ラブライブ!スーパースター‼︎・響きの記憶の戦士 作:ニントという人
昨日から一週間とか頭(自主規制)
ってわけで、今回から原作ストーリーに復帰します。原作9話から…
テスト勉強中なので、とっとと本編どうぞ。
Eな名前/色々切り替え
前回の、ラブライブ!スーパースター!!・響きの記憶の戦士!
「おかえりーーーっ!圭人くん!」
「た…ただいま……ってわけで、俺、再入学しました。第48話どうぞ。」
◆◆◆◆
結ヶ丘が、昆虫の姿をした怪物に襲撃されてから数日。元の日々を取り戻した結ヶ丘は、変わらぬ日常を取り戻していた。
「…………あー……授業受けたくね…………もっかい退学しよっかな…………」
「圭人くんが言うと洒落にならないから!」
「冗談だって叩くなって!………いや普通に痛い痛い痛い!」
前の席に座るかのんにまあまあ強めにぼかすかされてるわけだが、コレに関してはなんも言い返せない。痛いということしか。
「はわわわわ………ぁああああああああぁぁぁ……!」
……そんな光景の横で、よくわからん声……どこか奇声に近い声を上げる少女が一人。
「「ん?」」「どした?」
かのんと千砂都が疑問符を浮かべ、俺がそれプラス言葉を付け加えると、その少女……可可は、
「来まシタ……ついに………!」
……何…が……?と、この場の誰しもが思ったであろう感想を俺も浮かべると。
「どうせまたあのスクールアイドルがすごいとk「(多分中国語!)」ギャラァァァァァァ!?」
教室に入ってきたすみれを、可可は何事か叫びながらぶっ飛ばし、そのまま走り去っていった。巻き込まれたすみれは、ベイブ○ードのようにグルグル回る。哀れ。
「何なのったらなんなのーーッ!?」
すみれが可可に思わず叫ぶものの、彼女は『グソクムシなんかどうでもいいデス!』とでも言わんばかりに階段を駆け上っていく。
「あいつどした……?」
「さぁ……?でもなんで上に…」
「と、とりあえず追いかけてみる…?」
と、俺たちが足を踏み出した時、妙に外が騒がしくなった。
近いのはそっちだったので先にそちらに行ってみると、そこには大勢の人だかりが。
「あ、恋ちゃん!」
「…!皆さん。」
「この祭り会場みたいな人だかりって何か知ってる?」
「知っては居ませんが……恐らくあれかと……」
「あれ……?」
恋が指し示す先を全員揃って見てみると、そこには巨大な……横長の垂れ幕…が…。
「あれ………なに………?」
「えーっと……ラブ…ライブ………って確か……」
…その問いに答えるかのように、屋上で垂れ幕を出した張本人であろう、ついさっきまで見ていた少女が叫んだ。
「始まりマス!スクールアイドルの頂点を決める大会………ラブライブ…!ラブライブデスーーーーーーーーッ!」
◆◆◆◆
で、授業をすっ飛ばしての放課後。
いつもの部室で、可可がホワイトボードと向き合っていた。
「ラーブーラーイーブ……の、エントリーが始まりマス!」
「ラブライブかぁ……」
「部活で言う、全国大会みたいなものだよね。」
かのん?千砂都?他人事みたいに言ってるけど当事者だからね?
「そんな一言で済ませられる大会ではありまセン!『ラブライブ!』はかつて、いくつもの感動と奇跡を起こしてきた、スクールアイドルにとっての夢!魂!生命の源ーッ!」
「命の源って……流石に盛ったろ…………」
「盛ってはないデス!実際にラブライブでの伝説は素晴らしいものなのデスよ!」
「実際に、大会で有名になったことで入学する生徒がすごく増えた学校もあるとか」
「はいデス!廃校のピンチから、一気に有名になった高校もいくつもありマス!」
ほあー、確かに全国大会で優勝とかすれば、そのスクールアイドルがいるっていうある種ブランドが付くってわけだもんな。そりゃ入学希望者も増えるってわけだろうな。
「たかがアマチュアの大会で?」
おっとすみれ?そのツンツンとした棘をしまおうな?
この発言に一番食いつき……というか噛みつきそうな可可は意外にも、平然とした……どころか余裕を持った調子で言った。
「フフッ、あなたがそう言うことは想定済みデス!」
可可はそう言うと照明を落とし、プロジェクターを取り出すと、
「見るがいいデス!コレが今年の………決勝の会場デス!」
そう言って移したのは、前世でも見た気がする、恐ろしいほどにバカデカい競技場。
前世とは名前が違ったが、確かこの世界での名前は……
「凄い……」「こんな大きなところなの…?」
「ハイ!ついについに、この神宮競技場で行われるコトになりまシタ!」
…そうそう、神宮競技場。それにしてもでけえな……
「ここで……!?」
…すみれ、ちょっと口角の角度修正したほうがいいかも。アイドルがしたらまずい口してる。
「ふひっ……幼い頃から夢見てきた、スポットライトを浴びる瞬間が……!」
と、グリードになりかけの欲望をさらけ出したところで。
「あちょっと!」
綺麗に電気がつけられた。
「そんな簡単にここに立てると思うなですよ、このスットコドッコイ。」
「すっとこ!?」
どこで覚えたその言葉……
…まあいいや。
「どういうことです?」
恋が可可に、詳しい解説を求めれば……ってちょっとまって、なんか……
「ん?…あれ……?………恋ちゃん……?」
かのんも同様の感覚を抱いたのか、恋に視線を向けるとじっと見つける。ついでに千砂都も。
「な…なんです?」
流石に複数人に見つめられるのは気恥ずかしいのか、恋は体を手で隠すと縮こまる。
「なにか違和感が……」
「むむむむむむむ…………」
「ぬぬぬぬぬぬぬ…………」
かのんがつぶやき、千砂都と俺が唸る中。
「あぁっ!普通科の制服!」
「「それだ!!」」
千砂都がパッと気付き、俺とかのんが続けて叫ぶ。
「まさか、あんたまで普通科に移って来ようって?」
すみれが怪訝そうに恋に尋ねるが、恋は意外な答えを返した。
「いえ、科によって制服を分けるのでは無く、自由に選べるようにしたほうがいいと理事長から提案がありまして。」
ほあー、そんな事あるのね。まあ、今までの分けるような考えで進めるよりいいと思うし、それのきっかけになってくれればいいんじゃないかなぁ。
「そうなんだ!私も音楽科の制服買ってみようかなぁ……」
「今度皆で着てみよっか!」
「あ〜!それ絶対楽しい!」
「「ういーっす!」」
あのかのちぃ、皆の前でいちゃつくな、指キスすな。見てるこっちが恥ずかしい。スレニキたちはキマシタワー状態だけど。
「話が彼方にそれていマス!」
うん、たしかに。
気を取り直して可可、どぞ。
「今年のラブライブ!は難関デス!スクールアイドル人気は留まるところを知らず、参加者が史上最多を更新し続けているのデス!その中で夢のステージに立てるのはほぉぉ……………んの一握り!」
溜めたなぁ…ま、たしかにそうだな。スクールアイドルがある高校なんて、地区にいくつもあるような時代だ。スクールアイドル黎明期とはわけが違う。当時は年に二回とかあったらしいが…今は確か年一回だっけな…?
その声を聞いたかのんたちは、ちょっと控えめでは有りながらも言った。
「でも、私達のレベルってそんなに低くは無いと思うよ?かのんちゃんの歌は素晴らしいし…」
「ちぃちゃんのダンスは、大会で優勝できるぐらいのレベルだし。」
「恋ちゃんはフィギュアスケートとピアノもやっていたし、すみれちゃんは幼い頃からステージ経験が豊富。可可ちゃんの熱い思いは、何よりの武器だし…」
一人だけ思いなのは…どうなん…?もっとこう…言ってあげよう…?
で、そんな感想を聞いた可可はと言うと。
「…甘すぎデス………」
…コレはまさか…
「あぁまぁすぅぎぃどぅえす! まじぃあま!あじぃあま!」
……キャラ崩壊かぁ…とりあえず落ち着け?進行役がそれだと…
「なんか、キャラ変わってない?」
かのん、同感。
「で、ラブライブってどうやって参加するんだ?」
「あ、そうでシタ!」
可可は正気を取り戻すと、再度席に着席してから解説を再開する。
「ともかく、一筋縄では行かない世界デス。参加する事自体はネットでできますが、まずは予選突破デス!」
「確か、新曲じゃないと行けないんだよね?じゃあ、私が詩を書いて……」
そう言うかのんは、恋をじっと見つめた。
「私が……作曲ですか?」
「だめ…かな?」
「せっかく五人になったんだし、その方がいいと思うぜ。」
「まあ、できないことは無いと思いますが……」
「パッと華やぐ曲でお願いよ?」
とりあえず、曲のほう……は方向性が固まったっぽいが……。
「はわわわわわわぁぁぁ…………!」
……可可が、ちょっとアイドルとしてはまずい変顔で何事か叫んでいた。
「どしたー!?」
「可可ちゃん!?」
「ああああああああああああ……!」
可可が答える気がしないので、しょうがないので全員で可可の視線の先………スマホを覗き込む。
そこにはラブライブ!の大会参加申請フォームがあり、その入力欄は学校名と部活名とそれから………
「結ヶ丘スクールアイドル部………」
「……グループ名……?」
……グループ名の入力フォーム、それは至って普通だ。大抵のアイドルにはグループならグループ名があるグループが多い……というか無いグループはほぼ無いだろう。
……だが、冷静に考えると…
「そう言えば、私たちって……」
「なんて……グループ名なの…?」
「……知らない。」
◆◆◆◆
まさかまさかのグループ名決まってないこと発覚から、一日。
「全然思いつかないよおおお!」
教室でかのんが叫べば、千砂都もうなずき、
「だよねえ……」
と同調する。
「というか、今まで決めてなかったの?」
と、すみれが尋ねれば、
「『結ヶ丘スクールアイドル』で何とかなってたし…最初の頃は、可可ちゃんが『クーカー』とかつけてたんだけど…」
「今は5人だし、クーカーじゃなあ…」
「そのとおりデス!」
千砂都と俺が結ヶ丘スクールアイドル部の名前の歴史について語っていると、可可がふいに言った。
「ですので、五人になった今その発展系として……」
で、サラサラと黒板に書いたのが………
「…チクレカス。」
「なんか、ネットスラングみたい……」
…確かに。まあそれぞれの名前からとってるから、発展形だけど……もうちょっとこう…なかったんか……
「カス………」
「なんですと!?」
「書いてあるでしょここに!」
相変わらずケンカップルなんだからさ…
「あー……ちぃちゃんは、なにかアイデアあったりする?」
「うーん…私はやっぱり…マル、かなぁ…」
「…マル……?」
かのんが千砂都の意見に疑問符を浮かべると、千砂都は黒板へと向き合った。
「例えばー………」
そう言って千砂都が描きあげたのは、結構でかい、マルとマルとマルとマル………ともかくたくさんの丸でできた。1つの……ロゴ?
「まるまるサークル!サークルってのは円でしょ?マルとマルが集まって、世界はマルで溢れてるんだよ!幸せ〜…」
うーんさすがの丸フェチ。
「マル…ですか……」
と、恋が呟いたのが運の尽き。
「そう!マルはすべての基本!宇宙最大の謎にして、すべての始まりなんだ!」
と、恋の目をマルメガネっぽく手で囲んだかと思えば、再びチョークを手に取ると黒板と向き合い。
「そう!マンホールも!ボールも!マンマルの目も!水滴も!月も、地球も、太陽も!すべてっ!くるくるくるくる〜〜………」
すると千砂都はくるくる回りながらドアの方まで移動すると、
「マルなんだよYO!」
…とY字バランスの派生型でマルを形作り、ビシッとポーズを決めた……うん、決めた。
「…あ、恋ちゃんはなにか無い?」
「え?」
「……スルー………?」
どんまい、千砂都。
で、恋?なんかない?
「わ…私は特には……その……あまり趣旨を理解していないもので………」
……恋が後ろに隠したメモ帳に色々書いてるっぽいけど……触れないほうがいいな、コレは。
「あー……かのんはどう?なんか無い?」
「そうです!このグループを一番理解しているのはかのんデス!」
まあ確かにそうかも。
「えーっと…ストレートに、結ヶ丘スクールアイドル…とか…?」
「つまらん」
やめたげてよぉすみれ!
「しょうがないでしょ?思いつかないんだもん…」
かのんが不服げに口を尖らせれば、対象的に自信に満ち溢れた表情ですみれが、
「しょうがないわねえ、じゃあショウビズ界でセンスを磨き続けてきたこの私が…「思いつきマシタ!」ギャラクシィィィー!」
すみれが黒板にチョークを触れさせた途端可可が叫び、すみれは綺麗にすっ転ぶ。芸人じゃないんだからさ。
「確カ、レジェンドスクールアイドルはかつて……」
レジェンドスクールアイドル…?レジェンド戦隊的な…?
◆◆◆◆
…で、可可がやった……というか制作したのは……
「こうして名前を募集したのデス!」
デフォルメされたかのんの顔イラストがバネで付いた、投書箱的な募集箱。
「本当に集まるかなぁ…」
「入ってもまともなのはなさそうだけど」
「大丈夫デスよ、こうしておけば週末には……」
「…ゼロ………」
…週末。綺麗にフラグを回収しちまった可可。
募集箱をひっくり返しても全く出てこないあたり、完全にゼロなんだろう。
「すっからかんったらすっからかん。」
「うるさいデス!」
しっかしどうすっかねえ……
「そんなに、皆興味無いのかなぁ……」
「もしかしたら、私がずっと反対していたからかもしれません……」
恋が今までのことを思い返し、責任を感じているような……というか実際そうであろう声を漏らす。
「それはないと思うよ。」
「うん、学園祭で恋ちゃんがどういう思いで居たかは解っただろうし。」
だが、それは結構間違いだ。それが本当なら、まず恋がスクールアイドル部に入る時点で反対活動が起きていてもおかしくない。
「…じゃあ、どうしてだろう……」
そうなんだよなぁ……興味がない…は流石にないと思うし……
「…なんでだろうなぁ……」
次回、ラブライブ!スーパースター!!・響きの記憶の戦士!
「動画配信?」
唐突な発案
「今すぐ止めてください!」
それが成功
「あぁ写ってるよ!」
…する…のか…?
第49話 Eな名前/事故からの事故