今回はラウンド1。
次回、ラウンド2です。
トーナメント第1試合、創造の個性を持つ八百万を倒した舞夏。その様子を見ていたプロヒーロー達は驚いていた。
「物を作る子を倒した相手の子。中々の手際だったな。」
「動きのセンス良かったな。それに加えてスタイルも良いし、事務所のモデルとしてもイケそうだ。」
「惜しむらくは個性が無いって事だな。」
「けど、あの身体能力と戦闘センスは凄いぞ!?あの子は欲しいなぁ!」
「1年B組の緑谷 舞夏、これは意外な奴が現れたな。」
「A組の轟、狂歌、爆豪を追い抜いた緑谷 出久とは姉弟……しかし、弟の方が個性に目覚めた事には驚いた。」
「けれども姉の方も、それに埋もれる事無く類稀な身体能力、格闘センスで目立っている。これはプレゼンのしがいがあるぞ。」
経営科の生徒やプロヒーロー達がざわついている中、舞夏はリューキュウやねじれの待つステージ裏に下がる。
すると、ねじれが舞夏に抱き着き、胸に顔を埋める。
「舞夏ちゃん、凄いよ!相手の女の子を気絶させちゃうなんて!私見惚れちゃったよ!」
「良い動きだったわ。すぐにでも働ける程に洗練されていた。」
「ありがとうございます。こう見えて喧嘩とかしてたし、身体も鍛えてたんです。弟を守る為に。まぁ他に筋トレがしたかったってのもありますけど。」
「そういえば緑谷さん。貴女、本当に無個性なの?ブラドから聞いた話だと個性みたいな力が発現したって。」
「それなんですけど。リカバリーガールが調べても個性が確認出来なかったらしいんです。」
舞夏の発現した個性らしき力は、ブラドキングを通じて、即座にリカバリーガールが舞夏に付き添い、彼女を精密検査し、個性を調べたが個性は確認出来なかった。
どんなに精密な検査をしても、舞夏の発現した個性は確認出来なかったが、舞夏の中に何かしらの変化が現れているのは確かである。
「緑谷さん、焦ることは無いわ。個性が有ろうと無かろうと、緑谷さんは緑谷さんなのだから。」
「ありがとうございます。リューキュウさん。ん?」
「緑谷姉。それにプロヒーローのリューキュウまで。何か話し中だったか?」
「狂歌。あ、そうか。次はあんたの番か。」
「あぁ、そうだ。……緑谷、予告しておく。お前の対戦相手は俺だ。あのニトロダダ漏れ野郎じゃない、この俺だ。次の試合、俺はお前に勝って優勝する。」
それだけ言うと狂歌はフィールドへと向かい、舞夏とねじれは不思議そうに彼を見ていると、リューキュウが舞夏に尋ねた。
「緑谷さん、彼は?」
「えっと、バーサークスってヒーローの息子らしいです。ちょっと荒れてるけど、努力家って感じですね。」
「バーサークスさんの。そう、彼が……。」
「リューキュウ、あの子知ってるの?」
「ちょっとね……。(体育祭が終わったら少し話してみようかしら。)」
◆◆◆
舞夏の試合の後、すぐに次の試合が始まった。
『さぁさぁ!次の試合行くぜ〜!どんな試合を見せてくれんだ〜!?
ヒーロー科の中でもそのセンスは折り紙付き!努力の鬼!ヒーロー科、狂歌 烈!!』
「ふんっ。」
『
「誰がヤバい奴だゴラぁぁぁぁぁぁ!!」
名前の紹介が終わると、狂歌と爆豪は互いに睨み合う。
「やっとテメェをぶっ殺せるぜ!!テメェには遠慮はしなくて良いだろうからな!!」
「お前ほんとヴィランみたいだな。親が哀れだわ。」
「あ"ぁ!!?舐め腐ってんじゃねぇぞ!!!テメェをぶっ倒して、俺は優勝すんだよぉ!!」
「そうか。やれるもんならやってみろ。」
「〜〜〜っ!!!?」
明らかに自分を見ていない狂歌の態度に、沸点マックスの爆豪。しかし狂歌は本当に爆豪を見てはいない。
その視線に爆豪の怒りはさらに上昇していくのだった。
『レディィィィィィィイ!!!START!!』
「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
「ふんっ!」
だぁぁぁぁぁんっ!!
『え?は?な、なにぃぃぃぃぃ!?!?』
その試合は一撃で終わってしまった。
爆発を使い、狂歌に突き進んでいく爆豪。その個性を見て、ヒーロー達は驚いた。
しかし、それに対しての狂歌は流れるような動きで足を上げ、まるで竹刀を勢いよく振り下ろす様に足を爆豪の脳天に叩きつけて沈めた。
その一撃はフィールドに亀裂が入り、割れるほどの一撃であり、爆豪は動く事無く倒れ伏しており、会場はシンッ……と静まり返った。
「ミッドナイト先生、審判。」
「え、あ!しょ、勝負あり!!狂歌 烈くんの勝ち!!」
『一撃ぃぃぃぃぃ!!何が有ったのか分からねぇほどに鮮やかな踵落としが、爆豪を沈めてしまったーーーーーー!!!』
『狂歌の奴、手加減無しで爆豪を落としやがったな。思い切りが良すぎる。』
あまりの強さにプロヒーロー達、そして雄英生達は“狂歌 烈”という生徒に慄いた……。
◆◆◆
狂歌Side
「(次で緑谷、か。)」
爆豪を倒した俺は次の試合に向けて、控え室で休んでいた。
爆豪はギリギリの所で生きてるが、目覚めるのには時間が掛かるだろうな。
まぁ、俺には関係ない。
「勝つんだ。勝たなきゃならないんだ……。俺はやらないといけないんだ。」
躓くわけにはならない……俺は、俺は……。
「俺は超えないとならない……。それで俺は……。」
◆◆◆
『さぁ、驚く事はあったが第3試合行くぜぇぇぇ!!
姉が凄ければ弟も凄いっ!!ヒーロー科、緑谷 出久!!』
「緊張してきたぁ……!」
『
「やってやる……!!」
舞夏を通じて友人となった出久と人使は互いに向かい、好戦的な笑みを浮かべて見合う。
「出久くん!頑張れ〜〜!」
「緑谷頑張れ〜〜!」
「心操負けんな〜〜!」
「ヒーロー科に一泡吹かせてやれぇ!!」
ヒーロー科、普通科から歓声が沸き起こり、プロヒーロー達からも多くの視線が向けられており、出久、人使は緊張しながらも互いにやる気であった。
その中で出久を入場口から隠れて見ていたオールマイト(トゥルーフォーム)は、出久の背を見て頷く。
「出久、負けねぇぞ俺は。」
「僕もだよ、心操くん!」
2人は握手を交わすと開始位置につき、ミッドナイトが2人を交互に見る。
『レディィィィィィィィィイ!!START!!!』
「「はあぁぁぁぁぁぁっ!!」」
出久と人使が互いに駆け出し、掴み合い、互いに相手を倒そうとする。
先に動いたのは、人使だった。
「(ここだ!!)っらぁ!」
「っ!!」
人使は出久を背負い投げ飛ばして、フィールドから出そうとするが、出久は踏ん張るとギリギリの所で耐え、自身の個性であるワン・フォー・オールを発動させる。
「行くよ、心操くん!(ワン・フォー・オール、10%!!!)」
出久の身体に赤い閃光が走ったかと思えば、身体が光り出し、凄まじい速度で人使に突っ込んでいく。
「ぐっ!!?っらあぁぁぁ!!」
出久の体当たりを防いだ人使は、彼を受け止めたまま倒れないように踏ん張る。そして、体勢を崩すために転ばそうとする。
しかし、逆に人使を転ばせると寝技に持っていこうとする。
「「負ける、かぁぁぁ!!」」
出久と人使は友人となってから交流が多くなり、その中で互いの個性についても話した。その中で出久は人使に自分の過去を話していた。
昔の自分が無個性であった事、とあるヒーロー(オールマイト)から認めてもらい、修行をつけてもらった事、その中で個性を得た事を話した。
その中で人使は出久に何かがあった事を察したが、彼は出久という人を見て、深くは聞かなかった。
出久も人使の個性“洗脳”についても憧れを口にし、その可能性を感じ、アドバイスや意見を交わしながら、偶に舞夏とも出かけたりもした。
その中で体育祭に向けて、心操は体育祭の際にA組に宣戦布告をしに行き、舞夏はその中で個人的に舞夏と組手をして鍛えていた。
「心操くん、強くなってるね!個性も使わずになんて!」
「こっちはその分本気だよ!」
人使が出久を抑えようとした時、出久はそれを察知して、逆に抑え込むとそのまま人使を投げ飛ばす。
「くっ!!負けるかぁ!?」
「SMASH!!!」
「ぐっ!!がはっ!!?」
「心操くん場外!!緑谷くんの勝ち!!」
『ここで勝敗が決したぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!激しい闘いを制したのは、ヒーロー科A組の緑谷 出久だぁぁぁぁぁ!!』
「「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお っ!!!」」」」」」」
「心操くん。」
「サンキュ、出久。……頑張れよ。」
「うん!!」
「青いわ〜〜!」
互いに握手を交わすと、フィストバンプをして互いを讃えるのであった……。
しかし、続く第4試合、轟対瀬呂の試合では轟の放った特大の氷結により、瀬呂は動くことが出来ずに敗北してしまった。
「「「「「「ど、どんま〜〜〜い!」」」」」」
プロヒーロー達から瀬呂に向けられたのは、どんまいコールであったが、その時の轟の様子はどこか寂しげであった……。
コメント待ってます。
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