ラブライブ!スーパースター‼︎・響きの記憶の戦士   作:ニントという人

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今週もストックでございます。
書くことないので、早速どうぞ。


始まりのF/夢、守るために。

前回の、ラブライブ!スーパースター!!・響きの記憶の戦士!

「前回、なんと去年のラブライブ東京代表であるサニーパッションがフェスに参加することが判明!」

「どうしよどうしよ!?ただでさえ歌えないのに東京代表が参加なんて…」

「はぁ〜っ!あのサニパと同じステージに立てるなんて〜!」

「……可可ちゃん、それを気にしてちゃまずいと思うんだけど…」

「まあまあ千砂都、可可にとっては憧れだったわけだし。しょうがないよ。」

「うん、それもそっか。……それで、圭人くんと私は可可ちゃんの家を出たんだけど、例の…ドーパントってのに遭遇しちゃって…」

「ああ。俺が戦闘したんだけど、逃げられちゃったんだよな…まあ、その細かいとこは今から始まる14話で話すから。」

 

◆◆◆◆

 

昨夜の戦闘から一日。

俺は朝起きると、食事を取りながらニュースを見ていた。テレビの中から、アナウンサーの声が響く。

 

『昨夜発生した怪物騒動から一夜明け、事件現場には複数の傷跡が残っていました。今までとは異なり、現場に怪物となった容疑者の姿は見られなかったため、警察は仮面ライダーから逃げたか、または仮面ライダーが逃した可能性の両面で捜査しているとのことです。次のニュースです。』

 

……仮面ライダーが逃した、か。

 

「まあそう思われても無理はないよなぁ…」

 

そう呟きながら、焼いたばかりの食パン(マーガリン&マーマレードの重ね塗り)を囓る。美味い。

 

「まあそれはどうでも良いんだよなぁ…問題はニュースの方…」

 

このニュースやSNSの評価を見る限り、今の仮面ライダー───俺に対する評価は、怪物の敵と仲間の2つで完璧に揺れている。

 

「……市民から石投げられるとかないよな…?」

 

ウィザードの劇場版みたいに。

 

「……っとやべ、早く食べないと」

 

時計を見た俺は、意外と時が経っていた事実に驚きつつも、時間がないので早めに朝食を食べ続けた。

 

◆◆◆◆

 

食事を終え、制服に着替えた俺は学校に向かっていた。

 

「ふぁ〜…眠…」

 

今すぐ引き返したくなってしまうが、フェスまであと4日だ。流石にサボれない。あとサボったことはない。

せめてバイクで登校できればなぁ…とか思ってしまうが、俺の持ってるバイクがあれ(ハードハレーショナー)しかないので、もしそれで投稿した暁には、通学路を歩く人々、そして結ヶ丘の生徒と先生の全員に正体がバレてしまう。

 

「……あ、着いた…」

 

そんなどうでもいいことを考えている合間に、気がつけば結ヶ丘に着いていた。

俺は校舎に上がると、そのまま教室へ向かった。

教室のドアを上げると、それに反応した二人の少女が話しかけてきた。

 

「あ、圭人くん」

「圭人さん」

「おー、おはよう」

 

かのんと可可に挨拶を返しておいて、二人と共に席へ向かう。

 

「そうだ、圭人くん、ニュース見たんだけど、もしかして昨日も…」

 

俺が座ると、かのんが話題を持ちかけてきた。

 

「…ああ。今回は逃げられちゃったけどな。向こうがとんでもねぇメモリ使っててな…」

「どんな能力だったんデスカ?」

 

尋ねる可可に、俺は答える。

 

「……俺が聞いたのが正しければ、そいつが持ってたのはファンタジーメモリ。多分だけど、いわゆるファンタジー物にある能力は全部使えるんだと思う。」

「……え、それって…」

「ああ。下手すれば、この街も滅ぼせるほどのメモリだ…あいつが暴走気味で、そこまで頭が回ってなかったからそんなことにはならなかったけどな。」

「ということは…」

「…ああ。あのドーパントはなんとしてでも倒さないと、お前らもスクールアイドルを続けられなくなるかもしれない。」

「…そんな……」

 

暗い顔をする二人に、俺はわざと明るい調子で、

 

「っと、悪い悪い。心配すんな、絶対にあのドーパントは倒すから。」

「…本当?」

「ああ。あいつ、力はあるけど、技とかはアニメとかからの付け焼き刃だからな。流石にそれには負けねぇよ。」

「……本当なんデスネ?負ける気はないんですよね…?」

「ないない。あんなオタク界の恥には負けないって。ヲタ知識を犯罪に使うようなやつには、な。」

「……うん、そうだよね。」

「そうデス!圭人さんはいつも勝って帰ってきまシタ!今回もそうに決まってマス!」

「そうそう、……ってことで、お前ら、時間」

「「ん?……アッ!?」」

 

彼女らが時計を見ると、HR開始の2分前だった。

それを認識すると、二人はすぐさま自分の席に戻っていった。

 

◆◆◆◆

 

6限に及ぶ授業も終わり、俺達は再びいつもの練習場所に来ていた。

といっても、やることは変わらない。走り、踊り、また走る。

今までと何ら変わりなく見えるが、一つ違うところは……可可が練習についていけていること、

最初は少し走っただけでバテバテだった可可が、踊って走ってもまだ地に倒れていない姿を見ると、どこか感慨深い。

……おまえ何様だ、といったツッコミは無しだ。

まあ、とりあえず。

俺も練習に参加しないといったわけではなく、時折一緒に走ったり、スポドリを買ってきたりと、出来る限りの手助けをした。

 

「ぷは〜〜!今日も疲れた〜!」

「お疲れ〜〜!」

「ああ……筋肉痛がひどいデス…」

「大丈夫大丈夫!頑張ってる証拠だよ!」

 

練習を終え、力尽きるかのんと可可。そして二人にスポドリと言葉を渡す、俺と千砂都。

 

「あ…そういえば、圭人くん今日昼からずっと考え事してたみたいだけど、何かあったの?」

 

不意に、かのんが俺に訪ねてきた。

 

「ん…?…ああ、あれか、何かあったっていうか、あれだよ。この前出たドーパントの対策。」

「ああ…確か、倒そうとしたら瞬間移動で逃げられたんだっけ?」

「そうでしタ……それで、何かいい案は思いついたんデスカ?」

「…それは…」

「「「それは…?」」」

「……それは…」

「「「それは………?」」」

「………思いつかなーーい!」

「「「えぇ〜〜!?」」」

 

ごめん、授業中も考えてみたけどだめだった。

 

「……どうしよう…まじで思いつかねぇ…」

「大丈夫?」

「…だめかも。今日は帰るわ。家でじっくり考えるよ。」

「うん、分かった。気をつけてね。」

 

俺は立ち上がると、傍にあったカバンを拾い、校門の方へと歩き出した。

 

◆◆◆◆

 

539:平行世界移動系ゼロワン

テレポートする相手への対策、かぁ…俺何回かそういう相手と戦ったけど、シャイニングホッパーの超高速で追いついたからな…

 

360:イッチ

ああ、なるほど……あいつドルオタっぽかったので、下手すればフェスに乱入してくる可能性もあるんですよね…

 

361:名無し

そうか…だとしたらマジでやばいな…

なにかいいメモリの案ないのか?

 

362:英雄学園の黒の剣士

うーん…瞬間移動を止めるとなると……やっぱりゴリ押し?

 

363:名無し

>>362 却下

 

364:英雄学園の黒の剣士

ヒッドイ

 

365:名無し

まあそこは置いといて。

でも、本当に対策立てないとな。ほんとに勝ち目が見えない。

 

366:名無し

あ、それなんだけどさ。ちょっといい案思いついた。

 

367:名無し

>>366 お、マジで?聴かせて聴かせて

 

368:名無し

オケ、えっとな…

 

〜〜〜〜

 

378:名無し

って戦法なんだけども。

 

379:名無し

おお…良いんじゃないか…?

 

380:名無し

問題はイッチがそれを作れるかだけど…

 

381:イッチ

>>380 それに関しては大丈夫です。今日中には用意できます。

 

382:名無し

>>381 ってことは、あれさえ用意できれば準備は完了ってことか?

 

383:名無し

そうなるな。じゃあ、イッチは今からそれの用意か?

 

384:イッチ

そうですね。ってわけでその用意に取り掛かるので抜けます。

それが終わったらもう寝ます。

 

385:名無し

オッケ、おやすみ〜

 

◆◆◆◆

 

スレでの談義から一夜明け、俺は結ヶ丘の教室に佇んでいた。

 

「おはよう圭人くん。…あのドーパントの対策は出来た?」

「…ああ、出来たよ。まだ通用するかは未確認だけどな。」

「そっか……よし、なら私も頑張らないとね。圭人くんがこんなに体張って守ってくれてるんだもん。」

「大げさだなぁ……まあ、頑張れ。絶対見に行くから。」

「…ありがと。」

 

かのんと話し終えると、少しして授業が始まった。

……そして、放課後。今日も、練習が始まった。

 

「よし!今日も始めよっか!」

「うん!」「はいデス!」「おう。」

 

そんな日々が、3日ほど続いた。

そして。

 

「さあ、いよいよ……本番だよ!」

 

千砂都の声とともに、俺達の最後の練習を終えた。




次回、ラブライブ!スーパースター!!・響きの記憶の戦士は!
「夢見たステージデス!」
とうとう始まる
「緊張しちゃう…」
夢を叶えるための
「「煌めけ!」」
最高のステージ!

第15話 始まりのF/クーカー
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