メジロのステイヤー〜一人お気楽食べ歩記〜   作:時雨モリー

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今回のマックちゃんは札幌を離れどこかに向かうようです。二泊三日なら札幌で事足りるでしょ…。


メジロ旅行二日目~いざ寒冷の地へ~

おはようございます。現在の時刻は5時半ですわ。これから朝のランニングをして少し遠出をしますわよ。今日はスイーツ王国帯広へ向かおうと思っております。

では、私はシャワーを浴びてからランニングに向かいますわ。シャンプーやボディーソープも普段使っているものを持ってきましたの。

 

 

 

 

 さっぱりしましたわ。やはりいつものシャンプーでないとしっくりきませんわね。やはりメジロ家ご用達のこのシャンプーは素晴らしいですわね。

さてのんびりもしていられませんわ。着替えて走らなくては。1時間程走ると7時に終わる予定ですから、7時半の電車に頑張れば乗れますわね。昨日のうちに持ち物の準備は済ませてありますから、戻ったらシャワーを浴びて着替えてすぐ出発できますわ。

 

 

 

ふう、いい汗かきましたわ。シャワーを浴びて準備しましょう

 

忘れていましたわ、これがないと始まりませんわよね。

 

これも必要ですわ。

 

気づいたら15分ですわ。ウマ娘の脚力ならばギリギリですわね。ヒトならかなり難しいでしょうが。

 

 

非常事態発生ですわ。今札幌駅にいるのですが、出発まで3分しかありませんの。それなのに目当ての乗り場がわからなくって、どうすれば…

…ありましたわ、灯台下暗しですわね。もっと早く気付いてほしいものですわ。私にも困ったものですわね。

 …いえいえそうではなく、早く行かなくては。

 

 

 

 間一髪でしたわ。遅れたら次は6時間後ですもの。諦めざるを得ませんでしたわ。

安心したら眠くなってきましたわね…では、到着するまで少し休憩しますわ。おやすみなさい。

 

 

 

 …おはようございます……まだついてないようですわね?

時間は…9時を過ぎたくらいですわ?そんなに眠っていたのですわね。

 

…ここで焦らず到着時間を確認しますわ。

……10時ですわね。…私てっきり東京から埼玉までくらいかと思っておりましたわ。長くても40分程かとばかり…トレーナーさんに確認を怠ったのが失敗ですわね。北海道の広大さを見くびっていましたわ。朝食はあちらの方で食べようと思ってあえて食べてこなかったのですが、残り1時間この空腹に耐えなくてはなりませんの?

 

 いえ、前方から車内販売が来ましたわ。とてもありがたいですわ。

 ですが、見たことのあるシルエットですわね。どこかゴールドシップに似ているような気がしますわ。…いえそんなことはありませんわ。ここは北海道ですわよ?いくらゴールドシップでもいきなりここで車内販売をしていることは流石にあり得ませんわ。

 

 

「すいません、お弁当を…」

 

「へいおまち…ってマックちゃんか。」

 

 なぜよりにもよってゴールドシップが…2日前まで阪神レース場で焼きそばとタコ焼きのセットを1200円で販売していた気がするのですが。

 

「なぜあなたがここに?」

 

「いやー、なんか運命的なものを感じて津軽海峡まで行ったんだけどよ、烏賊を捕ってたら函館にいたんだよな」

 

「色々と突っ込みたいことはありますが…あとこれ札幌からの電車ですわよ…」

 

「こまけえことは気にすんなって、それよりいらんのか。腹、減ってるんだろ?」

 

「…頂きますわ」

 

「まいどありー!ゴルシちゃん特製いかの握り弁当と、いかめし。セットでお値段1200円!これでもたべて元気出せって」

 

「絶妙なお値段ですわね!」

 

 

一気に疲れましたわね…

一体あの行動力はどこから湧き出てくるのでしょう。親の顔でも祖父の顔でも見てみたいですわ。

 それでも、料理の腕は悪くないですわよね。さて、買ったお弁当を食べてみますわ。

 

 …このいかの握り、ネタが透き通っていますわね。鮮度がいい証拠ですわ。まるで先ほどとってきてすぐに捌いたようなそんな烏賊のような気がしますわ。……函館は烏賊が有名ですわ…。

 味も悪くありませんわね、シャリが大きすぎることもありませんし丁度いいサイズですわ。強いて言うなら、サビ抜きにして弁当箱の隅に添えておいてほしかったですわ。少し苦手ですから。

 

 いかめしも食べてみましょう。醬油ベースの煮汁で煮られて烏賊が光っていますわね。烏賊についている爪楊枝に注意しながら食べませんと。

 …まあまあですわね。ですが味付けは丁度よく、濃すぎず薄すぎず烏賊の旨味が生きていますわね。中に詰められているごはんはもち米ですわ。それに烏賊の旨味がしみこんでいて悪くないですわね。ですが、付け合わせと飲み物が欲しいですわね。いかめしの味が濃いので喉が渇いてきましたわ。

 ゴールドシップから飲み物を買えばよかったですわ…

 

 

 気づいたら到着まであと少しですわね。降りる準備…も特にありませんわね。鞄ひとつで来ているわけですし。

 

 

 

 さてつきましたわよ、スイーツ王国…札幌より寒くありません?凍え死にますわよ?

気温は…なんだか見るのが怖いですわ

 時刻は10時ですから、昼食にしては早すぎる感じですわね。となると残された選択肢は一つに絞られますわ。

 

 やはりスイーツ!そのために帯広に来たといっても過言ではありませんわ。

というわけで、タクシーを捕まえておすすめのスイーツショップに送って行ってもらいますわよ。外せないのはやはりケーキでしょうか…そういえばスイートポテトも美味しいと聞いたことがありますわ。そこも気になりますわね。でもアイスクリームは食べる気になりませんわね。トレーナーさんは冬でもアイスクリームを食べていましたので、北海道の方は冬でもアイスクリームを食べるのでしょうか。

 

 

 

 

 

さてやってきましたわ「キルツベリー」。ドライバーさんにスイートポテトの名店を聞いたところ、ここを紹介されましたわ。今回は数店舗ある中でも本店にお邪魔しますわよ。

少し自分でも調べたのですが、発送も行っているそうですのでインターネットでの注文も受け付けてくださるそうですわ。ライアンやドーベルにも是非食べてほしいですから、メジロ家への発送の手続きも行ってきますわ。

 

 なるほど、内装は椅子と丸机でケーキを食べられるケーキショップと言った感じでしょうか。買ってすぐに食べられるのはいいですわね。このケーキショップと言った雰囲気、私大好きなんです。

 

「ご注文をどうぞ」

 

「ではスイートポテトを1つおねがいしますわ。」

 

「大きさで値段が変わってくるのですが、どれになさいますか?」

 

「ではこの一番大きいものをお願いいたしますわ。」

 

「かしこまりました。」

 

「あと発送もお願いいたしますわ」

 

「幾つになさいますか?」

 

「そうですわね、4つお願い致しますわ」

 

「では届け先の住所と氏名をお願いします」

 

 

 

 4つはメジロ家へのお土産に、一つは私がここで食べていきますわよ。私が選んだスイートポテトは大きいサイズなのでおおよそ600gほどでしょうか。こんなに多くのスイートポテトを一度に食べることは滅多にないので楽しみですわ。

 

 さつまいもの皮が器代わりになっているのでさつまいもをスプーンですくいながら食べているような感覚になりそうですわね。

 

 では早速食べてみますわ。いただきます。

 

 間違いないですわ。このスイートポテト、過去最高に美味しいですわ!これはリピートせざるを得ませんわ!美味しすぎますの。

 まず薩摩芋の甘さがしっかり生きていますの。薩摩芋の甘さよりも砂糖の甘さが強く本来の甘さが損なわれているスイートポテトを私何回か食べたことがありますの。ですが、これは薩摩芋が本来持っている甘さを最大限まで活かしたうえで、足りない部分を砂糖で補っている、そのように感じますわ。そのため甘いのですがすっと入る甘さと言いますか、たくさん食べられますわね。紅茶があれば最高でしたわ。

 ちなみにトレーナーさんはアールグレイとダージリンが苦手ですわ。トレーナーさん曰く「温かいダージリンはなんとか飲めるけどこの二つは癖があると言うか、舌に残ってなんか飲みづらくてな。俺はキャンディが一番好きだ。すっと入る…気がする。」らしいですわよ。

 

 どうやら殆どの食材が十勝産の食材らしいですわ。であればこれに使われている砂糖も十勝産のものですわよね。これは何から作っているのでしたっけ。

 サトウダイコン。別名テンサイと呼ばれる糖分が多い丸い大根でしたわよね。食べてみると甘いのですわよ。普段の生活で食べることは殆ど、いえ全くないと思いますが、機会があれば食べてみてくださいませ。

 ちなみにサトウダイコンで作る砂糖とサトウキビで作る砂糖、いわゆる上白糖ですわね、それらは味が同じだということ知っています?なぜかというと糖分だけを取り出しているからそうですわ。どうやって行うのかは存じてないのですが、一つの豆知識ですわ。

 

 そんなことを考えながら頂いていたらなくなってしまいましたわ。ごちそうさまでした。

 

 あの後ショートケーキも食べましたが、ちょうどいい甘さでしたわ。くどくなく、すっと喉を通る甘さ、よかったですわね。

 

 移動時間を考えたらちょうどいい時間ですわね。11時を少し過ぎたあたりでしょうか。お昼にいたしましょう。

 帯広と言ったら何でしょう、豚丼や中華ちらし、畜産も確かやっていましたわよね。ソーセージやベーコンもありそうですわ。何がよろしいでしょうか…。

 

というか、先ほどスイートポテトを食べたばかりでは。特別お腹が空いているわけではありませんし、食べない、というのも一つの選択肢ですわね。

 

いえ、せっかく帯広市に来たのですわよ、食べないといけないものがありますわよね。

 

 勿論ジンギスカンですわ。トレーナーさんが非常にお勧めしていた場所である「ジンギスカン蝦夷」に向かいますわよ。焼き肉の臭いが心配になるかもしれないと思いバッグに消臭スプレーを入れておいたのは我ながら素晴らしい以外感想が出てきませんわ。

 

 ではタクシーに戻り、ジンギスカン蝦夷に向かいますわよ。

 余談ですが、帯広の観光はタクシー若しくはレンタカーがほぼ必須になりますわ。電車が帯広駅と柏林台駅 以外ありませんし、地下鉄というものはありませんわ。バスはありますが、殆どないそうです。ちなみに帯広のバス料金は札幌と比べたら割高ですわ。

 

 

 

 

 着きましたわ。なんだか趣のある建物ですわね。ヒグマの置物もとても迫力がありますわね。今にも動きそうな迫力を感じますわ。ここを出た後に行く予定の場所が近いですし、ちょうどよかったですわ。

 

 本来は宴会や家族で来るところらしく、おひとり様は少数らしいのですが、それでもいないことはないらしいので、少数になって美味しいお肉を食べますわよ。

 

 

 

 

 席に着きましたわ。おひとりでも小上がりに通されますのね。足が伸ばせるので嬉しいですわ。正座は長時間座るのに不向きですし、胡坐はメジロ家としてのプライドが許しませんわ。足を伸ばして座るくらいなら許容範囲内ですので今回はこれで行きますわ。

 それとこれは何ですの?真ん中が盛り上がっている鉄板のようなものは。これでお肉を焼きますの?……焼きづらそうですわね…。盛り上がってないところで焼くとなると非効率ですわよね。なるようになるでしょう、細かいことは気にしませんわ。

 

 ジンギスカンは大きく分けて2種類ありますの。「ラム」と「マトン」ですわね。

ラムは生後12か月未満の羊の肉、マトンはそれ以降の羊の肉のことを指しますわ。ラムは肉が柔らかくさっぱりとした味わいが、対してマトンはしっかりとした噛み応えがあり噛むほどうまみが増す牛肉にも負けず劣らずなお肉ですわ。羊特有の臭いが少なければ郷土料理などと言われることもなかったと思いますのよ。ですからその臭いを多少でも軽減するためにタレに漬け込んでおりますのよ。

 

 トレーナーさんのご実家ではタレに漬け込んだ状態で袋詰めされているものをスーパーやデパートで買ってきて、フライパンに玉ねぎ、ピーマン、キャベツなどに焼き色を付けてからお肉をタレごとフライパンに入れるそうですわ。タレも多いので焼肉というよりは羊肉の煮込みのようになるそうですわ。

 

 少し長引きましたわね。気を取り直して何を食べましょう。勿論マトンとラムはいただくとして、海鮮や野菜、漬物やウインナーもありますのね。私は飲めませんが、お酒も一通りありそうですわ。流石にジンやウォッカは置いておりませんが。いなきびごはんも置いておりますのね。白米より栄養もあり美味しいですわよ。

今回は、ラムとマトン1人前ずつの味付けはタレ、ウインナー4本セット、いなきびごはんの大、焼き野菜とサンチュ、飲み物は…烏龍茶で頼みますわよ。

 

 

 

 

 頼んだものが運ばれてきましたので早速食べようと思いますわ。

 そして私気づきましたわ。この卓上の鉄板の使い方が。恐らく盛り上がっているところでお肉を焼くのですわね。盛り上がってないフラットなところで野菜を焼くと、盛り上がっているところにあるお肉から出てきた水分やタレで下の野菜に火が通りやすくなるということですわね。なんだか理屈っぽいのでアルダンが好きそうですわ。

 

 フラットなところで野菜を焼いて、盛り上がっているところでお肉を焼く。これで大丈夫なはずですわ。…間違っていませんわよね。

 

 いい具合に焼けてきましたわ。では食べましょう。まずはラムからですわ。いただきます。

 …なるほど、確かに柔らかいですわね。ラムだからというところもあるのでしょうが、リンゴやたまねぎなどの酵素で柔らかくもしているのかもしれませんわね。ちなみに重曹でも似たようなことができますわよ。タレに漬け込んでいるので羊特有の臭いもあまり気にはならなくなっていますわね。そして意外と味が濃いのですわね。焼肉のたれに漬け込んだイメージで間違いないのですが、ご飯ものと飲み物ですわね、これらは必須になるかもしれませんわ。

 では次にマトン、行きますわよ。マトンはラムよりも噛み応えがあるのですわよね。

 

 …これもまたラムとは違っていいですわね。味や臭いなどの方向性は同じなのですが細かいところで違いますわね。

 

 ラムの後に食べていのでわかりやすいのですが、やはり明確に違いがありますわね。ラムは食べやすいですわ。後味がさっぱりしているのでくどくなく食べ進められますわ。対してマトンはお肉の主張がラムに比べると強いですわね。しっかりとした脂と肉質なので非常に満足感のあるお肉ですわ。サンチュで巻くと一層美味しいですわね。ごはんが進みますわ。

 

 では次は焼き野菜ですわ。あまり語ることもないと思いますが…焼き野菜なので…

 …焼き野菜ですわ。焼肉の時のように七輪からとってタレをつけて食べるわけではなくとってタレをつけずに食べられるのがいいところですわね。味がついているので冷たいタレに浸すことなく熱々の野菜が食べられるのは高評価ですわ。ですが少し問題がありますの。味に飽きが来てしまうことですわね。味変ができないのでそこだけ少し厳しいと私は感じますわね。

 

 そういうときのためにウインナーを頼んでおきましたの。それにしてもかなりボリューミーですわね。市販のウインナーというわけではなさそうですわ。コンビニで売っているフランクフルトくらいでしょうか、そのくらいの大きさのウインナーが4本、更にすべて違う味で尚且つ熱々で食べられるのは最高としか言いようがありませんわ。

 えーと…味が…ラム、玉ねぎ、行者ニンニク、チーズですわね。

 ニンニク…ケア用品を持ってきていませんわよ……あ、ありましたわ…入れた記憶がありませんのに。

 

 気を取り直して食べていきますわよ。まずは玉ねぎからですわね、いただきます。

 どことなく玉ねぎを感じますわね。ハンバーグをイメージしてもらったらわかりやすいと思うのですが。玉ねぎの感じ方は似ていますわ。味は全然違いますが。

 続いてチーズですわね。少しチーズの香りがするくらいで主張しているわけではなさそうですが。お味はどうなのでしょうか。いただきます。

 想像の2倍から3倍くらいチーズを感じますわね。チーズが苦手な方は食べられないかもしれませんわね。口の中にチーズの風味が広がって私は好きですわ。流石に混ぜ込んであるチーズの種類はわかりませんが。恐らく帯広産の三つ葉乳業のナチュラルチーズだとは思うのですが…

 では行者ニンニク、食べますわよ。ニンニクの匂いもかなり強いですわね。まさか昼間からニンニク製品を食べることになるとは思いませんでしたが。いただきます。

 流石行者ニンニクですわね。口に広がるニンニクが凄いですわ。ニンニクをそのまま食べているかのようなそんな錯覚をしてしまいそうですわ。ニンニク好きにお勧めしたい一品ですわね。ちなみにトレーナーさんは揚げニンニクが大好物だそうですわ。最近食べてないみたいですが。

 最後はラムですわね。先ほどラム肉は食べておりますし、大まかな味の予想はつきますわ。いただきます。

 …流石ですわね。タレに付けることの重要さが理解できましたわ。漬け込みは偉大ですわね。ラムの匂いと味がダイレクトに伝わりますわ。これは癖になりますわね。ただ苦手な方はとことん苦手なのも事実ですわ。これはリピーターが多いと思いますわ。私もリピーターになるかもしれませんもの。

 

 

 

 

 一通り食べ終わりましたわ。かなり満足できました。今度はトレーナーさんを連れてきたいですわね。トレーナーさんも好きみたいですし。

 

 

 

 

 さて、ブレスケアも服の消臭も済ませ今の私は完璧ですわ。さてここからそう遠くないレース場へ向かいますわよ。ばんえい十勝ですわ。

 

 ばんえい十勝は地方のレースに分類されますが、中央のレースとは違い鉄そりを引いて走りますわ。引くそりの重さは最低でも480キロ、ばんえい記念でのそりの重さは1000キロになるそうですわ。

直線は200メートル、短いことで有名な中山レース場の最終直線より少し短いくらいですわね。そのコースには山障害が二つ、砂障害が一つ設置されていますわ。今は冬なので砂障害はないようですが。ちなみにゴールの判断方法は引いているそりの後ろ端が通過するとゴールだそうですわ。中央とはかなり違うので注意したいですわね。

重賞レースは27レースでそれぞれ「BG1」「BG2」「BG3」と分かれていますわ。BG1にはダービー、オークス、天馬賞、帯広記念、ヒロインズカップ、ばんえい記念があるそうですわ。

 

 ウマ娘の体格の大きさも特徴的ですわよね。中央のウマ娘はおおよそ150センチから170センチの方が殆どなのに対し、こちらの方々は170センチほどだと小さく、180センチや190センチほどもあるそうですわ。…全員がヒシアケボノさんだと思えばよろしいかと…。

 

 

 そうこうしているうちに着きましたわ。大きく二つにエリアに分けられますわね。市場&イートイン、そしてレース場ですわ。イートインは今回スルーさせていただきますわ、ジンギスカンを食べたばかりですので。まずは市場から見ていきましょう。

十勝は豆が有名ですわ、特に小豆ですわね。タクシーの窓ガラス越しにたい焼き屋で十勝産小豆使用と書かれている看板を目にしましたの。看板に書くほどですから十勝産の餡は美味しいのでしょう。ここで餡が買えれば一番良いのですけど、場合によっては小豆を買ってそこから餡を作りますわ。

 

 

 

 

 餡は売ってなかったので小豆を買いましたわ。他にも落花生や大豆、豆類以外にも人参や玉ねぎなどの野菜類、米やジャガイモも売っていましたわ。トレーナーさんが本州のじゃがバターと北海道のじゃがバターは違うと仰っていたのでジャガイモも購入しましたわ。普通に男爵ですわね、蒸かしイモやポテトサラダ、コロッケなどに向いていますわ。ほくほくとした粉っぽい触感が特徴的ですわね。

さて、買い物も済ませましたし…レース場に向かいますわ。

 

 

 

 あら、人だかりができていますわね。一体何でしょう。

 あれは…ステージ?踊っているのは三人のウマ娘ですわね。耳としっぽがあります、間違いありませんわ。遠くからだとよくわかりませんが、恐らく制服でのステージですわね。トレセン学園の制服とは違い、赤基調の制服ですのね。トレセン学園の制服を赤くした感じですわ。

せっかくですので、もう少し近くで見てみましょう。

 

 少し近くに寄りすぎでしょうか。本当に目の前にウマ娘さんがいますわ。

 やはりおおきいですわね。ライアンを2回りほど大きくして筋肉を更に付けたような見た目をしていますわよ?

 あら、ウマ娘さんと目があいましたわ。

 

 「皆さーん、中央のウマ娘さんがあそびにやってきてくれましたー」

 

 ……はい…?

 

 「じゃあ、このウマ娘さんにも踊ってもらいましょう」

 

 ちょ…ちょっと待ってもらえません事?

 

 「よいしょっと」

 

 いえ持ち上げないでくださいません?

 

 

 

「では中央のウマ娘さん、お名前をお伺いしてもいいですか?」

 

仕方ありませんわ。ここは乗り切りますわよ。

「メジロマックイーンですわ。ですが、私がここで踊っても大丈夫ですの?」

 

 「はい、全然大丈夫ですよ。たまには別の刺激があってもいいでしょう!それでは早速ですが踊りましょう!みんなも合いの手よろしくねー!うまぴょい伝説!それではミュージックスタート!」

 

 

 

 

 結局私がセンターでやってしまいましたが、よかったのでしょうか…いつものステージではないので少し戸惑いましたが、ぶっつけでやったと考えれば上出来だと思いますわ。

 

 

 あら、先ほどのウマ娘さんですわ。最初にセンターで踊っていらっしゃったかたですわね。鹿色の穏やかそうな見た目をしていますわ。…筋肉が凄いですが。もうムッキムキ。

 

 「いやーありがとうございましたマックイーンさん。まさかマックイーンさんが帯広まで来るとは思ってませんでした。あ、サインもらえますか?」

 

「私こそありがとうございましたわ。私のことを知ってらっしゃったのですわね。今回はトレーナーさんに休養を伝えられたので旅行に来てますわ。ここはいいところですわね。ごはんが美味しくて、スイーツも美味しい、ただ…寒いのが難点ですが」

 

「あー…内地の方だとそうですよね。こっちは-20度とか当たり前なので。」

 

「-20度ですの?確かにこちらでは絶対あり得ない温度ですわ。北海道はどこもそうなんですの?」

 

「いえ、ここら辺のいわゆる道東は北海道でも比較的寒い部類に入ります。夏は涼しく、冬は寒い感じですね。雪は少なめです。対して札幌は夏が暑く冬がそうでもない感じです。そして雪が比較的多いですね。他にも雪の影響で電車が止まったり休校になったりします」

 

「こちらもこちらで大変そうですわね。」

 

 

 

 といった話を10分程しておりましたわ。それにしてもなぜあの方だけが私のことを中央のウマ娘だということを知っていたのでしょう。やはりメジロ家だからでしょうか。ということは、メジロの関係者ですの?私の記憶している限りだと北海道にいらっしゃる方はいないと思いますが…私が知らないだけでメジロって分家がございますの?

 

 …世の中には知らないほうがいいこともございますわ。気を取り直してレースを見ていきますわよ

 

 

 

 

 えーと、このレースでは…1番人気が4番、2番人気が5番、3番人気が7番ですわね。今更ですが、バ場に雪は積もってませんのね。ちなみにですが同時に出走するウマ娘は最大で10人となっておりますわ。

 

 ゲートが開いて、一斉にスタートしましたわ。じゃりじゃりという音がここまで聞こえてきますわ。ゲートを出て少しすると第一障害の山がありますわ。ここは殆どの方がするっと登り始めますのね。先頭はそのまま少し引いて少し休憩ですわね、少し遅れて登りきる方も出てきましたわ。

 かなり接戦かもしれませんわ。歩を止めているうちに他が追い付いてきましたわ。ここで動きまして第二障害へ向かいますわ第一障害を登り切ったところの直線で差が顕著に出始めましたわ。そしてやってきましたわ第二障害、ここで少し休憩して…一気に登り切りましたわ!ほか三人も少し遅れて登り切って最終直線ですわ!先頭の方粘って!後方の方は頑張って差して!二番手が追い上げてきましたわよ!このペースを維持できれば一着に行けそう…止まってしまいましたわ!今ですスパートを!まだ一バ身以上後ろですわ!このまま逃げ切ってゴールしましたわ!

 

 

 

 

 普段のレース、中央のレースとは違う駆け引きというものがあるのでしょうか。仕掛けどころは第二障害だとは思いますが…とにかく前に出たら勝てる、そんな印象を受けましたわ。逃げとまではいきませんが、先行策が一番得策のような気がしますわ。差しや追い込みの位置になると中々前に出ることができなさそうですの。

 

 

 

 

 さて今の時間は…もう18時ですの!?札幌行の電車ってまだありますわよね…なかったら大変ですわよ…

 

 良かったですわ。まだ2本残ってますわね。今すぐ駅に戻らなくては。

それにしても今日はいい一日でしたわ。スイートポテトとジンギスカンを食べ、ウマぴょい伝説を踊り、レースを見て、本当に充実した一日でしたわ。また是非来たいですわね。

 

 

 駅に着いたのはいいのですが、夕食のことを忘れてましたわ。どうすればいいでしょうか……そうですわ!駅弁を買えばいいのですわ!先ほど通ってきたところに駅弁売場があったはずですわ。急いで向かいますわ。

 

 弁当売り場にやってきましたわ。……豚丼…ですわね。ひとつお願いしますわ。…なるほど、ひもを引っ張ると温まるんですの?わかりましたわ。

 

 列車に乗ったことですし、先ほど紐を引っ張って温めておいた豚丼を食べていきますわよ。いただきます。

 

 豚肉に醤油ベースのあまいタレが絡まってとてもごはんが進みますわ。バラ肉だと少し脂が強いのでロースがいいかもしれませんわね。私ならここに火を通した玉ねぎをプラスしてタレに絡めて食べたいですわね。お肉ばかりだとどうしても飽きが来てしまいますから。

 

 豚丼の食レポが少ない気がしますがこのあたりでいったん仮眠をとりますわ。少し疲れましたの。それではおやすみなさい。

 

 

 

 

 目が覚めたらホテルの天井がありましたわ。外は明るいですし…おかしいですわね。一回も起きた記憶がございませんの。とりあえず起き上がりますわ。

 テーブルに何か紙がありますわね。何か書いてあるようですし、読んでみますわ。

 

 

 

 ………ゴールドシップでしたか…あの方まだあそこで車内販売していましたの?

…恐らく熟睡しているところの私を見つけここまで運んだのですわね。ありがたいですが…なんで私の泊まっているホテルの部屋番号まで知っているんですの?

 

 

「そして、後ろにいることは知っていますわよ、ゴールドシップ」

 

「ふふふ、流石だなマックイーン。私の祖父となる女。」

 

「いやなりませんわよ、どうやったらなれますの。」

 

「まあ、ここの場所はマックちゃんのトレーナーから聞いたんだけどよ。突然トレーナーからマックちゃん宛に着信あってとっちまったんだよ。」

 

「それで介抱してここまでつれてきたわけですわね。ありがとうございます。……ですが…なんで貴女まで私の部屋で寝ていますの!宿泊料金はらいましたの!?」

 

朝から気苦労が絶えませんわ…

 




一心同体のマックちゃんとトレーナーさんは毎日連絡を取っています。どけ!俺はメジロだぞ!
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