女傭兵のヒーローアカデミア!!   作:ボルボロックス

25 / 38
闖入者と対話する舞夏。


第二十話 狂う生徒

「俺が、焦ってる(・・・・)……?ずいぶんと変わった事を言うじゃねぇか。」

 

 

「あぁ、その、出久があんたの親の事を話してから雰囲気が刺々しい、ていうか……違和感があったから。」

 

 

「……弟はヒーローオタク、姉貴は変わり者か。ずいぶんな姉弟だな?つうか、お前らあんまり似てないな?」

 

 

「よく言われるよ。そんで聞きたいんだけど、あんたの親……バーサークスとかいうのはどんなヒーローなわけ?」

 

 

 舞夏の尋ねた言葉に烈は頭を掻くと、ため息を吐きながらも答える。

 

 

「狂戦士ヒーロー“バーサークス”、サイエンスヒーロー“クインテット”……戦闘センス抜群で荒々しく戦う“バーサークス”と豊富な知識でサイバー犯罪を行う敵を捕らえる“クインテット”。

 バーサークス(親父)はエンデヴァーを抑えてNo.2、クインテット(おふくろ)は警察に出入りできるほどの腕前……その息子がどんな目で見られるか分かるか?」

 

 

「?どんな目って、憧れられるんじゃないの?」

 

 

「“色眼鏡”だよ……。どいつもこいつもまともに見ようともしない。何かする度にあの2人の子だからだって……俺はあいつらの付属品かよって何回も思った。」

 

 

「……。」

 

 

「だから俺は強くなるんだ。もうあの2人の子だからとか、色眼鏡なんて使わせない。俺は……俺だって証明してやるんだ。まぁあんたには関係無いか。」

 

 

「まぁ、確かに関係はないね。でも、あんたの両親はあんたに何か押し付けたの?」

 

 

「……何が言いたい?」

 

 

「いや、何と言うかそう言うのを話したのかなって……。あんたがすごい努力をしたってのはなんとなく分かる。」

 

 

「あっそ。そんだけ分かってくれれば良い。ま、無個性のアンタには関係ないだろうがな。邪魔したな、体育祭で当たったら、そん時に会おうぜ?」

 

 

 烈はそれだけ言うと帰っていき、その立ち去る姿を見ていた舞夏は、何処か淋しげな背中をただ見つめていたのであった……。

 

 

◆◆◆

 

 

烈Side

 

 

「狂歌か。」

 

 

「イレイザーヘッドですか。こんにちわ。」

 

 

「学園では名前で呼べ。体育祭の練習か。」

 

 

 トレーニングルームを出た辺りで、イレイザーヘッド……相澤先生と鉢合わせて頭を下げる中、相澤先生は何やらこちらを見ている。

 

 

「……何ですか?」

 

 

「お前の事は大概知ってる。そのおかげであの狂獣がエンデヴァーをぶっ飛ばした事件もな。」

 

 

「あれは俺関係ないでしょうが。」

 

 

「まぁそうなんだが、少しは周りを頼ったりするのも大切だぞ。」

 

 

「周り?色眼鏡でしか見てこない連中をどうやって……?悪いんですけど、俺は俺なんで。失礼します。」

 

 

 俺はイレイザーヘッドに一礼すると、家に帰る。

 

 

 俺は必ず優勝する……。 

マイアのお相手

  • A組男子
  • A組女子
  • B組男子
  • B組女子
  • ビッグスリー
  • オリキャラ
  • ヴィラン連合
  • 士傑高校
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。