緑谷姉弟を見出だしたNo.1ヒーロー“オールマイト”。
彼が緑谷姉弟を見た時の最初の印象は、“しっかり者の姉”と“ヒーローオタクの弟”、というものであり、何よりも2人の事をさらに知ったのは、その“しっかり者の姉”である舞夏からであった。
2人は共に無個性であり、弟である出久はよく虐められていたが姉の舞夏は、そんな相手を逆に泣かせるくらい喧嘩が強く、勉強はそこそこらしいが体育や家庭科などは成績上位であり、さらに見た目も良いことから、モデルに誘われる事もあったらしい。
しかし、オールマイトは2人が雄英の試験に合格するのか、はたまた落ちてしまうのかは……正直言えば“落ちる”と思っていた。如何に訓練を重ね、弟が自身の個性である“ワン・フォー・オール”を引き継いだと言っても、未だ未完成。
何よりも舞夏は“無個性”……。だから落ちることも仕方無いかもしれない、と。
しかし!!!そんな、便所のネズミの糞にも匹敵する下らない考えは、舞夏の動きを見て一気に吹き飛んだのであった!!!!
『はあぁぁぁぁぁっ!!!』
ドゴオオオオオオオッ!!!
『よし、次!!』
「(なっ!!?え、ええええええっ!!?)」
画面越しに舞夏を見ていた驚くオールマイト。彼女は今、なんと“素手”で仮想敵を殴り、蹴り砕いて進んでいた!!しかも、彼女は然り気無くだが怪我をしている者達を物陰に避難させていた。
『怪我してるから、ここにいな。』
そんな彼女の動きを、姿を見て、オールマイトは
「(あれは、お師匠!!!?)」
それはまだオールマイトがまだヒーローなる前、まだ名もない学生だった頃……ある人物に弟子入りしたのだが、これはまだ語らないでおくとしよう……。
「(あれは、あの姿はまるでお師匠そのものだ!!戦闘スタイルや性別が似ていたから何てものじゃない!!彼女はお師匠と同じだ!!?)」
『はあぁぁぁぁぁっ!!!』
そんな中で周囲を見ながら得点を重ねていく舞夏に、オールマイトはただ見入るだけであった……。
◆◆◆
その頃、舞夏は自身の入った会場にて着実にポイントを稼いでいた。
「(ふぅ……。かなり壊したなぁ。確かえっと……やば、数えるの忘れてたわ。けどまぁ、それ相応に稼げたでしょ。)」
「中々凄い暴れっぷりだねぇ?私には出来ない戦闘で見入ったよ。」
「死煙「名前で良いよ、霊蘇ね。」それじゃあ霊蘇。あんたポイントは良いの?」
「まぁね。相応に稼がせてもらったしね。時間もあと少しで終わるっぽいし、のんびりやるさ。」
「暢気だねあんた。」
すると、その時であった……。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!
「な、何だ……!あれ!!?」
大きな地響きと共に街を破壊しながら現れたのは、巨大な仮想敵……。それも、要項に記されていた“4番目”の巨大な仮想敵であった。
『それはいわば“お邪魔虫”!!会場を所狭しと暴れている“ギミック”よ!!』
「いや、これは明らかにデカすぎない?」
「これは……流石に、ね。」
「「「「うわあああああああああああっ!!!!?」」」」
0ポイントの仮想敵が現れたのを見て、他の受験生達は我先にと逃げ出し始めており、それを見た霊蘇は笑みを浮かべていた。
「あ~らら。ヒーローを志す者達が無様な事で……。何というか、滑稽だね?」
「霊蘇、怖くないわけ?」
「まぁね?私はこういうピンチだろうとヒーローは太々しく笑う者だと思うからさ。少なくとも私はね。」
「それはまた……ん?」
舞夏が視線を移すと、そこには大きなキノコのような髪をした少女が足を押さえており、助けを求めていたが、誰も彼女に目もくれなかった。
それを見た舞夏は霊蘇に指示を出す。
「霊蘇、あんたの個性で足止めできる?」
「多少なら出来るけど、それが?」
「ここは協力しない?帰りにマックでハンバーガー奢るよ。」
「ほう?良いよ、乗った。それならシェイクも着けてくれると嬉しいねぇ。」
「強請り過ぎでしょ?」
「時にはそう言った理由の協力もありさ。」
そう言うと霊蘇は口から煙を吐くと、その煙は鳥の群れへと姿を変えていき、0ポイントへと向かっていく。
☆☆☆
死煙 霊蘇!
個性:スモークゴースト
煙やガスを生物の形にして操ったり、色を変えたり、身体を煙に、煙を肉体に変化させたり、煙に含まれる成分を変える事ができるぞ!!
但し強風には若干弱いぜ!!
☆☆☆
霊蘇が煙を鳥の群れへと変えて、0ポイントを押さえてる間に舞夏は即座にキノコ頭の少女がを助け出す。
そして、0ポイントが怯んだその瞬間に、舞夏は拳に最大の力を込めて、0ポイントを……。
「はあぁぁぁぁぁっ!!!」
ドゴオオオオオオオッ!!!
殴り飛ばした。
「「「「ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええっ!!?」」」」
逃げ惑い、泣きべそをかいていた受験生達……。しかし、彼らは舞夏の放ったその一撃を見て驚愕して、叫び声をあげた。
その中で舞夏はキノコ頭の少女に歩み寄る。
「大丈夫?」
「あ、ありがとうノコ!助かったノコ!」
「どういたしまして。立てる?」
「少し痛いけど大丈夫ノコ!あ!私、小森希乃子ノコ♪」
「そう。あたしは緑谷 舞夏。まぁでも無事なら良かったよ。」
その時……。
ビーーーーーッ!!!!
『終~~了~~!!』
プレゼントマイクの放送で試験が終わったのを知らされた舞夏達は、その後、妙齢ヒーローであり雄英の看護教師でもある“リカバリーガール”からお菓子をもらって怪我をしていた生徒達は治癒されたのであった……。
◆◆◆
「姉さ~~ん!」
「あ、出久。どうだった?って!あんた、どうしたのその傷!?」
試験が終わり、雄英の校門にて舞夏は誰かを待っていた。
「え!?あ、あははっ!?その、無理しちゃって……つい。」
「もうあんたは本当……。このあと知り合った子とハンバーガー食べに行くけど、来れる?」
「え!?う、うん!」
舞夏の言葉に出久が頷く。
するとしばらくして、そこに棒つきキャンディーを咥えた霊蘇が現れた。
「やっほ~。お待たせ~……ん?キミは、マリモくん?」
「マリモ!?あ、あの!僕、緑谷 出久って言います……。」
「ふ~ん?あれ?もしかして、2人って姉弟?」
「まぁね。んじゃ、マックでハンバーガー食べに行くか。」
「「うん!/だね。」」
3人はハンバーガーを食べに行き、その日の午後はゆっくり過ごしたのであった……。
◆◆◆
一方その頃。試験を終えた雄英高校の職員室。そこでは教職員となった“ヒーロー”達による受験生の結果が出ていた。
「総合の結果が出ました。」
1人の教師が試験結果を映像で出すと、それぞれの評価が記されていた。
「いやぁ、今回は豊作だったなぁ!!しかも、1位と2位は3位の奴を断トツで突き放してるぜ!?」
「そうね。1位の子は……
「それにしても2位の女子は
「シカシ、例ノ0P敵ヲ拳で易々ト打チ砕イタ。マサカ1位ノ彼、2位ノ彼女、ソシテ9位ノ少年、3人ハ意外性二満チ溢レテイル。」
「2位の生徒は、緑谷 舞夏……。ほう?9位の緑谷 出久とは姉弟らしいな。しかし、書類には“無個性”と書いてある。これは誤りか?」
教職員達が舞夏の書類に目を通すと、そこには確かに“無個性”と書かれており、そんな彼女が高すぎる戦闘センスと能力を持ち、更に0P敵を倒した事に教師陣は彼女を怪訝そうに見る。
「いや、これは事実だ。緑谷姉弟の中学にも確認したが、2人とも無個性だったらしい。が、弟の方は最近になって個性が発現したらしい。」
「マジか!?てか、姉貴の方が2位って……益々分かんねぇ!けどまぁ、俺はその緑谷姉弟、気に入ったぜーー!!」
「確かにね。それに昨今のヒーロー業界では女性も強いのが多いわ。私としても彼女に興味あるわね。」
「うむ……。校長!緑谷の姉の方は私が担当したいです!これだけの存在、私は自分で育ててみたいです!!」
「ほう?なら緑谷くんのお姉さんの方はB、弟さんの方はAで任せたい。どうかな?」
「俺は構いませんよ。」
「うん!では、他の子達の審査に入ろう!今回は入学希望者が多いからね!」
その後、教師陣は他の受験生達の審査に入るのであった……。
そして、試験から1週間後……。
「ま、まま、舞夏!い、いい、出久!ゆ、雄英から来てるよ!!」
2人や他の生徒の元に雄英からの通知が届くのであった……。
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