倒くさそうな雰囲気ですね。絶対男だからって推薦されるやつよなこれ。オルコット嬢推薦しとくか、あの人確かイギリスの代表候補生やってたよな。 

 

(ペイルライダー ISVer.の装甲は一般にあるのを利用して、装甲の配置も一般と同じにするとしようか。高機動戦闘で動き回りながらにしたいから脚部のスラスターの高出力化、バックパックのブースターを2門から6門へ変更と。ハードポイントは脚部横のスラスター×2と腰横の2つ、シェキナーセット用のアームの2つで6つか)

 

「クラス代表はまぁ、一般に言う学級委員だな。対抗戦だけではなく、生徒会の開く会議や委員会への出席といったのが主な仕事だな。因みにクラス対抗戦は入学時点での各クラスの実力推移を測るものだ。正直代表候補生以外はほぼ変わらないとは思うがな。あと決まったら一年はそのままなのでそのつもりでな」 

「んじゃ、俺はオルコット嬢を推薦します」

「ほう、その心は?」

 

 俺が面倒臭いからでしょう。違うか。

 怪訝な視線フルマックスとお目目キラキラな視線が一つと。

 

(デザインは、頭は顔正面の装甲をなくしてクリアバイザーだけ残す、胴は腹部装甲を無くして軽量化、肩・前腕・ふくろはぎに装甲を残しとくか。武装は・・・)

 

「いや、この中でちゃんとISに乗れるのってオルコット嬢だけなので。イギリスの貴族さんらしいので責任感もあるでしょうし、最適かと」

「ほう・・・推薦者はセシリア・オルコットだな。他にはいないか?自他推薦は問わないぞ」

 

 よし、こんだけ完璧な事言っとけば俺を推薦する奴なんて、

 

「はい、空野を推薦します」

 

 ホウキサァン⁉︎オンドゥルウラギッタンディスカァ⁉︎いたよ、しかも身内かよ‼︎しかも何でやりきった感満載のドヤ顔なんですかねぇ⁉︎働きたくなぁい‼︎

 

(手にアサルトライフル二丁がデフォルトにして、銃身の下に輪胴式グレネードランチャー装備っと。スカートアーマー右にヒートナイフ2と左に折り畳み式の弾倉交換用のサブアームと。バックパック下のハードポイント右にレールガン、左に18ミリ折り畳み式ランチャーと。膝下に3連ミサイルポッド追加っと。あ、あと左腕にハンドガン内臓しとこ)

 

「はいはい!私は神崎くんを推薦します!」

「え、俺⁉︎俺は・・・」

「邪魔だ座れ神崎。他には・・・誰もいないようだな。では、どう決めようか」 

 

 どうしようか。

 

(基本的に武装は量子化せずに弾薬を多めに持てるようにしたいから・・・こんなもんか。送信しとこ・・・あ、あと山田先生にISの戦闘の仕方教えてもらわねぇと)

 

「あ、じゃあ戦って決めるのはどうでしょうか?」

「なっ、貴方正気ですの⁉︎代表候補生のわたくしや束博士の騎士として戦っていた空野さんならまだしも、3月にIS適正が分かった貴方がわたくし達に勝てる可能性があるとでも⁉︎」

「そうだよ神崎くん。せめてハンデぐらい貰ったら?」

「いえ、大丈夫です。何なら俺がハンデを上げた方がいいと思いますけど?」

 

 えー?なぁんでこいつこんな自信満々ですのん?なんかあんのかコイツ

 あと分かった事が一つ、ある種コイツは大物だな。周りから失笑+白い目を全方位から喰らっても平気な顔してるのは少なくとも評価してやろう(謎の上から)なんか裏がありそうな雰囲気ですな。御曹子(笑)とあのコアに起こった謎の攻撃と何か関係あるのかねぇ。

 

「まぁ、取り敢えず一週間後の月曜、放課後第三アリーナで行うとしよう。空野、オルコット、神崎はそれぞれ準備をしておく様に。さて、授業を始めよう」 

 

ーーーーーーーーー

 放課後

 

「おー、来たか坊ちゃん!どうよ女だらけの学校生活は!」

「おっすおっさん共・・・あれ、1人かよ他のおっさんは?」

「おっさんは諦めたが、共ってなんだ共って・・・高岸たちは試作品の製作に熱が入ってるから、本体ごと遅れてくるぜ」

「そか。送ったヤツは見た?」

「おうよ!嬢ちゃんから早めに機体を借りててよかったぜ、しっかし坊ちゃんと嬢ちゃんも変な事を思いつくよなぁ」

 

 学園内に存在するISの整備及びある程度の装備開発を行う事のできる通称“整備室”にて。零と厳ついおっさんこと武田の会話である。

 彼らの前に展開されたホログラムディスプレイに表示されているのは、片方は先程零が製作していたISとしてのペイルライダーと改修されたEOSとしてのペイルライダーであった。

 

「まぁ、それを受け入れてこのEOSをこの仕様に出来るおっさん達も大概だよな」

「まぁな!取り敢えず、嬢ちゃんに指定された通りにフレーム化したISと接続出来る様にはしたけどよ、なんかメリットあんのか?ぶっちゃけよく分からんのだが」

「それはだな・・・」

 

 長くなるので簡単に説明すると、

 ISのメリット・・・空を飛べる・装甲、武装の量子化・装甲の自動修復・操縦者を守る安全機構

   デメリット・・・エネルギー関連(起動しているだけで消費・無くなれば全ての機能が停止する)・武装、弾薬の所持制限

 EOSのメリット・・・装甲が消えない・エネルギー制限が無い・基本何でも装備できる

   デメリット・・・武装、弾薬の積載量の制限・飛行できない・装甲が無くなれば守るものがない・装甲自体の輸送手段が必要

 代表的なものを挙げたが、まぁこの2つを組み合わせれば現行の物より強いんじゃね?と言う事である。

 それで学園に入学するにあたり、ISと複合の使い分けをできるようにした訳である。無論、EOS単体としての運用も可能だ。

 

「ってな訳だ。そういや本業はいいのか?」

「ん?まぁ、ちゃんと働いてるよ。それにお前は覚えてないがお前の親父さんに世話になったからな〜俺らの余計なお世話ってヤツだ」

「・・・ん、素直に感謝しとくよ」

「おう、それでいい。お、来たか」

 

 機械的な空気の抜ける音と共にペイルライダーを懸架したハンガーと3人のおっさんが入ってくる。 

 インテリ眼鏡っぽいのが高岸、筋肉の山みたいなのが柚木、そして社長の久保である。

 割と古くから存在するある会社の主要メンツだ。 

 

「お〜う、来たぜお前らー」

「おおう、酔ってる?ゆずっさんどうしたん、いつものクールキャラ辞めたん?」

「いんや、久しぶりに自分の作りたいもん作ってテンションぶっ壊れただけだよ。まあ、その内元に戻るだろうよ」

「あらら・・・んで、試作品ってのは?」

 

 ニヤっとした高岸が指し示したのは、中型の盾の下に6銃身式のガトリングガンが取り付けられた武装だ。 

 

「仮称シールドガトリングってな。見ての通り盾の下にアメリカ空軍の戦闘機なんかに使われてるAGU-8“アヴェンジャー”をダウンサイジングしたもんを積んでる。弾数やらスペックやらは仕様書を見といてくれ」

「まったワケの分からんモンを・・・このデカさなら盾裏に色々積めそうだな」

「だろ?浪漫が分かってねぇんだよ最近のIS乗りは。確か試運転は明日からだってな?不備は無いハズだが何かあったらすぐに言ってくれや」

「おう、助かる!飯食ってかねぇのか?」

「悪りぃな坊主、この後も予定があってな」

 

 実はこの会話の最中に柚木がペイルライダーの左腕にシールドガトリングの装着を終えていたりする。

 

ーーーーーーー

 その後

 

 零は職員室へと来ていた。

 

「失礼しまーす、山田先生いらっしゃいますか?」 

「はーい!あ、空野くん終わったんですね?」

「はい、無事に完了しました。通門証とペイルライダー・特殊武装のスペックデータです」

「はい・・・確認しました!明日の放課後の事なんですが、第二アリーナの一部を貸してくれるという子達がいるんですが・・・」

「あぁ、データを取らせろと?」

「いえ、少し戦わせて欲しいと・・・」

「う・・・まぁ、試運転も兼ねているのでお手柔らかにと伝えて下さい」

「わかりました!」

「ありがとうございます。では」

 

 職員室を出ると、そのまま寮へと向かう

 部屋のドアを開けると・・・

 

「ご飯にする?お風呂にする?それともわ・た・し?」

「あ“?」

 

 零の一日はまだ終わらないようだ。

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