今回は師匠とギースさんの出会いです。
師匠のチートさが際立つぜ!
四ヶ月前
「これが神機兵か………。
思ってたほど大した強さじゃねーな」
目の前に神機兵
俺は神機兵のパイロットである紅い髪の少年(気絶させた)を肩に担ぐと、帰り支度を始めた。
そもそもの事の発端はフェンリルの技術者が俺を拉致って神機兵のテストパイロットに仕立てようとしたのが原因だった。
どこから聞きつけたのか知らねーが、俺の強さを聞いた技術者はどうしても俺を神機兵のテストパイロットにしたかったらしい。
最初は穏便に済ませようと金と身の安全の保証をエサに俺をスカウトしてきた。
その時の俺の対応はこうだ。
「金はいらねーし、自分の身の安全くらい自分でどうにかする。
だからテストパイロットなんつーめんどくせー仕事はお断りだ。
他を当たれ」
うむ、今考えてもこれ以上ないってくらい完璧な対応だ。
だが、あの技術者たちは俺の対応が気に食わなかったのだろう。
実力行使に走った。
無論、返り討ちだ。
いくら束になって掛かってきたところで俺の敵じゃねーし。
そうして日夜、隙あらば俺を拉致しようとする連中にイラついてきた俺は技術者たちの研究所を三ケ月かけてようやく突き止め、ぶっ潰した。
銃を持った兵士を薙ぎ倒して研究所を突き進み、世間に公表できないような研究の資料を根こそぎかっさらった。
んで、秘密を知った俺を抹殺するために神機兵を襲わせてきた。
俺は鎧通しの要領で中のパイロットを気絶させ、引きずり出した後、神機兵をバラしてやった。
そして今に至る。
技術者たちはこの神機兵を囮に逃げたらしい。
『この研究所は三分以内に爆発します。
速やかに非難して下さい。
繰り返します。
この研究所は……』
チッ!コイツごと俺を亡き者にする気か。
俺は少年を担ぎ直すと、出口への最短ルートを
要するに壁を壊して道を作った。
対アラガミ障壁だとかそんなこと関係ねー。
等しく蹴破る。
「昔の人も言ってたな。
道は自分の手で一から作るもんだって、な!」
ズドン!
俺は偉大な先人の教えに従って道を作った。
「ひゃっはー、ガンガン行こうぜー!」
ズドン!
ズドン!
ズドン!
ズドン!
「お、外に出たな」
俺はそのまま全力疾走で研究所から脱出した。
後ろから凄まじい爆発音と熱波が来た。
どうやら三分経ったらしい。
ま、普通に逃げ切ったけど。
俺は少年を担いだまま隠れ家の一つに向かうことにした。
「………う…ん?
ここ…は………?」
「おぉ、気が付いたか」
翌日、俺が連れてきた少年が目を覚ました。
「お前、名前は?」
「ギース……ギース・クリムゾン」
「そうか、俺はカルメラ・ゼクシアスだ。
よろしく、ギース」
「あ、ああ、よろしく」
未だ状況が理解できずに目を白黒させている少年ーーギースに昨日のことを一から説明してやった。
「な!あの施設を破壊した!?」
「おう、単身で乗り込んで壊滅させた。
ま、研究資料の重要な部分は既に廃棄か別の場所に移動済みみたいだったがな」
「そんなバカな……」
「む、バカとは何だ、バカとは。
現に出来たんだぜ。
ほら」
俺は備え付けのテレビをつけてニュースを見せた。
そこには昨日の爆発騒ぎが取り上げられていた。
相当な威力のダイナマイトだったらしく研究資料などは粉微塵に消し飛んだみたいだ。
「………………」
「ん?どうした、鳩が豆鉄砲食らったよーな顔して?
先に言っとくが夢じゃねーぞ」
俺は現実逃避を始めたギースに釘を指すと一旦落ち着くために飯を作り始めた。
二時間後
俺が作った飯をがっつきながら食べ終わったギースは自分の身の上話を話し始めた。
禁忌種専門の特殊部隊《アーサソール》のこと。
親友の死と共に自分たちが利用されていたことを知って恋人と一緒にフェンリルから逃亡し、隠れて生活していたこと。
その途中で自分に打つためのP53偏食因子がなくなってフェンリルの移動要塞に頼ったこと。
そして、偶然見つけた貼り紙に書いてあった神機兵の試験搭乗に志願し、
全てを話し終えたギースに俺は訊いた。
「で?お前はどうすんだ?
いや、どうしたいんだ?」
「マリーを探します。
俺の記憶が確かなら彼女は《
《
確か八雲のジイさんがいたトコか。
めんどくせーな。
だが、
「わかった。
じゃあその《彼女探し》、俺も手伝ってやる」
「え?」
どーせ暇だしな。
と、いうわけでマルグリットさんを探すようです。
話の内容がサッパリわかんねーよ!という方は文庫版GODEATER『禁忌を破る者』と、漫画版『2nd break 』を確認して下さい。