GODEATER2after呪怨の刀使い   作:紅 星鎖

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新キャラ登場!


十五話 簡単なソロ狩りだと思ったら大変なことになりました(下)

 

 

side斬騎

 

 

前回までのあらすじ

 

何か色々とヤバそうな集団が《女神様》とやらに『生け贄』を捧げるようですよ?

関わるとめんどくさそうなのでもう帰って良いでしょうか?

 

…………って『生け贄』?

 

いや、誰か止めろよ。

俺は周囲を見回してこの場にいる人間を再確認した。

教祖らしきじいさん、筋肉質なオッサン、更に縄で縛られてオッサンの肩に担がれているこれから『生け贄』にされるとおぼしき少女、そして俺。

………俺しか助けられそうな人がいない。

少女は嫌がる様に身を捩っており、その表情は遠くから見てもわかるぐらい恐怖にひきつっていた。

 

……助けよう。

 

自分が凄くお人好しなのはよくわかっている。

だが、あんな表情を見てしまったら、引くに引けない。

 

「教祖様、ところで《女神様》を討伐しに来るゴッドイーターの対処はどうするんスか?

一ヶ月前も屋敷が荒らされていた形跡がありましたし、もしかしたら今回のことも嗅ぎ付けられてるかも知れないッスよ?」

 

「なに、あの不届き者共では我等の《女神様》は倒せんよ。

今回は『生け贄』もいるしな」

 

「!んーんー!!」

 

「ちょっと、暴れないで下さい。

むしろ光栄に思うべきッスよ。

なんたって《女神様》による世界平和の礎になれるんスから」

 

男はニヤリと笑うと、そのまま少女を担ぎ直して教祖と共にどこかへ歩いていく。

俺は尾行を続け、彼らのスキを窺うことにした。

 

 

 

 

 

sideアルカナ

 

 

皆さんどうも初めまして。

元・占い師、現・フリーターのアルカナ・フォーテューンハートです。

早速ですが、大ピンチです。

簡潔に言うと

 

拉  致  ら  れ  た

 

「君を《女神様》の『生け贄』として捧げることで世界が平和になるのだ」

 

とか言われて。

いや、何故、わたし選んだし?

わたしはごく普通の一般人なのですよ!?

抵抗する間もなく、ぐるぐる巻きにされたわたしは屈強な男性に担がれてアラガミの現れる危険地帯に連れて行かれているみたいです。

わたしを担ぐ男と主犯と思われる老人の話し声が聞こえました。

 

「教祖様、ところで《女神様》を討伐しに来るゴッドイーターの対処はどうするんスか?

一ヶ月前も屋敷が荒らされていた形跡がありましたし、もしかしたら今回のことも嗅ぎ付けられてるかも知れないッスよ?」

 

「なに、あの不届き者共では我等の《女神様》は倒せんよ。

今回は『生け贄』もいるしな」

 

ゴッドイーター?

ということはやっぱりわたしこれからアラガミの餌に!?

 

「!!んーんー!(訳 誰かー助けてー!)」

 

「ちょっと、暴れないで下さい。

むしろ光栄に思うべきッスよ。

なんたって《女神様》による世界平和の礎になれるんスから」

 

光栄に思え?冗談じゃない!

わたしはこんなところで死ぬつもりはないのですよ。

わたしは必死で抵抗しました。

死にたくない一心で。

 

しかし、

 

「G地点に到着。

教祖様あれこそが……!?」

 

「おぉ、彼処におわすのが我等の《女神》

 

 

ヴィーナス様じゃああぁあ!!!」

 

深紅の髪を持つ美女の上半身。

ぶよぶよとした醜い獣の下半身。

 

あれが……

 

「おい、早く『生け贄』を捧げるのだ。

《女神様》は腹を空かせているはずだからな」

 

老人は男に指示する。

男はわたしをヴィーナスの方に歩かせようと乱暴に押した。

まだ、死にたくない。

もっと生きていたい。

この状況でわたしはまだ祈っていました。

こちらに気付いてゆっくりと近付いてくるヴィーナス。

 

「今こそ革命の時!

世界は《女神様》の御力で生まれ変わる!!」

 

 

 

 

お願い………誰か

 

 

 

 

 

 

 

助けて

 

 

 

 

 

 

「な、なんスか、あなたは!?グハッ!?」

 

「同志!

くっ、キサマ……ゴッドイーターか!」

 

 

「その通り。

俺はゴッドイーター、《呪怨の刀使い》 天霊 斬騎だ!!」

 

 

 

祈りが…届いた。

 




斬騎君のトラブル遭遇率が徐々に上がっています。
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