ラブライブ!スーパースター‼︎・響きの記憶の戦士 作:ニントという人
二話見ましたよスパスタ二期。
うんもう…最光。
ってわけで、こっちの18話、どうぞ。
前回の、ラブライブ!スーパースター!!・響きの記憶の戦士!
「前回…まさかまさかの新入部員!」
「そしてまさかの即戦力!」
「これは奇跡デス!引き込むしかないデス!」
「確かに。じゃあ、そのために早く18話行っちゃお?」
◆◆◆◆
俺達は、平安奈さんのあまりの実力に驚いたまま、一度部室へと戻った。実力はしっかり分かったし。
「もしかして、昔からスクールアイドルを…?」
席についたそばから、可可が平安奈さんに聞いた。
「えっ?…そういうわけじゃないけど、その…昔、ショウビジネスの世界に…」
「ショウビジネス…!」
その返答に、思わずかのんが声を上げる。そりゃそうだ。だって……ショウビジネスだぜ?ショウでビジネスするんだぜ?前世も今世でも会ったこと無いよ?
「もしかして、テレビとか…?」
「うん、何度か…」
「嘘!?」「マジで…!?」
千砂都の質問に、謙遜気味ながらも肯定の意を示す平安奈さんに、かのんと俺は驚きの声を上げる。
すると可可が、少し上ずりながら言った。
「運命デス!これは運命ですよ!可可たちがラブライブ!で優勝するという!」
「話飛んだな…でも確かに」
可可の飛躍した話に苦笑しつつも、俺は納得もしてしまう。
「まあ確かに。ラブライブ!優勝グループの動画も見たけど、これなら勝てそうだなって。」
マジかよ…こいつ、出来る!
「本当に!?私なんて、コレ絶対無理って思ったのに…!」
うんうん、めっちゃ分かるよかのん、俺も思ったもん。……俺が元から出来ないってのは置いといて、ね?
…と、俺がそんな事を考えていると、不意に平安奈さんが机をバンッと叩くと、そのまま発言した。
「それで、センターなのだけれど…」
「センター?」
「ええ、グループなのだから、センターも要るわけでしょう?」
センター…?俺達今まで一回も話したこと…あ、まさか…
「そっか。前まで二人だったから考えたことなかったわ。」
「確かにそうですね。3人ですし、決める必要がありマスネ。」
センター、それはとても大事なものだ。俺がその手のことに詳しくないので、ここでは詳しく語るのは割愛させてもらう。
その間に、平安奈さんが発言した。
「まあ、決め方は色々あると思うんだけど「かのんが良いデス。」やっぱりいちばん実力のある人が…えっ?」
可可?話聞こうな?もうぽかーんって顔してるから先方が。
「かのんが良いデス。」
だから!追い打ちをかけないの!止めたげてよぉ!
「うん、私もかのんちゃんで良いと思う。」
千砂都ォ!お前もか!もうかのん本人が困惑してるの!一旦!一旦落ち着こう!(←お前が落ち着け)
「やっぱりかのんちゃんしか居ないよ!このグループを最初に作ったのもかのんちゃんだし!」
「そうデス!かのんさんしか居ません!」
「ちょっと待った〜〜〜〜ッ!」
文字通り、ちょっと待ってくれと言わんばかりに割り込んできた平安奈さん。いやでも割り込み方よ。机に上半身乗っけて挙手って。
「えーっと…そういうので決めて…良いのかな…?」
「と言いますと?」
可可の問いに、平安奈さんは少し引きつり気味の表情を浮かべながら答えた。
「先とか後とか関係ないでしょ?勝つためには一番実力のある人がセンターに立つ、それが普通でしょ?」
その正論にかのんも「だよねぇ…」と安堵混じりの声を出す。
…だが、尚諦めない気持ちを持つ者が一人。
「ですが、センターというのはそれだけではありません。」
「うぐっ…」
別種の正論で返す可可に、少し…いや、かなりたじろく平安奈さん。
「実力というのは、歌やダンスの他に、目に見えないカリスマなどの力も必要デス!」
「…そ、そんなもの、どうやって測るのです…?」
うん、たしかに。可可が言ったのももっともだが、それを具体的に示すのは難しい。
…ただ、自分じゃない誰かに証明してもらうことは出来るわけで…
「じゃあ、やってみる?」
「いったい何するの?圭人くん?」
「…結ヶ丘総選挙。」
「「「…え?」」」
たのしい選挙の時間だ。
◆◆◆◆
「ただいまスクールアイドル同好会では、センターを決める選挙を実施していまーす!」
ってことで、やってきました翌日の教室。
「この三人の中から、この学校のセンターにふさわしい人を一人選んでください。集計はこちらで行いまーす!」
で、千砂都と俺がクラスメイトに説明中。
「恥ずかしいよ〜…」
「スクールアイドルがそれではいけませんよ!頑張ってください!」
「ふふっ…」
かのんと可可が少しばかり会話する中、平安奈さんは動揺することなく笑顔を保っている。これが…ショウビジネスの経験…!
「大丈夫、スカウトやオーディションとは違う…この二人に勝てば良い…それぐらいなら…」
…おっとぉ…?気の所為かぁ?なんか不穏な声聞こえたんだけどもさ…
で、その日の夕方。俺達は部室のホワイトボードに集計結果を書き込み、出場した三人に公表していた。
「で、結果なんだけど…」
「嘘……」
平安奈さんが愕然としたのも無理はない、その結果がとんでもないほどの圧倒的な結果だったのだ。
投票の内訳はこうだ、可可4票、平安奈さん0票、かのん34票。
「ほら!やっぱりかのんちゃんだ!」
「可可もそう思っていたのデス!」
この結果に、千砂都は飛び跳ねながら喜び、可可は『センターおめでとう!かのん!』と書かれたプラカードを手に持っている。それいつ作ったの?
「このまま、部長もやっちゃいなよ!」
「ええっ!?そんななし崩し的に…」
と、そこまで会話が繰り広げられた時。
「納得できないわ…」
「「「「ん?」」」」
不意に、平安奈さんが呟いたかと思うと。
「納得できないったらできないの!」
彼女は声を荒げ、不満を叫んだ。
「どうして!?歌だってダンスだって、私全然負けてなかったでしょう!?」
…確かに、あのときの選挙では実技審査とでも言う時間もあり、その場で平安奈さんは他の二人に勝るとも劣らない称賛を受けていた。
「それも全部、アピールタイムで見てもらっての結果だよ〜。」
「おそらくオーラとか華とか、可可やあなたよりかのんの方が、センターっぽいのですよ。」
「ぐはっ…」
おっとかなり大きい精神的ダメージ入ったよ?可可?もう少しオブラートに包んで言おうな?
可可の言葉に思いっきりハートを貫かれた平安奈さんは後ろによろめき、棚がある所まで下がるとバッグを持って、
「やめる…」
と呟いた……ってへ!?やめるって『辞める』って書くやめる!?
「「「えっ!?」」」
思わず驚きの声を漏らした俺達に、平安奈さんは態度を変えると、
「フンッ!センターに慣れないんだったら、こんなとこに居ても意味ないもの。」
そう言い残し、部室を去っていった。
「ちょ、ちょっとすみれちゃん!…あっ!…痛ったぁ…」
それを追いかけたかのんがドアで頭を打つ中、俺はドアを開けて外を見る。
その時には、そこを誰か通ったという痕跡すら残っていなかった。
次回、ラブライブ!スーパースター!!・響きの記憶の戦士!
「悪かったわね、あんなことして。」
少女との話に
「厳罰に処します!」
キレる少女と
「でも私にスポットは当たらない…」
深い傷。
第19話 Gな新人/ホントの心