女傭兵のヒーローアカデミア!!   作:ボルボロックス

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もっとやっていきます。


第二十六話 ガチンコバトル!ラウンド2!

『さぁさぁ!続けていくぜ第5試合!!

 

女だがその拳はナメるなぁぁぁ!ヒーロー科、拳藤 一佳!!』

 

 

「っし!やるか!」

 

 

(バーサス)!!ふわっとまるっとしてるが、気持ちは負けねぇ!ヒーロー科、麗日お茶子!!』

 

 

「すぅ……はぁ……。」

 

 

『互いに緊張しながらも、やる気に満ちた目をしている!!これはどんな勝負が見られるのか楽しみだぜ!!』

 

 

 気合を入れて、柔軟をする一佳と深呼吸をするお茶子。2人ともやる気に満ちている。

 

 

「麗日さん、本気で行くからね。」

 

 

「ウチも、負けない!」

 

 

『レディィィィィィィィィィィィィイ!START!!!』

 

 

「行くよ、はぁ!!」

 

 

 先に動いた一佳は拳を巨大化させ、セメントのフィールドを砕くと、その欠片を弾丸のようにしてお茶子に放っていく。

 

 

 お茶子はその攻撃を躱しながらも、何とか攻め入れる隙を探していたが、今は避けるのが精一杯であった。

 

 

「(これじゃ、近づけない……!)」

 

 

 麗日 お茶子の個性は“無重力(ゼログラビティ)”、指先の肉球で触れたものを無重力に出来るが、大砲並みの速さで飛んでくる石の玉を触れずにいなかった。

 

 

 それに対して拳藤 一佳の個性は“大拳(たいけん)”、拳を大きくして、凄まじいパワーを生むというもので、その大拳の威力で放たれる石の玉を防ぐのは難しい。

 

 

「一佳!負けるなぁ!」

 

 

「Fight!Fight!一佳!」

 

 

「拳藤、ぶちかませぇぇ!」

 

 

「お茶子ちゃん、頑張って!」

 

 

「麗日さん……!」

 

 

 一佳の攻めにお茶子は、身体を軽くさせて跳ねて避けながら一佳を捕まえようと、前に出て手を伸ばしていた。

 

 

 一佳の戦法は舞夏との訓練の中で、思い立った戦法であり、拳の力が増大する個性ならばその分投げたりするのも強いんじゃないかと、舞夏に言われた一佳は投げる訓練を重ね、さらに地頭の良さからどうすれば攻めきれるのかも考えた。

 

 

 しかし、お茶子も体育祭で上位に行くことを目指しており、互いに負けられない意地があった。

 

 

 そして……。

 

 

「(ここだ……!)はぁぁぁぁぁ!!」

 

 

「うわっ!?え!?しまった!」

 

 

「捕まえた!」

 

 

 石の玉によって動けなくなったお茶子に一佳は、即座に駆け寄ると、ガシッとお茶子の身体を捕まえた。お茶子は必死に藻掻くも大拳の力の前には脱出は不可能であった。

 

 

「えい!」

 

 

「あう。ま、負けてもうた。」

 

 

「麗日さん場外!拳藤さんの勝ち!」

 

 

「「「「「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」」」」」」」」」

 

 

『ここで決着ぅぅぅぅぅぅ!!勝負を制したのは、拳藤一佳ぁぁぁ!!』

 

 

「負けてもうた……悔しいなぁ。」

 

 

 悔し涙を堪えながら、お茶子はステージ裏に戻っていくと、そこには出久と同じクラスの蛙吹 梅雨がいた。

 

 

「麗日さん、大丈夫?」

 

 

「お茶子ちゃん、頑張ったわ。」

 

 

「梅雨ちゃん、出久くんありがとう。でも、やっぱり悔しいよ……。」

 

 

 お茶子の泣く姿に出久と梅雨は支えるしか出来なかった。

 

 

 続く第6試合、フィールドを修復してから開始された発明対飯田の試合は発明の開発したサポートアイテムを装備した飯田を素材に、発明はサポート会社へのアピールに使い、その後、発明は自分からギブアップした。

 

 

「もう、思い残すことはありません!!!!」

 

 

「嫌いだぁぁぁぁ君ーーーーーーー!?」

 

 

 納得いかずという感じであったが、飯田は次へと駒を進めた。

 

 

 その次、第7試合。スティールの個性と硬化の個性という似た者同士である、鉄哲対切島の試合は意外にも鉄哲が優勢であった。

 

 

「うらあぁぁぁぁぁぁっ!!」がぁぁぁんっ!!

 

 

「ぐっ!!?この野郎!!」がぁぁぁぁんっ!!

 

 

 鉄哲と切島、2人とも身体が頑丈な個性であり、殴り合いに特化した個性である。

 

 

 互いに同じ様な個性であり、気力で負けたほうが終わりだと思われたが、勝負は鉄哲が優位に進めていた。

 

 

 さらに舞夏達と共に特訓した中で、自分の弱点の1つである金属疲労に気づき、そこを補うように強度を高めていった。

 

 

「俺は、負けねぇ!!!っらあぁぁぁぁぁぁっ!!!」がぁぁぁんっ!!!

 

 

「ぐっ!!?(すげぇ熱さだ!?こんなに熱いのか!?)」

 

 

「うおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」がぁぁぁぁぁぁぁんっ!!

 

 

「ぐはぁぁぁっ!!?」 

 

 

 鉄哲のアッパーが切島を殴り飛ばし、勝利をもぎ取った。

 

 

『熱苦しい個性ダダ被り対決を制したのは、ヒーロー科B組、鉄哲 徹鐵だぁぁぁぁぁっ!!!』

 

 

「切島!!良い闘いだったぜ!!」

 

 

「鉄哲……!!おう!!」

 

 

「きゃは〜♡青いわ〜♡」

 

 

 鉄哲と切島は固い握手を交わすのであった……。

 

 

◆◆◆

 

 

『瞬殺!!!あえて二度言うぜ!!瞬・殺で勝負は決まったぁぁぁぁぁぁぁっ!!』

 

 

 第8試合、塩崎対上鳴の試合。

 

 

 それは一瞬で終わってしまった。

 

 

 上鳴が130万ボルトの電撃で塩崎を倒そうと放電したが、塩崎の個性は“ツル”。植物と同じツルの壁に阻まれた上に、ツルに拘束された上鳴はそのまま敗退してしまったのだった。

 

 

 ちなみにその際に上鳴は「うぇい……。」となってしまい、ギャグっぽい顔になってしまった。

 

 

『いやぁ、マジで面白ぇ!今年の1年最高!!』

 

 

『山田笑いすぎだ。』

 

 

『本名止めてくれ!!……ごほんっ!さぁ続いて第9試合!!地味っぽい顔だがどんな活躍をするんだ!?ヒーロー科!!回原 旋!!』

 

 

「地味っぽいって……。」

 

 

(バーサス)!!騎馬戦ではその力を発揮してみせた新星の1人!!普通科!!鷹野 弾!!』

 

 

「ははっ。緊張してしまうな。」

 

 

「普通科なんだってな?悪いが手加減はしないぜ?」

 

 

「お手柔らかに頼む。」

 

 

 懇切丁寧に一礼する鷹野に回原は首を傾げるも、警戒し構えを取る。

 

 

『んじゃ行くぜ!!レディィィィィィィィィィィィィイ!!START!!!』

 

 

「はぁ!」

 

 

 回原の体当たりが鷹野に迫るが、鷹野は自分のフィールドである空へと舞い上がる。

 

 

「くっ!!?くそ、飛ぶのかよ!!」

 

 

「飛んではいけないというルールは無いだろ。さぁ、今度はこっちから行くぞ!」

 

 

 鷹野は空から回原に迫っていき、回原が近づいて来ようとすれば、空に上昇する。それはまるで空から獲物を襲う鷹が如く翻弄していく。

 

 

「くっ!!このっ!」

 

 

「さぁ、これで終わりにするぞ。」

 

 

 鷹野は空に急上昇すると、太陽と姿を被らせて回原の視界を潰すとフィールドを低空飛行で舞い、全速力の体当たりで回原を外に弾き出した。

 

 

「がはっ!?ま、マジかよ……。」

 

 

「回原くん場外!!鷹野くんの勝ち!!」

 

 

「「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」」」」」」

 

 

 鷹野は一礼すると、回原に手を貸して立ち上がらせると、ステージ裏へと下がっていった。

 

 

 そして、最後の試合が始まる。

 

 

『さぁ、いよいよ第10試合!不敵な笑みは実力を隠し感じなのどうなの!?ヒーロー科!!死煙 霊蘇!!』

 

 

「さぁて、軽~く行きますかね。」

 

 

(バーサス)!!その角から何か出るの!?ねぇどうなの?!ヒーロー科、芦戸 三奈!!』

 

 

「にっしっしっしっ!あたしだって負けないもんねぇ!」

 

 

『さぁ!どうなる第10試合!!レディィィィィィィィィイ!START!!』

 

 

「んじゃあ早速……ふぅ〜〜〜!」

 

 

「およ?なにこれ?煙?でも、どんな個性かは分かんないけど、あたしだって!」

 

 

 芦戸は霊蘇に向かって弱酸性の酸を放ち、霊蘇が避けるのを見て動こうとした。

 

 

 しかし、霊蘇はその酸を受けると、靄のように消えた。

 

 

「え!?あれ!?うそ、どこ!?」

 

 

「「「「「「はははははっ!さぁ、私を捕まえてご覧よ!」」」」」」

 

 

「「「「「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!?」」」」」

 

 

 ステージを見ていたヒーローも生徒達も驚いた。

 

 

 霊蘇が煙を吹いてから、モクモクも拡がった煙1つ1つが霊蘇へと変わり、芦戸を取り囲むように包囲していた。

 

 

 その数、およそ20体。

 

 

「な、なにこれ〜〜!?こんなのあり!?」

 

 

「「「「「ありだよ。あり。さぁ、私を捕まえてご覧よ~。」」」」」

 

 

「うが〜〜〜〜!!負けるか〜〜〜!!」

 

 

 芦戸はやたらめったら霊蘇に突っ込んでいくが、消えては戻って、消えては戻ってを繰り返していく霊蘇に疲労困憊になっていく。

 

 

「はぁ……はぁ……。もう無理〜〜。参った〜〜。」

 

 

「芦戸さん、ギブアップ!死煙さんの勝ち!!」

 

 

「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」」」」」

 

 

『トリッキーな戦法で勝利をもぎ取った!!1年B組、死煙 霊蘇!!こいつはなかなかやりづらいぜぇ!』

 

 

『煙をうまく使った戦法が厄介だな。だがあぁいうタイプは伸びる。』

 

 

『イレイザーも語るねぇ!んじゃあここでトーナメント表を見てみるぞ!』

 

 

・トーナメント表

 

①緑谷(舞)―――|

 

×

 

②狂歌―――|

 

―――――――――――

 

③緑谷(出)―――|

 

×

 

④轟―――|

 

―――――――――――

 

⑤拳藤―――|

 

×

 

⑥飯田―――|

 

―――――――――――

 

⑦鉄哲―――|

 

×

 

⑧塩崎―――|

 

――――――――――――

 

⑨鷹野―――|

 

×

 

⑩紫煙―――|

 

 

 新たにトーナメント表が変わり、ヒーロー達がざわつく中、プレゼントマイクが進行する。

 

 

『おぉっと!?これはビックリ仰天だ!この当たり方になったので、どうするかは後に発表するぜ〜!』

 

 

「(これは、また面倒い事になりそう。)」

 

 

 舞夏はステージ裏から見て、そう呟くのであった……。




ご意見など待ってます。

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