今回は
sideアルカナ
二日前の話を
すると、
「………………《呪怨の刀使い》の名前がまた広まってる。
しかもよりにもよって
超落ち込んでます。
どよーんとしたオーラが見えるくらいに。
「いずれ世界的に有名になるかもですね、《呪怨の刀使い》」
「やめてください。
しんでしまいます」
「斬騎様!?
顔が真っ青ですよ!
大丈夫ですか!?」
「放っときましょう。
いつものことです」
夢ちゃんがドアを開けて入ってきました。
「ああ、そう言えば兄さん。
部屋でまたおかしな物音が聞こえるようになりましたよ?
丁度義姉さんも居ますしお祓いしてもらったらどうですか?」
「ん?今、気のせいかイントネーションが違かったような?」
「気のせいですよ」
「そうか。
で、またアレが出たのか?」
「えぇ、主に兄さんの部屋が中心みたいです」
「え?何の話ですか?」
「「ポルターガイスト」」
え?
「義姉さん、信じられないでしょうが事実です。
兄さんの部屋では家具が宙に浮いたり誰もいないのに笑い声が聞こえることが多々あります」
「支部の自室でも最近物がいつの間にか移動してたり、部屋に戻ったら家具の配置が変わったりしてるな」
「…………………マジですか?」
「「マジ(だ)(です)」」
…………………なにそれこわい。
side斬騎
「それにしてもまたか……。
最近減った気がしてたんだけどな」
「ま、兄さんが一流ニート(笑)だった時が一番酷い時期でしたからあれと比べたら大したことはありませんけどね」
「いや、今のままでも十分異常ですよ!?」
「あの頃はヤバかったなー。
夜とか怪奇現象起こりまくってたし」
「私も巻き込まれて死ぬほど怖い目に会いましたからね。
アレは二度と会いたくないです」
そうだなー。
祟り殺されるとこだったなー。
いや割りと本気で。
だって首とか絞められたし。
「あ、義姉さん今日は泊まっていって下さい。
幸い空き部屋なら沢山ありますし。
それに面白いものも見られますよ」
「さっきの話を聞いた後で泊まりたいとは思えませんよ………」
「でも今ならまだ大丈夫だろ。
血塗れの手とか出てないし」
「何を基準にしてるんですか!?
そもそもそんなものが出てくる時点でかなり不味いと思いますよ!!」
「少なくともアレが出なければまだ安全だ。
アレは下手するとアラガミより危ないからな」
「アレって何ですかーーー!!?」
「「田中さん」」
「誰!?」
「多分この屋敷の前の持ち主。
どうしてだかわかるか?」
アルカナの顔が見る見る内に青くなっていく。
気付いたか。
「…………まさか」
「曰く付きだからだよ」
「こわっ!田中さんこわっ!」
「因みに田中さんはアラガミに襲われて非業の死を遂げたそうです」
「田中さーん!!」
「じゃあアルカナ、お祓い頼むな」
「嫌ですよ!」
斬騎君の家は豪邸ですが、超曰くつき物件です。
大体、週5で怪奇現象が起こります。