ラブライブ!スーパースター‼︎・響きの記憶の戦士 作:ニントという人
前回の、ラブライブ!スーパースター!!・響きの記憶の戦士!
「サニーパッションのお二人の依頼を受けた私達は、神津島のフェスに出場することに。」
「で、全員で行くものだと思ってた俺達に、まさかの千砂都が行かない発言!?」
「その訳は、千砂都さんのダンスの都大会出場が決まっていたからだったのデス!」
「で、私達と千砂都は、夏休み中別行動をとることになったわけ。」
「ということで、かのんちゃんたちの活躍を見れる、第25話どうぞ!」
「……一番原作っぽいあらすじ紹介だったな。」
「「「「……確かに。」」」」
◆◆◆◆
俺達を載せた船は神津島の港に到着し、俺達は神津島の地に降り立った。
俺達が船を降りていると、港に見覚えのある二人の少女が立っていた。
「ようこそ!私達の島へー!」
少女の片方──サニパの悠菜さんは両手を上げてブンブン振り、もう片方───摩央さんは片手を優雅に振る。うーん正反対。でもいいコンビ。
出迎えてくれた二人に、可可は感激、かのんは「ありがとうございます!」と感謝を示す。
俺も会釈しておいてから、自分の荷物を背負いながらお二人の方へと足を進める。
それより先に二人と対面していた可可が、
「サニーパッションのお二人に出迎えていただけるなんて、何という幸せ!…コレ、つまらないものデスガ…」
と言いながら、パンダが肉まんを掲げたイラストの描かれた中国土産を差し出す。
「パー!」
「もう、気は使わないで。」
しっかり手土産を持ってきた可可に、すみれも思わず、
「あんた、意外とそういうところ細かいわよね…」
と言ってしまっていた。確かに。
◆◆◆◆
コテージに荷物を預けた俺達は、そのままコテージの前にまで連れてこられた。
「ここに来たら、みんな羽根を伸ばして楽しんでもらいたいの。」
と摩央さん。
「それが私達の願いでもあるんだぁ…だ〜か〜ら〜…」
と悠菜さん。
「「「「な…何でしょう…?」」」」
俺達が困惑しながらも尋ねると。
「……今日は思いっきり弾けちゃおーう!」
そう、悠菜さんは言った。
……と、言うわけで。
◆◆◆◆
やってきました飛び込み用河川。
川の上にある飛び込み台から思いっきり飛び込んだ悠菜さんが、飛び込み台にとどまっている俺達に向かって
「気持ちいいよー!」
と叫んでくるが、俺達は
「こ、これ…行くの……?」
かのんの声に現れるように、俺達は完全に行くことを拒否していた。ちなみに、服が濡れるからではない。全員水着に着替え済みだ。
「あわわわわわ…
「ちょっとアンタ、先行きなさいよ…!」
「なんで可可なのですかぁっ!なら圭人さんをさきにっ…」
「ドサクサに紛れて俺を生贄に差し出すなっての!」
こんな会話をしてる最中、俺達がいるとこより下の方にある飛び込み台では、小学校低学年〜中学年ぐらいの子供が思いっきり飛び込んでいた。
「いいな〜…私もあっちにしよ〜…」
おっとかのんさん?何逃げてるんですか?
「センターは誰っ!」
すみれさん、さすがっす。
「うっ……私…かな?」
「じゃあ手本見せなさいよ!」
「そーだそーだー!」
「だって…私……だがいどごろぎらい゜い゜い゜い゜!」
「良いから行く行く!」
突如出てきた悠菜さんに押されたかのんは、とっさに伸ばした手で俺を掴み……あれ?
「助けてぇ…!」
「できるかぁ!」
そんなことは予想できていなかった俺は、かのんが重力にしたがって川へと落ちていくのに引っ張られ、俺も…
「「うわぁぁぁぁっ!?」」
……盛大に落下した。
「「かのん!圭人(さん)!」」
俺達を見て、上の二人も水面を覗き込むも…
「「うわぁぁっ!?」」
……その二人まで、盛大に落下してきた。
だが、ちょっと、待ってくれ。俺が落ちるうちに、色々な力が働いて、なぜか俺のほうが下になっているんだ。しかもその上から、ほぼ同じ位置に更に二人が落下してくる。つまり………
「あの俺三人のsぼごぼごごっぼぼぼご(訳:あの俺三人の下敷きになるんじゃ)」
そんな予想通り。俺は少女三人の下敷きとなり、そのまま川底へと沈んだ。
「ぼぼっ…ぼぼっぼっ!(三人とも!早く!どいて!死ぬ!)」
俺は必死に訴えるものの、水中では声が届きづらく、すでに顔を水上に出している三人には届かないようで。
俺は必死に手を伸ばし、水面に手を出した。
「「「ん?………ギャァァァァァ!」」」
上の三人は俺の手を何と思ったのか、水中でも悲鳴とわかる悲鳴を上げると、俺の上から一目散に飛び出した。
「ぶはっ!……おまえら………殺す気か!」
「あー…ごめーん…」
「人生初だよ命の危機感じたの…」
よく生きてたな!俺!
「飛び込みと言うより、沈没ね。」
「うまいこと言わないで良いんですよ摩央さん…」
◆◆◆◆
続きまして、近くのログハウス風のお店でアイス購入。
「ん〜っ!美味しい!マンゴーみたいデス!」
「いや、パイナップル味ね。」
「違うよー!バナナだよー!」
「どれも微妙に違う気が…」
俺達が食べたことのない味に頭をグルグルさせていると、悠菜さんが笑いだし、
「あははっ、それはパッションフルーツのアイスだよ。」
その声に可可は目の色を変えると、
「なんと!サニーパッションはアイスまであるのデスカ!?」
と言った。すぐさますみれが
「な訳無いでしょ…」
とナイスツッコミ。
続いて、近場の海が見渡せる展望台に。
「風が気持ちいい〜…」
「そうねぇ…」
海を眺めながら風を受けていると、不意に突風が吹き、それはすみれの頭上を通り抜け───
「…あっ!?ギャラクシーーーーーッ!」
────すみれが被っていた帽子を、海の方へと吹き飛ばした。
「そんな大きな帽子被ってくるからデス。」
うーん、分からなくもない…。
ちなみに、少ししたら帽子はまたすみれの上にあった。
なんでも、テーブルに伏せていたらちょうど頭に帽子が降りてきたそうな。んなわけ……あるかも。
◆◆◆◆
で、気がつけば夜。俺達はコテージの露天風呂に入っていた。もちろん俺は男湯に。
「あー……何年ぶりだろうな…こんなゆっくりできたの…」
考えれば、中学時代は色々とあり、高校に入ってからは仮面ライダーとして戦いだしたのもあり、こうしてしっかり遊んだり、ゆっくりリラックスしたりというタイミングはなかった。
そんなことを考えながら、俺は温泉を後にし、脱衣室の前で女性陣と合流。そうして、俺達は悠菜さんにコテージの部屋に案内された。
「ごめんねー、部屋一個しか用意できなくて。その代わり、お金は大丈夫だから。」
「ありがとうございます!」
これは懐が寂しい学生にとってはありがたい。……で、それは良いとして。
「あのー……ちょっといいですか?」
「ん?どうしたの?」
部屋から立ち去ろうとしていた悠菜さんに俺は声をかけ、振り向いた悠菜さんに言った。
「えーっとぉ……僕の部屋って、どこですかね?」
……そう。
俺達は部屋に案内されたと先程言った。だが、何故か案内されたのは4人共同じ部屋であり、しかも部屋にはベッドが2つしかないではありませんか。
「あー……ごめんね、さっき部屋一個って言ったけど、あれ、本当に一個なんだ。」
「………と、いいますと…?」
「……四人でこの部屋使って!じゃ!」
そう言い残した悠菜さんはドアに手をかけ、駆け足気味で部屋を去っていった。
「ちょちょっと悠菜さん!?」
俺は急いで追いかけるも、すでに悠菜さんの影は廊下にはなく。
「えーっと…つまり…」
「私達って…」
「この部屋デ…」
「寝るしか無い、ってこと?」
そう。男一人、女三人という色々とアウト。そんな状況を理解した俺達は、口を揃え───
「「「「えぇーーーーっ!?」」」」
……思いっきり、空気を全て吐き出す勢いで叫んだ。
次回、ラブライブ!スーパースター!!・響きの記憶の戦士!
「ってわけで諸君…どうする!?」
想定外のピンチと
「夜間の外出はやめたほうがいいわ」
予想だもしない新情報に
「この鬼!ひとでなし!」
久しぶりなあの人達。
第26話 アイランドP/残すべきもの