ラブライブ!スーパースター‼︎・響きの記憶の戦士 作:ニントという人
今日はラブライブ!スーパースター!!ないらしいですねー。
まあ来週まで大人しく待ちますか。
では、本編どうぞ。
前回の、ラブライブ!スーパースター!!・響きの記憶の戦士!
「前回……猛暑到来!」
「で、可可は倒れかけたんだっけ?」
「そうそう。……と言うかすみれ、さり気なく登場してるけどあらすじ紹介初じゃない?」
「確かにそうね。…ま、このショ〜ウビジネスの経験豊富な私が来たのだし、あらすじ紹介ももっと鮮やかなものに「間に合ってマス。お引取りくだサイ、グソクムシ」誰がグソクムシだ!」
「……喧嘩中の二人は置いといて、第23話、どうぞ……これが世にいうケンカップル…?」
◆◆◆◆
俺達は、突然現れたトップスクールアイドル、サニーパッションの二人を唖然と見つめたまま、数瞬固まった。
その沈黙を破ったのは、この中で最も強く反応しそうな一人だった。
「(中国語)!」
「ハア?」
「可可のほっぺをつねってくださいって言ってマス!」
「はい…」
「うう…痛くない…」
「あんた、氷で感覚無いだけでしょ?」
可可とすみれがなんとも言えぬ会話を繰り広げる中、サニパの二人が口を開く。
「一応、はじめましてって言っておいたほうが良いかな。サニーパッションの悠菜と!」
「摩央です。」
二人が俺達に自己紹介をしてくれると、一人彼女らへ飛び込ん……ではないが、その勢いで飛び出してきた少女が一人。
「はじめまして!私は唐可可と言います!あなた達に憧れてスクールアイドルを始めるために上海から来まシタ!お二人のパフォーマンスには感激していて、常にお手本に……あっ!アイヤー!可可、変な人と思われてマス!」
……まあ確かに、きれいな礼の姿で持ってるかき氷を差し出されながらこんな感じなら、そう思われる可能性もあるけど、今ならまだ…
「これは不味い、かき氷食べてクールダウンして………クゥーーーーーッ!」
……遅かった。
「良いから落ち着けって。」
「はい…」
暴走した可可はすみれの手刀で止めさせておいて、と。
それによって生まれた静寂に、かのんが口を開いた。
「あの、それで……どうしてここに?」
「フフッ…実はね。」
そういって悠菜さんが話したことを要約すれば…
「────ライブ?」
「そうなんだ。私達、毎年夏休みにわたしたちの島でライブをしてて。」
「今年のゲストに、ぜひかのんさん達をお招きしたいと。」
なんと想像もしていない答え。
そんな答えに、可可とかのんの二人が驚きの声を上げる。
「お二人のライブに!?」
「いいんですか!?」
そんな反応を聞いた悠菜さんが軽く笑う。
「あははっ、そんなにかこまらないでよ。ラブライブと違って、順位をつけるためのライブじゃないんだから。」
「といっても、島を盛り上げるという目的はありますけどね。」
なるほど。確かに、南の島で遊んでからライブだウェーイ!……というわけには行かないだろう。
そのことを感じたであろう千砂都が、現状の決定権を持っているかのんに聞いた。
「どうするの?」
それを聞く前から、かのんの中ではすでに意思は決まっていたようだ。
「それは…!」
そういったかのんは、俺達の方へ視線を向けてくる。
それに、すみれはうん、と返し、可可もウィンクと一緒に笑いながら同意を示す。俺もサムズアップで答えると、かのんは千砂都にも確認を取る。
「ちぃちゃんもいいよね?」
「あ……うん。」
千砂都が、なぜか少し間を開けたものの賛成の意を示すと、かのんはサニパの二人に向き直ると
「出たいです!出演させてください!」
そう、叫ぶように言った。
「良かったー!ほら言ったでしょ?やっぱり直談判が一番だって!」
「それは、こんなところまで押しかけてきたら誰も断れませんよ。」
悠菜さんに振り回されている気配がする摩央さんは、そういった後にかのんへ目を向けると、
「本当に良いの?」
と念を押した。
「はい、ぜひ!私達、歌えるところがあったら、どんどん歌いたいと思ってるところなので!」
かのんがそう答えれば、いたずらっぽく立ち上がった悠菜さんが
「根っからのスクールアイドルって感じだねぇ…」
そういった後、かのんに顔を近づけ、
「そういう顔してる。」
「そう…ですか……?」
うーん、根っからのスクールアイドルかぁ………
しっかし、まさかサニパと一緒のステージに立つとは……展開早すぎない?というかお二人はどこで知ったの?かのんの家。
◆◆◆◆
そんなこんなで、細かいことを聞いた後、サニパの二人は帰るようで。
「じゃ、細かいことはまた連絡するから!」
「お願いしますね。」
サニパと俺達は連絡先を交換すると、そのままかのんの家の前で少し話していた。
「うう〜!寂しいデス〜!」
さすがガチファン、号泣してるよ。
「練習の時間だからねえ……」
「私達の日課なの。……そうだ、よかったら、一緒にどう?」
ワーオ。まさかの合同練習をこの一瞬で決めちゃいますか。
「えっ?」
かのんも動揺しちゃってるよ。……まあ、当然だけど。
「そうだね。この辺りで練習できる場所、あったら教えてほしいし。」
「あります!」
悠菜さんが言った次の瞬間、可可は食い気味に言うと、そのまますみれに詰め寄り、
「すぐに案内するのデス!貴方の神社に…!」
……猫の額ほどの広さ…何じゃなかったっけ…?
「…うぅ…わかったわよ…」
さて…じゃあ行きますか。この暑い中。
◆◆◆◆
で、着いたはいいんだけども。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
……可可がこんなに絶叫している訳…それはつまり、彼女の推しであるサニパのお二人が演技を披露してくれたからだ。
そして、それに感動しているのは可可だけでなく。
「すごい…!」
「スクールアイドルって、こんなにレベル高いの…?」
「東京代表だからね…」
「わけがわからないよ…」
可可以外の俺達4人も、各々の感想を思わずこぼすほど、圧倒的なダンスと歌だった。
「ふぁぁぁぁ…」
ちょっと可可さーん?戻ってきて?……おお感涙しちゃってるし。
「幸せ過ぎマス…もう思い残すことはありませぇぇぇん!」
いやあってあって。ライブもまだなんだから。というかいつの間にブレード持ってきたの。あとのそのパネルって部屋にあったやつでしょ?なんで持ってきてるの?
「よくもってきたわね。それ…」
うん、同感。
演技を終えた悠菜さんがこちらに来ると、かのんに聞いた。
「いつもは、どんな練習してるの?」
「えっ?…どんなって、大したことはしていないですけど…基本は、ちぃちゃんにコーチしてもらってて。」
「メニューは?始めたばかりなのに、あんなパフォーマンスできるなんてすごい。」
「どんな練習してるんだろうって、摩央と話してたんだ。」
「あっ、秘密なら、それでも構いませんよ。」
「いえ、秘密ってわけじゃ…」
そういったかのんはスマホを開くと、普段の練習を撮影した動画を二人に見せる。
サニパの二人はしばし神妙な顔で見つめた後、画面から目を離すと
「これ…考えたのは?」
「千砂都さんデス!」
悠菜さんの質問に可可が答え、名前を出された千砂都は少々キョドる。
「よく考えられているわ。貴方はスクールアイドルではないの?」
「はい、私はお手伝いみたいなもので…」
摩央さんの質問に千砂都が答えると、かのんが口を開き、
「ちぃちゃんは、小さい頃からダンスをやっていて、学校でも音楽科でダンスを専門的に勉強しているんです!」
と言ったんだが……かのんさん?ほぼ惚気だよ?もう千砂都恥ずかしさの極みみたいになってるよ?
「…そうなんだ…、それで…。」
「へぇ……なるほどね…。」
おっとぉ…?サニパのお二人ぃ…?そのなんか考えてそうな視線は一体…?視線の先の千砂都も ん?ってキョドってるし…
「…さっ!じゃあランニングしよっか!」
おお急過ぎない?さっきの視線は何よ?
「まだ太陽出てますけど…?」
そうだそうだー!かのんの言うとおりだー!
「このぐらいなら全然平気でしょ?さあ行こ!」
…悠菜さんはそう言うと、そのまま走り去っていった。摩央さんも一緒に。
「さすが南の島出身…」
「…行くの?」
「当たり前デス!」
かのんとすみれの声に可可が反応し、
「お二人が誘ってくれたのですよ!行くデス〜ッ!」
そう言いながら、あのパネルを頭上に抱えたまま二人の後を追っていった。
「仕方ないなあ…」
すみれもそう言いながら後を追いかけ、かのんも駆け出す寸前に
「あ、ちぃちゃんと圭人くんはここで待ってて。」
と言い残してから、そのまま走り去っていった。
俺は、喉が絶望的に渇いていたので自販機に何かしら買いに行こうとした。
………千砂都の表情が、見たこと無いほどに暗いことに気づかないまま。
次回、ラブライブ!スーパースター!!・響きの記憶の戦士!
「夏休みの間は別行動を取ろうと思うんだ。」
幼馴染の行動と
「グソクムシダンスはいらないですよ〜?」「グソクムシ言うな〜!」
公式(?)ケンカップルと…
「…仮面ライダーの正体、知らない?」
色々と急展開。
第24話 アイランドP/心の正体