ラブライブ!スーパースター‼︎・響きの記憶の戦士   作:ニントという人

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ども、第10話です。
気がついたら二桁、時の流れって早い(遠い目)
今回はライダー要素強め…というかほぼライダー回です。

ではでは、どうぞ〜


禁じられしI/悪夢の再来

「あ〜…ネム〜…」

 

俺は学校から帰り、家の中でゴロゴロしていた。

今からでも寝てしまいたいが、まだ課題が1,2個残っている。

提出期限がそろそろのはずなので、早めにやっとかないと痛い目を見る。前世から学んだことだ。

長期戦になることを予想し、コーヒーを持って机に向かおうとした時…

 

ドォン!

 

突如響き渡った轟音と衝撃に俺は転び、ついでに手に持っていたコーヒーは溢れた。

 

「………」

 

俺のコーヒーがぁぁ!?と叫びたかったが、夜も更けているのでやめておく。今の問題はそれではなく…

 

「今の音と衝撃…まさかまた…」

 

俺は嫌な予感にかられ、落としたコーヒーには目もくれず、少しだけ用意して外に出た。

 

「…やっぱり…!」

 

…俺の予想どおり、目算で数キロといった所だろうか、そこが異常にボロボロになっていた。

スマホの望遠機能で見たのでいまいちわからないが、他の地区に損傷は見られないので、あれはやはり───

 

ゴォッ!

 

再びの轟音。そして衝撃。

今度は肉眼でも捉えることが出来た、あの一帯が壊れていくさまを見て、俺はスマホを操作していた。

電話を起動し、特定のコマンドを打ち込む。

すると、どこからともなくエンジン音が響き渡り、俺の前で止まる。

白と赤のツートンに、緑に光るBの印字。

俺の愛車、ハードハレーショナーが、俺のもとにたどり着いた。

俺は手をかざし、生体認証でロックを外すとヘルメットを装着、バイクに跨りエンジンを吹かした。

…未成年の俺がバイクに乗っているのはまずいんじゃないかという声も聞こえるが、この世界では未成年に与えられる権利が前世より多く、原チャではない、中型バイクも16歳から免許を取ることが出来る。もちろん、それに伴って責任も多いのだが。

俺はハンドルを操作し、車道へと進出すると、法定速度を守りながら現場へと向かった。

 

◆◆◆◆

 

着くと、そこはまるで地獄だった。

そこらには瓦礫が散乱し、外出していたのだろう、複数の人々が倒れ、瓦礫の下敷きとなり、まさしくひどい有様だった。

俺はバイクに乗って、この現状を引き起こした元凶…一体のドーパントに向かった。

向こうは俺に気づくと、奴の能力なのだろう、謎の液体を発射してきた。

俺はそれをハンドル操作で回避すると、ロストドライバーを取り出し腰に装着、その流れでメモリも取り出して起動した。

 

「beat!」

「変身!」

「beat!」

 

仮面ライダーへと姿を変えた俺は、そのままドーパントにバイクで突っ込んだ。

 

「おらっ!」

「っぐ!」

 

奴はバカにならない距離を吹き飛ばされるも、背中から羽を広げて体制を立て直した。

そしてそのまま───

 

「ハァッ!」

 

上空へ飛び立った。

 

「…それは無しだろ…!」

 

そんな俺のつぶやきも知らず、奴はそのまま俺の元へ急降下。

 

「あっぶね!?」

 

俺はギリギリで回避すると、バイクから降車、ビートロッドを抜いて構えた。

 

「ああっ!」

 

奴は苛立ったかのように俺に接近すると、腕に生えた鎌のようなもので切りかかってきた。

俺はそれをロッドで叩き落とすと、返す刃ならぬ棒で、奴の胴を薙ぎ払った。

 

「があっ!」

 

奴は再び上に逃走、そして再び急降下。

 

「その戦法止めてくれないか…なぁ!」

 

俺はなんとか見切り、降りてくる奴にカウンターでロッドでの突きを食らわすことに成功。

…だが、これでは埒が明かない。

俺のビードロッドがなまじ切断属性を持っていないために、奴の羽を切り落とすことが困難になっている。

せめて、奴の飛行を阻害できれば…

そう考える暇はない、と言わんばかりにドーパントは急降下からの鎌振り下ろしを行う。

これを防ぎ、ロッドで攻撃しようと思うも躱され、再び空に逃げられる。

 

「くっそ…どうやったら墜落すんだよ…」

 

そう、思わず呟いた俺の言葉がトリガーになり。

 

「…!そうだ…!」

 

俺は一つの可能性に気が付き、ある一つのメモリを取り出した。

それを起動し、ビートロッドに装填する。

 

「cyclone!」

「cyclone! maximum drive!」

「これでどうだ!」

 

俺は、サイクロンメモリの影響で風をまとったビートロッドを振るい、緑色の竜巻を飛ばした。

 

「ぐっ…ぐぎゃぁぁ!?」

 

それに巻き込まれたドーパントは制御を失い…見事墜落。

俺はその隙を逃さず、ベルトのマキシマムスロットにビートメモリを差し込んだ。

 

「beat!maximum drive!」

「これで終わりだ!」

 

俺はスロットのスイッチを叩き、高く飛び上がる。そして…

 

「ビート・ミュージックストライク!」

 

赤いエネルギーを纏った右足で、ドーパントの胴体を蹴り飛ばした。

 

「がァァァァッ!?」

 

キックを叩き込まれたドーパントは吹っ飛び、そして…爆散。

3,40代の男性に戻ったドーパントからはメモリが排出され…

 

「insect…」

 

粉々に砕け散った。

…待てよ、インセクトって昆虫だよな…?見た感じあのドーパント暴走気味だったけど、もし理性保ててたらかなり強いんじゃ…

 

「…っと、考えてる場合じゃないか。」

 

俺はそう思いつき、停めっぱなしのハードハレーショナーに跨がり、変身したままで走り去った。

 

◆◆◆◆

 

「…またかよ!」

 

…どうやら、メディアの方々はもう昨夜のことをニュースにしたらしい。

…ばれないよね、正体?

 

「…とりあえず、学校行くか。」

 

そう思いたち、俺は学校へと向かった。

校門に着くと、かのんと可可、それに千砂都が立っていた。

 

「お、三人とも。おはよ」

「おはよう、圭人くん」

「おはようございます!」

「うぃっすー!」

 

安定の元気さ…ん?なんかかのん暗くない…?

 

「圭人くん、ニュース見たんだけど、あれって…」

「…ああ…うん、俺が倒した。」

「…やっぱり…大丈夫?怪我とか…」

「大丈夫大丈夫。そんな無理してないよ。」

「そっかぁ…」

「良かったです…」

「うん…」

 

…うーん、なんか罪悪感が…

 

「あ、…圭人くん…一つ、良い?」

「ん?まあいいけど…どした?かのん?」

「えーっとぉ……歌えなく…なっちゃった…?」

「………へ?」

 

前途多難とは、このことを言うらしい。




うーん…
やっぱり、ラブライブ要素薄い…
次回から原作3話に突入するので、そこでは原作キャラの出番をマシマシにしたい…!

ではでは、予告どうぞ。

次回、ラブライブ!スーパースター!!・響きの記憶の戦士は!
「やめた方が良いのではないですか?」
非情な事態を
「いらっしゃいませ〜…ってナンデエ!?」
解決するのは
「私には無理だよぉ〜!」
……謎の特訓?

第11話 始まりのF/タコ、時々服。
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