ラブライブ!スーパースター‼︎・響きの記憶の戦士 作:ニントという人
ニジガク第4話が最光で語彙を失っております。
なんで尊いんだ!(爆音)
今回で、原作第一話が終了します。
かのんファンの皆さん、お待たせしました。
ってわけで、本編どうぞ。
前回の、ラブライブ!スーパースター!!・響きの記憶の戦士!
「前回、かのちぃとのたこ焼き談義の後に、まさかのドーパントに遭遇!」
「ちょっと待って、かのちぃってなに?それとどーぱんとってなに?」
「そんでもって、俺が覚悟を決めてライダーに変身!」
「いや無視しないでって!なに!?ライダーって⁉バイク乗り!?」
「無事にドーパントを倒しましたとさ!それじゃ第y」
「第四話、どうぞ!」
「あーっ!俺のセリフー!」
「人の事無視するから!」
「そんなー!神様仏様かのん様ー!」
◆◆◆◆
「仮面ライダーってしってる?」
朝一番、かのんの発言で俺は一瞬思考が停止した。
仮面ライダー。
特撮番組としての仮面ライダーではない。
きっと、おそらく、いや間違いなく、昨夜出現した、現実としての仮面ライダーの話をかのんはしている。
「い、いや、知らないけど。」
一瞬の思考停止の後、それはそう答えた。
「あ、そうなんだ。じゃあさ、このツイート見てよ。」
そういってかのんが見せてきたスマホの画面には、以下のツイートが書かれていた。
──────
なんか化け物出たと思ったらヒーローっぽいの来たんだけど
【画像】
本人曰く、仮面ライダーって言うらしい
──────
画像はもちろん、仮面ライダーのスマホ写真。
「この赤いヒーローが仮面ライダーって言うんだって。」
「へ、へー……」
俺は嘘をついた。俺はその仮面ライダーについて知っている。
なぜなら──────
──────なぜなら、その仮面ライダーが俺だからだ。
昨夜、ドーパントに遭遇した俺が、俺と一番相性がいいガイアメモリ、ビートメモリとロストドライバーで変身したのが、今話題になっている仮面ライダー、仮面ライダービートだ。
「そ、そういえば、その、…仮面ライダーって、何かしゃべってたのか?」
「えーっとねー、確かどっかのツイートに……あっ、あった。」
そういって差し出してくるスマホの画面には、以下の文章が。
──────
#仮面ライダーに届け
仮面ライダーってさ、たしか「やるべきことをしただけ」とか言ってたらしいんだけどさ、一体誰なんだろ。
ってことで仮面ライダーさん!正体教えてください!
──────
「ほえー……」
と呟いたものの。
──────何言ってんだ俺ェェェェ!?
やるべきこと!?お前何かっこつけてんだよ後のこと考えろよてか#仮面ライダーに届けってなんだよだれが作ったんだよ「……あの~……大丈夫?」
「あっ…すまん。大丈夫。」
怪訝そうな視線を向けてくるかのんから無理やり目をそらし、無理やり話題を転換する。
「そっそういえば、スクールアイドルのメンバー集め、どうなったんだ?」
「あ、それなんだけど……」
◆◆◆◆
【回想なり】
「ごめんねー、スクールアイドルは……」
「ななみちゃん、ダメ……」
「ごめん、歌はどうしても苦手で……」
「やえちゃん、ダメ……」
「ごめん、他にやりたいことあるんだ。」
「ここのちゃんもダメ……」
「はぁー……」
◆◆◆◆
「って感じでさ……」
「うーん、そうか……意外といないもんだなあ……」
「うん……。音楽に力入れてる学校だし、一人二人いると思ったんだけど……」
「ひとまず、あいつに報告しに行くか。」
「……そうだね。」
◆◆◆◆
「そうですか……」
可可の力ない声に俺たちも、心なしか気力が抜けていく感じがする。
「うん……」
「ワタシも……ダメでした……」
「でも、まだ全部のクラス回ったわけじゃないし、音楽にも、興味持ってくれる子がいるかもしれない。」
「デスガ……」
「「……ん?」」
可可の声に……なんだろう、やるせなさを感じ、おれとかのんは少し声を漏らした。
「いえ……」
だが、可可はすぐにかぶりを振った。
「あっ……」
ふと、かのんが声を上げたかと思うと、渡り廊下の方へと駆け寄っていった。
そこにいたのは、あの自己紹介で二言しか話さなかった少女。確か、
「あの……!」
かのんの呼びかけに対し、平安奈さんは、
「……なんでしょう」
と素っ気無さすぎる返答を返した。
「同じクラスの、平安奈すみれちゃん、だよね。突然なんだけど、スクールアイドルに興味あったりしない?もしよかったら……」
との問いかけに、平安奈さんはバッと振り向き、顔を赤く染めたかと思うと
「あたしを誰だと思ってるの!?」
「ほあぁ……!?」
いや俺の反応も間違ってないだろう。てかこの世の大半がそんな反応ではないだろうか。
「ヒエェェェェ……!」
「大丈夫?」
「う、うん……」
「……すいません……」
「ううん、全然全然!」
そうこうしていると、俺らのすぐそばをあのポニテ生徒────葉月 恋が周回していた。
「葉月さん……」
「見張っています……」
「ああ……」
こりゃあ、表立って活動するのはちょっと厳しい感じかも。
「うーん、このままじゃ活動は厳しいかな……」
「そうですね…」
俺たちは、大人しく学校を後にした。
◆◆◆◆
「なかなか…いないものですね…」
「明日は、別のクラスも回ってみよう?もしかしたら、興味持ってくれる人もいるかもしれないし…」
「かのんさん…」
「途中まで道一緒でしょ?いこ?」
そう言って歩き出すかのんの背中に、
「かのんさん!」
可可の叫びがぶつかった。
「…え…?」
「やっぱり…やっぱりやってみませんか?スクールアイドル!」
「え…」
「迷惑かと思って、言うかどうか迷っていたのですが…可可どうしても…どうしてもかのんさんと一緒にスクールアイドルがしたい!」
「それは…昨日言ったでしょ?私歌えないから…歌えないのにいたら、いるだけ迷惑になっちゃうよ。」
「かのんさんは歌が好きでス!歌が好きな人を、心から応援してくれます!可可はそんな人とスクールアイドルがしたい!」
「無理だよ…」
「お願いします!」
「無理だって…」
「そんなこそありません!」
「あるよ!」
つい感情的になってしまったかのんの手が、可可の持っていたチラシを振り払う。
「あ…ご…ごめん…」
「かのん…」
俺の呟きに、一瞬何かを堪える表情を見せたものの、すぐに悲痛な表情になり
「ガッカリするんだよ!肝心な時に歌えないと、みんなをガッカリさせちゃうし、何より
自分にガッカリする!そんなの…もう嫌なの!」
「かのんさん…応援します!かのんさんが歌えるようになるまで!」
「…っ」
かのんは辛そうな顔を見せ、学校を去っていった。
「かのんさん…」
「ほれ」
辛そうな声を出す可可に俺は拾っておいたチラシを差し出す。
「あ…ありがとうございます…」
未だ可可が浮かない顔をしているので、視線で問いかける。
「…可可のせいデスヨネ…可可がかのんさんを…」
「…いや、大丈夫だろ。」
「…え?」
「あいつはきっと大丈夫だ。可可が気に病む必要はないよ。」
「ですが…」
可可の気持ちもよくわかる。だが。
───だが、あいつは、きっと大丈夫だ。
だって───
「だって、ほら。聞こえるだろ?」
「え、聞こえるって…──!」
聞こえてくる。駆けてくる音が。
俺の、大切な存在が駆けてくる。
「かのんさん…」
俺が、無条件で信じられる人。
「やっぱり、やっぱり私───」
───大好きって今叫ぼう───
どこからか、歌声が聞こえる。
まるでそれに後押しされるように、叫ぶ。最後の一言を。
「歌が好きだ!」
夢見るしかないでしょ!
かのんの歌が、響く。街中に。
人々の───心に。
この先、楽なことばかりではない。
でも。きっと。
未来はハレる。
だって───
信じよう、ハレルヤ!
彼女は信じているから。己の未来を。
彼女が歌い終わると、そこにはたくさんの人が。
「かのんさん、スバラシイデス!」
そして気づく。
「もしかして私───歌えた!?」
自身の強さに。
はい、原作1話終了です。
なんだろう、ちょっとごり押し感がある…
こんな文ですが、付き合っていただけると嬉しいです。
では、次回予告、どぞ。
次回、ラブライブ!スーパースター!!・響きの記憶の戦士!
「ダメダッタデスゥー…」
認められない活動に
「お二人も書いてください!」
少女の暴走と
「ないYO!」
弱点なしの少女!?
第5話 禁じられしI/無敵な少女