※捏造です。
狂歌Side
俺は、雄英でのテストを終えた後、家に帰ったが……あの2人は居なかった。また仕事か。
いつも通り、飯作って、1人で食べて、1人で風呂入って、1人で寝ることにしたけれども、嫌な夢を見た……。
『やっぱり、バーサークスさんとクインテットさんの息子さんはすごいな!』
『彼なら間違いなくプロヒーローになれるよ!』
『何せバーサークスさん達の息子だもんな!』
止めろ……。うるせぇ……。下手なおべっか使いやがって……。
『お前ならプロになれる。俺たちの子なんだからな。』
『頑張るのよ、烈。』
お前らに何が分かる……。大して見てもいないくせに……。
「はぁ……。水でも飲むか。」
中々寝付けなかった俺は、ベッドから起きると喉を潤すことにした……。
親が両親共にプロヒーローで、その為か幼い頃から期待されていた。初めはそれが何処か誇らしかったし、頑張ろうって気になれたが……勉強や運動など、どんな事をやってもあの2人の子供だから、プロの息子だからと色眼鏡で見られて来て、真っ当な評価なんて得られずに育ってきた。
それが何だか悔しくて、腹立たしくて、無性に苛ついた。
だから俺は、その為に子供の頃から努力を重ねてきた。
勉強も夜遅くまでやって、運動も手や足が壊れるまでやって、個性の訓練も気絶するまでやって、他にも必要な事は血ヘドを吐くまでやった。それを見ていた中学の連中は俺を気味悪がったが、どうでも良かった。
親には最初、自分達の卒業校である士傑を勧められた。けれど、俺はあの2人の……“バーサークス”と“クインテット”の子供としてではなく、1人の“狂歌 烈”として認めて貰うために、死に者狂いで勉強して親に内緒で雄英を受ける事にした。
初めは担任から“推薦”という形で入らないかと勧められたが、俺は推薦ではなく、一般で受けることを選んだ。
当日に試験を受けに行き、会場であるC会場で仮想敵を倒していき、さらに他の連中がビビって逃げていた0Pを倒したが、家に帰った俺を待っていたのは怒っていた親父だった。
『烈!!何故雄英を受けた!!?士傑を受けろと言っただろ!!?』
『どこ行こうが俺の自由だろ。それに、あんた達が欲しいのは周りからの評価だろ?』
『~~っ!!烈!!?』
俺は親父の顔を見るのが嫌になって、その日は風呂に入って休むことにしたが、それから1週間後に雄英から書類が来ており、中を開けてみると小さな端末が入って、そこから出た映像に出たのは、抹消ヒーロー“イレイザーヘッド”であり、内容は首席合格であった。
そして、俺は届けられた制服に袖を通すと、2人にいってきます、とだけ言ったが2人は何も言わなかったので、そのまま雄英に向かい、クラスである1ーAに行くことにした。
そしてそこで待っていたのは個性的な面子だった。
『お!お前もこのクラスか!?俺は切島ってんだ!よろしくな。』
『……狂歌だ。』
俺はそれだけ言うと、他の連中を無視して自分の席について小説を読むことにしたが、その後に騒がしい爆竹頭と真面目眼鏡の男子が口論していたので、軽くため息を吐いて言った。
『ヤるなら余所でヤれ。キィーキィー、ぎゃんぎゃんと喧しい。』
『んだとゴラァ!!!モブが俺様に意見すんじゃねぇ!!!』
『あまり騒ぐな。近所迷惑だ、導火線の短い爆竹頭。』
『~~っ!!このっ!!』
『何してる。喧しいぞ。』
爆竹頭が何かしようとした時、イレイザーヘッドが現れて、それを見て爆竹頭は舌打ちして席に行ったが、そこでイレイザーヘッドは体操着に着替えて“個性把握テスト”を行うと行ってきた。
そこで爆竹頭が何を勘違いしたのか、俺が首席だの、俺がトップだの、と言って勝手にボールを投げた後で恥をかいたのを見て、鼻で小さく笑った後にそいつよりも高い点数を個性の“約一割の力”を使って叩き出した。
それを見た爆竹頭は俺に噛み付いてきたが、同じように個性を使って軽く伸したが、もさもさ頭の奴が気に入らない事を言った。
『もしかして、狂歌くんって狂戦士ヒーロー“バーサークス”の息子さん……?』
その言葉に周囲はどよめいて口々に勝手なことを言ってきた。
『狂戦士ヒーロー“バーサークス”!!?あの対ヴィランとの戦闘でエンデヴァーを抑えて2位に上がったっていう!?』
『凄っ!マジで!?スゲェじゃん!!』
『まさかプロヒーローの、しかもあの“バーサークス”の御子息だったとは……!』
ここでも同じだった。どいつもこいつもプロの息子って目で見てきた。それがとてつもなく気持ち悪く、不愉快で腹立たしくて、苛立った。
『……止めろ!』
俺は嫌になってその場を離れて、気持ち悪くて、散々吐いた。
どいつもこいつもプロの息子が珍しいのかよ。本当にむかつく……。
体調が悪くなっても、一応何か言おうと戻ろうとした時、もさもさ頭の奴……確か緑谷だったか。そいつが指を泣くのを堪えているのを見て、個性の関係かと思い、そこで少しだけだが奴に対しての評価が良くなった。
その後、俺はクラスの連中がクラスの面々で集まると言ったのを無視して帰ったが、そこで意外な奴に会った……エンデヴァーの息子、轟 焦凍だった。
『お前、轟だったか。帰るのか?』
『お前は……狂歌だったな。お前もか?』
『やる事あるからな。』
それだけ言うと、俺は家に帰ったが……あいつの目は、何処か俺に似てるように見えた。
エンデヴァー……。確か親父に抜かれて3位に落ちたって聞いたが、奴はどうやらそんな事は気にしてなかったらしい。
ま、俺にも関係無いし。
「んぐ……。んぐ……。ぷはぁ!!ま、俺には関係無い。俺は、俺だ。」
それだけ言うと俺はすぐに眠りにつくのであった……。
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