ついでに出てくるキャラも増えた。
それではどうぞ。
炭治郎たちが乗り込んだ車は郊外を抜け、山の方に向かっていた、車の中には運転手の女性とドアを開けた男性、乗り込んだ炭治郎と木箱の中にいる禰豆子、ツバキとあと一人青年が乗っていた。
「・・・あの、ツバキさん、あの人は大丈夫なんですか?」
炭治郎は隣に座るツバキに声を掛ける、彼が言うあの人とは彼らの後ろに乗っている緑髪の青年の事である。
その青年は、はたから見ると眠っているように見えるが、炭治郎には彼が死んでいるように感じるようだ、炭治郎の感覚はある意味では間違ってはいない、実際その青年の”精神”はその肉体から離れているからだ。
「ああ、問題ないよ、私も仕組みはよく分からないけど・・・」
炭治郎の問いにツバキをが答えようとすると、突如青年の目が開いた、そしてツバキを確認すると声を掛けてきた。
「やあ、ツバキ、その様子だと無事保護することができたようだね。」
「ああ、フィリップ、君が”戻ってきた”という事はそちらの方も・・・」
「こちらもだ、といっても手掛かりになるような物は無かったけどね。」
炭治郎はツバキの言葉に違和感を覚えた、普通なら”起きたのか”や”目を覚ましたのか”と声を掛けるのならわかる。だが彼女は”戻ってきた”と声を掛けた、どういうことだろう。
炭治郎がそんなことを考えているとフィリップと呼ばれていた青年が声を掛けられた。
「君たちがツバキに保護された子たちかな?」
「は、はい!その俺の名前は竈門炭治郎です!!」
「ふむ、よろしく炭治郎、ぼくはフィリップ、探偵さ。」
炭治郎たちが自己紹介を済ますと車が停止した、どうやら目的地に着いたようだ。
炭治郎たちが車から降りるとそこには立派な洋館が聳えていた、ここがツバキが言う流れ者たちを保護する組織の本部のようだ。炭治郎たちが車から降りると同時に一台のバイクが車の横に止まった。
バイクには二人乗っており、片方は女性でもう一人はヘルメットを被っており顔は見えなかったが体格からして男性であろうことが伺えた。
フィリップはバイクの方に近づくと、
「やあ、翔太郎、思ったより早く着いたようだね。」
「ああ、後処理の方はエドたちに任せちまったし、後ろのお姫様が急かすからな。」
どうやら、バイクに乗っている男性はフィリップの知り合いのようだ。
「別に急かしてないわよ、まあ早く戻ったほうがいいって言ったけど・・・」
バイクを運転していた男性、翔太郎の後ろに乗っていた女性はそう言いながら、ツバキたちの方に近づいてきた。そして炭治郎の方を見ながら、
「ツバキさん、この人が保護した人?」
「ああ、そうだよ、アカリ」
ツバキの答えにアカリと呼ばれた女性はまじまじと炭治郎の方を見ていた。身長は170㎝ほど、腰まで伸びる紫かかった黒髪に切れ長の目、しかし顔立ちはまだ幼さを残しており、炭治郎はこの女性が先ほど会った少女、佐城マリナに似ていると感じていた。
「初めまして竈門炭治郎さん、私は佐城アカリ、よろしくね。」
「は、はい、こちらこそよろしくお願いします!・・・?」
炭治郎はある違和感を覚えた、自分はまだ名を名乗っていない、なのになぜこの女性は自分の名前を知っているのか、疑問に思っている矢先に
「アカリ、私も自己紹介しても構わないかな?」
どこからともなく声が聞こえた、アカリが腰に付けているバックからだ。アカリがバックのジッパーを開くとそこから小さなロボットが出てきた。そしてそのロボットがバックから飛び降りるとなんと180cmの大きさに巨大化したのだ。
「初めまして炭治郎君、私はタイタン、アカリと契約している”機械精霊”だ。」
「よ、よろしくお願いします!」
突然巨大化したタイタンに驚きながらも炭治郎は挨拶をした。すると今度はフィリップの隣にいた男性が話しかけてきた。
「よう、俺は左翔太郎だ、よろしく頼むぜ。」
「はい、よろしくお願いします!」
炭治郎がバイクに乗ってきた翔太郎とアカリとの自己紹介を終えると洋館の方から一羽の鴉が飛んできた。そしてアカリの肩に止まるとその身をアカリの顔に擦り寄せていた、炭治郎はその鴉がアカリに対して親愛の感情を抱いていること、嗅覚で感じ取っていた。
「ただいま、カンタロウ、相変わらず甘えん坊なんだから。」
アカリは肩に乗った鴉、カンタロウの頭部を撫でながら、洋館の扉に歩いていった。
そして扉のドアノブに手を置き、炭治郎の方に振り向き、声を掛けた。
「ようこそ私たちの組織、アルフヘイムへ。」
洋館の扉を開き、エントランスホールに入る炭治郎たち、すると上の方から複数の声が聞こえた、炭治郎が上を向くと
「あ、かえってきた!」
「アカリたち、かえってきた!」
「しょうたろう!!あそんで~~~!!」
猛スピードで”何か”が翔太郎の顔に接近した、翔太郎はそれを避けることができずに顔面に直撃する。
翔太郎が倒れると今度は別のが翔太郎の上に飛び乗った。
炭治郎はその光景を見て、目を丸くした。それは小さな妖精だ、12cmほど大きさの妖精たちが翔太郎に群がっている。ただし、その妖精たちの身体を構成しているのは機械だ。
「うぐっ、こいつら、また俺の上に乗ってきやがって・・・」
翔太郎が起き上がると、彼の頭の上で遊んでいた小さいのが降りて、翔太郎の服の裾を掴み、
「しょーたろ!フィリップあそんでくれない!エドもアルもかえってこない!!だからしょーたろ、あそぼ!!」
「あぁ!?んなこと言われてもな・・・まあいいか、ちょうどいいや、お前らに紹介したい奴がいるんだ。」
翔太郎の言葉に妖精たちは首を傾げた。
「紹介するぜ、俺たちが保護してきた竈門炭治郎だ。炭治郎、こいつらはタイタンたちと同じ機械妖精のフェアリーたちだ。数は多いわ、人の気も知らずに遊んでほしいと群がるが悪い子たちじゃないんだ。よろしくやってほしい。」
「はい、よろしくお願いします!」
炭治郎が挨拶をすると翔太郎の頭の上からぴょんっと飛び降り、炭治郎の前に着地した。そして右手を前に出し、自己紹介を始めた。
「ぼくは、フェアリールナだよ!よろしくね!」
「あたしは、フェアリーアリアよ、仲良くしてよね。」
「僕はフェアリーフィオよ、よろしくね!」
「私はフェアリーマリカよ、みんなよろしく!」
「え?あ、はい、こちらこそよろしくお願いします!」炭治郎が頭を下げると妖精たちもペコリとお辞儀した。
「やれやれ、相変わらずの愛されっぷりだね、翔太郎。」
「まあ悪い気分じゃねえけどよ・・・てか、おまえもこいつ等の遊び相手をしてやりゃいいのによ~・・・」
フィリップの手を借り立ち上がった翔太郎は、彼に対し愚痴を零すが、
「適材適所さ、ぼくじゃ体力的に付き合えないよ。」
フィリップはどこ吹く風といった感じであった。
ひと悶着あったが、とりあえずアカリの案内でツバキと共に2階の応接室に案内された炭治郎、因みに翔太郎とフィリップはフェアリーたちの遊び相手をしている(フィリップは相手をさせられているが)
「司令、竈門炭治郎さんをお連れいたしました。」
アカリが扉をノックし部屋の扉を開けた。するとそこには女性が一人立っていた。金色の髪を一つ結びにし、碧眼の瞳を持った美女、年齢は20代前半くらいだろうか。
彼女はアカリと顔を合わせると笑顔で出迎えた。
そしてアカリが部屋に入り、続いて炭治郎とツバキが入ると女性は炭治郎に話しかけてきた。
その声音はとても優しかった。
「初めまして竈門炭治郎さん、私がアルフヘイムの司令を務めているルティアと申します。」
「あ、はい!よろしくお願いします!」
ルティアと名乗った女性に挨拶をすると彼女から自己紹介を受けた。
「私には敬語を使わなくても大丈夫ですよ、あなたのことはアカリから聞きました。大変だったでしょう?」
「いえ、そんなことありません。それに俺はもう慣れていますから・・・」
「そうですか・・・でも無理はしないでくださいね。」
「ありがとうございます。」
「それでですね、炭治郎さん、私たちの組織ついて説明させてもらいます。」
そう言ってルティアに椅子に座るように勧められると炭治郎は腰かけた。右隣に禰豆子の入っている木箱を置き、左隣にツバキが腰かけた。
反対側の椅子にルティアとアカリが腰かけた。その後タイタンが炭治郎たちに紅茶を振舞うとルティア達の後ろに待機した。
そして彼女の口からアルフヘイムについての説明が始まった。
アルフヘイム、本来の任務はフェアリー達のような機械妖精や機械精霊達を人目に触れず、保護するのが目的だ。
そもそも、機械妖精達はこことは違う世界、アナロギアと呼ばれる異世界の生命体だ。
この世界の人間には存在しない魔導という力を使うことができ、機械の身体を持つ彼らは普通の人間よりも遥かに優れた身体能力を持っている。
しかし、10年前どういうわけか彼らはこの世界に迷い込んでしまっている。その理由は分かっていない。
「そもそも、このアスカ市近辺は神隠しの伝承があります。おそらくフェアリーたちがこちらの世界に来てしまったのはそのせいかもしれません。」
「なるほど・・・」
「ですが、それも1年前から変化しています、機械妖精達だけではなく今度は別世界の住人たちまで、この地に迷い込んでいるのです。」
「別の、住人?それは一体どんな人たちなんですか?」
「ふふ、貴方の隣に座っていますよ。」
「えっ!?まさかツバキさんが!?」
「私だけじゃないさ、フィリップや翔太郎も私とは別の世界の住人さ。」
ツバキの言葉に炭治郎は驚きの表情を浮かべるが、隣のツバキはどこか誇らしげな笑みを見せていた。
「・・・炭治郎さん、折り入ってお願いがあります。私たちアルフヘイムに力を貸してもらえませんでしょうか。」
ルティアは真剣な表情で炭治郎に語り掛ける。炭治郎は驚いた顔をし、ルティアを見つめる。
「ルティアさん、理由を教えてください。」
炭治郎の問いにルティアは語り始めた。
「アナロギアに住む機械妖精や機械精霊達は基本的に私たち人間には友好的ですが、時にこの世界に迷い込んだ影響か極度に好戦的になる子もいるのです。そういう時は最悪交戦しなくてなりません。昔は迷い込んでくる子も少なく、好戦的の子がいても私が対処していました。」
ルティアの話を聞き、炭治郎は納得した。確かに今まで出くわしてきた機械妖精や機械精霊たちはみんな友好的な態度を取っていた。だが、中には好戦的な性格のものもいるかもしれない。
それに炭治郎も鬼殺隊として戦いの場に身を置いてきた。
「状況が変わったのは、1年前です。迷い込んでくる子の数が急激に増え、ほとんどの子が好戦的になっていました。おまけにツバキさんや翔太郎さん達、別世界の住人もここに来てしまったことで、私たちは対応しきれなくなりました。私たちの力不足です・・・」
ルティアは表情に出さないようにしていたが、彼女の悲痛な感情を炭治郎の嗅覚は捉えていた。その後タイタンが語り始める。
「本来なら、戦闘要員を増やして対処することだが、生憎この世界の住人では私たちと”契約”できる者がいないのだ。」
タイタンの言葉に炭治郎は疑問を口にした。
「待ってください、貴方はアカリさんと契約しているんですよね。アカリさんはこの世界の人ですよね?それにそもそも契約って・・・」
炭治郎の疑問にタイタンは、
「まず”契約”について説明しよう。我ら機械妖精や機械精霊は契約を交わすことによって、我らの持つ魔導の力を契約した人間が行使する事ができる。アナロギアでは契約した人間の事を魔導技師と呼んでいた。」
タイタンは一息いれると説明を続ける。
「・・・アカリが我らと契約できるのは、ルティアの血縁者だからだ。」
その言葉に炭治郎は息を吞んだ、それはつまりルティアがこの世界の人間ではないという事だ。考えてみれば彼女は機械妖精や機械精霊についてかなり詳しく知っている、そこの世界の住人でなければ分からないことだ。だが新たな疑問が浮かび上がってきた。ルティアとアカリでは親子として年齢が近すぎるし、姉妹としてはあまり似ていない。
「私自身も50年ほど前にこの世界に流れ込んだ身ですが・・・」
ルティアの言葉に炭治郎はぎょっとした。今この人何といった?50年前?見た感じこの人は20代にしか見えないし、匂いからしてもこの人は人間なのは間違いない。炭治郎は混乱しながら叫んでしまった。
「ルティアさん!!貴方一体何歳なんですか!?」
「え、えっとですね、本来なら70過ぎのお婆ちゃんなんですけどね、あ、あはは・・・」
炭治郎の叫びに苦笑いしながら答えるルティア、そんな光景を見ながらツバキも苦笑いしタイタンは頭を抱える、アカリはそんな炭治郎に対し、
「炭治郎さん、愈史郎に女性に年齢を聞くのは失礼と言われなかったの?」
怒気を含んだ言葉を投げかけていた。
「す、すみません!!ってアカリさんがどうして愈史郎さんの事を!?」
「そうね、もうこの際、説明してあげるから少し待ってなさい。」
そう言ってアカリは立ち上がって部屋を出て行った。数分後、いくつかの本を持って彼女は戻ってきた。そして持ってきた本のうちの一冊を炭治郎に渡した。
「これは・・・鬼滅の刃?・・って、これって俺と禰豆子!?」
炭治郎が驚いたのも無理はない、アカリから渡された本の表紙には炭治郎と禰豆子の絵が描かれていたからのである。
「鬼滅の刃・・・全23巻で構成された漫画作品、鬼になってしまった妹・禰豆子を人間に戻すため、兄・炭治郎は鬼殺隊に入り、仲間たちと共に鬼の首魁・無惨を倒す物語。今、日本で大人気な作品よ。老若男女問わず、炭治郎さんを知らない人がいないくらいにね。」
「そ、そうなんですか?」
アカリの説明を聞きながら炭治郎は自分の漫画が売れていることに驚いた。アカリの説明ではこの世界において竈門炭治郎は漫画”鬼滅の刃”の主人公、現実には存在しないもの、つまり空想上の存在だという事だ。炭治郎にとっては信じられないことだが、所々で思い当たる節はある。この世界に来てから、街の人たちからは奇怪な目で見られていたし、最初に声を掛けてくれた女性からは炭治郎のこすぷれですかと言われてしまったり、ふと炭治郎は疑問に思ったことを口にした。
「アカリさん、俺、最初に声を掛けられた女の人に炭治郎のこすぷれですかって、聞かれたんですがこすぷれって何でしょうか?」
「端的に言って、物語の登場人物の格好してその人物になりきることかしら、炭治郎さん・・・まさかその人に自分は竈門炭治郎ですって答えたの?」
「はい、言いました。」
炭治郎の答えにアカリはため息をつきながら、こう伝えた。
「炭治郎さん、この世界では貴方は漫画の人物、現実には存在しない人なのよ。きっとその人には貴方は自分を竈門炭治郎だと思い込んでる危ない人に見えたんじゃない。」
「うーん、確かに言われてみれば・・・」
アカリの言葉に納得した炭治郎は、改めて自分の姿を眺めていた。
(・・・でも、俺はここにいるんだよなぁ・・・)
そう考えていると、ルティアが口を開いた。
「そう、炭治郎さんはこの世界においては空想上の存在、でも実際には貴方はここに存在しています、そして鬼たちも・・・」
ルティアの言葉に炭治郎はハッとした。この世界においては自分たちが戦っていた鬼たちも空想上の存在のはず、なのに実際に存在する?しかも出てこられないはずの日中に現れた、これはどういうことなのか?
「あの鬼たちも1年前から現れました、日中でも活動できるような装備も誰かが提供しているのでしょう。問題はその誰か分からない事、もしかしたら別世界どうしを繋ぐ技術を所持しているかもしれません。」
ルティアの言葉に炭治郎は耳を傾ける。
「アカリやタイタン、左さん達、今、後処理をしてくれているマリナやエドさんたちも鬼と戦う力はあります。ですがこの組織で鬼を殺せるのはツバキさんの持つ日輪刀だけです。炭治郎さん、今私たちが保護している精霊たちの中に別世界どうしを繋ぐ術を模索している子もいます。」
ルティアは一息いれ、炭治郎を見据える。
「炭治郎さん、その子が別世界どうしを繋ぐ術を確立するまででも構いません、私たちに力を貸してもらえませんでしょうか。」
ルティアはそう言うと、頭を深々と下げた、炭治郎は
「分かりました、俺に出来ることはします。それにみなさんにも助けてもらいましたし、恩返しさせてください。」
そう言って頭を下げると、ルティアも嬉しそうに微笑みながら炭治郎を見た。
「ありがとうございます!!あら、アカリ、カンタロウが来ているわ。きっとマリナたちも戻ってきたのね。」
応接室の窓の外で鴉のカンタロウが嘴で窓を叩いている。アカリが立ち上がり窓のところまで行き、窓を開けカンタロウを入れるとカンタロウはアカリの腕に乗り鳴き声を上げた。
「そう、ちゃんと帰ってきたのね、教えてくれてありがとう。」
アカリはカンタロウの言葉が分かるかのように呟くと炭治郎たちの方を振り向くと
「マリナ達、戻ってきたようです。」
「やっぱりね、そうだわ炭治郎さんの紹介も兼ねて食事会を開きましょう。」
ルティアの提案にタイタンは頷くと応接室を出て行った。厨房の方へ向かったのだろう。
「炭治郎さん、ほかの皆さんにも貴方を紹介したいので後で談話室に来てもらってもよろしいでしょうか。アカリに案内させますから。」
「はい、大丈夫ですよ。」
炭治郎はそう答えるとルティアも立ち上がり部屋から出て行った。その時、炭治郎はルティアの歩き方に不自然なところがあると気づいた。
「アカリさん、ルティアさんの足、怪我してるんですか?」
「いえ、司令・・・お祖母ちゃんは元から右足と左腕に麻痺があるの、それに50年間も年を取らないままなのも原因不明よ。」
「そうですか・・・って、え?お祖母ちゃん?ルティアさんがアカリさんのお祖母ちゃん!?」
「そうよ、普通驚くわよね、ツバキさんたちも最初は驚いてたし。」
そう言うとアカリはカンタロウを肩に乗せ、持ってきた本を持つと
「私はこの漫画を片付けてきますので、炭治郎さんはツバキさんと一緒にこの部屋で待っていてください。」
そう言いながら、部屋を出ていこうとする。ドアノブに手を掛けながら炭治郎の方を向き、
「炭治郎さんは私が自分より年上のように見ているみたいですけど・・・」
そしてドアを開き、部屋から出ると
「私、まだ14歳ですよ。」
そう言って、ドアを閉めた。
「・・・本当ですか?」
残された炭治郎は唖然としながら呟いた。
「本当だよ。」
その呟きにツバキは笑いながら答えるのであった。
この後も別世界の住人は増えていきます。増えるたびにタグも増える予定です。