第十八話 いざ、訓練!
1年A組が敵集団に襲撃された翌日。
その日、舞夏はトレーニングルームで1人の“個性”の訓練をしていたが、訓練はあまり捗っていなかった。
「……。」
「マイマイちゃ〜〜ん!」むぎゅっ!!
後ろから舞夏に抱き付き、胸部を抱きしめるねじれ。
その様子は幼子のようだが、舞夏は呆れた様子で返す。
「……なんですか?ねじれ先輩。あと、セクハラは止めてくんない?」
「え〜〜。だってマイマイちゃん、ふかふかのフワフワで大好きなんだもん♪
それで、マイマイちゃんは何を悩んでたの?」
「あ〜……実は個性のことでちょっと。
自分の個性が何なのか分からなくて、どうにも訓練が捗らないんですよ。」
舞夏はそう言うシャワーを浴びるためにトレーニングルームを出て、シャワーを浴びて着替えながら、ねじれに話した。
両親と違う個性に目覚めた事が、舞夏にとっては不安の種であり、何よりそれがどういうのか分からないのが、恐ろしかったらしいと。
話を聞いたねじれは、足を振りながら悩んでいた。
「なるほど〜。つまり、マイマイちゃんは自分の個性が分からなくて困ってたんだ。」
「まぁ、そんなところ、かな。」
「ねぇ、マイマイちゃん。話を聞いてもらって良い?」
ねじれは舞夏に自身の事を話した。
ねじれはかつて、中学時代から好奇心旺盛な性格だったが、自身の活力をエネルギーにして衝撃波を放つ“波動”と呼ばれるモノで、“強個性”と呼ばれるモノを持っていることで、周りから嫉妬され、さらに誰彼構わず上記の質問攻めをしており、本人に悪気が無くても、クラスメートからは「デリカシーのない嫌な奴」と顰蹙を買い、嫌われた事を。
「その時にね、私は人が嫌いになったんだけど、甲矢や雄英のクラスメート達のおかげで立ち直れたんだ。
だから、何かあればクラスメートか、家族、それか私に相談してね!」
「先輩……ありがとうございます。」
舞夏はねじれの温かな声に頷くと、ねじれも年相応の可愛らしい笑みを浮かべて返す。
その後、トレーニングルームで別れて教室に帰った舞夏は、クラスに着くと
「良いかオメェら!!!!!!今回の体育祭、俺らB組で優勝すんぞ!!!!!!」
鉄哲が暑苦しく叫んでおり、舞夏は状況が分からず困惑していると、一佳に声をかけた。
「一佳、何かあったの?」
「あ、舞夏おかえり。もう大丈夫なの?」
「うん、まぁね……それで、何かあったの?」
「実は、何かA組の爆豪って子が言った事で鉄哲がやる気になってねぇ。」
「バ勝己……何してんだが。けどまぁ、それならちょうど良いかな。」
「ちょうどって?」
「あのさ、一佳。そのさ、あたしの個性がモノに出来るようにみんなの意見とか力を借りたいんだ。勝手なお願いかもしれないけど、お願い!力を貸して!!」
「「「「……。」」」」
舞夏の言葉と頭を下げた事に、B組全員が言葉を失うが……鉄哲がまだも叫んだ。
「緑谷〜!!!水クセェじゃぁねぇか!!!クラスメートなんだから力くらい貸すぜ!!!!!」
「て、鉄哲?」
「そうだよ。そんな頼み込まなくても、友達なんだからそれくらいするって。」
「そうそう♪堅っ苦しいって!」
「うん。みんなでやろう。」
「ん。」
「イエス!!ワタシ達もガンバリマス!!」
「マイマイちゃん、一緒にやろう。」
「確かに。緑谷さんの個性が何かは分からないが……もしかしたら、それでA組をぎゃふんと言わせられるかもしれないし……僕も協力するよ。」
「俺もやるぜ!!!!!」
「なら、俺等もやるか。」
「「おう!!」」
「賛成ですぞ!」
「うん!」
「みんな、ありがとう。」
B組全員が協力すると言ってくれた事に驚きながらも、それ以上に嬉しかった舞夏は頭を下げて礼を言う。
その様子を影で見ていたブラドキングは感激して涙を流していた……。
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マイアのお相手
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A組男子
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A組女子
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B組男子
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B組女子
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ビッグスリー
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ヴィラン連合
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士傑高校