ラブライブ!スーパースター‼︎・響きの記憶の戦士 作:ニントという人
ほんと読んでくださってありがとうございます…後で来たら評価もお願いします…ほとんど5以下なんです…悪いことは言いませんから10と書かれた選択肢を選んでいただいて…あいや9でも((
…欲望は放っておいて、本編どうぞ。
前回の、ラブライブ!スーパースター!!・響きの記憶の戦士!
「とうとう、ラブライブ!予選の情報解禁!」
「待っていまシタ………この時を…!」
「ってなわけで、説明会に言ってみたんだけども…」
「ラップ…かぁ……」
「ラップねぇ……」
「あ、今更なんだけどさ、圭人くんってラップできたりしないの?」
「あーラップ?んじゃ試しに……Hey yo!俺圭人!裏じゃビーt」
「ダメダメダメダメ!圭人くんが言っちゃう前に第53話行っちゃって!」
◆◆◆◆
んで、所変わって澁谷家カフェ内。自主練をするというすみれを除いた5人が、この場所に集まっていた。
「そんなに心配なの?」
かのんが、珍しく後ろ向きな表情を浮かべている可可に尋ねた。
「いえ、そういう訳では……」
可可が歯切れ悪く答える中、今度は恋が口を開いた。
「すみれさんは、今までセンターを担当したことはなかったのですか?」
「ああ、いつもは自分が前に…っていうんだけど、いざその時が来ると色々言って他の誰かに譲る…って感じで。」
「本当は、やりたくないのですかね……?」
「……自信、無いんだろうな…。」
恋の推測に、かのんは別のアンサーを返した。
「今までのことがあるからなぁ……多分、自分自身でも分かってるんだろうな、怖がってるだけなんだって。」
俺も、今まで接してきた経験なども踏まえて考えると、かのんは言った。
「だからこそ…だよね。だからこそ、私達が支えてかなきゃ行けない。…………応援、してあげないと。」
「そうだな。………その私達には、可可も入ってるからな。応援するメンツには。」
「応援……デスカ……?」
可可がまだ状況に追いついてないというふうにつぶやく中、かのんが続ける。
「うん。ああ見えて気にしちゃってるんだよ。スクールアイドルのことで、可可ちゃん怒らせちゃったこと。」
その言葉を聞いた可可は、バツの悪い表情で黙り込んだ。
◆◆◆◆
そして、翌日。
いつものように放課後を迎えた結ヶ丘のスクールアイドル部部室では、いつもの6人の中に、一つのマネキン、そしてそれに着せられた衣服が一着。
「…衣装?」
それを見たすみれが、怪訝そうに言った。
その衣装は、紫を基調としたドレス系のもので、作ったのはもちろん可可だ。
そして、すみれが反応しているということはつまり…
「どういうつもり?」
「衣装作りは可可の仕事デスので。良いからとっとと着るデス!」
「私の……!?」
すみれは現実を認識した途端、目の前の衣装をまじまじとみつめる。
実際、この衣装はすみれに合うものだと、素人の俺でも認識できた。そのような衣装が作れるのは、可可がなんだかんだ言ってすみれのことを理解しようとしているから…だろう。
「オーラのないアナタでもセンターで戦えるよう、他の人とは形を少し変えてやりまシタ……」
可可はそう言った途端そっぽを向く。素直じゃねえなこいつ。
「じゃあそれ着て、一度歌ってみようよ!」
「ちょうど、学校のみんなの意見も聞いてみようと思ったところだから。それ、動画にとって見てもらおう?」
かのんと千砂都の発案に、すみれは
「えっ?…いや……でも…」
と、まだためらっていた。
「とりあえずやってみろって。やってみたら行けるってのもこの世じゃめっちゃあるわけだし。」
戦ってみたら俺も戦えたしな。
すみれはなんとか踏ん切りが付いたらしく、衣装へと脚を向け、腕を伸ばした。
◆◆◆◆
そして数分後。屋上ですみれが着替えるのを待っていた俺たちは、廊下につながるドアが開いた途端、一斉にそちらに目を向けた。
「……すっげー…」
うんすげえわ。めっちゃ似合ってるわ。
髪型がいつもとは違って縦ロールになっているのも相まって、いつものすみれとは違う雰囲気……ありふれた言い方で言えば一国の王女のような感じになっている。なんか言ってて恥ずかしくなってきたな。
「似合ってるよすみれちゃん!」
「本当に綺麗です!」
「さすが可可ちゃん!」
「可可は別に………」
「誇って良いんだぞ制作者ー」
そうだぞー 似合う衣装を作れるってのもすごいことだぞー
「………どう?自信出てきた?」
かのんがすみれに近づいて尋ねるものの、彼女はまだ落ち着かないのか、何も答えない。
「…さて、じゃあ俺が撮影するんで…みんな、配置よろしくー!」
「オッケー!」
全員が配置についたのを確認すると、俺は撮影アプリを起動しながら、音源を流す用意を始める。
「じゃあ行くぞー!ミュージック………」
「「「「「「スタート!」」」」」」
◆◆◆◆
そして、翌日。
俺にしては珍しく早く学校に行き、かのんの作詞、それからパート分けの多少手伝いをしていたとき。
「ここもすみれちゃんが歌ったほうが良いかなぁ……」
「あー…そうだなぁ、ここ確かに目立つとこだし、そのほうがいいかもなぁ…」
「よし、じゃあここをそうして…よしよし、結構良いぞぉ……!」
と、いい感じに進んでいたとき。
「圭人くん、かのんちゃん。」
「あ、ちぃちゃん、おはよ!」
「ん?……おお、千砂都。そういや、あの動画どうだった?」
「うん。……それがね…。」
………おっと…?
◆◆◆◆
「…替えたほうが良い?」
「うん。歌の内容はすごく評判よくてね。みんな『大好き!』とか『コレなら予選突破できるよ!』って言ってくれたんだけど…」
「…けど……センターは替えたほうが良い…と…?」
「…うん。かのんちゃんとか、恋ちゃんのほうが良いんじゃないかって。」
「それは、今までがそうだったからそのほうが良いって思ってるだけなんじゃないの?」
「私もそう言ったんだけど……」
そう言った千砂都が見せたスマホの画面には………いや、ここで詳細を乗せるのは止めておこう。ともかくその画面には、無情にも現実を突きつける言葉が並んでいた。
実際、あのときのすみれは力が入りすぎていたような気もするが……そこまでだったかぁ…?
「どうしたら良いと思う…?」
「そんなの決まっているでしょ」
「「「うわぁっ!?」」」
すみれネキ?!じゃなくてすみれ!?コレ聞かれてたやつか…?
「すみれちゃん…?」
「決まってるって…?」
「この学校のスクールアイドルなんだから、みんなの意見に従うのが当然でしょ」
「でも!」
千砂都が反論しかけけたものの、すみれは場所を変えながら続けた。
「そもそも、ショウビジネスの世界を歩んできた私が、ラブライブなんていう素人の大会の予選ぐらいで、センターやるのはおかしいって思ってたの。私の出番は決勝に取っておくわ。」
……これは…どう考えても本心じゃないよな…。
すみれは自分で言ったものの、この現実にこらえきれなくなったのか、そのまま走り出していく。
「すみれちゃん待って!」
かのんの声は確実に届いたものの、その声の力が働くことはなかった。
……だが。
「なっ…」
「何逃げようとしてるデスカ!」
そんなすみれの目の前に、可可が立ちふさがった。
「可可は反対デス!一度やると決めた以上、あなたがセンターをやるべきデス!」
「…はあ?」
すみれが疑念のこもった声を上げだす中、可可は続ける。
「聞こえなかったのデスカ!?衣装も作ったのデスよ!誰がなんと言おうと関係ありまセン!センターをやるべきデス!」
「可可ちゃん……」
可可……結局お前根っこのとこじゃ……
「無理よ………」
「…えっ…?」
「そんな事……そんな事言っても分かってるの!どうせ…どうせ最後はいつも、私じゃなくなるんだからぁっ!!」
「すみれちゃんっ!」
かのんが呼び止めるものの、すみれは今度こそ、そのまま遠くへと走り去っていった。
一筋の光を、地面に残しながら。
◆◆◆◆
side???
「………まさか、彼らが同時に消えてしまうとは……」
僕は、少し人口密度が減ったあの部屋で一人呟いた。
あの響きの記憶を持った少年の進化、あれは僕にとって彼の警戒度を上昇させるに至った。
…だが。
「…今回は……日常から壊させてもらおう。」
僕は、次なる一手を打った。
彼らの日常の、壁となるものを。
次回、ラブライブ!スーパースター!!・響きの記憶の戦士!
「なんだあいつ…!?」
ありふれた世界は
「お前…仮面ライダーか…?」
障壁となるものが
「お前…なんでそれを…」
加速度的に崩壊させる。
第54話 Wなライブ/砕けぬ障壁