相変わらず拙い文章ですが、頑張ります。
side斬騎
今日初めての戦闘訓練を受け終えた俺は三つほど違和感があった。
まず、異様に脆いダミーアラガミ。
戦闘訓練にならないほどの脆さだったのだが、もしかしておかしいのは俺の方なのか……?
二つ目にスタミナの回復速度。
なかなか疲れが取れず長いことスタミナが切れた場所から動けなかったが、本来戦場でああなったら確実に殺られるだろう。
最後に三つ目、ガードだ。
ダミーアラガミがこちらに針のようなものを飛ばしてきた時とっさにガードしたのだが、何故か防いだ時の方が受けたダメージが多かった。
実際、不意を突かれて後ろから針を飛ばされた時はさほど痛くなかったのだが……。
それらことを疑問に思った俺は教官である綾佳さんに思い切って聞いてみた。
すると、彼女は真剣な顔をして、
「本当に知りたい?
それを聞いてどんなに後悔するとしても?」
と聞いてきた。
一応、戦場で命取りになりそうなことなので、是非とも聞いておきたい、と返す。
彼女はその答えを予想していたようで、後ほどラウンジで全て教えるね。と言ってその場は解散した。
side綾佳
さて、ラウンジに集まった私とリッカさんは少し遅れて現れた斬騎君にまず、彼の神機がどういうものかの説明を開始した。
私が斬騎君に今日感じていた違和感の正体が神機の呪いのようなものであることを伝えた時には、
「なにそれこわい」
と蒼白になっていた。
少し可哀想な気もしたが、真実をありのままに受け入れてもらうしかない。
リッカさんに補足説明を加えてもらいながら、さらに詳しく斬騎君に自分の神機の性能を伝えていった。
side斬騎
何故俺は昔からこうも運が悪いのだろうか………?
俺の神機"呪刀″は名前の通り呪われた性能であることが次々と明らかになっていく。
昔から朝に占い番組を見ている妹に
「兄さんの運勢は今日も変わらず最悪ですね。
というか兄さんの運勢が最悪以外だったところを見たことがありませんね。
もはやここまでくれば一種の才能なのでは?」
などと爽やかな朝をぶち壊す一言をよくもらっていたが、なるほど確かにここまでくれば才能だなと俺は自嘲した。
マイナス方面に特化した俺の神機に徐々に辟易としていたが、唯一幸運な点も存在していた。
それは切断攻撃力の異常なまでの高さ。
他に類を見ないほどの切断攻撃力はアラガミとの戦いの切り札となるだろうとのことだ。
まぁ、それを打ち消す勢いでバッドステータスに憑りつかれまくっているけど……。
しばらくして、一通りの説明を聞き終えた俺に綾佳さんが
「こんな神機だけどそれでもまだゴッドイーターとしてやっていく覚悟はある?」
と問われた。
実際のところ、戦闘となると各種バッドステータスが俺を全力で邪魔しにかかるだろう。
アラガミに殺される可能性だって低くない。
それどころかハンデがある分、その可能性は高いといっても良いほどだ。
だったら、さっさと新しい比較的安全な仕事を探した方がまだ賢い選択だろう。
だが、
「それでも俺はゴッドイーターとしてやっていきたいです。
割に合わない仕事かもしれないけど大切なものを守るという考えを体現するこの仕事は割と性に合ってますし。
それに、やっと見つけた働き口ですからそう簡単にやめるつもりはありませんよ」
俺はそう答えると小さく笑った。
その答えを聞いた綾佳さんは
「そっか、じゃあ困ったことがあったら私が力を貸すよ。
この仕事はチームワークが大事だからね」
と言って満足げに去っていった。
さてと、次は実地任務らしい。
気を引き締めていきますか!
知っている人もいると思いますが念のため
呪刀のバッドステータス一覧
《息切れ》⇒スタミナ切れからの回復速度ダウン。
《保身》⇒リンクエイド時、分け与える体力が、現在のHPの四分の一になる。
《ガード被ダメージ増加》⇒その名の通りガードした時のダメージ量アップ。