ラブライブ!スーパースター‼︎・響きの記憶の戦士 作:ニントという人
ってわけで今日から新章+オリジナル展開開始です…
ってなわけで、本編どうぞ…
Bの消失/標的は誰
前回の、ラブライブ!スーパースター!!・響きの記憶の戦士!
「前回、早速理事長先生にjapanese土下座することとなった俺。」
「それに関してはまあ……」「特に言うことは…うん。」
「まあそれは良いや、で、ようやく葉月さんと真の意味で和解できた俺たち。」
「皆さん、本当に今まで申し訳ございませんでした……」
「ちょちょっと恋ちゃん!最初のあらすじ紹介登場が謝罪からなのはまずいよ!」
「ですが、今まで迷惑をおかけしたのは事実ですし……」
「それは本編でやったでしょうよ!とりあえず第42話行っちゃって!」
◆◆◆◆
文化祭から、数日が経った。
俺たちは文化祭でのライブの結果を噛み締めながら、いつもどおりの学校生活へと戻った。
今までと違うことと言えば……
「恋ちゃん、それ持ってきてくれない?」
「わかりました。」
………いつもの部室に、新たな人影が生まれていること。
「…すっかり、恋も馴染んだわね。」
「な。あの頃が嘘みたいだよ…」
「まあ、あの頃はしょうがなかったデス。」
「まあねぇ……」
今までのことを思い返す俺たちを尻目に、あの二人は今までのバチバチが嘘のように仲睦まじい光景を見せつける。うん、平和。
…………文化祭から数日がたったということは、あの事件からも数日が立ったというわけだ。
俺の願いが聞き入れられたことで、文化祭期間でこそ彼女……ドーパントと化したあの生徒が警察に引き渡されることはなかったが、文化祭が終わった後、秘密裏に彼女は警察に向かう事となった。
幸い、警察側もガイアメモリの特性を今までの事件で多少理解しているようで、今回の事件は表向きには外部からの侵入者による襲撃、といった形になった。今までの事件を思い返してみれば、その殆どが意識をメモリに飲み込まれているものが犯していた。あの男がそうなりやすい人間を選んでいるのか、はたまた毒素の強いメモリを選んでいるのかは定かではないが、どちらにせよあの男がメモリ使用者を暴走状態…そこまでは行かずとも、まともな判断が付かなくなるところまで引きずりこもうとしているのは事実だろう。
結果として、あの生徒はダブル本編のバード・ドーパントとなった少女の様に家に帰され、学校はしばらく停学処分となったものの、俺と被害を受けた当人である恋が働きかけたことによって、学校から去ってしまうことにはならなかった。
…………だが1つ懸念すべきなのは、何故あの男が結ヶ丘の生徒にメモリを渡したか、だ。
実際、たまたまこの学校の生徒に数多あるメモリのうち一本が渡っただけ、と解決することは容易い。
…………だが、かつての結ヶ丘襲撃事件が頭をよぎる。
あの時の実行犯となった男は、メモリを渡したあの古文男(俺が勝手に呼んでいる)から結ヶ丘を襲うように指示されたと言っている。おそらくその事実が俺や警察に伝わっていることは報道がないので、あの古文男には届いてないだろうが、襲撃が実質的に失敗したことは奴も知っているはずだ。
それを踏まえると、今回の事件に関してもたまたま起きたわけではないはずだ。
……つまり、やつの狙いはおそらく…
「…くん?圭人くん?」
「…んあ?」
「どしたの?さっきからボーッとして。」
「ああ、悪い。…ちょっと考え事してた」
「そっか。皆んなもう先行ってるからねー」
「おっけ、すぐ行く」
俺は千砂都に返事をしては置いたものの、それでも頭の中に渦巻く嫌な予感は消えなかった。
◆◆◆◆
俺はとりあえずメモリ関係の思考回路を一度遮断しておいて、ひとまず練習に脳のリソースを割くことにした。
荷物を色々と抱えて屋上に向かった俺は、横でスポドリを作りながらなんとなく5人の練習風景を眺めた。
この光景なんとかチューブにでも上げれば伸びそうだなぁ、とか本人たちがどういう反応するかよく分からない思考を脳内で垂れ流しつつ、心を無にしてスポドリ制作。うん、サッカー部か野球部かのマネージャーかな?
……正直これと言って書くこと…じゃなくて話すことがない。まあ、これから文化祭みたいなイベントがあるわけでもなければ、前の生徒会VSスクールアイドル部みたいなことがあるわけでもない。その方がある意味平和だけど、唯の日常を描くのは別のグループがやってるってニキ達が言ってたし…
……あ、そうだ
◆◆◆◆
536:スレ主
ってわけで久しぶりのスレタイムだ!
537:名無し
キタキタキタァ!
538:名無し
38話以来の掲示板パートだぁ!
539:名無し
>>538 そういうメタ発言やめてもらえる?
まあそれは置いといて、良かったなイッチ、葉月さんと和解できて。
540:スレ主
いやホントですよ……多少この世界の原作通りに進むとしても、何が起きるかわかんなかったので…
541:英雄学園の黒の剣士
まあな。俺だって敵連合の中にイルファングっぽいやつ出てきたし。
542:名無し
>>541 イルファング…イルファング!?アインクラッド一層フロアボスの!?
543:名無し
その話別スレでkwsk
544:英雄学園の黒の剣士
おk スレ立てとく
545:名無し
まあ、どちらにせよスレ主はしばらく普通の部活か。
546:スレ主
まあそうですねー。大会とかもまだ情報来てないですし。
…………ん?
547:平行世界移動系ゼロワン
お?どした?スポドリでもこぼした?
548:スレ主
いやスポドリは無事なんですけど………
……校門に黒スーツの男がわんさかいるんですよね…
549:名無し
黒スーツ…?警察とかか?
550:スレ主
それにしては統一してますし、おしゃれな感じもするし…
それにどこかで見覚えが…
『?圭人?どうしたの?』
「いや…なんか黒スーツの集団が校門に…」
『黒スーツ?…ほんとだ、なんかいっぱいいる。』
『何でしょうか…私は特に聞いていませんが…』
551:名無し
何だ?原作にこんな展開あったか?
552:名無し
…いや、まだ原作九話には突入してないし、八話のラストでもこんなシーンはないはず…
まあ、原作だって一年間全部を描いてるわけじゃないから、本編外であったとしてもおかしくは…
553:スレ主
「ってことはアポ無し?随分大所帯で来るんだな…」
『……うーん…あ、先生達』
先生たちが向かってますけど…なんか出迎えてる感じじゃないな…
むしろ警戒してる気が…
555:名無し
うーん……やっぱこれって、まともな状況じゃないんじゃ…
556:スレ主
やっぱそうですよね……ちょっと見てきまs
『圭人くん!あれ!』
「…どれ?……!?」
557:名無し
あれってどれだよ……ん?……おいあれって!
◆◆◆◆
かのんの声で、屋上から降りようとしていた体を無理やり後ろに引き戻した俺が見たのは、あそこに立っている黒スーツの男…約10名が右ポケットから一本の黒い…………
………ガイアメモリを取り出したところだった。
「まさかアイツら…!」
俺の声に答えるかのように、あの男たちは顔の横でメモリを構えると、それを起動した。
「masquerade!」
ガイアウィスパーが鳴り響き、それの正体を知っている先生たちが驚く中、奴らはそれを同時に首筋へと差し込んだ。
その瞬間、10人の男たちは、骨のような怪物へと変貌した。
骨のような、とは言ったが、外見的に変わったのは顔だけだ。装飾品まで効果が及ばないのか、スーツや手につけていた手袋はそのままとなっている。
だが今はそんな事どうでもいい。
「お前ら、できたら残ってる皆んなを安全なところに!」
「わ、解った!」
俺は5人にそう言い残すと、ベルトを腰に巻き、メモリを起動すると同時に屋上から飛び出した。
「beat!」
「変身!」
俺はそのまま勢いよく前に前進すると同時にメモリを差し込み、そのままドライバーを展開した。
「beat!」
俺の周りに突風が吹くと同時に、俺の顔に複雑なラインが浮かび上がる。
バラバラになって浮かんだ装甲が俺の体に纏われ、俺は赤い戦士の姿へと変わった。
変身を終えた俺はマスカレイド集団のすぐ側に着地すると、すぐさまビートロッドを取り外した。
「早く逃げて!」
俺は後ろを一瞬だけ向いて先生たちにそう言うと、そのままマスカレイド・ドーパントたちに向かっていった。
「なんでまたここに…!」
俺は胸に疑念を抱えながらも、迫ってくるスーツ集団の攻撃をいなし、カウンターで蹴り、殴打、打撃を打ち込む。
前後左右からドーパントが迫ってくるが、俺はそれを跳躍して回避し、下できれいにぶつかっている彼らを見下ろしながら、サイクロンメモリをビートロッドに装填する。
「cyclone! maximum drive!」
「オラァっ!」
俺は下に向かって回転斬りを繰り出し、発生した竜巻で彼らは宙に浮かぶ。
俺は奴らと入れ違う様に着地し、続けて右腰のマキシマムスロットにビートメモリをバックルから移し替え、差し込む。
「beat! maximum drive!」
「ハァッ!」
揃って俺を囲むように落下してきた彼らに向かって、俺は回し蹴りで一気にマキシマムドライブを叩き込んだ。
…彼らは影になるかのように、黒い靄を一瞬遺して消えた。
◆◆◆◆
俺はとりあえず影で変身を解除すると、校舎の中に避難していた先生たちに事情を説明した。
「あいつらはメモリブレイク………怪物になるためのあのアイテムを破壊するためのシークエンスをしても、メモリは排出されませんでした………おそらく、メモリ自体に自爆装置が仕込まれていたと思われます。」
「自爆装置って………なんでそんなものを…」
「……コレは完全に推測なんですけど、あの集団は今までメモリを渡してきた男……それが差し向けたものなんだと思います。おそらく、万が一の情報漏洩を危惧して口封じのために…」
理事長に説明をする中、俺は脳の中で嫌な予感をひしひしと感じていた。
今までも、結ヶ丘が襲撃された事はあった。春先のイグナイト・ドーパントもそうだし、前のスコーピオン・ドーパントのこともある。
だが今回の事件が今までと違うのは、あの男が直接部下を差し向けている、ということだ。
マスカレイドメモリは、先程の戦闘を見てもわかるように絶望的に弱い。おそらく、警察の中でも何人かは対等に戦えるものがいる程度に弱い。前世での某2ち○んねるでは、『コレを買うならもう少し金を出してコックローチを買う』と言われるほどだ。
今までのドーパントを振り返ると、どれも強力なものが多かったように思える。ファンタジーというジャンルを記憶したもの、パークという1つの建造物の種類など、暴走さえシていなければ俺は負けていても…というかパーク・ドーパントは実際に負けた。
そんなメモリを選んでいたあの男が、人数が多いとはいえ、マスカレイドだけを一般人に渡すとは思えない。
…それに、どうしても拭えない違和感がある。
結ヶ丘が何度も襲われたのはさっきも言ったとおりだが、そのときは少なくとも俺が来るまで、または俺が来た後も何らかの被害が起きていた。
イグナイト・ドーパントでは、俺の応急処置があったとは言え校舎が少なくないダメージを負い、スコーピオン・ドーパントの時も、文化祭前の時期に生徒会長が襲われ、サヤさんが重傷を負い、学校内が混乱に陥った。
だが、今回はただマスカレイド・ドーパントの集団が来ただけで、大きな被害もなく、すぐにドーパントも倒された。
………今回は、いったい何故襲撃したのか……
「…今回の事件ですが、仮面ライダーと怪物の戦いが結ヶ丘で起きた…ということにしておいたほうがいいと思います。今回、違和感が多すぎる。」
「……わかりました。一度職員会議でも話し合い、学校側の判断を決定します。」
「はい。…失礼しました。」
俺は理事長室を後にすると、すぐ側にいた5人と対面した。
「圭人くん、どうだった…?」
「とりあえず、学校は無関係、っことにするって線で落ち着いた。今回はなんか変なんだよ…今までみたいに、結ヶ丘に損害をあたえる気が無いっていうか…」
「その方がありがたいけどね。」
「まあな。……それに、わざわざあいつ本人が差し向けるってのが違和感あるんだ。今までは一般人にやらせたり、生徒にメモリを渡したりでしてたのに、今回は多分組織から直に出てる…」
「組織?」
「…ああ、あの男が率いてる…っぽい集団のこと。いくらなんでも、あいつ1人でここまでするのは無理がある。」
「まあ、神津島にも出たもんね、ドーパント。」
「あのときは死ぬかと思ったわ…」
「その言葉を誇張なしで聞く日が来るとは思ってなかったな……ともかく、今回に関しては結ヶ丘を襲うことより、他に目的があったのかもしれない。」
…だとしたら、その目的は一体…
◆◆◆◆
side???
「…やはりそうか……」
「はい、現地で計測した結果、仮面ライダーが現れるまで1分どころか30秒とかかりませんでした。」
「そうなると…想定通り、仮面ライダーは結ヶ丘の中にいるというわけだ。………彼は確か男の声をしていたのだろう?」
「はい、使用メモリは現状不明ですが、男と判断するのが安牌かと。」
「………あの学校に男は居ないはずだったが………何故かここでは共学だ。だがあの中で男子はただ1人。」
僕は、手に持つ一枚の写真を眺めた。
「結ヶ丘高校スクールアイドル部マネージャー………木島圭人。彼こそが……この世界の仮面ライダーだ。」
………そして、僕とある種の同類だ。
◆◆◆◆
side圭人
マスカレイド戦から一夜明け、俺たちはいつも通りの日常に戻っていた。
いつも通りとは言っても、どうしても昨日の戦いの違和感が拭えない。
あの時戦った奴らが結ヶ丘以外で目当てにしていそうなものと言えば………
「……欠片も思いつかん……」
こんな状態なもんだから、勿論授業も身に入らない。
「この問題を……木島さん」
「………」
「…木島さん?」
「あっ、すいません、x=4です」
「正解です。」
…あっぶねぇ…………
「圭人くん、ホント大丈夫?」
「…大丈夫じゃ……無いかも…」
「認めちゃうんだ……」
「でも、最近ホントに変よ。いくらなんでも考えすぎじゃない?」
授業を終え放課後、俺たちはいつものように部室に来たのだが…
「まぁ、考えすぎなのは認めるけどさ…でも、それだけ昨日のアイツラは違和感が……いくら十人居たとは言え、マスカレイドで攻めても警察呼ばれただけでも制圧される危険はあったはずだ。想像したくないけど、代々木のフェスで現れたファンタジー・ドーパントレベルのを何人か差し向ければ、俺もたぶん負けてた……」
「…ってことは、そもそも勝つ気がなかった…とか?」
「でもそれなら目的がわかんないんだよ……大体、結ヶ丘を襲うわけも不明だし……」
「それも確かに……でも、この学校が今年できて、ドーパントの事件も今年から起き出したでしょ?やっぱりなにか関係があるんじゃ…」
「そうなんだよなぁ……今までは偶然だと思ってたけど、ここまで結ヶ丘が巻き込まれると、そうも言えなくなってくる……」
…昨日の事件のせいでまともに練習もできず、俺たちは……というか俺が巻き込んでいるせいで、今日は練習より昨日の事件の考察みたくなっている…これじゃ仮面ライダー部だよ…
「………でも、そうならやっぱり昨日は変ね……結ヶ丘を襲うつもりなら、圭人が来るのを待たずに動けば良かったのに…」
「…………え待って、そういうってことは昨日ってアイツら俺来るまでぼーっとしてたの?」
「ボーッとしてたわけじゃないけど……アイツらがドーパントになってから圭人が来るまで時間が多少あったけど、その間特に何もしてなかったのよ。」
「……ちょ、ちょっとまって……そうなると昨日の事件は本当に結ヶ丘は無関係かもしれない………俺が来るまで何もしなかったんじゃなくて、俺が来たから行動しだしたんだとしたら……」
「……え……?ってことはもしかして……」
「…まさか……!」
「アイツらの狙いは………………俺……?」
次回、ラブライブ!スーパースター!!・響きの記憶の戦士!
「どうにかできないの…?」
思いたくもない現実
「……いや待てよ?」
導き出すのは
「だいぶ無理のある…」
希望か、絶望か。
第43話 Bの消失/赤い苦しみ